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新工法・新製品
新工法・新製品
テクノロジーは日々進歩しています
《 熊本県畳工業組合、「合格祈願縁」を製品化》 2016.3.7
熊本県畳工業組合(北岡幸弘理事長)は、畳の縁(へり)を使った「合格祈願縁」を製品化した。現在、試行的に販売しており、平成28年度から本格的に事業展開する方針だ。
畳に使われる縁は、ご縁の縁=A縁結びの縁≠ニも言われ、縁起物とされている。合格祈願縁は、五角形に結んで、「合格(五角)しますように」「志望校にご縁がありますように」との願いを込めて製作した。高校・大学受験の合格祈願をはじめ、就職試験、技能検定試験、縁結びなどのお守りとして活用してもらう狙い。価格もご縁に因み、1個555円(税込み)で販売する予定。
開発した同組合の渕上学氏は「道の駅や、県内各地の観光土産品店、さらには神社とコラボレーションするなどして、販売ルートを開拓したいと思っている」と話し、将来は合格祈願縁だけでなく小物入れや名刺入れ、ペンケースなど、顧客のニーズにあったものを作っていくことも視野に入れているという。
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《 エスアールエス、「振動転圧法面バケット」 「生コンホッパー」新たに取り扱い開始》 2016.3.7
アタッチメント・ハウス・備品レンタルの「エスアールエス(株)」。同社プロマックス事業部九州南営業所(熊本市東区小山五丁目1ノ110)は、このほど振動転圧法面バケット「転圧王」と「生コンホッパー」の取り扱いを始めた。
「転圧王」は底面全体【画像・斜線部分】を振動させ、あらゆる個所の転圧が可能。盛土においてブル転圧やローラー転圧が出来ない現場条件下の例えば盛土幅員が狭い、機械搬入が困難、粘性土質、危険個所で省人力としたい―などの際に威力を発揮する。また法面整形では従来削り取り整形が一般的だったが、無駄な土を動かすことなく密実な盛土法面を形成する。
一方、「生コンホッパー」は、コンクリートテトラポットや各種コンクリート二次製品の生産に最適。バックホー1台でらくらく生コンが打設でき、建設作業員が不足しているなかでオペ付きラフテレーンクレーンの手配が不要になる。生コン投入量調整は生コン排出開閉版のペダル操作だけで安全に作業できる。
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《 エービーシー商会、床仕上げ材「ファンコートGH」を発売》 2016.2.29
エービーシー商会は、紫外線による黄変を抑制し、すぐれた耐久性も併せ持つ業界初の厚膜型ウレタン樹脂系塗り床材「ファンコートGH」(特許取得済)を1月29日発売した。
同製品は、すぐれた耐候性で紫外線による黄変を抑制し、淡彩色でも施工時の色を長時間保持することができる。ウレタン樹脂系でありながらすぐれた耐久性を持ち、衝撃による塗膜の割れや欠けを低減する。自動車整備工場、薬品工場、人の往来が激しい展示場、店舗に適している。水性の下地調整材を標準仕様とし、厚生労働省指針13物質を含有しない環境に配慮した製品。標準色は全6色が用意されている(特注色対応可能)。
材工設計価格(税抜、300u以上)は、1u当たり▽流しのべコーティング工法(t=1.2mm)8200円▽流しのべペースト工法(t=2.0mm)1万1000円。
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《 協和エクシオ、可搬型スマート電源『サバイバル電源』を3月から販売開始》 2016.2.1
協和エクシオは、独自のユニット分割構造を採用し、中容量バッテリーに相当する電力を歩いて持ち運び可能な可搬型スマート電源『サバイバル電源』を開発した。3月から販売を始める。完全受注生産で最小構成価格は200万円(税込み)。販売のほかレンタル、リースも含め、5年間で100億円の売上を目指す。
従来は据え置き型しかなかった中容量リチウムイオンバッテリーの軽量・コンパクト化、ポータブル化を実現。1台のユニットが10.5s(充電ユニット)、12.0s(放電ユニット、電池ユニット)で、ユニット1台ごとに付属の専用リュックサックを活用すれば、車の入り込めない場所でも徒歩で持ち込める。
電池ユニットは最大で8台まで接続可能。電力供給する機器の消費電力やバックアップが必要な時間に合わせ、バッテリー容量を0.55kWh(電池ユニット×1)から最大で4.4kWh(電池ユニット×8)まで選択・拡張できる。
商用電源をはじめ、太陽電池モジュール、エンジン発電機、自動車のシガーソケット、電気自動車などの多様な電源に対応。通信機能を活用して取り込んだ天気情報による太陽光発電予測と負荷傾向から、蓄電池と組み合わせた最適な動作シナリオを作成する自動運転制御により、長時間のバックアップを実現した。
通常の約半分にあたる4〜5時間で満充電できる。1度満充電すれば1年後でも約90%の蓄電容量を保ち、倉庫などに保管しても、非常時に十分な電池容量を保ったまま使用できる。音も静かで周辺環境を気にせずに使用できる。
LTE・Wi−Fiを搭載、自動運転制御に必要な天気情報を取り込むほか、屋外設置の監視カメラの映像確認や遠隔での操作など、Wi−Fiアクセスポイントとしても活用できる。防災分野をはじめ、病院や介護施設、工場、店舗、事業所などにおけるバックアップ電源として、また屋外防犯カメラや建設工事現場、農業、レジャーなどにおける電源としても活用可能。
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《 キャタピラージャパン、「FIGA050ESR
超小旋回型ミニ油圧ショベル」を新発売》 2016.1.11
キャタピラージャパンは、一般土木や管工事等の狭い現場で優れた作業性能を発揮するFIGA(ファイガ)050ESR
超小旋回型ミニ油圧ショベル(バケット容量0.21m3、機械質量5400kg)を12月20日発売した。FIGA
050SRのモデルチェンジ機で、オフロード法2014年基準に適合。
主な特長はPM(粒子状物質)を除去する際にDPF内に堆積するすすを高温の排気熱で燃焼させるDPF再生システムの採用や、4秒以上操作レバーが中立の場合、自動でエンジン回転数が下がり、燃料消費や騒音を低減できる自動デセルを装備。
また、エンジン最高回転数を中速域に制限する省エネモードを搭載。ブーム下げ、軽負荷でのアームイン操作時の戻り油を有効活用するブーム/アーム再生回路を採用し、ブーム下げの供給流量の低減、アームインのスピードアップにより作業効率の向上を図った。
さらに、TOPS(横転時保護構造)/FOPS(落下物保護構造)規格に対応するキャノピを標準装備し、オペレータの安全を確保。バケットと運転席との接触を防ぐ干渉防止システムを搭載した。
標準販売価格(販売標準仕様、税別)は830万4000円。
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《 エービーシー商会、「ABC無機アンカー150mlタイプ」発売》 2016.1.11
エービーシー商会は、コンクリートと一体化する無機系注入式アンカー「ABC無機アンカー
150mlタイプ」を発売した。
エポキシ樹脂が一般的とされてきた注入式アンカーだが、高い接着性がある一方で耐火性や臭気、VOCガスの発生、孔部が湿潤状態では使用条件が限定されることなどが問題視されていた。現在、2012年の笹子トンネル天井板落下事故や既存建築物の耐震化や改修などの需要の高まりをきっかけに材料の見直しが行なわれ、劣化が少なく安心・安全な無機系注入式アンカーが注目を集めている。
「ABC無機アンカー」はセメントを主材としており、引火の心配がなく、火災発生時でもアンカー取り付け部での落下しない。また、孔部が乾燥状態でも湿潤状態でも安定した接着性を発揮、短時間で硬化してコンクリートと一体化するため、躯体同様の強度を維持する。
さらに、無機系のため臭気やVOCガスの発生がなく、有害物質によるシックハウス等の心配がなく、病院や学校、マンションなど、人の退去が難しい場所や人が居ながらの改修工事に最適といえる。
梱包価格(税別)は150mlタイプ4万8000円
/ 箱(0.4kgセット×20セット)、500mlタイプ7万2000円
/ 箱(1.2kgセット×10セット)。
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《 エービーシー商会、「アルトロアクエリアス」を12月下旬に発売》 2015.12.14
エービーシー商会は、防滑性・清掃性・抗菌性にすぐれた特殊防滑シート床材「アルトロアクエリアス」を12月下旬発売する。防滑性能を特長とするシート床材の多くは、表面に凹凸加工を施すことで防滑性を高めているが、凹凸が多いと汚れや水が溜まりやすく、清掃性や衛生面においては不便を感じる面があった。
同製品は特殊表面加工により凹凸が少なく、清掃時の水切れも防滑塩ビ床材と比べ1.8倍アップ(当社比)し、清掃性にもすぐれている。素足・シューズ歩行ともにすぐれた防滑性を発揮し、脱衣室・更衣室・介護浴室などに最適。さらに、すぐれた抗菌効果と併せ細菌などの繁殖を抑制するため、衛生面においても安心だ。
カラーバリエーションは全5色。サイズは幅2.0m×厚さ2.0o×標準ロール長20m。材料設計価格(税別)は、1u当たり6900円、1m当たり1万3800円。
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《 タダノ、高所作業車“スカイボーイ”「AT-170TG」「AT-220TG」発売》 2015.12.14
タダノは11月25日、高所作業車“スカイボーイ”「AT-170TG」(バスケット最大地上高17.2m)、「AT-220TG」(同22.4m)の2機種をモデルチェンジし同時発売した。3tベースのコンパクトな車体ながらクラス最大の作業範囲を実現。安全作業の拡充のため新型AMC(過負荷防止装置:モーメント制御)を開発した。また、クラス初のアイドリング・ストップ機能を標準装備し、作業時のCO2排出や燃料消費、騒音を低減する。
AT-170TGは中型免許(限定)枠の直伸ブームタイプとして、最大作業半径を誇る。作業範囲はAWL制御(作業範囲制御装置)から積載荷重に応じた作業範囲規制が可能となるAML制御(過負荷防止装置:モーメント制御)への変更もあり、従来の17mクラス機に対して飛躍的に拡大した。
一方、AT-220TGは架装対象車両が3.5t車から3t車クラスになり、車幅や全高がコンパクトになった。だが作業範囲は従来機より拡大し、地上高さ19m以下では27mクラスと同等の作業範囲を確保した。
標準仕様価格(税別、シャーシ価格含む)は、AT-170TGが1200万円、AT-220TGが1450万円。
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《 エービーシー商会、駐車場専用防水材「カラートップSR」に新工法追加》 2015.12.3
エービーシー商会は、駐車場用ウレタン樹脂系防水・耐久仕上材「カラートップSR」の新工法(BR工法・G工法・HD工法・スロープHD工法)を開発した。
従来、屋外駐車場では経年劣化により塗膜欠損部等から水が浸入し、下地にまで到達するケースが多く、気温の上昇で水分が上昇し、改修時に水膨れや剥離が生じていた。そこで下地コンクリートに対し、すぐれた接着性と遮水性を形成する工法を業界で初めて開発し、水膨れや剥離を抑制することに成功した。(BR工法)
また、アスファルト舗装されている改修物件に塗膜防水を行なうと、熱による伸縮が大きく、従来工法では伸縮性に耐えきれず、塗膜の破断や剥離が生じていた。そこで、駐車場防水材としては初めてゴムチップ層と塗膜防水層を融合した複合工法を開発し、アスファルト熱による伸縮の動きへの追従を可能にした。(G工法)
さらに、従来工法は一般車両が対象で、トラックなどが走行する場所では防水層がその負荷に耐え切れず、破断してしまうことがあった。新工法ではトラックが走行するエリアでも防水層の破断を防ぎ、負荷が大きいターミナル等でも使用できる。(HD工法・スロープHD工法)
材工設計価格(300u以上、税別)は1u当たり1万4500〜2万6000円。
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《 東邦レオ、組み立て式の熱線式スチロールカッター「Espa(エスパ)」発売》 2015.12.3
東邦レオは、国内電気用品安全法(PSEマーク)に適合する組み立て式の熱線式スチロールカッター「Espa(エスパ)」を11月24日発売した。
建物の長寿命化と省エネルギーの実現に欧米・アジア各国で普及が進む「外断熱工法」。国土交通省では平成29年度以降、延床2000u以上の非住宅建築物を新築する際、国の省エネルギー基準を満たすよう義務付ける方針を発表しており、32年までには木造を含む全ての新築住宅・建築物に適用される予定。今後、基準をクリアするため、床・屋根・壁にビーズ法発泡ポリスチレン(EPS)、押出法発泡ポリスチレン(XPS)などの断熱材をこれまで以上に厚く設置することが想定される。
そこで同社はより効率良く、安全に断熱材の施工を行えるよう、国内電気用品安全法(PSEマーク)に適合し、六角レンチで簡単に組み立てができ移動も容易な熱線式スチロールカット機『Espa(エスパ)』を新たに開発。同等の厚さ(70o想定)で比較するとカッターによる作業と比べ、1.5倍のスピード化を図れる。
価格は1台15万円(消費税・運賃別途)、28年度に100台の販売を目指す。
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《 キャタピラージャパン、小型ブルドーザ3機種を発売》 2015.12.3
キャタピラージャパンは、道路、造成、農業等の現場で優れた作業能力を発揮する小型ブルドーザ3機種を11月20日発売した。今回発売したCat
D3K2、Cat D4K2、Cat D5K2ブルドーザ(オフロード法2014年基準)は、それぞれCat
D3K2、Cat D4K2、Cat D5K2ブルドーザ(オフロード法2011年基準)の後継機。
NOxリダクションシステムと尿素SCRシステムを採用。NOxリダクションシステムは、排出ガスの一部を冷却して吸気側に循環することで燃焼温度を低下させNOx排出を低減。尿素水の化学反応を利用した尿素SCRシステムでNOx排出量のさらなる低減を実現した。
国土交通省のNETIS(新技術提供システム)登録技術のオートアイドリングストップ機能も装備。オペレーションアシスト機能ではブレードの縦断勾配、車両の横断勾配をダッシュボードのモニタ上に表示するスロープ表示機能を標準装備、オペレータは感覚のみに頼ることなく勾配施工を行える。
標準販売価格(販売標準仕様、工場裸渡し、税別)は@Cat
D3K2 ブルドーザが湿地車1582万7000円、乾地車1476万5000円ACat
D4K2 ブルドーザが湿地車1718万円、乾地車1588万4000円BCat
D5K2 ブルドーザが湿地車1783万1000円、乾地車1654万7000円。
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《 キャタピラージャパン、除雪、畜産、道路工事等で活躍「ミニホイールローダ3機種」を発売》 2015.11.9
キャタピラージャパンは、除雪、畜産、道路工事や産廃・リサイクル等で活躍するミニホイールローダ3機種を発売した。Cat901C2(バケット容量0.4m3、運転質量3.085d)、Cat902C2(バケット容量0.5m3、運転質量3.530d)、Cat903C2(バケット容量0.6m3、運転質量3.835d)の3機種で、Cat901C、Cat902C、Cat903Cのモデルチェンジ機。
クリーンな排出ガスと低燃費を実現する新エンジンを搭載し、902C2・903C2はオフロード法2014年基準に適合(901C2は国土交通省第3次基準値排出ガス対策型)。従来機の優れた性能を踏襲しながら、環境性能やオペレータ環境をさらに改善した。
主な特長は▽大きな開口とサイドバーが特徴的なパフォーマンスシリーズバケットを標準装備したことによる優れた荷入り性能▽大きな常用荷重とバランスのよい車体レイアウトによる高い車両安定性▽独自のリンケージデザインにより、コンパクトな車体にもかかわらずクラストップレベルのダンピングリーチとクリアランスを実現▽高さ1.3倍の大型キャブミラーでキャブ上端から後輪まで確認可能となり安全性が向上―など。
標準販売価格(税別)は▽Cat 901C2
(キャブ・ヒーター仕様)が585万2000円▽Cat
902C2 (同)が729万8000円▽Cat 903C2
(同)が791万7000円。
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《 タダノ、「海外向け50t吊りラフテレーンクレーン」を発売》 2015.11.9
タダノは20日、海外向け50t吊りラフテレーンクレーンを発売した。GR―500EXS(主にアジア、中東、オセアニア地域向け)とGR―550XLS(中南米地域向け)で、新興国市場の都市部において需要の高いコンパクトな新型ラフテレーンクレーン。メンテナンスが容易でコストパフォーマンスにも優れ、同社のプレゼンスを高める戦略的モデルとなる。
主な特長は@設置スペースを最小限に抑えるためのコンパクトなキャリヤ(全幅3m以下)Aブーム起伏シリンダの形状変更とキャブ位置の前方移動による移動時の安全性向上B狭い現場で威力を発揮するアンダースラングジブCメンテナンス性・信頼性に優れたエンジン(Euromot2レベル)の採用D「燃料消費モニタ」や、作業中のクレーンの不要なエンジン
回転数を制御する「エコ・モード」などの低燃費対応EテレマティクスWeb情報サービス
「HELLO−NET」の装備―など。
標準仕様価格は4500万円(税別)で、年間100台の販売を見込む。
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《 住友建機、大幅な燃費低減を実現し、環境性能を向上「新型振動ローラ4機種」を発売》 2015.10.22
住友建機は、新型振動ローラ4機種(HW30VWH―6、HW41VWH―6、HW30VSH―6、HW41VSH―6)を10月16日発売した。国交省の排出ガス対策型建設機械第3次基準値、指定超低騒音型建設機械基準値をともにクリアし、直噴式エンジンの搭載により大幅な燃費低減を実現。鉛フリーの配線、アルミラジエータ、アルミオイルクーラを採用し環境性能を高めた。
作業性では、走行モードにスーパーLoモードを新たに設定(HW41VWH―6、HW41VSH―6)し従来機以上の登坂能力を実現、ハザードランプを標準装備し周囲への安全性を高めた。また、18.2kwの直噴式エンジンを採用しマフラフィルタ不要、メンテナンス不要とした。インペラ式散水ポンプを採用し空回し不要でポンプ内の水抜きも可能。
価格(税別)はHW30VWH―6(コンバインド型、締固め幅1200o)が670万円、
HW41VWH―6(コンバインド型、締固め幅1300o)が780万円、HW30VSH―6(タンデム型、締固め幅1200o)が680万円、HW41VSH―6(タンデム型、締固め幅1300o)が790万円。販売目標は年間100台。
問い合わせは住友建機販売営業企画部(@03・6737・2614)。
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《 住友建機、「新型ミニアスファルトフィニッシャ4機種」を発売》 2015.10.22
住友建機は、新型ミニアスファルトフィニッシャ4機種(HB1741W―5C、HB31W―5C、HB1432W―5C、HB25W―5C)を10月16日発売した。特定特殊自動車2014年排出ガス規制に適合し、国交省指定低騒音型建設機械基準値をクリア。ミニアスファルトフィニッシャに求められる、運転のしやすさ、コンパクトさはそのままに環境性、作業性、安全性、メンテナンス性を更に高めた。
新クリーンエンジンとエコモードの採用で環境性、省エネルギー性を高め、7インチカラーモニターとホッパ内監視カメラを標準装備、高速撒き出し機能を搭載して作業性を向上した。また、作業者の安全を守るスクリューガード、遠隔地でも稼働情報、位置情報を確認できる同社独自のG@Navを標準装備し、安全、機械管理のサポートを充実させた。
発売価格(税別)はHB1741W―5C(J・Paverスクリード、舗装幅1.75〜4.1m)が2960万円、HB31W―5C(2段RVスクリード、舗装幅1.7m〜3.1m)が2360万円、HB1432W―5C(J・Paverスクリード、舗装幅1.4〜3.2m)が2250万円、HB25W―5C(2段RVスクリード、舗装幅1.4〜2.5m)が2110万円。
販売目標は年間100台。
問い合わせは住友建機販売営業企画部(@03・6737・2614)。
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《 東邦レオ、低価格の仕上げ一体型外張り断熱システム『エコサーム(木造用)』を5日発売》 2015.10.12
外断熱事業を手がける東邦レオ(大阪市)は、累計100万m2以上の導入実績と社内認定の施工技術者ネットワークの構築により、国内最高レベルの断熱基準を上回る低価格の仕上げ一体型外張り断熱システム『エコサーム(木造用)』を東北以西で5日発売した。
エコサーム(木造用)は、建物の外壁に厚さ50mmの発泡プラスチック系断熱材(EPS)を隙間無く張り付け、室内側では柱・間柱の間にグラスウール断熱材を充填する複合断熱手法で、熱抵抗値3.47(m2・K)/Wと、省エネルギー基準における最も高いレベルを上回る断熱性能を確保する。
建物そのものを魔法瓶のように断熱材で包む構造となるため室内温熱環境を安定させ、部屋ごとの温度差による『ヒートショック』を緩和する効果がある。また左官職人のコテ技術を活かした多彩な塗り仕上げにより、住まいの顔となる外壁の意匠性を高めることが可能。
価格は1平米あたり9800円から(材工共・仕上げ込み・役物別途・消費税別)。
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《 エービーシー商会、防汚性に優れた単層シート床材「アンビアンス」を発売》 2015.10.12
エービーシー商会は、防汚性にすぐれたノーワックスメンテナンス単層シート床材「アンビアンス」を発売した。
同製品はUVレーザー加工された表面処理で耐汚染性に優れワックス掛けによるメンテナンスが不要で、薬品や消毒液に侵されにくい耐薬品性を持つ。さらに単層のインレイド構造により、表面がすり減っても色・柄が消えないため、キャスター走行などの動荷重に対し高い耐久性を必要とする床面に適している。
近年、簡易的なメンテナンスの床材のニーズが高まっており、医療施設、教育施設を含めその市場は拡大している。
サイズは幅2000o×厚さ2o×標準ロール長9.9m・20m。材料設計価格(税抜き)は1平方b当たり4500円。
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《 保安道路企画、人と車に優しい柔軟なボラード「ボラードポスト」を新発売》 2015.10.12
工事用保安機材、道路資材・交通安全施設工事の保安道路企画(本社横浜市)は、人と車に優しい柔軟なボラード「ボラードポスト」を9月28日新発売した。
従来製品のボラードは石や鉄などの硬い素材を採用し、車や人が衝突した際に怪我の危険性があった。
ボラードポストは鉄に似た光沢色で耐久性・柔軟性を持つポリウレタン素材を使用、2tトラックに衝突しても元の姿に復元する強度があり、柔軟素材のため人・自転車・車の衝突を緩和する。交通安全対策として、駐車禁止・巻き込み防止対策や公園・駐車場・駅前広場などの施設での誘導にも活用できる。
専用工具で取り外しが簡単にでき維持管理が容易。要望が多かった硬質で高級感がある「シルバー」と、景観を重視した「ブラウン」のカラーを採用し、視覚的効果によって車や自転車などの進入抑制が可能だ。
価格は2万2800円(税抜き)。詳細は同社(電話045・955・4311)。
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《 キャタピラージャパン、「後方超小旋回型ミニ油圧ショベル4機種」を新発売》 2015.9.7
キャタピラージャパンは、道路工事、住宅基礎工事、上下水道工事等の現場で、掘削・積込・吊作業等に優れた能力を発揮する後方超小旋回型ミニ油圧ショベル4機種を9月1日新発売した。
今回発売のCat303.5E2CR(バケット容量0.11m3、機械質量3.605t/3.790t)、Cat304E2CR(バケット容量0.13m3、機械質量3.865t/4.045t)、Cat305E2CR(バケット容量0.16m3、機械質量4.755t/4.930t)=写真=、Cat305.5E2CR(バケット容量0.16m3、機械質量4.995t/5.170t)は、それぞれCat303.5ECR、Cat304ECR、Cat305ECR、Cat305.5ECRのモデルチェンジ機。
Cat304E2CR、Cat305E2CR、Cat305.5E2CRは、DOCとDPFを採用した電子制御エンジンの搭載によりオフロード法2014年基準に適合。同3機種には作業機と走行のエンジン回転数を自動制御するパワーオンデマンドの採用により燃料料消費量を304E2CR、305E2CRは約12%、305.5E2CRは約21%低減(同社従来機比)。また、強化型アームの標準装備や交換が容易なボルトオンカッティングエッジ付ブレードの標準装備など、作業性能を強化した。さらに、操作方式をモニタ上で容易に切替可能な2wayコントロールパターンクイックチェンジャの標準装備やグリップ感を高めた新しいジョイスティックなど、操作性を高めている。
標準販売価格(販売標準仕様、税別)はCat303.5E2CRが530万8000円、Cat304E2CRが616万5000円、Cat
305E2CRが650万9000円、Cat305.5E2CRが686万7000円。
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《 キャタピラージャパン、「Cat 907M ホイールローダ」を発売》 2015.9.7
キャタピラージャパンは、除雪、畜産や産廃・リサイクル等で活躍するCat
907M ホイールローダ(バケット容量1.0m3、運転質量6.00t)を8月20日発売した。
Cat 907H2のフルモデルチェンジ機。DPF再生システムを採用したクリーンでパワフルなCat
C3.3B ディーゼルエンジンを搭載し、オフロード法2011年基準に適合。DPF内に堆積する煤(すす)を高温の排気熱により燃焼させるDPF再生システムを採用、高い環境性能を実現した。
また、電子制御(EH)コントロールのジョイスティックレバーを採用した。従来機に比べて軽いレバー操作により、作業効率の向上とオペレータの負担を軽減。新型のROPS(転倒時運転者保護構造)/FOPS(落下物保護構造)キャブを採用するなど、居住性・安全性に優れている。
標準販売価格(販売標準仕様、工場裸渡し、税別)は1081万8000円。
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《 エービーシー商会、車イス対応一体成型洗面カウンター「フロートコア」を新発売》 2015.8.3
エービーシー商会は車イス対応一体成型洗面カウンター「フロートコア」を新発売した。
「フロートコア」は、カウンター、架台、推奨する設備機器を一つのユニットとした、車イス対応一体成型洗面カウンター。洗面がしやすいカウンター高さ700oに対応した優しいデザインで楽な姿勢で洗面が可能。また、車イスで使いやすいように「高さ」「肘の置きやすさ」「足元のスペース確保」にこだわった。
側板がなく、ブラケットで支持しているため、足元のスペースが確保されている。車イスでの移動がしやすく、奥までしっかりアプローチできる。
配管や温水器などの設備が正面カバー内にすっきり納まるデザイン。カウンターはポリエステル系人工大理石製の一体成型のため継ぎ目がなく、汚れの付着やカビの心配がない。
材料設計価格(税別)は16万7600円から。
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《 キャタピラージャパン、「Cat D7E ブルドーザ」を7月21日発売》 2015.8.3
キャタピラージャパンは、オフロード法2014年基準をクリアする環境性能を備えたCat
D7E ブルドーザ(運転質量 乾地車2万8050kg/湿地車2万8400kg)を7月21日発売した。
ディーゼルエレクトリックドライブシステムを採用することにより卓越した作業効率と押し土性能を発揮し、生産性と燃料効率を飛躍的に向上。燃料消費量と部品点数を減らし、保有経費と稼動経費を削減する。一定時間アイドリング状態が続くと自動的にエンジンを停止させ燃費・CO2排出量を低減。また、新たにトラクションコントロールシステムを標準装備。これによりトラックスリップを低減し、生産性の改善や足回り部品の摩耗軽減を実現する。
このほか、給油用ラダーを装備し、燃料の給油や窓ガラスの清掃などのメンテナンス作業時の安全性を確保。リアルタイム傾斜状況表示機能により、横断・縦断勾配を常に把握でき、安全な作業が可能。また、Catプロダクトリンクを標準装備。警告情報や部品交換時期の確認ができるため、車両の管理やダウンタイムの削減に貢献する。
標準販売価格(港裸渡し、税抜き)は@乾地車(STD)5727万円A湿地車(LGP)5821万円。
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《 キャタピラージャパン、油圧ショベル向けの「Caterpillar製強化型スケルトンバケット」を7月1日発売》 2015.7.20
キャタピラージャパンは、土木、解体や産廃などさまざまな現場での掘削・選別作業に役立つ油圧ショベル向けのCaterpillar製強化型スケルトンバケットを7月1日発売した。
今回発売した強化型スケルトンバケットは、11〜36tクラスの油圧ショベルに対応する3モデルをラインアップ。Cat
Eシリーズの強化型バケットをベースに設計・製造したバケットで、耐久性・信頼性に優れている。
メッシュサイズは、土木・解体工事で最も汎用性の高いサイズを採用した。主な特長は@信頼性・耐久性に優れたCat
Eシリーズの解体用の強化バケットと同じ材質・板厚を採用A掘削時の摩耗抵抗を低減したサイドプレートデザインや半月板の補強など、耐久性に優れた設計Bバケットのガタつきを防止するバケットアジャスターの採用により信頼性・耐久性を向上させ、ふるい・選別作業における騒音を低減D土木・解体工事で最も汎用性の高いメッシュサイズ(100×150o)を採用E強化バケットの採用により、基礎起しから選別作業まで幅広い作業に適用可能―など。
標準販売価格(販売標準仕様、税別)はCat
311―314用64万円、Cat 320―321用94万円、Cat
336用158万円。
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《 住友建機、アスファルトフィニッシャ「HA90C-2」発売》 2015.7.20
住友建機は、国内生産機では最大級の舗装幅となるアスファルトフィニッシャ HA90C―2 (特定特殊自動車2011年排出ガス規制に対応)を7月1日発売した。中国、欧州エリアではすでに発売していたが、2011年排ガス規制対応モデルより、国内でも大型クラスの販売を始めた。
高い舗装精度と利便性を両立した新開発J・Paver2875スクリードにより、2.8mから7.5mまでワンタッチ伸縮が可能となり、7.5m幅なら2車線道路の施工が一気に可能となる。また、エクステンションスクリードの装着により9mまでの舗装が可能。さらに輸送時にはサイドプレートを外すことなく、輸送幅2.99mに収まることが出来、そのままでの輸送が可能で、部品の取り外し、再装着の煩わしさを解消した。
スクリードの加熱方式は、LPGガス使用の高効率「ブロア式加熱」とガスボンベの要らない「電気加熱」の2種類を設定。ニーズに合わせて選択できる。
見やすいカラーモニターを運転席、左右スクリードボックスに採用し、作業のしやすさを追求。移動式のコントロールスタンド、本体外側までスライドするシートにより、施工状況や路面を確認しながら運転ができ、より効率的に安全に作業ができる。
価格はガス加熱スクリード(締固方式・TV仕様)が8100万円、電気加熱スクリード(同)が8600万円。
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《 エービーシー商会、面状格子ルーバー「Damiera」(ダミエラ)新発売》 2015.7.13
エービーシー商会は、エービーシー建材研究所と共同開発した面状格子ルーバー「Damiera」(ダミエラ)を新発売した。建築物の外装材として開口を保ちながら目隠し効果をもつ材料として、片流れのアルミルーバーが広く用いられている。これらのルーバーは建築物の外装として横貼りまたは縦張りで、目隠し材または意匠材として使用されている。
同商会では、片流れとは異なる新たな提案として、日本古来の伝統模様である格子(チェッカー)柄に現代的な発想を加え、アルミ製の面状格子ルーバー「Damiera」(ダミエラ)を開発した。
ダミエラは、これまでに存在しない放物線断面の格子柄ルーバーで印象的な建物のファサードを構成。表面仕上げのうち2色はアルミ特有のヘアラインのないウェットブラスト処理を施している。また、固定には意匠性と安全性を考慮した「ケンドンファスナーシステム」を採用。シンプルで機械的要素や重量感を感じない仕上げとなっている。
材工設計価格(税別、全品受注生産品)は1平方m当たり7万9200円から。
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《 キャタピラージャパン、「Cat D6T ブルドーザ」を発売》 2015.7.13
キャタピラージャパンは、土木、造成工事等で高い能力を発揮し、オフロード法2014年基準をクリアする環境性能を備えたCat
D6T ブルドーザ(運転質量 湿地車2万2950kg/乾地車2万1000kg)を発売した。
作業状況に応じて最も効率の良い速度段が自動的に選択される改良型オートシフトを標準装備、作業に最適な速度を選択することができ燃料消費を低減する。また、ブレードに搭載したセンサにより、整地中の車体の姿勢に応じてブレード位置を上下させ、レベルが一定になるよう自動調整するステーブルブレードを標準装備しオペレータの操作を補助、より少ない労力での整地作業に貢献する。
また、「NOxリダクションシステム」と尿素SCRシステムを採用しNOxの排出を低減。ディーゼル酸化触媒(DOC)とディーゼルパーティキュレートフィルタ(DPF)からなる「Catクリーンエミッションモジュール」が一酸化炭素や炭化水素、粒子状物質(PM)を低減・除去する。
さらに、Catプロダクトリンクを標準装備。警告情報や部品交換時期の確認ができ、車両の管理やダウンタイムを削減する。
標準販売価格(販売標準仕様、工場裸渡し、税別)は、湿地車(LGP)が3740万円、乾地車(XL)が3669万円。
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《 キャタピラージャパン、油圧ショベル「Cat374FLとCat390FL」を新発売》 2015.6.22
キャタピラージャパンは、砕石、鉱山、大規模造成工事等に高い能力を発揮し、オフロード法2014年基準をクリアする環境性能を備えたCat374FL油圧ショベル(バケット容量3.0m3、運転質量70.7t)とCat390FL油圧ショベル(バケット容量3.9m3、運転質量85.2t)を6月1日新発売した。
今回発売する大型油圧ショベル2機種は、それぞれCat374DL(バケット容量3.0m3、運転質量70.5t)とCat390D(バケット容量3.5m3、運転質量83.3t)のモデルチェンジ機で、優れた生産性と燃料消費量の低減により、燃料生産性が従来機比で約10〜16%大幅に向上している。また、先進の排出ガスクリーン化技術により、オフロード法2014年基準をクリアする環境性能を備えている。さらに、安全性やオペレータ環境も向上するなど、あらゆる面でお客様の成功を支援する卓越した製品品質を誇る。
標準販売価格(販売標準仕様、工場裸渡し、税別)はCat374FL油圧ショベル(GMG―D6)が7250万4000円、Cat390FL油圧ショベル(GMG―D6)が8569万2000円。
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《 エービーシー商会、セメント系速硬塗り床材「ヴェレージア」
新発売》 2015.6.22
エービーシー商会は、セメント系速硬塗り床材「ヴェレージア」を発売したと発表した。商業施設やリゾート施設などで床の仕上げ材としてさまざまな素材が使用されており、特に白色系床材では、セラミックタイルやビニルタイルなどが多く利用されている。そこで同社では自然素材の白い一枚床をセメント系塗り床材で表現した同商品を開発した。
「ヴェレージア」はセメント系の自然素材の風合いを持ちつつ、タイルのような細かい目地の無い塗り床ならではの空間を演出する。3oからの薄塗り施工が可能で、完全水性により嫌な臭気の発生がなく、速硬性の特長をもつことから、工期の短い改装工事にも適している。
商業施設やホテル、リゾート施設などのロビーやエントランスなどに最適で、材工設計価格(税別、100u以上)は、1u当たり3mm厚9800円、5mm厚1万2500円。カラーバリエーションはオフホワイトのみ。
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《 タダノ、ラフテレーンクレーン「CREVO500
G3α」発売》 2015.4.27
タダノはラフテレーンクレーン「CREVO500(クレヴォ)G3α(アルファ)」(型式:GR―500N、最大吊上げ荷重50t)を4月17日発売した。一つの運転席で、走行とクレーン操作が行える自走式クレーンで、シリーズ4モデル目。不整地や比較的軟弱な地盤でも走行できるほか、狭隘地での機動性にも優れ、コンパクトさと小回り性を活かし、都市型工事で活躍するクレーンの一つ。
25tから70t吊りクラスの中間をカバーする中間機種として、要望の高い50t吊りラフテレーンクレーン。従来にないコンパクトな3軸キャリヤは通行許可申請に有利で、クラス最長の3段ジブにより、高揚程作業にも応える機種として完成した。
ディーゼル特殊自動車2011年排出ガス規制対応のエンジンを搭載。排出ガス規制に対応するため、走行時や作業時の自動再生機能つきDPF(ディーゼル微粒子捕集フィルター)も装備。クレーンの作業時や走行時の燃料消費情報を常に表示する「燃料消費モニタ」や、作業中のクレーンの不要なエンジン回転数を制御する「エコ・モード」、作業中の油圧ポンプ吐出量の最適制御をはかる「ポジティブ・コントロール」など低燃費対応を実現している。
携帯通信によるクレーンの稼働状況の掌握と、GPSによる位置情報確認、さらに保守管理のための情報を、ウェブサイトでサポートする。
標準仕様価格は6800万円(税別)。
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《 エコファクトリー、ecowinHYBRIDが「中小企業優秀新技術・新製品賞」奨励賞を受賞》 2015.4.27
エコファクトリー(村上尊宣社長、熊本市中央区)が14年6月に発売を開始した空調システムecowinHYBRIDが第27回「中小企業優秀新技術・新製品賞」奨励賞を受賞した。
同製品は輻射式冷暖房の健康・快適性と対流式エアコンの操作性・爽快感・多機能性を融合させた世界初のハイブリッド型空調システム。早稲田大学環境総合研究センターの評価により、国内最新型高性能エアコンと比較しても、最大で約34%の超省エネを実現しているという。
「中小企業優秀新技術・新製品賞」奨励賞は、中小企業が開発する優れた新技術や新製品を表彰するもので、日本の中小企業の技術振興を図り、産業の発展に貢献することが目的。昭和63年から毎年実施され、これまでに約9040作品と数多くの応募実績がある。
27回目の今回は331作品が応募、その中から各分野を代表する技術力の高い製品が37作品選ばれた。
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《 住まいづくりナビセンター、カメラアプリ「Refonavi
Camera」がAndroid OSにも対応》 2015.4.20
一般財団法人住まいづくりナビセンター(東京)が運営するリフォーム事業者検索サイト「リフォーム評価ナビ」は、魅力的な事例写真を撮影できるスマホ向けカメラアプリ「Refonavi
Camera」を、これまでiPhoneとiPadだけに対応していたものを、新たにAndroid
OSにも対応出来るようにした。リフォーム事業者の情報発信力の補完・強化に役立ててもらう。
「Refonavi Camera」は、消費者がリフォームの依頼先を選定する際に重視するポイントのひとつであるリフォーム事例写真を効果的に撮影できるスマホ向けカメラアプリ。消費者がリフォーム事例を分かりやすく比較できるよう、選択した任意の写真を重ねて表示し撮影できる機能を付加し、施工前後で同じ構図のリフォーム事例写真を撮影可能にした。その他、リフォーム部位別の撮影ガイドを表示できる機能も追加した。
このカメラアプリの技術は、3月13日に特許を取得(第5709190号)している。
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《 住友建機 『SH75X−KK』を4月1日販売開始》 2015.4.20
住友建機は、特定特殊自動車2014年排出ガス規制対応、木材家屋解体仕様7d後方超小旋回型油圧ショベル「SH75X−KK」を4月1日販売開始した。
75KKは、クラストップレベルの作業高さ8・15m(ロングアーム時)を実現し、木造2階建家屋の解体に抜群の威力を発揮する。クラス最小レベルの後端旋回半径や広い視野により、狭い場所でも卓越した作業性を誇る。モード切替により大割圧砕機モードをセレクトすることで、基礎解体作業も行え、上屋解体から基礎解体まで1台で対応可能。
新世代クリーンエンジン「SPACE5+」(スペースファイブプラス)と、新油圧システム「SIH:S+」(シーズプラス)の融合により現行比5%の燃費低減を達成。キャブ内騒音も8dB(A)低減し、運転休止状態を検知し自動的にアイドリングをストップするアイドルシャットダウン機能と、操作レバーをニュートラルにすると自動的にアイドリングに変わるオートアイドル機能も装備している。
さらに益々重要度が高まる安全性能については、現場が認めたNETIS(新技術情報提供システム)「V登録」のフィールドビューモニター(FVM)を標準装備、またROPSキャブも搭載。
価格は1350万円(税別)。問い合わせは営業企画部(電話03・6737・2614)。
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《 ワイズ、「地域維持型JV向け情報共有システム」がNETISに登録》 2015.4.13
ソフトウェア開発のワイズ(本社長野市)は、同社が開発する地域維持型JV向けの情報共有システムが国交省NETISに登録されたと発表した(NETIS登録番号 HR―140021―A)。
同システムは、維持工事発注者と、小規模多数の工事を同時進行で施工するJV・協同組合等の間で交わされる多種の特殊書類(発注指示書、見積書、内訳書、写真等)を共有するASPサービス。維持工事のほか、通常工事の進捗状況確認や緊急時の情報共有も可能。
書類作成支援機能により、構成企業各社が作成する作業報告書等の様式が統一されるほか、単価情報の共有により、積算ミスを防止。幹事会社向けに構成企業各社の作業量を自動集計する機能も付属されている。
巡回時に発見した損傷個所をスマートフォンやタブレット端末などで撮影し、位置情報と共に状況報告する機能も搭載。要補修個所報告から補修要否判断までの時間を短縮する。
詳細は、同社ホームページ(http://www.wise.co.jp/)。
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《 キャタピラージャパン、ランドフィルコンパクタ「Cat
836K・826K」を発売》 2015.4.13
キャタピラージャパンは、廃棄物の破砕・減容・転圧により、廃棄物最終処分場の延命化に役立つCat
836K ランドフィルコンパクタ(運転質量5万5300kg)を4月1日に発売し、、同Cat
826K(運転質量4万650kg)を4月15日発売する。各機種はそれぞれCat
836H、Cat 826Hのモデルチェンジ機。
今回のモデルチェンジでは、最新の環境規制に適合するパワフルで低燃費なCat
ACERTエンジンを搭載し、オフロード法少数特例2014年基準同等となる。また、ロックアップクラッチ付トルクコンバータの標準装備や摩耗寿命を延長したホイールとチップなどにより生産性を向上している。さらに、STICステアリングやタッチスクリーンディスプレイの採用などによりオペレータ環境を高めた。
標準販売価格(販売標準仕様、港渡し、税別)はCat
826K ランドフィルコンパクタ(プラスチップ仕様)が7369万円、Cat
836K ランドフィルコンパクタ(同)が1億1605万円。
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《 タダノ、海外向け51t吊りラフテレーンクレーン「GR-500EXL」を発売》 2015.4.13
タダノは3月24日、海外向け51t吊りラフテレーンクレーン『GR―500EXL』を発売した。海外市場における主力である左ハンドル仕様に加え、ユーザーからの要望が高い右ハンドル仕様を同時に開発。ロングブームやコンパクトなキャリヤの採用、高い次元の安全性や環境への配慮などを追求した。
主な特長は@仕向地のニーズに合わせ右ハンドル、左ハンドルを選択可能Aクラス最長の42bブームBブーム起伏シリンダの形状変更とキャブ位置を前方に移動し、運転席からの視認性を向上C狭い現場でもクレーン吊上げ能力をフルに発揮するコンパクトなキャリヤを採用Dメンテナンス性・信頼性に優れたエンジンEクレーンの作業時や移動時の燃料消費情報を常に表示する「燃料消費モニタ」など低燃費対応FテレマティクスWeb情報サービス「HELLO―NET」の装備-など。
標準仕様価格は5000万円で、年間150台の販売を見込んでいる。
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《 住友建機、アスファルトフィニッシャ「HA50W-8」を発売》 2015.4.13
住友建機は、特定特殊自動車2011年排出ガス規制対応のホイール式アスファルトフィニッシャ HA50W-8を発売した。
搭乗式のアスファルトフィニッシャでありながら、道路舗装以外の、駐車場や小規模な現場にも対応可能なコンパクトボディーで、高剛性で2.3mから5mまで無段階に伸縮可能な3連伸縮スクリード「J・Paverスクリード」により、高精度の舗装品質を実現した。
運転席には7インチのカラーモニターを採用しオペレーターの操作性を向上。環境にも配慮した新型クリーンエンジン SPACE5+(スペースファイブ プラス)とエコモードの搭載により、低燃費運転を実現し、環境性能も向上させた。
安全面では独自のNETIS V登録技術フィールドビューモニター(FVM)をオプション設定し安全性能を充実、メンテナンス面では、遠隔稼働管理システムのG@Nav(ジーナビ)を標準装備し、機械の安心稼働をサポートする。
販売目標台数は年間50台。
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《 永大産業・三菱樹脂インフラテック、蓄熱フローリングシステム「エコ熱プラス」を本格販売》 2015.3.12
永大産業と三菱樹脂インフラテックは、再生可能エネルギーを利用した住宅の新しい冷暖房システムの構築を可能にする蓄熱フローリングシステム「エコ熱プラス」を開発し3月2日から本格的に販売を始めた。
両社の建材設計技術や加工技術を活用、一般住宅の床材として広く普及している厚さ12oの木質フローリングの中に、約5o厚のゲルシート状の潜熱蓄熱材を封入し、専用放熱パネルと組み合わせた次世代蓄熱フローリングシステムを開発、広島ガスなどで性能評価を進めていた。
潜熱蓄熱材は、融点を境に固体から液体へと相変化する際に熱を放出もしくは吸収する働きがある。そのため、冬場は、太陽熱や廃熱などで作られた40〜60℃の温水を専用放熱パネル内の架橋ポリエチレン管に循環させることで熱が蓄熱材に蓄えられ、その熱が緩やかに放出されることで室内を快適な温度に長時間保つことができる。夏場は、融点の低い潜熱蓄熱材を選択した場合、昼間の室内の熱を蓄熱材が自然吸収し、温度を下げる効果が期待できる。
同製品は独立行政法人新エネルギー・産業技術開発機構(NEDO)の「太陽熱活用システムの実証住宅での評価」の高性能蓄熱材として選定されている。
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《住友建機、「新型林業用ベースマシンSH75X−6A」を発売》2015.3.12
住友建機は、後方超小旋回型林業用ベースマシン(SH75X-6A)を発売した。1月に販売を始めた特定特殊自動車2014年排出ガス規制に適合した新型7t後方超小旋回型油圧ショベル「SH75X−6A」の林業用ベースマシン。ハーベスタ仕様では、低燃費モードのまま最高回転でチェーンソーを使える同社独自のオートアクティブソーモードを標準装備、木材グラップル仕様ではプロポーショナルスイッチをオプション装備するなど、数々の現場の声をカタチにした。
燃料タンクを従来機比20%アップし長時間運転が可能となり、電動燃料給油ポンプをオプション装備、現場での面倒な給油作業をサポートする。キャブ上方に天窓を配置しワイドな視界を実現し、またキャブ内騒音レベルを従来機に比べ8dB低減し、オペレーターの快適作業にも配慮している。
同社独自のNETIS:V登録、FVM(フィールドビューモニター)を標準装備。230度の広角と上空からの俯瞰(ふかん)画像により安全確認が容易にできる。カメラは切替が可能で夜間も見やすいモニター画像を実現している。
価格は2500万円(税別、ブレード、KESLA20SHアタッチメント付き)で、販売目標は年間200台。
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《 キャタピラージャパン、「Cat D10T2 ブルドーザ」を発売》 2015.3.9
キャタピラージャパンは、大規模土木や採石・鉱山現場などで役立つ大型ブルドーザを2月25日発売した。今回発売したのはCat
D10Tのモデルチェンジ機でCat D10T2
ブルドーザ(運転質量7万1400kg)。
パワフルで低燃費なCat C27 ACERTエンジンの搭載や、作業負荷に応じて作業装置に最適な油量を供給するロードセンシングシステムの採用などにより燃費効率を向上。また温度・圧力など車両の状態確認やオートシフトなどの各種設定を簡単に行えるフルカラー・タッチパネル式のインフォメーションディスプレイの搭載など、オペレータ環境を改善している。
さらに、オペレータが着席していない場合の走行系・作業機系をロックする着座感知機能付シートや、始動時にエンジンオイル・エンジン冷却水などの状態を確認する始動時オイルモニタリング機能などを装備し、安全性・サービス性を高めている。
標準販売価格(販売標準仕様、港渡し、税別)は1億2780万円。
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《 東邦レオ、屋上ラウンジ導入パッケージ『ソラミエ』
2月20日販売開始》 2015.3.9
屋上緑化を手掛ける東邦レオは、都市部のオフィスビル・集合住宅などを対象に、屋上ラウンジ導入パッケージ『ソラミエ』を開発、2月20日から首都圏・中部圏・関西圏・九州圏で販売を開始した。
『ソラミエ』は、自立式の日よけ(パーゴラ)やバーカウンター、屋外でも利用可能な家具、床デッキ、軽量緑化システムなど、約30種類の装飾アイテムをコーディネートすることが可能なパッケージ商品。導入に当たっては顧客の空間活用イメージをもとに、経験豊富なプランナーがプラン作りをサポートする。
価格はコーディネートするアイテムにもよるが、開放感を味わえるリフレッシュスペースをイメージした23平方bの屋上ラウンジで160万円(税抜き、工事を含む概算価格)から。同社が従来行ってきたフルオーダーメイド型の屋上ガーデン工事と比べ2割安の低コスト化を実現したという。平成28年度に年間5億円の売り上げを目指す。
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《 キャタピラージャパン、「Caterpillar製小割破砕機」を発売売》 2015.2.23
キャタピラージャパンは、解体現場やリサイクル現場における破砕作業や分離作業を短時間で処理できるCaterpillar製小割破砕機を2月15日発売した。
今回発売するCat P200シリーズ 小割破砕機は、15tから60tクラスの油圧ショベル向けの小割破砕機で、P215・P225・P235の3モデル。
これらの小割破砕機はユーザーニーズや建設機械の性能・品質を熟知した同社が開発・設計・製造したもので、コンクリートや解体廃材を大量に処理するための専用設計がなされた。固定式のワイドなジョー(顎)やシリンダへのスピードバルブの標準装備などにより、強力な破砕力を発揮し、スピーディな破砕や切断作業が可能だ。また、容易に交換が可能な破砕歯・圧砕歯や油圧系統への簡単なアクセスなど優れたメンテナンス性・サービス性を備えている。
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《 キャタピラージャパン、「Caterpillar製油圧ブレーカ」を発売》 2015.2.23
キャタピラージャパンは、解体現場でのコンクリート構造物や道路工事における舗装路面の破砕など、さまざまな用途での破砕作業に役立つ小型油圧ショベル向けのCaterpillar製油圧ブレーカを2月1日発売した。今回の導入によりCat Eシリーズ油圧ブレーカは、ミニから大型油圧ショベル、スキッドステアローダやコンパクトトラックローダをカバーする幅広いラインナップとなった。
今回発売の小型油圧ショベル向けCat
Eシリーズ
油圧ブレーカは、6dから14dクラスの油圧ショベル向けの油圧ブレーカで、H75Es
/ H95Es の2モデル。縦型ブラケットや緩衝装置の採用など、随所に打撃性能・操作性を高める構造・機能を採用している。さらに、耐久性に優れた機構やグリース(潤滑剤)の補充などを容易に行える優れたメンテナンス性・サービス性により、ランニングコスト低減に貢献する。
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《 エービーシー商会、10_仕上げの耐久テラゾー床仕上材「コンブリオ」を新発売》 2015.2.5
エービーシー商会は、10_仕上げの耐久テラゾー床仕上材「コンブリオ」を新発売した。天然石などの骨材とセメントや樹脂を練り混ぜ、滑らかに研磨し仕上げるテラゾー(人造石の研ぎ出し)は、すぐれた耐摩耗性により通行量の多い空港ロビーや駅舎などの大規模公共施設の床材として使用されてきた。だが、研磨による作業手間が掛かりホコリが舞い上がることや、塗り厚がタイルや石などと比べ40〜50_と厚いなどの理由で、徐々にテラゾー床は利用されなくなった。
同社は、特殊樹脂の混練により施工厚を10_程度で仕上げることができる薄層仕上げの耐久テラゾー床仕上材「コンブリオ」を開発。同製品は薄層仕上げにより新築・改修ともに対応可能で、ホテルのロビーやリゾート施設のエントランス、商業施設の床材に適している。
特長は@一枚岩のような自然な風合いAタイルとは異なる大きな目地割りB改修に最適な10_薄層仕上げ‐など。材工設計価格(税別)は、硬化コンクリート塗り付け工法(10_研磨後)で50〜100平方bが1平方bあたり3万6000円、100平方bから3万2000円。【写真はイメージ】
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《 エービーシー商会、「アースウッドカオス 30o厚タイプ」を新発売》 2015.2.5
エービーシー商会は、木肌をリアルに再現した廃木・廃プラ複合目隠しルーバー材「アースウッドカオス
30mm厚タイプ」を新発売した。
“再生木“や”リサイクルウッド“と呼ばれる業界の進化は早く、各社が技術開発に注力している。その結果、建築市場が”再生木“建材に求めるレベルは非常に高く、同社では、表面仕上げの上級の質感にこだわり、天然木の風合いと素材感で木肌をリアルに表現した目隠しルーバーを開発した。
「木目」シリーズは特殊技術により天然木の木目模様を、「サンディング」シリーズは木材を切り出したばかりのような木肌感を、どちらのシリーズも木材の優しい質感をリアルに表現している。両タイプとも木質系廃材と廃プラスチックを主原料としたリサイクル建材で、廃棄時にも再利用が可能で環境への負荷を軽減する。
取り付け方法はブラケットを使用しないシンプルな仕上がりのメカナット固定タイプ(低層階向け)と、耐風圧強度が求められる場合に適したブラケット固定タイプの2種類。材工設計価格(税抜)はメカナット固定タイプが3万9000円から、ブラケット固定タイプが5万円から(m2あたり)。
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《 キャタピラージャパン、「Caterpillar製油圧ブレーカ」を発売》 2015.1.8
キャタピラージャパンは、コンクリート構造物の解体、舗装路面の破砕など、さまざまな用途での破砕作業に役立つ小型製品向けのCaterpillar製油圧ブレーカを昨年12月20日に発売した。
すでに7月に11tから76tクラスの油圧ショベル向け油圧ブレーカを国内導入しているが、今回の小型製品向け油圧ブレーカの国内導入により、大型製品から小型製品向けまでラインアップを拡充した。
今回発売の小型製品向けCat Eシリーズ
油圧ブレーカは、1.5tから5.5tクラスのミニ油圧ショベル、スキッドステアローダ、およびコンパクトトラックローダといった小型製品向けの油圧ブレーカで、H35Es、H45Es、H55Es、H65Esの4モデル。
主な特長は@Cat Eによる開発・設計・製造で、油圧ブレーカを装着する各小型製品の性能を最大限に引き出すことで高い打撃力を発揮A力が伝わりやすく高い破砕力を発揮する構造や低騒音・低振動に配慮した機構など高効率の打撃性能および容易な操作性を実現B容易なグリース給脂やブレーカを装着した状態でのガス圧力点検・充填が可能など優れたメンテナンス性/サービス性を実現―など。
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《 エービーシー商会、コンクリート表面保護材『RCガードCE』を新発売》 2015.1.8
エービーシー商会は、コンクリートの劣化を抑制し構造物や建物の長寿命化に貢献するコンクリート表面保護材「RCガードCE」を発売した。
コンクリートは時間の経過とともにひび割れなどが発生して、さまざまな劣化因子がコンクリート内部に侵入し徐々に耐久性が損なわれる。そのため、公共建築物などの社会インフラを中心にコンクリート表面保護材の利用が拡大、特にケイ酸塩系表面含浸工法はその主流となっている。
「RCガードCE」は、コンクリートの中性化や塩害などの要因に特化、また土木学会の規格に適合したケイ酸塩系表面含浸材で、個別の現場の劣化状況や性能要求に対応することが可能。
商品ラインナップは中性化対策用のTYPE1と塩害対策用のTYPE2がある。おもな特長は@表面を緻密化し劣化因子の侵入を防止A特化した劣化抑制効果B親水性による防汚効果C土木学会「ケイ酸塩系表面含浸工法の設計施工指針(案)」に準拠、など。
ケイ酸塩系表面含浸工法のメカニズムと効果は、コンクリートに浸透し、コンクリートに含まれている水酸化カルシウムと化学反応し、ケイ酸カルシウム水和物をつくりコンクリート内部の細孔をふさぎ、二酸化炭素や塩化物イオンなどの劣化因子の侵入を防ぐ。さらにケイ酸カルシウムとして不溶化し水密性を高め、防水・止水効果を発揮する。
材工設計価格(税抜)は、1平方bあたり4500円。
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《 タダノ、GR−500EXLを2015年3月発売》 2014.11.27
タダノは海外向け51d吊りラフテレーンクレーンGR―500EXL(最大吊上げ荷重51t)を平成27年3月発売する。=写真=東南アジアなどの右ハンドル地域に対応するため、新たに右ハンドル仕様の海外向けラフテレーンクレーンを開発した。50tクラスでは最長の42mブームを採用。出来るだけ高く遠くに吊り荷を運びたいという要望に応えた。
国内仕様同性能クラスよりもキャリヤ長を大幅に短くし、カウンタウエイトを大きくすることで、クレーン吊上げ性能はそのままにアウトリガの張出幅を大幅に短くした。シンガポールなどの都市部の狭い現場でも、クレーン吊上げ能力をフルに発揮できる。
キャリヤには4輪にリーフサスペンションを搭載し、走行性能を高め、最高時速
48q/hを達成。また、ブーム起伏シリンダの形状変更(ショートWシリンダの採用)、およびキャブ位置を従来製品より前方に移動させ、走行時の運転席からの視認性を向上、安全性を高めた。
仕向地でも安心して使用できるエンジン(Euromot2レベル)を採用すると共に、各種メンテナンス性の追求とメンテナンスコストを抑える工夫を行い、何処でも安心して使える対策を行っている。
クレーンの作業時や走行時の燃料消費情報を常に表示する「燃料消費モニタ」や、作業中のクレーンの不要なエンジン回転数を制御する「エコ・モード」など低燃費対応を実現。携帯通信によるクレーンの稼働状況の掌握と、GPSによる位置情報確認、さらに保守管理のための情報をウェブサイトでサポートする。
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《 エービーシー商会、リサイクル骨材を利用した景観舗装材の新製品「パークコートPE」を発売》 2014.11.20
エービーシー商会は、リサイクル骨材を利用した景観舗装材の新製品「パークコートPE」を発売した。従来のゴムチップ骨材を主原料とした舗装材は、弾力性があり転倒時の衝撃を軽減する一方、経年によって骨材が脱落しやすく、また天然石(硬質骨材)などを樹脂で固めた舗装材は、美装性と透湿性を持つが、歩行感が固く疲労しやすい欠点があった。
そこで同社は40年以上販売実績がある舗装材「パークコート」シリーズの新ラインアップとして、特殊骨材に天然石(硬質骨材)を組み合わせて、自然な歩行感と美装性を持ちながら、同時に骨材が脱落しにくい性能を併せ持つ舗装材を開発した。雨・雪の繰り返される寒冷地での凍結融解においても耐久性を保持することが可能。特殊骨材の主原料である架橋ポリエチレンは廃電線被覆材を使用したリサイクル骨材で、屋外部材としての耐性は高く、環境にも配慮している。
標準色はレッド・イエロー・グリーンなど6色。一般歩道・遊歩道・工場内歩経路・サイクリングロードなどに適している。材工設計価格(1u当たり、税別)は1万2000円から。
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《 タダノ、ラフテレーンクレーン「CREVO500
G3α」来春発売》 2014.11.20
タダノはラフテレーンクレーン「CREVO500(クレヴォ)G3α(アルファ)」(型式:GR―500N、最大吊上げ荷重50t)を平成27年4月に発売する。同社のラフテレーンクレーンには、コンパクトな13吊りから最大70吊りまで、4機種をラインナップ。今回25tから70t吊りクラスの中間をカバーする中間機種として、要望の高い50t吊りを他社に先駆け開発した。
従来にないコンパクトな3軸キャリヤは通行許可申請に有利で、クラス最長の3段ジブにより、高揚程作業にも応える機種。排出ガス規制に適合したエンジンを搭載、低燃費装備も充実している。
主な特長は@コンパクトな3軸キャリヤを新開発。前2軸、後1軸の3軸が車両重量を分散し、クラス最小の全幅2780mmが、特殊車両の通行許可申請で算定上有利。キャリヤ長9530mmで機動性にも優れるAクラス最長の17・7mの3段フルオートジブを搭載。ジブの張出・格納作業時の高所作業をなくした、SACO
Jib(サコジブ)は、ブーム全伸長でも張出・格納でき、安全性の向上と省スペース化を実現し作業時間の短縮も可能Bディーゼル特殊自動車2011年排出ガス規制対応のエンジンを搭載。さらに低騒音型建設機械の指定取得も予定Cクレーンの作業時や走行時の燃料消費情報を常に表示する「燃料消費モニタ」や、作業中のクレーンの不要なエンジン回転数を制御する「エコ・モード」、作業中の油圧ポンプ吐出量の最適制御をはかる「ポジティブ・コントロール」など、常に低燃費対応を実現D携帯通信によるクレーンの稼働状況の掌握と、GPSによる位置情報確認、さらに保守管理のための情報をウェブサイトでサポートする。
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《 ワイズ、「情報化施工」と「TS出来形」マネージャをが同時リリース》 2014.11.3
ソフトウェア開発のワイズ(長野市)は、情報化施工におけるTS出来形管理、MC/MG施工に必要な基本設計データ作成システム「情報化施工マネージャ」と、出来形帳票作成システム「TS出来形マネージャ」を同時リリースした。
情報化施工技術のうち、直轄工事において1万m3以上の土工工事の一般化技術である「TS出来形管理」、一般化推進技術である「MC/MG技術」等の活用には、3次元設計データ(LandXML)の作成を要する。「情報化施工マネージャ」は、平面線形・縦断線形・横断形状データの作成により、3次元設計データを作成し、測器・建設機械とのデータ授受を可能とする。中心線形の無い工事等にも対応可能。
同システムは1998年に発売した3次元施工管理データ作成システム「Quick
Project 道路河川版」の後継。データ作成作業を効率的に行える機能を残しつつ、国総研の機能要求仕様書に対応し、(一社)日本測量機器工業会ソフト部門会所属各社のシステムと接続確認を実施した。「TS出来形マネージャ」は、現場検測した出来形データを読み込むことにより、出来形管理図表を出力する機能を持つ。
両システムとも同社HPでユーザー登録すれば1年間無料で使用可能。販売価格(税込・1ライセンス)は「情報化施工マネージャ」6万9800円。「TS出来形マネージャ」付のセットは9万9600円。
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《 キャタピラージャパン、8tクラスの後方超小旋回型/超小旋回型油圧ショベル》 2014.11.3
キャタピラージャパンは、8tクラスの後方超小旋回型および超小旋回型油圧ショベルを10月20日発売した。
今回発売の「Cat 308E2 CR 後方超小旋回型油圧ショベル(バケット容量0.28m3、運転質量7640kg)」、「Cat
308E2 SR超小旋回型油圧ショベル(同0.28m3、運転質量8090kg)」は、それぞれ「Cat
308E CR」、「Cat 308E SR」のモデルチェンジ機。従来機の優れた掘削力やワイドな作業範囲といった高いパフォーマンスはそのまま、燃費性能や操作性の向上を図っている。
エンジンのアップグレードによりクリーンな排出ガスと燃料消費量低減を両立し、オフロード法2011年基準に適合。また、油圧パワーを最適に配分するとともに、抵抗を抑制した新油圧システムにより、スムーズな操作と燃料消費量低燃を実現する。
さらに、2種類の操作方式をモニタ上で容易に切替え可能な2wayコントロールパターンクイックチェンジャや新形状の操作レバーなどの導入により、オペレータ環境・作業効率向上に貢献する。
価格(販売標準仕様・工場裸渡し・税別)は、Cat
308E2 CRが1048万円、Cat 308E2 SRが1161万8000円。
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《 住友建機、アスファルトフィニッシャ「HA45W-8」を発売》 2014.11.3
住友建機は、特定特殊自動車2011年排出ガス規制対応のホイール式アスファルトフィニッシャ HA45W―8を11月1日に発売した。
HA45W―8は、 道路舗装をはじめ駐車場や小規模な現場にも対応可能なコンパクトボディーと、高剛性で2mから4・5mまで無段階に伸縮可能な住友独自の3連伸縮スクリード(J・Paverスクリード)を組み合わせ高精度の舗装品質を実現。
さらに運転席には7インチのカラーモニターを採用し、オペレーターの操作性を向上。環境にも配慮した新型クリーンエンジンとエコモードの搭載により、低燃費運転を実現させ、環境性能も向上させた。
メンテナンス面では、遠隔稼働管理システムのG@Nav(ジーナビ)を標準装備し、機械の安心稼働をサポートする。
スクリードの伸縮方式が異なる、『HB2345W―5C』も同時発売。
発売価格はHA45W―8 J・Paver(加熱方式・ガス加熱スクリード、締固方式・V仕様)が税別3520万円、HB2345W―5C(同)が3090万円。販売目標台数は年間150台。
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《 ABC商会、外装用大型アルミルーバー「ブリンカースLDシリーズ」を新発売》 2014.10.27
エービーシー商会は、大きな採光と高い目隠し効果を同時に実現する外装用大型アルミルーバー「ブリンカースLDシリーズ」を新発売した。
ブリンカースLDシリーズは発売30年の実績のあるアルミルーバー「ブリンカース」の新ラインアップ。ルーバーサイズを大型化し奥行きを確保することで、大きな開口率で「採光」を確保し、高い「目隠し効果」を得ることが可能となった。
通常の目隠しルーバーBLD―50E(奥行き100mm)は、遮へい範囲27×2=54°だが、ブリンカースLDシリーズBLLD―5022D(奥行き220mm)は、遮へい範囲48×2=96°と高い目隠し効果がある。
また、大型アルミルーバーの存在感と大きなピッチが建物のファサードをダイナミックに仕上げることができる。タイプは4種類で、シルバー・2次電解着色・焼付塗装などのさまざまな表面処理に対応が可能。
材料設計価格(税別)は1平方b当たり3万3600円から(全品受注生産品)。
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《 住友建機、新型7トン後方超小旋回型油圧ショベルを発売》 2014.10.27
住友建機は、特定特殊自動車2014年排出ガス規制に対応する、新型7トン後方超小旋回型油圧ショベル「SH75X―6A(以下新型75X)」を平成27年1月発売する。
新型75Xは現行比5%の燃費低減を達成、サイクルタイムスピードに代表される作業性能を6%向上させ、キャブ内騒音を8dB(A)と大幅に低減した。安全性能は国土交通省が認めるNETIS(新技術情報提供システム)にV登録されたフィールドビューモニター(FVM)を標準装備し、ROPS(Roll-Over
Protective Structures)対応の安全キャブを採用。さらに、特定特殊自動車2014年排出ガス規制に対応する新型エンジンを搭載し、規制数値をDOC(酸化触媒)のみで達成した。
価格は1050万円(税別)で、販売目標台数は年間1000台。
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《 キャタピラージャパン、「Cat 988K ホイールローダ」を発売》 2014.9.25
キャタピラージャパンは、砕石・鉱山や土木現場などの積み込み作業で活躍する大型ホイールローダを9月16日発売した。
発売したのはCat 988K ホイールローダ(バケット容量7.0m3、運転質量53.1t)で、Cat
988Hのフルモデルチェンジ機。今回のモデルチェンジでは、パワフルで低燃費なCat
ACERTエンジンを搭載し、オフロード法少数特例平成26年基準同等に適合。また、新油圧システムの搭載やパワートレインのアップデートにより優れた燃費性能や走行性を実現したほか、パフォーマンスシリーズバケットが積込作業の効率を高める。さらに、新型Zバーリンケージによる正面視界の向上、アクセス性を高めた4ポストROPS/FOPSキャブやリアビューカメラ・モニタの装備など、オペレータ環境や安全性も向上している。
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《 ABC商会、軽量膜天井システム「マクモ(makumo)」を共同開発》 2014.9.22
エービーシー商会は、グループ会社のエービーシー建材研究所と軽量膜天井システム「マクモ(makumO)」=写真=を共同開発し販売を始めた。
東日本大震災で2000人以上収容の音楽ホールや体育館など全国2000カ所で天井が崩落。人的被害は「非構造部材」の落下によって引き起こされるケースが大半を占めた。これを受け、国は平成26年4月1日より「建築物における天井脱落対策に係る技術基準」を施行し、「構造耐力上安全な天井の構造方法」を定めた。
同社は大震災以前より始めていた膜天井の開発を加速させ、ガラスクロスを樹脂コーティングした軽量な膜で構成された「膜天井システム」を開発したもの。
同製品は主材がガラスクロスを樹脂コーティングした約0.5kg/uの膜で構成され、とても軽量。仮に建物の変形等により落下しても、被害を最小限に抑えることができる。
また、従来は現場ごとの特注仕様や特殊施工技術が必要だった膜天井を規格化、現場にて確実に設置することが可能となった。現場でボルトを締めるだけでクロスを緊張させることができ、クリープ対策としてクロスの経年ダレを防止するシステムを標準装備。室内側よりグリッドのどこからでも取り付け、取り外しが可能。
26年5月21日現在の材工設計価格(税抜)は38,000円〜/u(100u基準、割付1800mm×1800mm)。
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《 キャタピラージャパン、Cat 770G ダンプトラックを発売、Cat
772Gの受注開始》 2014.9.22
キャタピラージャパンは、採石・鉱山における原石運搬のほか、土木工事などで活躍するダンプトラック770Gを9月1日発売した。また、同時に姉妹機である772Gの受注を開始した。
今回発売するCat 770G ダンプトラック(最大積載量35・3t)および受注開始するCat
772G ダンプトラック(最大積載量43・7d)は、Cat
770およびCat 772のフルモデルチェンジ機。パワフルで低燃費なCat
ACERTエンジン搭載により、オフロード法2014年基準をクリア(届出準備中)する環境性能を備えている。また、2種類のエコノミーモード(標準エコノミーモード・アダプティブエコノミーモード)により稼働現場や車両の状況に応じた省燃費運転が可能なほか、オートアイドルストップ機能など燃費性能に優れている。さらに、底板を厚くした新ベッセルや箱型断面構造のフレームなどにより、耐久性・信頼性を向上。このほか、室内幅を拡大し居住性を高めたキャブ内に、車両・稼働状況の確認・各種設定が行えるアドバイザリディスプレイやオートエアコン、パワーウィンドウ(左窓)、フットレストを装備するなど、優れたオペレータ環境・メンテナンス性を実現している。
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《 日本FRP、高水位型防水扉「寝ずの番」を販売開始》 2014.8.28
FRP製品の製造加工を行う日本FRP(本社・大阪市中央区、井上和敏社長)は、浸水被害を防ぐ「高水位型防水扉(寝ずの番)」の販売を始めた。25日、熊本工場(宇土市花園町)で披露会を開催した。
同社は、豪雨や河川の氾濫などで建屋、地下、駐車場などに水が進入する浸水被害を防ぐことを目的に「寝ずの番」を開発。これまで、止水高1bの製品を開発販売してきたが、2bの水位に対応するよう改良を加え、8月に高水位型の販売を開始した。
「寝ずの番」は、FRPが水に浮く特性を利用し、流れてくる水により扉体を浮上させる。電力や人力などの動力が不要で、水の浸入を瞬時に阻止できる。災害時の停電、浸水による漏電等の障害にも影響を受けないという。
披露会では、止水高2b・幅3・64bのデモ機を会場に設置。扉体が起立するようすなどを見学した。井上社長は「地域の皆様の生命と財産を守る一助になればと考案した。まさか≠フ時に被害を最小限に抑えられるよう提供していきたい」と話していた。
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《 キャタピラージャパン、製油圧ブレーカを発売》 2014.8.11
キャタピラージャパンは、砕石現場における小割り作業やコンクリート構造物の解体、舗装路面の破砕など、様々な用途での破砕作業に役立つ油圧ブレーカを7月20日発売した。
今回発売するCat Eシリーズ 油圧ブレーカは、11tから76tクラスの油圧ショベル向けの油圧ブレーカで、H110Es/H115Es/H120Es/H130Es/H140Es/H160Es/H180Esの7モデル。これらの油圧ブレーカは、お客様のニーズや建設機械の性能・品質を熟知したCaterpillarが開発・設計・製造したもので、油圧源となる油圧ショベルの性能を最大限に引き出すことで高い打撃力を発揮し、さまざまな岩石などを効率的に破砕する。
また、ブレーカ本体の片側が摩耗した場合に反転して使用可能な独自の対称構造や亀裂が発生し難い一体構造のサイドプレートなど耐久性に優れた設計を採用し、ランニングコスト低減に貢献する。
さらに、低騒音化と振動低減を実現する内部の緩衝装置により、オペレータの疲労軽減に加え、環境にも配慮している。
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《 光レジン工業、新商品「CL-HIKARi」を発表》 2014.8.11
津波シェルターで特許取得の光レジン工業(大野仁生社長、本社東京)が一般家庭用の新商品「CL―HIKARi」を発表、同時に「津波シェルター
正規販売店」の募集を開始した。
東日本大震災による津波被害の教訓と、今後発生が懸念されている南海トラフ大地震による津波被害への備えとして、同社はFRP製密閉型防災・救命シェルター「HIKARi」を開発し販売中。ただ、この製品は小型・軽量の球体ボディで容易に移動・設置が可能というメリットの反面、球体ボディが家屋内では大きく、生活空間を侵害するため導入を断念するケースがあった。
新商品「CL―HIKARi」は押し入れやクローゼットなどの収納空間に設置するタイプで、生活空間を全く侵害しない設計。予定価格はシェルター本体が69万8000円、標準設置工事費5万円(共に税抜き)で12月から販売する予定。
既存住宅に設置するには、押し入れの床と間仕切りを修正する大工工事が必要で、リフォーム業者など現地施工工事を請け負いつつシェルター販売を手掛ける正規販売店を募集する。また、新築住宅でも「津波シェルター月規格型住宅」を発売するハウスメーカーや工務店を募集する。問い合わせは同社シェルター事業部(神奈川県厚木市、?046・245・3721)。
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《 キャタピラージャパン、ホイールローダ2機種を発売》 2014.8.7
キャタピラージャパン(東京都世田谷区)は、除雪や畜産、廃棄物処理、道路工事など幅広い現場で活躍するホイールローダ2機種を発売した。
バケット容量1・3立方b・運転質量6・9dのCat910Kと、バケット容量1・5立方b・運転質量7・9dのCat914Kホイールローダの2機種で、Cat910HとCat914G2をフルモデルチェンジしたもの。環境性能と燃費効率が向上した新エンジンを搭載し、オフロード法2011年基準に適合している。
特長は、クラストップの常用荷重、小回り性を持ち、電子制御HST(ハイドロスタティックトランスミッション)搭載でスムーズでパワフルな走行性能など優れた生産性を実現したこと。
このほかワイドな作業視界を確保したROPS(転倒時運転者保護構造)・FOPS(落下物保護構造)規格に対応する新型キャブを標準装備。左右・後方の3方向に大きく開くサービスドアなどもあり、運転環境やサービス性が向上している。
標準販売価格(販売標準仕様、工場裸渡し、税抜)は、Cat910Kが1217万円、Cat914Kが1613万4000円。
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《 エービーシー商会、融雪笠木「ユキエル(YUKIEL)」新発売》 2014.8.7
エービーシー商会は、屋上外周部のアルミ笠木(かさぎ)に電気発熱ヒータを内蔵することで降雪を融かし、雪庇の発生を抑制する融雪笠木「ユキエル(YUKIEL)」の発売を7月開始した。
雪庇(せっぴ)は雪による災害のひとつ。屋根や屋上に降り積もった雪が強風により風下側に向かって徐々に付着し、庇(ひさし)のようにせり出した雪の塊。大きくなると硬化した雪の塊が自重により落下し、通行人への人身事故を始め、車の物損事故や窓ガラス破損などの原因になる。
同製品は発熱ヒータを内蔵した一体型アルミ笠木で、笠木上面を加熱することで融雪する(笠木幅250〜500o)。発熱線と断熱材の一体型発熱ヒータで無駄のない熱効率を実現。降雪センサにより、降雪時以外は通電せず電気代を節約する。
一般笠木と取り合っても違和感のない外観で、笠木と発熱ヒータは工場プリセットで高い施工性を持つ。雪庇が発生しやすい部分のみの設置が可能で運用コストを削減可能。
電気料金は1月約7000円(YK―250を20m施工、1日当たり12時間、31日間通電した場合)。
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《 日本車輌製造、永久磁石同期モータ、世界で初めて採用「NeGEM」を発売》 2014.7.17
日本車輌製造(中川彰社長)は、リチウムイオンバッテリーと新しく開発した永久磁石同期モータを世界で初めて採用した新世代電動式キャリヤ「NeGEM」(Next Generation Electric Motive)を発売した。
電動式キャリア(重量物運搬車両)の「NeGEM」は、搭載しているコンパクトなエンジン駆動発電機で充電して航続距離を伸ばすことができる。長時間走行した場合や、1回の走行距離が長いケースでは、従来の油圧式キャリヤよりも燃費を約30%向上させることができるという。
排出される二酸化炭素(CO2)や大気汚染物質(PM、NOx)を約30%削減して環境汚染リスクを低減。操作性も向上させ、ワンタッチでバッテリーだけの走行に切り替えることもできるようにした。走行時はエンジン音や油圧モータの作動音がなくなり、静粛性が求められる深夜作業や、住宅地に近い箇所での使用にも十分応えることができるという。
問い合わせ先は同社総務部(?052・882・3316)。
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《 ニコン・トリンブル、タフネス・レーザレベル「LL300N」を発売》 2014.7.7
ニコン・トリンブルは、タフネス・レーザレベル「LL300N」を発売した。現場で求められる耐環境性能や測定性能、操作性を持ち、頑強で扱いやすく小規模マシンコントロールと建設工事全般に適用可能だ。
レーザレベルLL300の後継モデルとなるもの。LL300Nは従来機よりレーザ出射口の保護枠を強化(メタルサンシェード)し、測定範囲を400bから500b、赤外線受光部を2つから4つに増設。防塵防水も向上している。
このほか主な特長は、防塵防水IP66やコンクリート面落下許容高1bの堅牢設計、標準受光器HL450で基準位置をミリ単位数値で検出できること。またシンプルなワンボタン操作で素早く作業開始でき、乾電池・充電池・AC電源の3電源が使用できる。
標準小売価格は22万3000円(税抜)。問い合わせ先は同社コンストラクション営業部マーケティング課(?03・3737・9411)。
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《 エービーシー商会、アースピアRクールプラスを発売》 2014.6.16
建材開発・製造等のエービーシー商会(東京都千代田区)は、蒸発冷却効果を利用した置敷き保水リサイクルパネル「アースピアRクールプラス」を発売した。
水は気化する際に周囲から熱を奪う蒸発冷却効果を持つ。そこで降雨の蒸発冷却効果を活用し、周囲の温度上昇を抑制する床パネルをエービーシー建材研究所と共同開発したもの。
アースピアRクールプラスは、廃材となる鋳鉄スラグを主原料としたリサイクルセラミック置敷きパネル。1平方bあたり3gの保水力を持ち、周囲の温度上昇を長時間抑制できる。
主な施工場所は、屋上やバルコニー、ベランダなど。材料設計価格は1平方bあたり2万8200円(飛散防止ピン22本含む)。
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《 キャタピラージャパン、「Cat 311F L RR
汎用小旋回型油圧ショベル」を新発売》 2014.5.29
キャタピラージャパン(東京都世田谷区)は、燃料消費量を飛躍的に低減した11dクラス油圧ショベルを6月30日に発売する。オフロード法2014年基準をクリア(届出準備中)する環境性能を備えている。
発売するのは、Cat 311D RR 汎用小旋回型油圧ショベルのフルモデルチェンジ機となる「Cat
311F L RR 汎用小旋回型油圧ショベル」。バケット容量は0.5立方bで、運転質量12d。従来機に比べ燃料消費量を約20%低減し、標準バケットの容量アップ等で燃料生産性を向上している。
このほか、作業時の視界を広げるリアビューカメラとライトサイドミラー/キャブミラーを標準装備など安全性やオペレータ環境も向上している。
標準販売価格(販売標準仕様、工場裸渡し、税別)は1166万円。
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《 タダノ、オールテレーンクレーン「ATF100G-4」を新発売》 2014.5.29
タダノはオールテレーンクレーン「ATF100G―4」(最大吊り上げ荷重100t)を新発売した。グローバルモデルとして全世界への供給を目的にドイツの100%子会社タダノファウン社と共同開発、日本市場への第6弾モデル。
徹底した軽量化に取り組みブーム・旋回体付で道路走行が可能。ブーム・旋回体着脱のための作業や、分解搬送に伴うコストの削減、現場での組立時間の短縮等、作業の効率化を実現した。
軽量で強度の高いラウンド形状の6段ブームは、クラス最長の51.2m。従来機種の吊上げ性能を広範囲で上回り、高い作業能力を発揮する1本シリンダ伸縮機構を採用。ウインチモータの容量アップや旋回操作性を改善し、日本の作業ニーズにあった操作性を実現した。
さらに、バリエーション多彩なカウンタウエイトを取り揃え21tまでは車幅2.8m以内におさまり、狭い現場での移動や、狭い空間での作業が多い日本の現場に対応している。
クリーンでパワフルなベンツBlueTECエンジンをクレーン用、キャリヤ用ともに搭載。走行用エンジンは320kWとパワフルながら、機械式オートマチックトランスミッションの採用でスムーズなシフトチェンジと高い燃費性能を実現した。
国土交通省の超低騒音型建設機械の指定も取得。静粛性が求められる夜間工事や住宅街での現場に適した環境に優しいクレーン作業を提供する。
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《 エービーシー商会、「フラップ キャンチ」 「フラップES
キャンチ」 新発売》 2014.5.8
エービーシー商会は、幼児用・小学生用手洗いカウンターに「美しさ」を追求した、人工大理石製の幼児用手洗いカウンター「フラップ
キャンチ(Flapp CANTI)」と小学生用手洗いカウンター「フラップES
キャンチ(Flapp―ES CANTI)」=写真=を新たにラインアップし、全国販売を始めた。
教育関連施設の手洗いカウンターはステンレス製が多く利用されている。ステンレスは耐久性がすぐれているが衝撃による凹みや水垢による汚れが目立つなどの短所がある。同社は今回、配管設備を見せないデザインで、強度と機能性を併せ持つ手洗いカウンターと同素材(人工大理石)の受け架台を追加。設計者は手洗いカウンターと架台をセットで図面化できるようになった。
水栓金具には手が届きやすい奥行きを考慮し、利用人数に合わせたカウンターサイズを用意、こどもの成長に合わせたカウンター高さを設定できる。天板とシンクは継ぎ目なく一体化され衛生的で、カウンターと架台パネルのコーナーは大きなR形状とし安全面を考慮した。
カウンター(70色)とシンク(フラップ24色
フラップES1色)、架台パネル(12色)の様々な色の組み合わせにより、創造性あふれる表現が可能。
材料設計価格(2人用)は1台43万円(税別)から。
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《 タダノ、小型トラック架装用カーゴクレーンに「プライム・エコ」発売》 2014.5.8
タダノは環境対応に優れた「PRIME eco(プライム・エコ)」仕様の小型トラック架装用カーゴクレーンZE290/260シリーズを発売した。性能は最大吊上げ荷重2.93t(ZE290)、2.63t(ZE260)で、「ゼスト」機をベースに環境性能と安全性をより凝縮させた新仕様。
従来の環境対応型「サイレント・エコポンプ」に加え、新開発の「エコ・ウインチ」を搭載し、大幅に油圧動力効率をアップした。現行モデル「ゼスト」ZE290/260に比べエンジン回転数で約40%、作業騒音で約4dB、燃費で約25%のダウンが可能。また、クレーン搭載の「過負荷制限」装置によりクレーンの作動状況や吊上げ荷重情報を常に監視。性能限界領域に近づくと警報を発して過負荷作業を未然に防止する。
標準装備の「液晶デジタルラジコン」に常に吊荷の実荷重やクレーンへの情報が液晶表示され、手元で安全を確認しながら作業が可能。このほかラジコン操作機能により、ブームの伸縮でフックが地面に対し自動的に水平移動する「水平モード」や、平行移動する「平行モード」など、熟練した複合操作が必要な場合も、優れた制御技術で自在に操作できる「自動水平・平行移動機能」を標準装備(HRE/HRES仕様)した。
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《 エービーシー商会、「アースデッキDW」 を新発売》 2014.3.31
エービーシー商会は、ウッドデッキの主流になっている人工木デッキ材において、夏の強い日差しによるデッキスペースの表面温度上昇を抑える「遮熱機能」を持つ遮熱タイプ人工木デッキ材「アースデッキ
DW」を開発、全国販売を始めた。
木質系廃材と廃プラスチックを原材料とする人工木デッキ材は、天然木デッキ材と異なり変色やささくれの発生が少なくメンテナンス性が高いため、ウッドデッキの主流となっている。
施工場所は外構をはじめとしたあらゆる施設に利用されているが、夏の強い日差しによりデッキの表面温度が上昇し、素足で歩行することが困難というデメリットがある。そこで、表面材に「遮熱機能」を持つ人工木デッキ材の開発を行い、素足で歩くプールサイドや保育園の園庭などの幅広い用途で利用可能となった。
同製品は表裏の両方が利用可能なリバーシブルで、ビスが見えないすっきりした仕上げができる重厚感のある幅広タイプ(193_)。色はチョコブラウンとモカブラウンの2つで、価格(税別)は1平方メートル当たり1万9900円から。
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《 鹿島、足場の支持力対策に「パレスシート工法」を適用》 2014.3.13
鹿島は、西武池袋線高架工事の作業用地に耕作地を大型クレーンの設置ヤードとして活用するため、足場の支持力対策に「パレスシート工法」を適用した。地盤改良が不要な同工法の適用で、工事竣工後はパレスシートを撤去するだけで復旧し、元通りの耕作地として利用されている。
同工法は、平成17年芦森工業と共同開発した表層安定処理工法。内部にモルタルが充填された筒状織物を格子状に設置した特殊なシートを用いる。ジャケットの引張抵抗とモルタルの圧縮抵抗を兼ね備えた格子の高い曲げ剛性により、局所荷重の分散化が図られ、支持力の増大効果や不同沈下の抑制効果を得ることができる。パレスシート上に砕石と鉄板を敷設し、その上に200tの大型クレーンを設置した。
今回の工事での実績により、軟弱地盤上の支持力増大対策として、同工法がセメント改良に代わる有効な工法であることが確認できたという。
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《 キャタピラージャパン、「Cat 259D コンパクトトラックローダ」を新発売》 2014.3.13
キャタピラージャパンは、多彩なCatワークツール(アタッチメント)により建築、道路工事、農業、畜産、林業、造園など、幅広い現場で活躍するコンパクトトラックローダを3月1日新発売した。今回発売のCat
259D コンパクトトラックローダはCat 259B3のフルモデルチェンジ機。
従来機より4%エンジン出力をアップしたオフロード法2011年基準適合のエンジンを搭載。さらに、広いスペースと優れた視界性を確保したROPS/FOPS規格適合の新型オープンキャブや、きめ細かなアクセルコントロールが可能な電子制御式スロットルダイヤルを採用したほか、盗難防止機能を標準装備した。
主な特長は▽クリーンな排出ガスと燃費低減を両立したCat
C3.3B DITエンジンを搭載▽広いスペースと優れた視界性を確保し、ROPS/FOPS規格に適合▽従来のレバー式スロットルに変わり、電子制御ダイヤル式スロットルを採用し、きめ細かなアクセルコントロールが可能▽セキュリティコード入力式の盗難防止機能を標準装備。
標準販売価格(販売標準仕様、工場裸渡し、税別)は620万2000円。
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《 住友建機、油圧ショベル「LEGEST」6型シリーズがNETIS登録》 2014.2.20
住友建機の油圧ショベル「LEGEST(レジェスト)」6型シリーズ8機種が、「低燃費油圧システム『スプールストロークコントロール』搭載油圧ショベル」として、1月27日国土交通省の新技術情報提供システム(NETIS)に登録された(bjT―130076―A)。
今回登録となった8機種は全て、既にNETIS登録済の機械周辺の安全確認をサポートする「FVM(フィールドビューモニターシステム)」を標準装備しており、低燃費による経済性や環境配慮から安全性まで当社独自の多様な新技術が採用されている。
登録機種は▽SH120―6=写真=▽SH200―6/SH200LC―6▽SH250―6▽SH330―6/SH330LC―6/SH350HD―6▽SH470HD―6/SH480LHD―6/SH500LHD―6▽SH125X―6/SH125XU―6▽SH135X―6▽SH235X―6/SH235XLC―6。
NETIS登録技術の活用により、公共工事の際の入札段階における総合評価方式や活用段階における工事成績評定で加点対象になることが期待される。
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《 トルネックス、「トルネード カウンター」を省エネ仕様にフルモデルチェンジ》 2014.2.20
トルネックス(東京都中央区)は、オフィス、商業施設に導入されている喫煙所システム「トルネード
カウンター」を省エネ仕様にフルモデルチェンジし、2月1日販売を始めた。
新型「トルネード カウンター」は、人体検知センサに加えほこりセンサを搭載、喫煙者が多ければ強運転、少なければ弱運転と利用人数に合わせて省エネ機能を強化。製品サイズはコンパクトながら、吸込み口に人工竜巻を形成することで広範囲の吸引効果を実現し、排気面積を広くして排気風速を遅くすることにより、吸い込み気流を乱さず、効率良く煙を捕集できる。デザインも一新し、天板は高級感ある木目に、本体は従来のシルバーから汚れの目立ちにくいブラックメタリックに変更した。
価格はハイ・ロータイプ共に62万円(税抜)。厚生労働省の「受動喫煙防止対策助成金」の助成対象商品。
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《 三菱樹脂、防火コート剤「ノバレタンNコート」を本格販売》 2014.2.13
三菱樹脂は、マンションなどの工事現場で壁面などに吹き付け施工された発泡ウレタン断熱材の表面に、難燃性を付与する新しい防火コート剤「ノバレタンNコート」を開発し、1月20日本格販売を始めた。
住宅の高気密化が進み、断熱性に優れるウレタン系の断熱材を天井や壁面、床面に吹き付ける施工が増加。ウレタン断熱材は燃えやすく施工には火気への注意が必要で、実際に他の溶接作業の火玉が断熱材に着火し、現場で火災となった事例がある。そのため、工事会社は、ウレタン断熱材の施工後に、セメント系の防火コート剤を塗布するなどの安全対策を行っているが、セメント系防火コート剤は、現場で材料を攪拌する機械と設置するための広いスペースが必要で、手間がかかり乾燥時間が長いなどの課題がある。
「ノバレタンNコート」は、ケイ酸ソーダ(水ガラス)を主成分とする水系の1液硬化型無機コート剤で、溶接作業の火玉が表面に付着した場合も表面の一部が炭化するだけで延焼を防ぐことができる。施工は、発泡断熱材の表面にプライマーを塗り、小型装置でコート剤を吹き付けるだけで簡単。セメント系の防火コート剤と比べて、現場での材料配合や攪拌工程が不要で、大掛かりで移動困難な機械も使用せず、工事現場内を自在に持ち運びできるため、施工効率の向上や工期の短縮、それに伴うコスト削減が可能だ。
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《 住友建機、アスファルトフィニッシャ「HA60C―8」を発売》 2014.2.13
住友建機は1月15日、アスファルト舗装に使用するクローラ式アスファルトフィニッシャとして、特定特殊自動車2011年排出ガス規制対応モデル「HA60C―8」を発売した。
先に発売したホイール式アスファルトフィニッシャ「HA60W―8」と同様に、作業性能では高い舗装精度と利便性を実現したJ・Paverスクリードの剛性をさらにアップ、見やすいカラーモニターを運転席と左右スクリードボックスに新採用した。
メンテナンス面では遠隔稼働管理システムのG@Nav(ジーナビ)を標準化し、スクリューチェーンカバーなどの消耗部品の耐久性を向上させた。安全面では、世界基準である欧州(CE)安全基準を採用し、住友独自のNETIS登録技術フィールドビューモニター(FVM)をオプション設定しさらに充実させている。
ガス加熱スクリードがTV仕様6100万円、V仕様5700万円。電気加熱スクリードがTV仕様6500万円、V仕様6100万円。販売目標は年間50台。
問い合わせは営業企画部(?03・6734・2614)。
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《 キャタピラージャパン、「Cat 789Dダンプトラック」を国内導入》 2014.1.13
キャタピラージャパンは、鉱山現場などで活躍するCat
789D ダンプトラック(最大積載量181.0t)を1月6日に国内導入した。従来機で実績のあるCat3516Bエンジンと電子制御フルオートマチックトランスミッションを継承し、過酷な現場で優れた性能を発揮する。
Cat 3516B エンジンの搭載は、大排気量と低定格回転の設計によりパワフルで粘り強い走行性能を有しつつ、燃料消費量の低減やコンポーネントの負担軽減に貢献する。電子制御フルオートマチックトランスミッションは、シフトチェンジ時の負荷やクラッチの磨耗を低減。降坂時にエンジン回転数を一定にしつつ自動でブレーキを作動させるオートマチックリターダコントロール(ARC)と、後輪のセンサでスリップを検知し、自動でブレーキを作動させることでタイヤのスリップを抑制するトラクションコントロールシステム(TCS)を標準装備した。2段傾斜した独自のV字形のベッセル(荷台)を採用し積荷が中央に集まるため、積載物の保持や安定性に優れている。
キャブまでのアクセスを、従来機のハシゴ式からステップ(階段)式に変更。地上からキャブ内まで安全にアクセスできる。キャブドア開閉部のキャットウォークの幅を180o延長し、ハンドレールをステップ側面に追加しキャブ内に容易かつ安全に乗降できる。
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《 エービーシー商会、「インターライン リアル」を新発売》 2014.1.13
エービーシー商会は、意匠性と機能性を兼ね備えたオリジナル塗装の片流れルーバー「インターライン
リアル」を新発売した。
アルミ押出形材の質感を最大限に活かしたアルミ内装用ルーバー「インターライン」は、多くの施工実績を数え、同社ベストセラー商品の一つ。この製品にオリジナル塗装を施し、自然素材から金属まで幅広いテクスチュアを再現した内装用ルーバーが「インターライン
リアル」だ。
特長は1本1本塗装を施したパターンの繰り返しがない自然な柄。木目・竹などの自然素材やリン酸処理やショットブラスト、真鍮、錆を模した金属素材、また御影石やテラコッタ調の石やレンガの風合いを再現した。また、塗装のアレンジが可能で、標準色のほかに様々な色調・風合いのオリジナル塗装が可能。
形状バリエーションは13種。商業施設をはじめとした様々な施設の天井面、内装壁面、エントランス、軒天などの施工に適している。
参考材工設計価格(税別、50u基準)は1uあたり4万900円から。問い合わせは同社天井材事業部(?03・3507・7232)。
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《 デネット、「工程表印刷 プロジェクト管理2」を発売》 2013.12.23
デネット(本社さいたま市)は、「工程表印刷
プロジェクト管理2」を12月6日に発売した。同製品は工事工程表やシフト表、スケジュール表の作成・印刷が行えるソフト。前作の仕様を大幅変更、工程表やシフト表の作成をメインにした。
作業項目、担当者などを自由追加でき、また画面上の表に直接入力も可能。入力したいスケジュール期間は画面に表示されているカレンダー上で、マウスでドラッグするだけの簡単操作。必要に応じていつでも作業スケジュールの作成や変更が可能。
作成した工程表などをA3、A4、B5サイズの用紙への印刷や、新たに大きなポスターのように貼り合わせることができる『複数枚用紙への拡大(分割)印刷』に対応。さらにPDF形式での出力もできるので、今まで手書きでの工程表作成にかかっていた時間や費用が節約できる。最新のWindows
8.1 / 8 に対応し、3台までのパソコンにインストールできる。
価格は6600円(税別)。詳細はHP(http://www.de-net.com/products/kotehyo2/)。
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《 エービーシー商会、厚膜型硬質ウレタン樹脂系帯電防止塗り床材
「ケミコンダクトVC」 新発売》 2013.12.23
エービーシー商会は、耐衝撃性・耐久性に優れた硬質ウレタン樹脂の特性を活かした導電性床材「ケミコンダクトVC(厚膜型硬質ウレタン樹脂系帯電防止塗り床材)」を新発売した。帯電防止塗り床材でありながら、衝撃による塗膜の割れ、はがれが起こりにくく、クラック追従性にも優れ長期重量物走行にも最適で、製薬工場や医療品工場などへの採用を見込んでいる。
製品の特長は@電子部品工場などでは人体帯電電位を100V以下とすることが要求されており、同製品は50V以下で優れた帯電防止性能を持つAアンモニアの発生をきわめて低減し、汚染分子によるトラブルを未然防止するB発がん性があるとされる特定化学物質のTDI(トリレンジイソシアネート)・MBOCA(モカ)を含まない環境保全型商品であるC文部科学省「学校環境衛生の基準」指定6物質はもとより厚生労働省指針13物質を使用しないVOC13物質対策仕様である―など。
カラーバリエーションはグレー、ベージュ、グリーンの三つ。材工設計価格(税別)は、1m2あたり1万円(300m2以上)。
問い合わせは同社化成品事業部(?03・3507・7216)。
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《 住友建機、ハイブリッド油圧ショベル「SH200HB-6」を発売開始》 2013.12.16
住友建機は、低燃費に加え、『油圧ショベルを超えたパワフルでスムーズな動き』を実現したアクティブ ハイブリッドショベルSH200HB-6を11月25日発売した。
同社は旋回方法に電動モーター方式を採用、高出力で効率の良いモーターを使用することで、油圧ショベルを超える運動性能と低燃費を実現した。このクラスでは大型の容量0.9m3バケットを標準装備した。
燃焼面では、アシスト機構と独自の省エネ制御によって、エンジンの負荷を軽減し、現行標準型油圧ショベルSH200-6(特定特殊自動車2011年排出ガス規制に適合)と比較した場合、同じ時間で同じ作業量を行った際の燃料消費量を15%低減させた(同社試験結果)。
安全面では、NETIS登録技術フィールドビューモニター(FVM)を標準装備し、後方視界270度の広角と上空からの俯瞰画像により安全確認が容易にでる。
発売価格は2760万円(税別)、年間100台の販売を目指す。
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《 オー・エヌ工業、ルーフドレン掃除機「スイパー」が実績向上》 2013.12.16
防水業のオー・エヌ工業(北海道北見市)が開発・販売しているルーフドレン掃除機「スイパー」が実績をあげている。これまで人の手で掃除するしかなかった屋上を、クルクル回るルーフドレン掃除機を設置するだけで屋上に水が溜るのを防ぎ、屋根の防水性能を長持ちさせる。ステンレスSUS―304製で北海道新製品トライアル制度第1回認定・特許第3145356号。
羽根が回転し始める風速は3.0〜3.5m/secで、回転し始めると2.0〜2.8m/secで回り続けるという。それによって@雨水を屋上に溜めないA木の葉などのゴミを刻んで流すB屋上を乾燥状態にしゴミは風で飛ばされ、雨水管に流れ込む量も少なくなる。屋根に水がたまらないため、屋根の内外を凍結の被害から守り、防水層の耐久性を維持する。
風をエネルギーにしており設置するだけ。ステンレスで長持ち、軽量で取り扱いが容易、シンプルで故障が殆どない、新設・既設どちらの建物にも取り付け可能。
設置実績は、北海道大学や国交省関係など北海道内の建物だけで600棟以上、個数で2000コ以上という。詳細は同社HP(http://sweep.shichihuku.com/)。
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《 住友建機、33tマテリアルハンドリング機を発売》 2013.12.5
住友建機は11月19日、5月に発売した特定特殊自動車2011年排出ガス規制適合の25dマテリアルハンドリング機(SH250-6MH)に続き、33tマテリアルハンドリング機(SH330LC-6MH)を発売した。
30tクラスは、25tクラスに次いで需要の高いクラスで、同社では製品ラインアップを増やして、ユーザーのニーズに応えていく考え。
同社マテリアルハンドリング機は、ロングブーム・ロングアームを採用、アーム先端部にマグネットやグラップル等を装着することで、大量のスクラップを短時間に効率良く扱うことが出来る。作業状態が見やすいようキャブがエレベーター式に昇降し、最適な作業ポジションを得ることができる。キャブは作業中も揺れを抑えるように設計され、安全、安定した作業が可能。新型機は特定特殊自動車2011年排出ガス規制に適合し、経済性をあらわす燃費で従来機比10%低減、作業性をあらわすサイクルタイムで4%短縮させ、さらに作業性能、安全性能を見直した最新の機能を搭載している。
価格は5099万円(税別、φ1570マグネット付き)。年間販売目標は20台。
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《 住友建機、「新型林業用ベースマシンSH135X―6」を発売》 2013.12.5
住友建機(東京都品川区)は、作業効率を向上して燃費を改善した「新型林業用ベースマシンSH135X―6」をこのほど発売した。特定特殊自動車2011年排出ガス規制に適合している。
標準機と比べ7%燃費を改善し、燃料タンクを従来機比20%アップしたことで給油サイクルを延長。長時間運転が可能となっている。またブレードの持ち上げ量を従来機比80_アップし、林業現場での走行性能を改善した。
このほか、通常の木材ハンドリング送材時は燃費を重視してエンジン回転は抑え、チェーンソー使用時はエンジンが自動的に最高回転(SPモード)に上昇することができる「オートアクティブソーモード」を標準装備。FVM(フィールドビューモニター)も装備している。
ブレード・KESLA25SHアタッチメント付きの価格は3120万円(税抜)。年間70台の販売を目標としている。問い合わせ先は住友建機販売営業企画部(?03・6737・2614)。
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《 エービーシー商会、防音ルーバー「オートプルーフ」新発売》 2013.11.28
エービーシー商会は、防音性能と換気性能の二つの要素を併せ持つルーバータイプの防音建材「オトプルーフ」を新発売した。
ルーバー形状で施工するため、パネル間を空気が通過し、換気性能も確保。パネルに入射する音をパネル内包の吸音材で吸収し、外部への騒音漏出を抑制する。特に耳障りとされる機械やエンジン音の低い周波数域の騒音に対して一定の抑制効果がある。
形状は3タイプをラインアップ、建物外観のイメージに合わせて選択が可能。独自の機能的な形状でシャープなルーバーファサードを実現する。ルーバー形状ごとに、それぞれ3種類の取付ピッチで各種試験(音響透過損失試験・通気性試験)を実施。性能、意匠、コストを踏まえて選択が可能だ。“応力分散ゆるみ止め固定方式”を採用しており、安全、安心で施工性にも優れている。
標準施工費(税別)は全タイプ共通でuあたり10,000円。
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《 住友建機、アスファルトフィニッシャ電気加熱スクリード仕様機を発売》 2013.11.28
住友建機は、道路舗装における安全施工や環境配慮の高まりを受け、アスファルトフィニッシャの従来のLPガス加熱式に加えて、電気加熱式スクリード機を開発し発売した。国内販売だけではなく、既に電気加熱方式が主流の欧州市場やインフラ整備で依然需要のあるアジアの新興国市場など海外向けについても、安全施工と舗装仕上がりの高品質を訴求し、積極的に販売していく予定。
アスファルトフィニッシャの加熱装置は、スクリードを加熱してアスファルト合材を均一の品質で敷き均す装置。従来は加熱源としてLPガス(LPG)を使用していた。今回開発した電気加熱スクリード仕様は、LPガスを加熱燃料として使用せず軽油燃料だけの調達で済み、より安全性が高くCO2排出量削減による環境面への配慮からも既に欧州では主流となっている。
性能面では、加熱時間の短縮化や設定温度を均一に保つことにより、安定した高品質の舗装仕上がりを実現。本体価格は発電機他の装置追加によりLPガス加熱方式に比べ割高になるが、ランニングコストやメンテナンスコストの低減、LPガスの入手・管理の手間の削減によりアップ分をカバーできる。
電気スクリード搭載機種の「HA60W−8」は6,000万円〜6,400万円で、LPガス加熱式を含め年間100台の販売を目指す。
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《 タダノ、「CREVOminiG3α」を発売》 2013.11.18
タダノは、ラフテレーンクレーン「CREVO(クレヴォ)miniG3α」を発売した。最大吊上げ荷重を12dから13dに向上し、低燃費対応などでライフサイクルコストを低減している。
新時代の環境性能も実現しており、ディーゼル特殊自動車2012年排出ガス規制対応のエンジンを搭載し、DPFを装着せずに排出ガス規制をクリア。低騒音型建設機械の指定基準にも適合している。
このほか、テレマティクスWeb情報サービス「HELLO―NET」を装備。携帯通信でクレーンの稼働状況掌握とGPSでの位置情報確認、保守管理のための情報をウェブサイトでサポートしている。安全にも配慮し、パーキング・ブレーキ掛け忘れ警報装置やアウトリガ誤伸縮警報などを追加している。
標準仕様価格は2600万円(税抜)で、年間販売見込みは230台。詳細は同社ホームページに掲載している。
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《 調査診断センター、空洞調査に地中探査レーダー活用》 2013.11.11
(株)調査診断センター(熊本市東区尾ノ上4丁目11ノ109、工藤克典代表取締役)は、地中探査レーダーによる埋設物等の空洞診断業務を展開し、県内外で実績を上げている。
レーダー探査は、地中に向かって電磁波を送信し、地層や空洞等の境界面で発生する反射波を地表で測定する方法。連続的に反射波を観測することで、地中構造を推定できる探査結果が得られる。送信・受信双方のアンテナを同時に移動させるため、短時間で広域を調査することが可能で、地中の構造を細かく分析できるのも特長だ。
調査にあたって同社は、県内で唯一、日本無線の地中探査レーダー「NJJ―640」を導入。道路下の空洞をはじめ、地下に埋設されたガス管、通信ケーブルなどを、高精度で非破壊に探査できる。導水路や道路トンネルの天井部についても空洞調査が可能。すでに、発電施設水路調査(覆工コンクリートの空洞調査)などで多くの実績を上げ、その成果は実証済み。県外からも調査の依頼があるという。
同社ではこのほか、超音波を利用してコンクリート構造物のひび割れの深さ等を測定できる「ソニックサーチャ」、X線を照射し対象物裏側に取り付けたフィルムに撮影することでコンクリート内部の鉄筋及び埋設管(電気・ガス・水道等)の状態が確認できる「X線撮影技術」など、最新の調査診断機器を準備。土木・建築の、耐震診断、耐力度調査、劣化度調査などに対応できる体制をとっている。
問い合わせは同社(電話096・365・9650)まで。
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《 東京理科大学、腰の動きを補助「マッスルスーツ」を開発中》 2013.11.4
東京理科大学の小林宏教授の研究室が、腰の動きを補助する「マッスルスーツ」を開発している。いわゆるウエラブルロボット(着ることができるロボット)の一種。「空気圧式人工筋肉」が縮むと、「外骨格」(アルミ製のフレーム)が腿を抑え、胸を引っ張る形になり、腰に掛かる負担を軽減する仕組みだ。アシストできる範囲は重さ30`まで。来年5月までに生産・販売体制を整える予定。当面は、月2万円程度でのレンタルを考えている。人力で重量物を持ち上げることが多い建設産業からも、すでに問い合わせが来ているという。
マッスルスーツの駆動装置(アクチュエータ)である「空気圧式人工筋肉」は、筒状の網目繊維の中にゴムまたはシリコンのチューブを入れたもの。チューブにコンプレッサで圧力を加えると、チューブが膨らみ斜めに編まれた繊維が引っ張られることで、網目の筒は縦方向に縮む格好になる。
小川教授は「動けない人を動かせるようにしたい」と研究を始めたが、予想していた介護支援企業からの問い合わせはほとんどなく、むしろ重量物を持ち運びする様々な産業が問い合わせが相次いだという。現モデルのマッスルスーツの重量は5`でリュックのように背負うだけ。人工筋肉を作動させるためのインターフェイスは、呼気や加速度など作業内容に応じて用意する。各種分野の企業50社が試用しているという。
問い合わせ先は電話03・5876・1327。
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《 キャタピラージャパン、除雪や土砂積込、廃棄物処理などで活躍、小型ホイールローダを発売開始》 2013.11.4
キャタピラージャパン(東京都世田谷区)は15日、Cat924Kホイールローダ(バケット容量2・1立方b、運転質量11・8d)とCat930Kホイールローダ(同容量2・5立方b、同質量12・85d)を発売した。
Cat924HとCat930Hをフルモデルチェンジしたもの。除雪や土砂積込、廃棄物処理などで活躍する小型ホイールローダとなっている。
両機にはクリーンな排出ガスと燃費低減を両立したCatC6・6エンジンを搭載し、オフロード法2011年基準に適合。超低騒音型建設機械に適合するサウンドレベル、クラストップの最大掘起力といった優れた性能を実現した。このほか、安全で快適な作業空間を確保し、高い安全性も備えている。
標準販売価格(販売標準仕様、工場裸渡し)は、Cat924Kが2299万9000円(税別)、Cat930Kが2387万1000円(同)。詳細はホームページに掲載している。
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《 キャタピラージャパン、「Cat D6K2ブルドーザ」をモデルチェンジ》 2013.10.28
キャタピラージャパン(東京都世田谷区)は、オフロード法2011年基準に適合した中型ブルドーザを新発売した。Cat
D6K2ブルドーザの乾地車(運転質量1万3100s)と湿地車(同1万3750s)をモデルチェンジしたもので、環境性能と燃費効率を向上させている。
クリーンな排出ガスと燃料消費量低減を両立したCat
C6・6ディーゼルエンジンと、段階的に排出ガスをクリーンにするCatクリーンエミッションモジュールを搭載。このほかアイドリング時の燃費を削減するオートデセル機能やオートアイドルストップ機能を備え、燃料消費量やCO2排出量を低減している。
アキュグレード対応仕様も標準装備しており、情報化施工の導入にあたって簡単に低コストでアップグレードができる。作業性能と作業効率、オペレータ環境も向上させている。
標準販売価格(販売標準仕様、工場裸渡し)は、乾地車が1925万円(税抜)、湿地車が2200万円(同)。詳細は同社ホームページに掲載中。
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《 安藤ハザマなど、放射線遮へい容器「L―box」を共同開発》 2013.10.28
安藤ハザマ(野村俊明社長)などは、放射線遮へい容器「L―box」を共同で開発した。土の持つ遮へい性能を活用し、放射線廃棄物を安全に保管する。
「L―box」は、樹脂製軽量合成板と放射線遮へい防水シートを使用したL字型の箱で二つを組み合わせ、放射性廃棄物を入れたフレコンバッグや大型土のうなどを囲む。樹脂の特性である軽量を生かすことで、運搬や設置も容易であり、低コストで済む。地下埋設やコンクリート製容器などと同等の遮へい性能を持つ。
確認実験では、囲んだ箱の中に土砂を入れることで、放射性廃棄物からの線量率(1時間当たり1マイクロシーベルト前後)を、敷地内の空間線量(1時間当たり0・3マイクロシーベルト)まで低減させた。
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《 タダノ、新時代環境性能を実現「CREVO160G3α」を発売》 2013.10.21
タダノは、ラフテレーンクレーン「CREVO160(クレヴォ)G3α(アルファ)」を発売した。最大吊上げ荷重は16t。新時代環境性能を実現したほか、軽量化を徹底。特殊車両通行許可申請が不要となる。
ディーゼル特殊自動車2011年排出ガス規制対応のエンジンを搭載し、走行時や作業時の自動再生機能つきDPFも装備。エンジン部の重量増加に対し徹底的な軽量化を図り、車両制限令の最高限度(総重量20t、軸重10t等)
内におさめ、同様特殊車両通行許可申請は不要とした。
このほか、クレーン作業時や走行時の燃料消費情報を常に表示する「燃料消費モニタ」や、作業中の不要なエンジン回転数を制御する「エコ・モード」などで低燃費に対応。テレマティクスWeb情報サービス「HELLO―NET」などの装備も備えている。
標準仕様価格は3500万円(税抜)。年間150台の販売を見込んでいる。詳細は同社ホームページに掲載している。
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《 永大産業・三菱樹脂インフラテック、次世代蓄熱フローリングシステムを共同開発》 2013.10.21
永大産業(大阪府大阪市)と三菱樹脂インフラテック(東京都中央区)は、次世代蓄熱フローリングシステムを共同開発した。蓄熱機能を持つ木質フローリングと、業界トップレベルの高出力放熱パネルを組み合わせている。
一般住宅の床材として広く普及している厚さ12_の木質フローリングの中に、28度を境に固体から液体へと相変化して熱を放出・吸収する潜熱蓄熱材(約5_厚のゲルシート状)を封入したもの。
太陽熱や廃熱などで作られた温水を放熱パネル内に循環し、潜熱蓄熱材を経由して熱エネルギーを住宅内に効率的に取り込むなど再生可能エネルギーを利用した住宅の新しい冷暖房システムの構築が可能となる。
今後、同システムと、太陽熱・廃熱・地中熱など再生可能エネルギー活用設備を組み合わせたトータル冷暖房システムの構築を目指していく。
問い合わせ先は、永大産業建材事業部商品一課(?06・6684・3005)か三菱ケミカルホールディングス広報・IR室(?03・6748・7140)。
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《 エービーシー商会 「ノンシュリンク HS80/HS100」を新発売》 2013.10.7
エービーシー商会は、超高強度タイプ「ノンシュリンク
HS80/HS100」を開発・新発売した。 建築物や土木構造物で進む高層化に合わせ、新しい技術力と使用材料(結合材、骨材、添加剤)を厳選して配分し、各種試験を行ない、業界トップレベルの品質である圧縮強度(80N/mm2
および100N/mm2以上)の発現に成功した。
同製品は材齢28日で80N/mm2以上(HS80)・100N/mm2以上(HS100)の強度発現があり、汎用タイプ(一般の無収縮グラウト)と比較して2〜3倍と超高強度。ノンブリージングのため、充填後に隙間が生じず、密実に充填できる。適度な粘性がありポンプ圧送、圧入による施工が可能。またすぐれた流動性を示すため、流し込みによる施工が可能だ。
主な用途(施工場所)は流し込み充填グラウト、逆打ちおよび逆巻グラウト、プレキャストコンクリート接合用モルタル、PCグラウト、高層建築物、各種土木建築工事。問い合わせは無機建材事業部(?03・3507・7480)。
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《 光レジン工業、地震・津波シェルターHIKARiを新発売》 2013.10.7
FRP加工メーカーの光レジン工業(東京都日野市)は、「地震・津波シェルターHIKARi(ヒカリ)」を新発売した。強化プラスチック(FRP)製の完全防水球体シェルターで、軽く水に浮くため津波からの避難も可能だ。
南海トラフ大地震での被害想定によると、地震直後の家屋倒壊や津波の被害で多数の死傷者が予想されていることから、同社では「家庭でできる万全の防災対策」を目指し、シェルターを開発した。
特長は、軽量・コンパクトで圧倒的な耐久力があること。FRP層の厚さは10oと薄型・軽量タイプだが22tの重量に耐える強度があり、地震で家屋が倒壊してもシェルター内は安全。津波が発生した際でも軽量で大人4人が乗っても水に浮き避難できる。ハッチは2重ロック式で、外部からの水の浸入を完全に防ぐ。
直径120pで、大人4人用。価格(税抜)は一体式が50万円、組み立て式が48万円。10年保証も付いている。
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《 MMジョイント協会、埋設型橋梁ジョイント工法「MMジョイントDS型」を全国展開》 2013.9.19
MMジョイント協会は、埋設型橋梁ジョイント工法「MMジョイントDS型」を開発、全国展開を開始した。
バインダーと骨材を主材料とし、バックアップ材、ギャッププレート、特殊ゴムシートなどで構成。従来のタイプより低温時の柔軟性や高温時の耐流動性が高く、優れた付着性能と耐摩耗性を有するという。また、床板と特殊合材の間にゴムシートを敷き、特殊合材にゴム素材を多く混合することでスムーズな伸縮を促している。従来工法と比較して、維持管理が簡単なシンプルな構造で、施工性・経済性に優れる。
ことし6月には、高速道路総合技術研究所(NEXCO総研)の構造物施工管理要領に定められた埋設ジョイントの実物大供試体試験評価基準をクリア。日本建設機械施工協会の施工技術総合研究所が発行する「伸縮性能および耐久性能証明」を取得している。同協会事務局は「10月末に東京ビッグサイトで開催されるインフラ検査・維持管理展に出展する。是非、実際に見て頂きたい」と話す。
技術資料や入会に関する問い合わせは事務局(電話048・577・5067)まで。
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《 エービーシーセラミックス、「MAXFINE(マックスファイン)」
を新発売》 2013.8.29
エービーシーセラミックス(東京千代田区)は、テクノロジーストーンの製造技術の進化によって、厚さ6oという薄さで最大3000×1500oという超大板セラミックタイル「MAXFINE(マックスファイン)」を新発売した。
中まで施された多彩な色合いを持つ柄と天然大理石を上回る性能を合わせ持つ「Marmi(マルミ)」・濃淡のある窯変カラーがデザインに深みを与える「ROADS(ローズ)」の2商品が「Marmi
MAXFINE(マルミ マックスファイン)」=写真=・「ROADS
MAXFINE(ローズ マックスファイン)」として新たにラインアップした。
大板のため目地が少なく、一般サイズのタイルでは実現できなかったシームレスに近い石目模様で迫力のある空間を創出できる。
環境に配慮したANABエコ認証取得製品で、生態環境を破壊しない、人体への有害物質や放射性物質を含まない、製品および原料が環境を破壊しない、製造工程でエネルギーの消費を削減することなどの評価基準を満たしている。
内装仕上げ材だけでなく、カウンター天板やパーテーション仕上げなど、様々な用途で使用できる。
1枚あたりの価格は3000×1500×6oが24万7500円、1500×1500×6oが10万1250円。
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《 キャタピラージャパン、CatD6Nブルドーザをモデルチェンジ》 2013.8.29
キャタピラージャパン(東京都世田谷区)は、CatD6Nブルドーザをモデルチェンジし、乾地車(運転質量1万6300s)と湿地車(同1万7800s)を新発売した。
環境性能と燃費効率を向上した新エンジンを搭載し、オフロード法2011年基準に適合。さらに燃費を低減するアイドリング時のオートデセル機能やオートアイドルストップ機能を新搭載している。
このほかアキュグレード対応仕様を標準装備しており、簡単かつ低コストで情報化施工に対応可能。作業性やオペレータ環境、安全性も向上させている。
標準販売価格(販売標準仕様、工場裸渡し)は、乾地車が2517万円(税抜)、湿地車が2750万(同)。詳細は同社ホームページに掲載している。
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《 エービーシー商会、パンチングメタルスイングドア「ドアーナ」
新発売》 2013.8.5
エービーシー商会は、ドア本体にパンチングを施した新コンセプト商品「ドアーナ」を新発売した。約30年前にアメリカのスーパーマーケットで使用され始めたスイングドアは、これまで普遍的なデザインを保ってきた。「ドアーナ」の開発ではスイングドアとしての機能性を高め、店舗デザインの一翼を担う高いデザイン性を生み出した。
パンチングを施すことにより通気性に優れ、空調機や外部からの風圧に影響を受けない。また、高い視認性で店内の人の動きを素早く確認でき、安全なドアの開閉をサポートする。
デザインは、スクエアカットとラウンドカットのベーシックなデザイン2タイプに、自由な発想が描けるロゴカットデザインの3タイプを用意。パンチングでデザインすることで、インテリア性を兼ね備えたオリジナルデザインを作ることが可能。
素材はアルミニウム合金(シルバー)とガルバリウム鋼板(塗装、木目シート貼り)で、塗装色は日塗工色やマンセルなどの色見本に対応できる。
材料設計価格(税別)は1枚ドア(片開き)が9万3000円から、2枚ドア(両開き)が18万6000円から。
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《 ニコン・トリンブル、「Trimble S3c」を発売》 2013.8.5
ニコン・トリンブル(東京都大田区)は、建設・土木業界向けに自動視準・自動追尾統合型サーボトータルステーション「Trimble
S3c」を発売した。
無摩耗ギアレスシステム「マグドライブ」を搭載し、静音・高速で精密な旋回を実現。オートロック機能では望遠鏡をプリズムに向けるだけで瞬時に自動視準し、プリズムが移動しても追尾し続ける。パッシブとアクティブの2方式の自動追尾に対応するマルチトラック機能や、危険個所でも安全に測量できるノンプリズム機能も搭載している。
このほか、約6時間使用できるインテリジェントリチウムイオンバッテリを採用。情報化施工「TS出来形」にも対応している。
標準小売価格は220万円(税抜)。年間販売台数は200台を予定している。詳細は同社ホームページに掲載中。問い合わせ先は同社コンストラクション営業部マーケティング課(電話03・3737・9411)。
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《 三菱樹脂インフラテック、可搬式特殊堤防「ダイヤレビーTM」を発売開始》 2013.8.5
三菱樹脂インフラテック(東京都中央区)は、洪水時の堤防越水や建物等への浸水を防ぐ可搬式特殊堤防「ダイヤレビーTM」を開発し、販売を開始した。従来の土嚢を積み上げ方式に比べ、短時間で容易に簡易堤防が構築でき、水圧1tの荷重に耐えることが可能だ。
越水の危険性が高い河川堤防や都市部の建物・地下の入口に、基礎を事前に設置して支柱を立て込み、支柱の間にパネルを嵌め込むもの。塩化ビニル製の中空板とステンレス板を貼り合わせたパネルで、高さ約1bの止水壁を作る可搬式の臨時堤防となっている。
パネルの重量は1枚あたり約8s(高さ300o×幅1500o×厚み30o)。パネルに止水ゴムを付けて水密性を高め、水漏れの量を低減している。繰り返しの使用もできる。
問い合わせは、同社土木資材部(電話03・3279・3073)まで。
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《 キャタピラージャパン、燃料生産性10%アップミニホイールローダ3機種を発売》 2013.7.29
キャタピラージャパン(東京都世田谷区)はこのほど、道路工事や産廃等で活躍するミニホイールローダ3機種の発売を開始した。
発売したのはCat901C(標準バケット容量0・4m3、運転質量3・155t)、Cat902C(同容量0・5m3、同質量3・44t)、Cat903C(同容量0・6m3、同質量3・835t)。
特徴としてクリーンな排出ガスと低燃費を両立した新型エンジンを搭載し、オフロード法2006年基準に適合。従来機比約10%アップの燃料生産性を実現した。
作業性能では、大きな開き口とサイドバーが特徴的な新開発のパフォーマンスシリーズバケットを標準装備しバケットフィルファクタ(積込係数)を従来機比約10%アップしている。
この他、大型のガラスで四方を囲んだミニキャブを装備し、視界を広げ快適で安全な作業が可能となった。
詳細は同ホームページに掲載。
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《 キャタピラージャパン、4ポストキャノピを採用「Cat303E
CR」を発売》 2013.7.29
キャタピラージャパン(東京都世田谷区)は、後方超小旋回型ミニ油圧ショベル「Cat303E
CR」の販売を開始した。
「Cat303C CR」のフルモデルチェンジ機で、優れた性能を維持したまま3tを下回る重量を実現。ROPS(転倒時運転者保護構造)規格をクリアした新開発の4ポストキャノピを採用し、ワイドな運転空間で安全・快適な作業が可能となった。
基本性能として、作業性能を最大限に引き出す低燃費・高出力なCatエンジンを搭載。ブームライトをブーム下面に設置し、夜間作業の安全性を確保している。この他、国土交通省第3次基準値排出ガス対策型建設機械に適合するなど優れた環境性能も持ち合わせている。
バケット容量は0・09m3で、機械質量は2・9t。標準販売価格は441万8000円(税抜)。詳細は同社ホームページに掲載。
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《 キャタピラージャパン、ホイールローダ「Cat938K」「Cat907H2」を発売》 2013.7.29
キャタピラージャパン(東京都世田谷区)は、土砂積込等で活躍するホイールローダ「Cat938K」=写真=と「Cat907H2」を発売した。
「Cat938K」(バケット容量3m3、運転質量14・8t)はCat938Hのモデルチェンジ機。CatC6・6エンジンを搭載し、電子制御テクノロジーに加え、最新のアフタートリートメント技術等の導入により高い環境性能を実現。最大掘起力を従来機と比べ5%向上させ、更にダンピングクリアランスは2760_(従来機から140_増)とクラストップを誇る。
「Cat907H2」(バケット容量1m3、運転質量6・05t)は、クリーンでパワフルなCatC3・3Bディーゼルエンジンを搭載。作業操作性、走行前後進切り替えを1本のレバーに集約したマルチファンクションジョイスティック等を採用し優れた生産性を実現した。
いずれも、最適な車両速度を選択できるハイドロスタティックトランスミッション(HST)を採用。また、ROPS(転当時運転者保護構造)/FOPS(落下物保護構造)規格にも対応し高い居住性と安全性を確保した。
標準販売価格(税抜)は「Cat907H2」が994万円、「Cat938K」が2746万8000円。詳細は同社ホームページに掲載。
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《 住友建機、特定特殊自動車2011年排出ガス規制に対応アスファルトフィニッシャ「HA60W―8」を発売》 2013.7.22
住友建機(東京都品川区)は、アスファルトフィニッシャ「HA60W―8」の発売を開始した。アスファルト舗装に使用するホイール式アスファルトフィニッシャでは国内で初めて特定特殊自動車2011年排出ガス規制に対応している。
クラス初の国土交通省指定超低騒音型建設機械基準値をクリアするなど高い環境性能を持つ。作業性能では、同社が独自開発した伸縮自在のスクリード「J・Paverスクリード」の剛性を更にアップしたほか、カラーモニターを運転席、左右スクリードボックスに採用している。
このほか、遠隔稼働管理システムのG@Nav(ジーナビ)を標準化し、安心稼働をサポート。世界基準である欧州(CE)安全基準の採用など安全性能も充実させた。
販売目標は年間100台。詳細は同社ホームページに掲載している。
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《 タダノ、ラフテレーンクレーンをモデルチェンジ「CREVO700G3α」を発売》 2013.7.22
タダノは、ラフテレーンクレーンをモデルチェンジし「CREVO700G3α」を発売した。従来機より最大吊上げ荷重を10d向上して70tとしたほか、ブーム長さ最長(44m)時の最大吊上げ能力も8・2tにアップ。高揚程作業でも威力を発揮するという。
ディーゼル特殊自動車2011年排出ガス規制対応のエンジンを搭載し、作業時や走行時の燃料消費情報を表示する「燃料消費モニタ」や作業中のクレーンの不要なエンジン回転数を制御する「エコ・モード」なども装備。このほか、クラス最高揚程(63m)の3段ジブを採用し、国内向ラフテレーンクレーンとしては最重量の吊上げ能力を有している。
標準仕様価格は8100万円(税抜)。年間150台の販売を見込んでいる。詳細は同社ホームページに掲載中。
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《菱興プラスチック、 「RKPR防煙パネル」を開発》 2013.7.15
三菱樹脂の子会社の菱興プラスチック(岐阜県養老郡、山田恒久社長)はRKPR防煙パネルを開発した。不燃認定を取得したガラスクロス複合塩化ビニールシートとアルミ製のフレームを組み合わせた防煙垂れ壁ユニットで、本格販売を開始している。
火災時に煙や高温の有毒ガスの流動を遅らせる防煙垂れ壁は、商業施設や公共施設などに設置が義務付けられいる。土木用遮水シートなど樹脂シート製造・販売の同社は不燃性・防炎性に優れたシート製造技術を活かして防煙パネルをこのほど開発。樹脂製でガラス板のような割れや飛散の恐れがなく、地震の際に天井から落下・破損した場合でも被害を最小限に抑えることができる。
一枚の標準サイズは高さ500o×1500oで、重量が約1・8sとガラスに比べて非常に軽く、一人でも容易に取り付けることが可能。作業効率が向上し、施工時間の短縮と人件費等のコスト削減につながる。このほかシワ発生抑制や帯電防止機能などを備えている。樹脂シートは透明、半透明、白をラインナップしている。
問い合わせ先は同社開発部(電話0584・32・3577)。
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《エービーシー商会、静電気が発生しにくいデッキ材「アースデッキREX帯電抑制タイプ」新発売》 2013.7.15
エービーシー商会は、被覆加工廃木・廃プラ複合デッキ材「アースデッキREX帯電抑制タイプ」を新発売した。表面抵抗値が低いため静電気が発生しにくく、痛みを伴う放電を抑制できるという。
構造は内層と外層の2層で成型。外層は耐候性にすぐれた樹脂で被覆し、紫外線劣化によるチョーキング等が少なくなっている。また人口木材のためトゲやささくれがなく素足での歩行が可能だ。
カラーバリエーションはダークとアンバーの全2色(リブ仕上げ・フラット仕上げ)。主な施工場所は高齢者福祉施設や病院、学校、児童施設など。1平方bあたりの材料設計価格は1万9880円。
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《ニットー、歩道床面サインで迅速な避難を促す「屋外用避難サインタイル」を開発》 2013.7.15
建築土木用の景観資材販売のニットー(岐阜県土岐市駄知町)は、広域・津波避難場所への屋外用避難サインタイルを開発した。歩道床面に設置するもので、迅速な避難を促すことができる。
グラニットタイル表面を特殊加工でノンスリップ化したものベースに、シルクスクリーン印刷し1200度の高温で一体焼成。耐久性が高く、経年褪色・変色もないため、長期間の利用が可能だという。
受注生産で、要望に応じたデザイン提案も実施している。140角、厚さ20o。詳細は同社ホームページに掲載している。
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《タダノ、「スカイボーイ4機種」を発売 WEB情報サービスでサポートも》 2013.6.27
タダノは、通信工事用高所作業車「スカイボーイAT―110TTE(D)/(S)」など計4機種を発売した。
過密市街地や狭い道路幅の住宅地などで活躍する通信工事用高所作業車で、作業効率アップやコンパクト化による利便性の向上、燃費・騒音低減による経済性・環境性の向上、必要な装備品収納力の向上などを開発コンセプトに更なる快適性を追求した。
機種別の主な特徴として、AT―110TTE(D)は最大地上高11mでバケット積載荷重200sのフルブーム全周同一性能を実現。AT―100TTEは高所作業車特別教育の資格でより大きな作業範囲のニーズに対応し、AT―110TTE(S)とAT―100TTはジャッキ車幅内設置でフルブーム全周同一性能を実現した。
この他、同社が8月から運用を開始するWEB情報サービス「HELLO―NET」により、今後大型クレーンで運用中の車両稼働状況や位置情報・保守管理をインターネットでサポートする方針だ。
標準仕様価格は920〜1020万円(税抜)。4機種あわせて年間200台の販売台数を見込む。
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《ニットー、ヴィンテージウッド調の大判床タイル「リストンディー」の輸入販売を開始》 2013.6.13
ニットー(岐阜県土岐市)はヴィンテージウッド調の大判床タイル「リストンディー」=写真=の輸入販売を開始した。
イタリア製最新インクジェット技術によって天然木目の微細な雰囲気を再現しており、ノンスリップ性能も有している。形状は大判で900×150角、厚み10o。
カラーはツンドラ、デザート、ブルーマ、キャニオン、ブルカーノの5色で、価格は1m2あたり1万2000円。
また同社は、タイルテラス専用グレーチングの販売も開始。耐久性の高いステンレス製で、テラス専用設計によりテラス側からの片持ち式で簡単にセットが可能となった。設計価格は300タイプが1セットあたり1万円、600タイプが1セットあたり1万3000円となっている。
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《鹿島、立体自動倉庫向けの制震構法「Attic Damper System」を開発》 2013.6.10
鹿島(中村満義社長)は、立体自動倉庫向けの制震構法「Attic Damper System(ADS)」=イメージ図=を開発した。ラック上部の屋根裏空間に設置することで、震度6クラスの大地震時の揺れを2分の1〜3分の2に低減してラックを損傷から守り、大地震後の事業継続性を大きく向上させる。
同システムは、小型軽量なオイルダンパーと取付フレームで構成。1〜1・5mの空間があれば設置が可能。立体自動倉庫のラックは、スタッカークレーン(自動搬送機)の通路を空けるため、細くて高い形状をしており、地震時には上部が大きく曲がるように変形することに着目して開発した。ラックの曲げ変形を利用してオイルダンパーが効率的に地震エネルギーを吸収するため、積荷の状態に関係なく常に安定した効果を発揮する。
費用は、既存倉庫がパレット数×4万〜8万円、新築は工事費全体の3〜4%程度。
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《キャタピラージャパン、キャタピラー初のハイブリッド油圧ショベルCat
336E L Hを国内導入》 2013.6.10
キャタピラージャパン(東京都世田谷区)は、キャタピラー初のハイブリッド油圧ショベル「Cat
336E L H」を6月1日から国内導入する。従来機比で最大30%燃料消費量を低減したほか、二酸化炭素の排出削減や低騒音、高い安全性、優れたメンテナンス・サービス性を備えている。
キャタピラーが新開発した油圧ハイブリッドシステムを採用。放出油圧エネルギーを旋回駆動に再利用する効率的なシステムで、従来機と同等の生産性を維持したまま燃費効率を大幅に向上している。このほか、燃料消費量の低減や排気ガス排出量の抑制など高い環境性能も有している。
バケット容量は1・5立方bで、運転質量は35・6d。標準販売価格(販売標準仕様、工場裸渡し)は3675万円(税抜)。詳細は同社ホームページに掲載している。
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《住友建機、ハイブリッド油圧ショベルSH200HB―6を今秋発売》 2013.6.10
住友建機(東京都品川区)は今秋、ハイブリッド油圧ショベルSH200HB―6を発売する。低燃費性能のほか、油圧ショベルを超える運動性能を実現する。
コンセプトは、油圧ショベルを超えたパワフルでスムーズな動き。旋回方法に電動モーター方式を採用し、アタッチメント動作にモーターの動力性能をマッチングさせることでなめらかな動きを可能とした。またキャパシタに蓄えた電気エネルギーをモーターへ供給し、余剰エンジンパワーをアタッチメントの動力に利用している。
燃費面ではアシスト機構と独自の省エネ制御でエンジンの負荷を軽減。燃料消費量を特定特殊自動車2011年排出ガス規制に適合した従来機SH200―6機と比較して10%低減した。このほか大型の容量0・9立方bのバケットや、NETIS登録技術フィールドビューモニター(FVM)を標準装備している。
発売価格は2760万円。販売目標は年間1000台。詳細は同社ホームページに掲載している。
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《タダノ、2機種のオールテレーンクレーン「ATF400G-6」と「ATF300G-6」を発売》 2013.5.30
タダノは2機種のオールテレーンクレーン「ATF400G-6」=写真=、「ATF300G-6」を新発売した。グローバルモデルとして全世界への供給を目的に、ドイツの100%子会社・タダノファウン社と共同開発した。日本市場における世界戦略機種の第5弾。
ATF400G-6とATF300G-6のブームは、軽量で強度の高いラウンド形状で統一。断面横方向のサイズアップにより横剛性が向上し、400t、300t共にクラス最大のブーム性能を誇る。
さらにATF400G-6では、作業用途にあった「フルオート・ラフィングジブ」や「フィックスジブ」、「油圧チルトジブ」、「ラフィングジブ」など、多様なジブを選択することにより、広い作業半径と高揚程作業にも格段の作業効率を実現した。特に76bのラフィングジブを装備した場合、最大地上揚程122bを実現する。
またベースブーム先端にマストを立て、リンクとワイヤロープでブームを支えるアタッチメントPS(Power
System)を装備した場合、ブームの縦たわみを低減し、特に作業半径が大きな領域で高い能力を発揮する。
ATF300G-6も、52bのラフィングジブ装備により、クラス最高108bの高揚程を誇る。また装備がシンプルで分解搬送台数も少なくすみ、組立・分解時間の短さにも優れる。
2機種ともつり荷の地切り操作時、荷振れを防止する「リフト・アジャスタ」、つり荷の接地後フック移動の抑制機能として「リリース・アジャスタ」機能を搭載。
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《エービーシー商会、接着剤不要の置敷きホモジニアスタイル「インタークリック」新発売》 2013.5.30
エービーシー商会は、接着剤不要の置敷きホモジニアスタイル「インタークリック」を新発売した。フローリングや塩ビタイルなど、床がフラットな状態であれば、既存床はそのままに、インタークリックを直接置敷きするだけで短時間の改修が可能。既存床を撤去する必要がないため、撤去費用がかからず改修コストが軽減できる。
賃貸店舗やオフィスでは退去時に現状復旧が求められるが、インタークリックは接着剤を使用しない嵌合方式で取り外しが簡単で、下地に残る接着剤を除去しなくて済み、撤去や残材の処理にかかるコストを大幅に軽減できる。
また、接着剤を使用しないため施工時の臭気が気にならず、床材廃棄の際も廃棄物分別が容易。リサイクル原料を67%使用し、人にも環境にも優しい床材となっている。
カラーバリエーションは全7色(表面エンボス仕上げ)。規格は170o×1210o・厚さ4o(表層0.5o)、表面エンボス仕上げ。材工設計価格(税別)は5900円/m2、1万2160円/ケース。
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《住友建機、新型マテリアルハンドリング機(SH250-6MH)を発売》 2013.5.30
住友建機は、新型マテリアルハンドリング機(SH250-6MH)を発売した。マテリアルハンドリング機は、油圧ショベルに発電機と制御盤を搭載し、アーム先端部にマグネット(金属吸着用)やグラップル(非鉄金属用)を装着することで、大量のスクラップを短時間に効率良く扱うことが出来る。
今回発売する新型機の主な特徴は、従来のタッチパネル式リフティングマグネットモニターをフルカラーモニターに内蔵、マグネットモード時でも使えるオート・ワンタッチアイドルを搭載し燃費を低減した。また、吸着(弱)スイッチの採用により弱磁力での吸着操作が可能で、余分なスクラップの吸着を抑制し、仕分け作業を効率化できる。マグネット制御盤を従来機50%に小型化したことにより安全上不可欠な昇降通路を確保。独自のFVM(フィールドビューモニター)を標準装備し、270度の広角と上空からの俯瞰画像により安全確認が容易にできる。さらにエレベーターキャブ、新システムの採用により従来機に比べ実作業範囲を最大360mm拡大した。
価格は3996万円(税別、マグネット付き)で、年間販売目標は35台。
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《YKK AP、「シンプルモダン門扉レジーナシリーズ」を発売》 2013.5.9
YKK AP(東京都千代田区)は、アルミ鋳物の「シンプルモダン門扉レジーナシリーズ」を発売した。鋳物の重厚感と繊細な造形で、スチール製門扉の注文品と同等の意匠性を低価格で実現したことが特徴。
デザインは横格子と縦格子、縦横格子の3種類。開口形態は幅1600oの両開きと1200oの両開き親子、800oの片開きがあり、高さはいずれも1400oまたは1600o。色はブラック、シルバーなど単色、2色塗装から選択できる。
価格は両開きの高さ1600o、門柱納まり、単色塗装タイプで33万750円(税込、施工費別)。平成25年度に1億円の売上を目指す。
◇問い合わせ先=フリーダイヤル(0120・724134)。
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《ブラック・アンド・デッカー、電動工具マルチエボにコード式ボディEAC800とコード式インパクトEAI800》 2013.5.9
ブラック・アンド・デッカー(米国)は、ヘッドの交換だけでさまざまな作業ができる電動工具マルチエボに、「コード式ボディEAC800」と「コード式インパクトEAI800」を加え発売した。
交換できるヘッドは穴あけ、ネジ締め、カット、空気入れなど全8種類。何種類もの工具を購入する必要がなく、コストダウンと収納性の向上につながる。コード式ボディ=写真=は、AC電源タイプで電池切れの心配がなく、連続して作業できる。コード式インパクトは、コード式ボディにパワフルなネジ締め作業が可能なインパクトドライバーヘッドをセット化した。
参考価格は、ボディが6000円前後、インパクトが1万円前後。ヘッドは各4000〜5000円前後。
◇問い合わせ先=電話03・5979・5677。
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《寺岡ファシリティーズ、駐輪システム「チャリコ」を新発売》 2013.5.9
寺岡ファシリティーズ(札幌市中央区)は、省スペース・省コストのバッテリー式電磁ロック駐輪システム「チャリコ」を新発売した。
駐輪ラック4台と精算機1台のセットで、狭い土地への設置が可能。バッテリーを内蔵しているため電気工事が不要で、従来に比べて設置コストが削減できるという。また、設置作業は床への固定のみなので、工期も短く、容易に設置・撤去できる。
同社では、商店の周りや大型駐車場のデッドスペース活用のほか、放置自転車対策、イベント開催時の臨時駐輪場などとしての利用を想定。平成25年度に250セットの受注を目指す。
◇問い合わせ先=駐輪システム事業部(電話03・3548・8545)。
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《藤村ヒューム管、RCセグメント「ヒューセグ」が建設技術審査証明を取得》 2013.5.9
藤村ヒューム管(新潟県柏崎市)、栗本コンクリート工業(滋賀県愛荘町)、フジミ工研(東京都千代田区)の3社は、RCセグメント「ヒューセグ」の建設技術審査証明(土木系材料・製品・技術、道路保全技術)を土木研究センターから取得した。
外径3・5m以下のシールドトンネルで使用するRCセグメントを、既存のヒューム管製造設備で製造するもの。従来型の振動締固めではなく、大きな遠心力で締め固めることでコンクリートの密実化と耐久性が向上するほか、内外面に抗菌性能を有した特殊コンクリート層を確実に設置できることが特徴だ。
今回の取得を機に3社は研究会を設立。ヒューセグの特徴を生かし、下水道や電力、通信、ガスなど中小口径シールドでの普及を目指す。
◇問い合わせ先=フジミ工研(電話03・3264・4825)。
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《三協立山・三協アルミ社、引き戸タイプの門扉シリーズを統廃合「レナード」を発売》 2013.5.9
三協立山・三協アルミ社(富山県高岡市)は、引き戸タイプの門扉シリーズを統廃合し、新たに「レナード」として5月1日に発売した。
階段前など限られたスペースでも設置でき、床面にレールがないため車椅子やベビーカーもスムーズに通行。取っ手は開閉しやすいハンドルタイプ。錠前は道路側をディンプル錠、家側はディンプル錠と着脱式つまみサムターンの2種類から選択できる。
タイプはアルミ形材と木調があり、それぞれ横格子、縦格子などをラインアップ。色はシルバー、グレーなど。扉の幅は1300〜1700o、高さは1000〜1400o。
価格は袖扉なしタイプで11万2000円から、袖扉付きタイプで14万1000円から。
◇問い合わせ先=エクステリア建材部(電話0766・20・2261)。
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《タダノ、「CREVO250G3α」を発売》 2013.5.6
タダノは、「CREVO250G3α(アルファ)」を発売した。ラフテレーンクレーンをモデルチェンジしたもので、最も汎用性の高い25tクラスのモデルとなっている。
ディーゼル特殊自動車2011年排出ガス規制対応のエンジンを搭載し、走行時や作業時の自動再生機能つきDPFも装備。周囲環境に配慮した快適な作業環境を作りあげた。このほか車両の軽量化とクレーン性能を両立する「ラウンドブーム」の採用など作業性を向上。作業中の不要なエンジン回転数を制御する「エコ・モード」や、パーキング・ブレーキの掛け忘れ警報装置の追加など、環境や安全に配慮した装備を充実している。
標準仕様価格は4000万円(税抜)。年間500台の販売を見込んでいる。詳細は同社ホームページに掲載中。
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《キャタピラージャパン、「Cat D8Tブルドーザ」をモデルチェンジ》 2013.5.6
キャタピラージャパン(東京都世田谷区)は、Cat
D8Tブルドーザ(運転質量4万2050s)をモデルチェンジし、このほど発売した。
環境性能と燃費効率を向上した新エンジンを搭載し、オフロード法2011年基準に適合。新たに搭載したオートアイドルストップ機能で燃費低減に貢献しているほか、アキュグレード対応仕様を標準装備し、簡単かつ低コストで情報化施工に対応できる。作業性やオペレータ環境、安全性、耐久性も向上している。
標準販売価格(販売標準仕様、工場裸渡し)は6585万円(税抜)。詳細は同社ホームページに掲載している。
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《エービーシー商会、駐車場用防滑性エポキシ樹脂系塗床材「パーキングガード水性」を新発売》 2013.5.6
建材開発・製造・販売等のエービーシー商会は、駐車場用防滑性エポキシ樹脂系塗床材「パーキングガード水性」を新発売した。完全水性化や、地下駐車場等の閉鎖空間での溶剤臭対策など、施工者の負担を大幅に低減した環境対応型商品となっている。
厚生労働省指針13物質や文部科学省基準6物質などを含まず、TVOC(総揮発性有機化学物質)の発生量が極めて小さい超低VOC商品。製品だけでなく施工から洗浄まで全て「完全水性」で、現場に洗浄剤を持ち込む必要がなく、臭いもほとんどない。またタイヤ跡などの汚れがつきにくく、水や中性洗剤で落としやすいため、地下駐車場・駐輪場のメンテナンスの負担を軽減している。
材工設計価格(税別)は1平方bあたり4300円(300平方b以上)。詳細は同社ホームページに掲載している。
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《戸田建設・東京技営、モヘヤ付き「システム巾木M」を開発》 2013.4.29
戸田建設は、東京技営(荒井宏康社長)と共同で、乾式二重床の重量床衝撃音を抑える効果があるモヘヤ付き「システム巾木M」を開発した。重量床衝撃音レベル等級で1ランク性能が向上し、床のコンクリートを約30o厚くするのと同程度の効果が得られる。
マンションで主流の乾式二重床は、床下を密閉すると飛び跳ねたりした音が大きく響くのが欠点。最近は幅木の下に隙間を設け、床材とスラブの間の空気が室内に抜けるようにしている。
新製品は、幅木の下部に密度や硬さを工夫して加工した特殊なモヘヤを取り付けたのがポイント。モヘヤ材は隙間を隠すだけでなく、重量床衝撃音の低減効果も確保。隙間を2oで施工した場合の重量床衝撃音は、重量床衝撃音レベルの決定周波数帯域の63Hz帯域でパッキン付き幅木より4dB程度低下した。
◇問い合わせ先=電話029・864・2961。
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《パラマウント硝子工業、高性能グラスウール断熱材「ソフール」を発売》 2013.4.29
パラマウント硝子工業(福島県須賀川市)は、高性能グラスウール断熱材「ソフール」を発売した。
従来品よりも繊維を極細に均一化し、多くの空気室を形成。断熱性能はそのままで厚さを10%薄くした。また、従来の1・5倍の防湿フィルムを採用し、強度アップを図ることで施工性が向上。確実な施工が容易となった。
価格は、1坪あたり3200円から。問い合わせは、ホームページ(www.pgm.co.jp)または電話03・3582・5370まで。
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《マックス、充電式防じん丸のこ「PJ―CS51DP」を発売》 2013.4.29
マックス(東京都中央区)は、木材や石膏の切断時に切粉が飛散しない充電式防じん丸のこ「PJ―CS51DP」を発売した。
刃先が本体の外側を向くように15度まで傾斜が付けられるため、リフォーム現場でのフロア張り替え時の際切りや、窓など各種開口部での作業が簡易。また、作業姿勢から刃先・墨線が見やすいように、切粉が入るダストボックスの配置をベース幅に納まる形状とした。ダストボックスはそのままで、チップソーが交換できる。
希望小売価格は6万3000円(税込)。
◇問い合わせ先=第1機工品営業部(電話03・3669・8120)。
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《三協立山・三協アルミ社、カーポート「スマット」に特注サイズを規格化》 2013.4.18
三協立山・三協アルミ社(富山県高岡市)は、カーポート「スマット」に特注サイズを規格化して追加し、4月10日から販売を始めた。割高だった特注サイズが、規格化により手頃な価格となったことが特徴。
追加サイズは、間口3325oの「ワイド」、狭小地対応で奥行きを4382oとした「コンパクト」、車のほか自転車やバイクも駐車できる奥行き6536oの「プラスアルファ」の3タイプ。
本体はアルミ形材、屋根パネルはポリカーボネート板、熱線遮断FRP板など。色は本体がシルバー、ブラックなど4色、屋根パネルはブラウンスモークなど3色から選べる。
ワイドサイズで参考価格は35万8900円(税、工事費など別)。
◇問い合わせ先=エクステリア建材部(電話0766・20・2261)。
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《アイホン、IPネットワーク対応インターホン「IX」を開発》 2013.4.18
アイホン(名古屋市熱田区)は、オフィスや商業施設、銀行など出入口のセキュリティーを強化するIPネットワーク対応インターホン「IX」を開発、10月から発売する。
同製品は、カメラ付ドアホン端末の映像を市販の映像監視システムと連動させ、常時録画できることが特徴。製品の異なるメーカー同士でもライブ映像や音声、制御情報などをやり取りできるようにインターフェース標準規格に対応している。
また、インターホン機能としての呼び出し確認や着信音に音声メッセージを採用するなど利便性も高めた。発売後の1年間で7600万円の販売を見込んでいる。
◇問い合わせ先=電話052・682・3877。
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《美和ロック、共用エントランスの制御器「VERSA
Access Controller」を発表》 2013.4.18
美和ロック(東京都港区、和氣英雄社長)は「VERSA
Access Controller(ベルサアクセスコントローラ)」を発表した。
同製品は電気錠や自動ドアを解錠する制御器で、集合住宅の共用玄関に使用する同社のエントランス制御器をフルモデルチェンジしたもの。LAN接続で最大64の扉を管理できる。1住戸当たりの登録キー数は8本までだが、専用管理ソフトを使うと最大99個まで拡張可能。制御器の各種設定や管理ソフトへの登録情報の入力にはUSBメモリを使うため、パソコンと制御器を直接つなぐ必要がない。また、故障時に従来品は全交換対応だったが、同製品はパーツ単位で交換できる。
CMNT―211型=写真=は2扉、CMNT―311型は6扉を接続管理。価格は27万円(税抜)から。
◇問い合わせ先=電話0120・81・3069。
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《YKK AP、「EXIMA」シリーズに「EXIMA32」を追加》 2013.4.18
YKK AP(東京都千代田区)は、集合住宅、中低層オフィス向けの「EXIMA(エクシマ)」シリーズに、断熱性を高めた「EXIMA32」を加え発売した。
サッシ枠にウレタン樹脂断熱材を挟み込んだ「枠形材断熱構造」で結露を抑制。複層ガラスとの組み合わせにより高い断熱性を確保し、開口部の快適性を向上する。
引き違い窓など開閉時に誤って指を挟んだ場合の衝撃を和らげる「緩衝ゴム付き仕様」、小さな開口部で通風・換気できる「たてすべり出し窓(スリット換気仕様)」「換気小窓(内倒し型)」との組み合わせも可能。
参考価格は、幅1800o、高さ2000oの引き違い窓で6万9200円(ガラス代、税、工事費など別)。平成25年度に9億円の受注を目指す。
◇問い合わせ先=フリーダイヤル0120・724134。
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《YKK AP、「シンプルモダンフェンスWシリーズ」を発売》 2013.4.15
YKK AP(東京都千代田区)は、木目調のアルミ形材フェンス「シンプルモダンフェンスWシリーズ」を発売した。木目調とアルミ質感が調和し、印象的な外構を演出できるアイテムとして採用を促す。
横板格子や植栽と組み合わせる横格子、縦板の半目隠しなど6タイプをそろえ、木目調は3色、アルミはカームブラックとプラチナステンの2色から選択。高さは600〜1200o。2段支柱やコーナー継手、フェンス下隙間隠しなどのオプションもタイプに応じて設定できる。
価格は、横板格子と細横格子の組み合わせタイプで4万5465円から(税込、施工費など別)。平成25年度に4億円の売上を目指す。
◇問い合わせ先=フリーダイヤル0120・724134。
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《三協立山・三協アルミ社、「M・グローリア」に新アイテム》 2013.4.15
三協立山・三協アルミ社(富山県高岡市)は、エクステリア製品の「M・グローリア」に吊り引き戸や太桁フレームなどを追加し、4月1日から販売を始めた。
M・グローリアは、フレームとスクリーン、ルーフを組み合わせ、家族の成長などライフスタイルに応じて柔軟に変化できる外構アイテム。
吊り引き戸は、固定側スクリーンとフラットに納まる新スライド機構を採用し、一体感のある意匠を実現。デザインは採光タイプと縦格子タイプがある。太桁フレームは、上下幅を重厚感のある180oとし、外構空間を印象的に間仕切る。
縦格子タイプの吊り引き戸と太桁フレーム、スクリーン1型の組み合わせで、参考価格は152万6000円(税、施工費など別)。
◇問い合わせ先=エクステリア建材部(@0766・20・2261)。
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《ニチベイ、竹と不織布組み合わせたロールスクリーン「彩月(いろどりづき)」を4月15日から販売》 2013.4.15
ニチベイ(東京都中央区)は、ロールスクリーンのソフィーに竹と不織布を組み合わせた「彩月(いろどりづき)」を加え、4月15日から販売を始める。
和室の窓周りや宿泊施設、店舗の間仕切、目隠しなどに最適な商品として追加するもので、自然素材の竹に和紙のような風合いの不織布を織り込み、視線や日差しをほどよく遮る。色は茶系など4色。
ソフィーの標準(チェーン式)、大型手動・電動、タペストリーなど5タイプに適応可能。製作可能幅は20〜270p、高さは10〜300p。標準タイプの幅、高さいずれも180pの場合で、参考価格は10万7300円(税、施工費別)。
◇問い合わせ先=電話03・3272・2592。
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《イノベーション、木造住宅専用屋上庭園「プラスワンリビング」新プラン「PLAN2013」を発売》 2013.4.8
木造住宅専用の屋上庭園を全国展開するイノベーション(本社大阪市)は、コストアップ無しでも屋上庭園を創出できる「プラスワンリビング」の新プラン「PLAN2013」を、全国各地の販売店で4月1日発売した。年間3000件の受注を目指す。
「PLAN2013」は「リゾート」をテーマにした「PLAN2012」に、「アミューズメント(遊び心)」の要素を加えて開発。屋根と同等価格で実現するベーシックプランのほか@ジェットバスを備えたSuite
roomA好きなモノに囲まれて過ごすHobby roomB家族でスローライフを満喫するKitchen
gardenCリゾートのような癒し空間のHealing
villaなど、計5種類。
屋上の快適な使い方や、楽しみ方を提案する季刊誌の発行や、屋上生活を楽しむグッズ・サービスを特別価格で提供する専用ECサイトを立ち上げるなど、オーナー向けサービスも充実させている。
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《ニチベイ、「ポポラ」シリーズに2製品追加》 2013.4.8
ニチベイ(東京都中央区)は、ロールスクリーンやブラインドの「ポポラ」シリーズに、調光ロールスクリーンとベネシャンブラインドを加え、4月1日から販売を始めた。
ポポラは、「おしゃれなエコ」をコンセプトとし、生地やスラットに環境負荷の少ない素材を使うほか、豊富なカラーバリエーションとデザインでコーディネートを楽しめる人気シリーズ。
新たに加えた調光ロールスクリーンは、前後に配置されたボーダー柄のスクリーンを上下に操作することで、採光を調整できるもの。標準タイプの参考価格は5万3300円(税、施工費別)。
ベネシャンブラインドは、遮熱スラットを細やかに調整できる横型ブラインドで、耐水タイプなどもある。標準タイプの参考価格は2万1700円。
◇問い合わせ先=電話03・3272・2592。
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《エービーシー商会、無機系可とう性薄塗型床材「ラバクリートF」新発売》 2013.4.1
エービーシー商会は、セメントを主体とした無機系材料でありながら、すぐれた可とう性を有し、アスファルト系下地へ施工可能とした無機系可とう性薄塗型床材「ラバクリートF」を新発売した。
今までのセメント系ではできなかった、アスファルト系下地への施工が可能で、フォークリフトの走行にも耐えうる耐久性を持つ。施工終了後16時間程度(20℃)で車両の走行が可能なため改修に最適で、有機溶剤を使用しておらず施工中の臭気も気にならない。標準色はRF−810で、駐車場車路・倉庫・工場床などの施工に適している。
1u当たりの材工設計価格(税別、基準面積300u以上)は、2mm厚が8000円、3mm厚が9850円、4mm厚が1万3500円。
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《文化シヤッター、「エコセーフ」既設対応タイプを発売》 2013.4.1
文化シヤッター(東京都文京区)は、機械式危険防止装置「エコセーフ」について、同社製の既設防火シャッターに設置できる既設対応タイプを発売した。初年度6億円の販売を目指す。
エコセーフは、従来の電気制御から独自の機械制御にすることでバッテリーの設置を不要にした省エネタイプの装置。施工性の向上と建物自体への負荷軽減により、同社製の既設防火シャッターにスムーズに設置できる。平成17年11月以前の着工物件では、危険防止装置の設置が義務化されておらず、安全面で課題となっていることに着目した。
対象は屋内専用で竪穴区画、面積区画の防火・防煙シャッター。間口は1m以上10m以下、高さは1m以上5・1m以下。間口5m、高さ3mの製品で参考価格は51万7800円(税込)。
◇問い合わせ先=電話03・5844・7111。
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《協栄ファスナー工業、「添木結束クランプ」がNETIS登録》 2013.4.1
協栄ファスナー工業(島根県雲南市)の「添木結束クランプ」が国土交通省の新技術情報提供システム(NETIS)に登録された。登録番号はCG―120033―A。
街路樹などを支柱の添え木に固定する時、これまで鉄線を手作業で結束していたため、時間と労力に加えて技術も必要とされていた。「添木結束クランプ」はバンド状となっており、ネジで締めるだけで固定できる。電動ドライバーも使用でき、工期の短縮化、施工品質の安定化を図れる。
支柱の太さに応じて3サイズから選択可能で、リサイクルもできる。
◇問い合わせ先=電話0854・62・9700。
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《YKK AP、「APW330真空トリプルガラス」を発売》 2013.3.21
YKK AP(東京都千代田区)は、3枚のガラスで断熱性能を高めた戸建て住宅用樹脂窓「APW330真空トリプルガラス」を発売した。
Low―Eガラスとフロートガラスを0・2oの真空層で挟み、さらに樹脂スペーサーで13oの空気層を設けてLow―Eガラスを組み合わせた構造。一般的なアルミ窓(複層ガラス)の約4倍、アルミ樹脂複合窓(Low―E複層ガラス)の約2倍の断熱性能を持つという。
ガラスを3枚重ねながらも日射取得と断熱性能のバランスを取っているほか、全体の厚さは複層ガラスと同等の22oに抑え、デザイン性にも配慮。フレームは外観3色、内観4色から選べる。ガラスはクリアのみ。価格は幅640o、高さ1170oのたてすべり出し窓タイプで5万7435円(税込、工賃別)。初年度1億円が売上目標。
◇問い合わせ先=フリーダイヤル0120・724134。
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《リンテック・帝人フロンティア、「レフテルZC05G NX」と「レフテル
ZC06T NX」を発売》 2013.3.21
高透明断熱タイプの建物用ウインドーフィルムを共同開発しているリンテック(東京都板橋区)と帝人フロンティア(大阪市中央区)は、新アイテム「レフテルZC05G NX」と「レフテル
ZC06T NX」を発売した。
従来品のレフテルZC05G・ZC06Tに、プロテクトフィルムを貼り合わせたことで施工時に傷が付きにくく、施工後も簡単に剥がすことができる。夏は日射の熱エネルギーを大幅カット、冬は室内の熱を効率的に反射し暖房熱の流出を防ぐので年間を通して空調効率を向上できる。明るさの源である可視光線透過率が良く、高い透明性を実現した。
価格は、1u当たりで05G・06Tともに1万3650円(消費税・工事費含む)。
◇問い合わせ先=電話03・3868・7733。
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《LIXIL、「SolaelUア―キデュオワイド」を発売》 2013.3.21
LIXIL(東京都千代田区、藤森義明社長)は、架台を使わずソーラーパネルを直乗せしたカーポート「Solael(ソラエル)Uア―キデュオワイド」を、TOEXブランドから発売した。
同製品は、架台を使用しないためすっきりしたデザインで景観を損なうことなく住宅地や住宅の外観と調和する。ソーラーパネルは、自社製の発電効率の高い「単結晶セル」を使用。JIS規格に基づいたモジュール1枚の最大出力「公称最大出力」は250wで変換効率15・4%と高い発電能力を持つ。日々の発電量などをチェックできるカラーモニターも用意されている。
価格は、車2台用の54―50型(太陽電池容量3・125kw、ソーラーパネル15枚=標準10枚、ハーフ5枚)が346万7000円(税別)。工事費、配送費は別途。
◇問い合わせ先=フリーダイヤル0120・126・001。
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《キャタピラージャパン、Cat D6Tブルドーザを新発売》 2013.3.18
キャタピラージャパン(東京都世田谷区)は、土木工事等の現場で活躍するCat
D6Tブルドーザ(湿地車・運転質量2万2300`c
\乾地車・同2万1850`c)を新発売した。
環境性能と燃費効率を向上したCat C9・3ディーゼルエンジンを搭載し、オフロード法2011年基準に適合。このほか新たにオートアイドルストップ機能を整備している。アキュグレード対応仕様(ARO)も標準装備し、簡単かつ低コストで情報化施工に対応することができる。
詳細は同社ホームページに掲載中。
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《キャタピラージャパン、採石現場向け中・大型ホイールローダ3機種を新発売》 2013.3.18
キャタピラージャパン(東京都世田谷区)は、採石現場向け中・大型ホイールローダ3機種を新発売した。
発売したのは、Cat966Kホイールローダ(バケット容量4・2立方b、運転質量24・2d)、Cat972Kホイールローダ(同容量4・8立方b、同質量26・35d)、Cat980Kホイールローダ(同容量5・4立方b、同質量30・9d)。
クリーンな排出ガスと燃料消費量低減を両立した新エンジンを搭載。オフロード法2011年基準に適合している。フュエルマネジメントシステムも採用して燃費低減を図っているほか、新型バケットの採用等で生産性を大幅に向上した。このほか、オペレータ環境、安全性、アプリケーション対応力など向上している。
詳細は同社ホームページに掲載中。
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《三菱樹脂インフラテックら、CFRP波形定着工法を販売開始》 2013.3.18
炭素繊維シートを用いた柱や梁への新たな補強工法「CFRP波形定着工法」が販売開始となった。三菱樹脂インフラテックと竹中工務店、コンステック、サンコーテクノ、ボンドエンジニアリング、コニシの6社が開発したもので、施工簡便化と工期短縮を実現している。
耐震化が求められる中、建築物の柱は壁に接しているものが多く、補強に重機が必要で作業に手間がかかっていた。同工法では、柱に開けた孔にCFRPロッドを通し、CFRP波形プレートで固定。専用ドリルを開発したことで、重機不要で容易に施工できるようになった。
このほど日本建築総合試験所から建築技術性能証明の認定を受けたことから、本格販売を開始した。鉄を使わなず補強するため錆びず耐久性に優れ、壁付き柱でも短工期で単独柱と同等の補強効果が得られるという。
問い合わせは、三菱ケミカルホールディングス広報・IR室(電話03・6748・7140)まで。
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《タニケン、「スポットトイレ」の販売強化》 2013.3.14
タニケン(京都府宇治市、谷口孝昭社長)は、タンク下部に排水口を設けた小便用下抜き排水式簡易トイレ「スポットトイレ」の販売を強化している。
従来品はタンクが満タンになると、タンク上部の開口部から内容物を処理していたので悪臭や飛び散りがあり作業が苦痛だったという。スポットトイレはタンク下部から内容物を排出するので、簡単できれいに処理することができる。スペース的な問題で大型の仮設トイレを設置できない建築現場や災害時の簡易トイレに最適で、設置方法も置くだけなので簡単だ。
価格は、8500円(消費税込)。
◇問い合わせ先=電話0774・21・9181。
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《文化シヤッター、避難所のプライバシー確保に「学校用間仕切プレウォールSA80C」を発売》 2013.3.14
文化シヤッター(東京都文京区)は1日、災害時の避難所でプライバシーを確保する「間仕切パッケージ」と、学校の教室と廊下の間仕切に避難所用間仕切を収納した「学校用間仕切プレウォールSA80C」を発売した。防災・減災ソリューションとして採用を働き掛ける。
間仕切パッケージは、紙管による骨組みと樹脂製ジョイント、不織布、床マットがセットで、幅1・8m、奥行き1・8m、高さ1・5mのブースが二つできる。コンパクトな梱包で重量は約11sに軽量化。学校用間仕切プレウォールには、最大6ブース分が収納可能となっている。
パッケージの価格は4万2000円(税込)。プレウォールは4ブース分と出入り口、パネル2カ所ずつのユニットで77万5000円(税込)。初年度2億4000万円の売上を目指す。
◇問い合わせ先=電話03・5844・7111。
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《ケイデン・セキュリティー機器販売、暗証番号式のカギ保管庫「カギ番人プラス」を3月発売》 2013.3.14
ケイデン・セキュリティー機器販売(東京都豊島区)は、暗証番号式カギ保管庫「カギ番人プラス」を3月に発売する。
建築現場での鍵の管理、不動産仲介業者の空き部屋の立ち入りなど鍵の受け渡しや持ち歩きによる鍵の紛失、置き忘れなど鍵が必要な場所でのトラブルを未然に防ぐカギ保管庫。暗証番号を何度でも好きな番号に設定でき、ボタンを押すだけの簡単操作。鍵以外にカードなども保管が可能だ。雨や埃から本体を守るカバーもある。
価格は、南京錠型(高さ184o×幅76o×厚さ57o)が1万1600円、壁付型(高さ127o×幅76o×厚さ57o)が1万800円(消費税込)。
◇問い合わせ先=電話03・3946・9209。
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《清水建設ら3社、つり天井を室内側から補強「グリッドサポート」を開発》 2013.3.7
清水建設ら3社は、既存のつり天井を室内側から支える耐震改修工法「グリッドサポート」を開発した。施設を使用しながら、さまざまなタイプのつり天井を低コスト・短工期で補強できるという。
既存のつり天井に、格子状のグリッド鋼材を室内側から配置しカバーすることで崩落事故を防ぐ。
改修作業では、まず天井の外周に沿って天井の一部を解体し、グリッド鋼材と建物躯体を一体化するための構造部材を設置。その後天井を復旧した上で、鋼材を構造部材に接続するとともに、天井面に鋼材を1本ずつビス留めしていく。大規模な天井の場合は、必要に応じて梁(はり)の下に構造部材を設けながら施工する。さまざまな幅広い部材に対応可能で、鋼材の配置間隔やデザインも任意に調整できる。
天井を張り替える既存工法に比べ、改修コストを20〜40%程度低減、工期を20%程度短縮できるという。清水建設のほか、内外装工事のオクジュー、内装工事の桐井製作所の3社で共同開発した。
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《三協立山・三協マテリアル社、日射熱80%カット「ラクシェード」を発売》 2013.3.7
三協立山・三協アルミ社(富山県高岡市)は、窓の外側に取り付けて直射日光を和らげるロールスクリーン「ラクシェード」を発売した。日射熱を最大約80%カットし夏場の冷房電力を節減するほか、直射日光を和らげ畳や家具の日焼け、傷みを防ぐ。
スクリーン生地はポリエステルで、日射を遮る効果の大きいグリーンからライトグレイ、グレイまで3色から選択可能。室内からの透視性は保ちつつ外からの視線は遮る。使用時は標準装備のプルコードで上げ下げする。収納部は壁付き、枠付き、持ち出しなど設置する窓に応じて最適なタイプを選べる。
幅は770〜2000o、高さは600〜2520o。参考価格は壁付きタイプ、幅1820o、高さ1390oのグレイのスクリーンで2万3200円。
◇問い合わせ先=フリーダイヤル0120・537899。
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《三協立山・三協マテリアル社、積雪地域にも設置可能な太陽光架台「サンステージ」を発売》 2013.3.7
三協立山・三協マテリアル社(富山県高岡市)は、高強度アルミ合金製の太陽光発電パネル用架台「サンステージ」を発売した。高強度、軽量化によって積雪地域への設置も可能となっている。
素材は新開発のアルミニウム合金(6N01系)。最大積雪1・5bまで対応可能な強度を持つほか、従来のアルミ材(6063)に比べ30%軽量化。陽極酸化皮膜(JIS
H 8602)仕様で高い耐食性も持つ。
また、特許出願中の配線固定用金具などによって施工が容易で、施工時間を短縮できる。
傾斜角度は10、20、30度の3種類。5〜40度の範囲で特注も可能。基礎上面からパネル下端高さは1bまで。
◇問い合わせ先=太陽光発電推進グループ(@0766・20・3340)。
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《安藤建設、梁が不要の集合住宅向け構造システム「An―Thick構法」を開発》 2013.3.7
安藤建設は、床版と壁版で構成する鉄筋コンクリート造の厚肉床壁構法「An―Thick構法」(アンシック構法)を開発した。梁(はり)や柱が無いため自由ですっきりとした室内空間を実現できる。中低層の集合住宅での採用を想定している。
通常の鉄筋コンクリート造よりも厚めの床版と壁版で構成。地震荷重などの水平力に対しては、床版と壁版の面外方向の剛性と耐力でラーメン構造として抵抗する。
床厚と壁厚は300〜350_程度で、階高を3b、桁行き方向のスパンを7bとした場合、8階建て程度までが目安。必要に応じて柱を設けたり、免震構造と組み合わせれば構造性能をアップさせることも可能だ。
箱を積み重ねた形で室内側にも梁や柱が無いため、換気孔などの位置や水回りのレイアウトを自由に決められ、スケルトンインフィル(SI)住宅とすることができる。床と壁が厚く遮音性にも優れている。
ラーメン架構と耐震壁を使った従来の板状集合住宅と比べると、鉄筋コンクリート量は5〜10%増えるが、簡易な形状のため型枠の面積が10〜15%減るとともに施工性も向上するという。
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《トプコン、トータルステーションESとOSの販売を開始》 2013.3.7
トプコン(東京都板橋区)は、マニュアルトータルステーションのESシリーズとウィンドウズCE搭載のOSシリーズの2機種をトプコンブランドとして国内向けに発売した。価格はオープン。
ESシリーズは、測距・測角など基本性能を向上させながら、防塵・防水性能はJIS保護等級IP66を誇る。また、連続使用時間36時間の性能を提供するマニュアルモデルとなる。欧米のほか、アジアや中東などの新興国で支持を得ている。
OSシリーズは、オペレーティングシステムにウィンドウズCE6・0を採用。稼働状況やトラブルの情報などを自動的に専用サーバーに送信・蓄積し、遠隔からサポートを構築するクラウド型サポートシステム「TSshield」をはじめ、基本性能と拡張性を兼ね備えたノンプリズム・トータルステーション。
◇問い合わせ先=電話03・3558・2532。
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《三菱樹脂、新グレード「ダイアリード K13916」を開発》 2013.3.7
三菱樹脂は、ピッチ系炭素繊維として業界初となる繊維1束あたり1万6千本(16K)のフィラメント数を実現した新グレード「ダイアリード
K13916」を開発し、2月から販売を始めた。
ピッチ系炭素繊維の中でも超高弾性グレードと位置づけられる引張弾性率760GPaの製品で、鉄の3倍以上という優れた弾性率(剛性)に加え、製造プロセスの最適化で優れた強度(引張強度3200MPa)も実現。これにより、炭素繊維のハンドリング性が向上し、プリプレグ(厚物・薄物)や板材などへの二次加工が容易となり、トータルコストの大幅な低減が可能となる。
例えば、カーボンロールを製造する場合、より薄くて軽い製品を、従来より約2割抑えたコスト(当社品比)で製造が可能。また、板材(CFRPプレート)に加工した場合も、鉄の約2倍の剛性を持つ板材を安価に供給することができ、鉄やアルミなどの金属を補強する用途(工作機械部材や鉄筋・鉄骨建築物の補強材など)にも使用範囲が拡がる。
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《ニッパツ・飛島建設、制振構造用ダンパー「リング摩擦ダンパー」を開発》 2013.2.25
ニッパツ(日本発条)と飛島建設は、組み合わせにより自由に摩擦荷重が設定できる建築物の制振構造用ダンパー「リング摩擦ダンパー」を開発した。平成24年度中に標準化による大量生産化にこぎ着け、低コストで広く販売していく考えだ。販売については、飛島建設子会社のE&CSが担当する。
C形リングと呼ばれる円環状の鋼材をロッドにはめ込み、ロッドとC形リングの摩擦により、地震エネルギーの減衰効果を得る仕組み。C形リングの個数により摩擦荷重を自由に設定でき、基本モデルとなる単体ダンパー(摩擦荷重10〜50sニュートン)と、基本モデルを複数組み合わせる複合ダンパー(最大摩擦荷重600sニュートン)で、木造の戸建て住宅から、鉄骨造や鉄筋コンクリート造などの中高層建築物まで幅広い構造種別の建築構造物に対応する。
ダンパーの設計最大累積滑り量は120m。東日本大震災の本振1回当たりの滑り量が約3mとなるため、同クラスの地震動約40回分の耐久力があるという。
実際の耐震補強に当たっては、筋違型(V型)、シアリンク型、増幅機構型などのブレースのタイプに設置できる。今後取り組む標準化では、基本となる単体ダンパーを数パターン設定する予定で、これにより低コスト化や納期短縮を可能にする。
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《エービーシー商会、置敷き人工芝「ターフマン」と嵌合式リサイクルゴムブロック「アースゴーファー」》 2013.1.31
エービーシー商会は、ジグソーパズルタイプの置敷き人工芝「ターフマン」と嵌合式リサイクルゴムブロック「アースゴーファー」を新発売した。
「ターフマン」のジョイント部はジグソーパズルをイメージした凹凸で、合わせて置くだけでしっかり連結される。取り外しも簡単で積み重ねて保管も可能。極太の長短2種類の芝を混ぜ、枯れ芝をイメージした芝を組み合わせれば天然芝に近い質感となり、耐久性も優れる。外形寸法は960mm×960mm(有効寸法900mm×900mm)。材料設計価格(税別)は1平方bあたり37,900円。
「アースゴーファー」は、ベース板を用いて貼り込むゴムブロック。下地にベース板を置き、ゴムブロックで連結しながら貼り込むため、平行に並べる手間や養生時間をかけずにデザインパターンを描ける。一般的なインターロッキングタイルより軽量で、建物に負担をかけない。原料の95%がリサイクル材(廃タイヤと廃プラスチック)で、100平方bあたり廃タイヤ500本+廃プラスチックボトル15,000本の処分に貢献。リサイクル材の利用により、アメリカの環境認証システム「LEED」に適合。カラーはローズウッド、スパイシーブラウン、オリーブの3色。材料設計価格(税別)はデッキタイプが1平方bあたり18,500円(モルタル/コンクリート下地)、レギュラータイプ19,800円(転圧調整砂等下地)。
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《キャタピラージャパン、後方超小旋回型ミニ油圧ショベル4機種を新発売》 2013.1.31
キャタピラージャパンは、道路工事、住宅基礎工事、上下水道工事等の現場で、掘削・積込・吊作業等に優れた能力を発揮する後方超小旋回型ミニ油圧ショベル4機種を1月15日新発売した。
今回発売のCat 303.5E CR 後方超小旋回型ミニ油圧ショベル(バケット容量0.11立法b、機械質量3.495トン)、Cat
304E CR後方超小旋回型ミニ油圧ショベル(バケット容量0.13立法b、機械質量3.725トン)、Cat
305E CR後方超小旋回型ミニ油圧ショベル(バケット容量0.16立法b、機械質量4.595トン)、Cat
305.5E CR後方超小旋回型ミニ油圧ショベル(バケット容量0.16立法b、機械質量4.845トン)は、それぞれCat
303.5D CR、Cat 304C CR、Cat 305D CR、Cat
305.5D CRのフルモデルチェンジ機で、Catミニ油圧ショベル「Eシリーズ」として初導入となる4機種。
高い掘削力やワイドな作業範囲に加え、操作性の向上等により作業効率をアップした。低燃費設計により燃料コストを縮減。さらに新たに採用した大型画面のフルグラフィックカラーモニタは、マシンチェックから各種設定、セキュリティ操作までを集約したマルチインフォメーション機能を搭載。このほか、オフロード法2006年基準に適合するとともに、国土交通省(超)低騒音型建設機械にも適合(一部機種については申請中)しており、環境に配慮した製品となっている。
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《三菱樹脂、ゴビマットR水辺緑化型を新発売》 2013.1.31
三菱樹脂は、水田周辺などの小規模水路等を緑化してメダカやカエルなどの水生生物が生育しやすい環境を整える「ゴビマットR水辺緑化型」を新発売した。
水辺緑化型は、約20a角の多数のコンクリートブロックと耐久性に優れるポリプロピレン製不織布のフィルターシートを一体化したブロックマット。ブロックマットの切欠き部に水位変動への適応力が高い抽水植物のアシカキをランダムに植えることで、小規模水路の緑化を促し、水生生物の生育環境を整備する。
施工は、緩やかな水路に直接敷設し、水底と左右の側面(法面)の3面を杭で固定するのみ。簡易でかつ低コストで実施できる。
製品の標準サイズは幅1600_×長さ6000_×厚み55_。参考価格は7000円/平方b。詳細は同社ホームページに掲載している。
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《キャタピラージャパン、スキッドステアローダとコンパクトトラックローダ3機種を新たにラインアップ》 2013.1.31
キャタピラージャパン(東京都世田谷区)は、スキッドステアローダのCat216B3(バケット容量0・4立方b)とCat226B3(同0・4立方b)、コンパクトトラックローダCat259B3(同0・44立方b)を新たにラインアップした。
スキッドステアローダはスピーディな機動性を発揮する4輪駆動のホイールタイプのミニローダで、コンパクトトラックローダは山間部などの足場の悪い現場にも対応可能な高位置スプロケットデザインのラバーベルトトラックタイプのミニローダ。今回導入した3機種は多彩なワークツール(アタッチメント)で建築、道路、農業、林業、造園など幅広い現場で高い汎用性を発揮し、キレのある操作性と高い生産性を実現した。
明るくワイドな操作スペースと広い視界のオープンキャブを採用し、ROPS/FOPS構造で高い安全性も確保。快適なオペレータ環境を提供している。
詳細は同社ホームページに掲載中。
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《ABC商会、結露防止発熱ガラスシステム「FINE
FACE」を新発売》 2013.1.24
エービーシー商会は、結露防止発熱ガラスシステム「FINE FACE」(ファインフェイス)を新発売した。高い機能性を備えたシンプルな意匠性が、眺望を重視する温泉旅館やスパ、デイサービス施設などに最適な商品といえる。
特長は、製造工程で透明導電膜を蒸着したガラスに電気を流して発熱させるシステム。結露を防止し、窓の外の風景や中庭をハッキリと見せる。また、コールドドラフト(冷気の対流)を防止し、佇みたくなる快適な窓際を創出する。
同商品はPSE(電気用品安全法)適合品で環境温度に左右されない温度センサーによるコントロールが可能、ガラス破壊時などの通電カットシステムも装備している。
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《DAITO販売、木・紙用の「焼却炉MDRモデル」を販売》 2013.1.24
DAITO販売(愛知県瀬戸市)は、木・紙用の焼却炉MDRモデルの販売を開始した。ユーザーからの要望を受け、燃焼性の向上や燃え残り減少などを実現。買い替えユーザーなどをターゲットに初年度200台の販売を目指す。
MDRモデルは、エアー孔の配置を変更し、炉内で空気の旋回力をアップさせ燃焼性を向上。炉内にロストル(火格子)を設置し灰化を促進することで燃え残りの減少を図っている。
焼却能力の異なる7ライナップを用意。価格はモデル最小型のMDR―50(焼却能力=1時間当たり8s)が45万8000円(税込み)。
◇問い合わせ先=電話0120・21・3136。
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《アイジー工業、「ガルフィーユi/モード1」を2月から販売》 2013.1.24
アイジー工業(山形県東根市)は、2月20日から金属サイディング「ヒカリス」の新デザイン「ガルフィーユi/モード1」の販売を開始する。
サイディング本体と付属品にツートン塗装を施すことで外壁のデザインに深みを持たせると同時に、サイディング同士の継ぎ目を目立たせず、外壁面全体として一体感のある仕上がりを実現した。
カラーラインアップは▽Tライトベージュ▽Tダークオリーブ▽Tライトホワイト▽Tバサルトグレー―の全4色。
ヒカリスは、ボーダー調のブロックを基調とし、各ブロックに施した面取り部分が柄の立体感を際立たせ、見る角度や日差しで表情が変化する。
価格は標準品で1u当たり4300円。
◇問い合わせ先=電話0237・43・1810。
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《文化シヤッター、「カームスライダー・タフネス」と「カームスライダー・アスリート」を発売》 2013.1.24
文化シヤッター(東京都文京区)は、新開発のスライドレール機構を用いた屋内専用引き戸「カームスライダー・タフネス」と「カームスライダー・アスリート」を発売した。
カームスライダーは軽い力で静かに開き、手を離すと緩やかに自動で閉まるバリアフリー対応の引き戸で、タフネスは学校の教室やトイレ、病院施設など、アスリートは体育館の出入り口などでの使用を想定。
扉上部に独自のスライドレール機構を採用したため、同社汎用品に比べ約2倍の耐衝撃性能、開閉耐久性能を持つほか、タフネスは1・3s、アスリートは2・5sの操作力で開けられる。
参考価格は、タフネスの片引きタイプが31万6000円、アスリートの引き分けタイプが74万7000円(税込、工賃など別)。初年度に3億円の販売を目指す。
◇問い合わせ先=電話03・5844・7111。
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《キャタピラージャパン、後方超小旋回型油圧ショベル2機種と超小旋回型油圧ショベル1機種を発売》 2013.1.17
キャタピラージャパンは、狭隘地での作業に優れ、道路、土木、解体、産廃、リサイクル、トンネル、林業などの幅広い用途に活躍する小型クラス後方超小旋回型油圧ショベル2機種と、都市部の工事や管工事、道路工事等さまざまな現場で活躍する小型クラス超小旋回型油圧ショベル1機種を発売した。
今回発売のCat 314E CR後方超小旋回型油圧ショベル(バケット容量0・45立法b、運転質量13.2d)、Cat
314E LCR 後方超小旋回型油圧ショベル(バケット容量0.5立法b、運転質量14.4d)、Cat
314E SR 超小旋回型油圧ショベル(バケット容量0.45立法b、運転質量14.7d)は、それぞれCat
313D CR、Cat 314D CR、Cat 313D SRのフルモデルチェンジ機。
今回のモデルチェンジでは、Caterpillarの持つ最先端のテクノロジーを駆使した最新の環境対応パワーユニットを搭載することで、排出ガスの飛躍的なクリーン化を実現し、オフロード法2011年基準をクリア。加えて、クラスNo.1の高い生産性を維持しつつ、従来機比で燃料消費量を約5〜8%低減(スタンダードモード)、エコノミーモードではスタンダードモードからさらに約12〜13%低減しており、「燃費低減型エンジン・油圧システム搭載油圧ショベル」としてNETISに登録されている。
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《JSP、「ウォールブロック工法」を全国で展開》 2013.1.17
JSP(東京都千代田区)は、EPS(発砲スチロール)ブロックと壁面材を一体化させた「ウォールブロック工法」を全国で展開している。
ウォールブロックを積み上げるだけで壁体を構築できるのでH鋼の建て込み、壁面材取り付けなどが不要で施工手順を簡素化できる。壁の高さ3・5m、施工面積350uの場合、工期で約15%、工費は約10%縮減可能だ。大型重機の進入が難しい場所でも人力で運搬でき、コンクリートカッターなどで簡単に切断できるので現場に柔軟に対応できる。道路拡幅工事、軟弱地盤対策工事、地すべり対策工事などに適用できる。国土交通省のNETIS登録技術(登録番号QS―040024―V)で、設計比較対象技術に位置付けられている。全国で4万平方b以上の施工実績がある。
◇問い合わせ先=土木資材部・電話03・6212・6364。
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《エコニティ、タブレットで点検データを簡単管理「点検管理の匠」を販売》 2013.1.17
エコニティ(東京都千代田区、吉村繁洋社長)は、タブレット端末などを使って設備機器の点検データを現場で入力・管理できるソフトウェア「点検管理の匠」の販売を全国で展開している。
工場・ビルなどの空調衛生排水回りやボイラー機器などの点検結果を、現場で入力・データ化してデータベースに蓄積するソフトウェア。蓄積した点検データは、事務所のPCに出力できるので活用・分析が簡単だ。バーコードリーダを利用した入力など作業手順を選ぶことができ、異常情報があれば告知される。設備の機器情報やメンテナンス情報を管理できるソフトウェア「設備管理の匠」との連動も可能で、維持管理に掛かるトータルコストを削減できる。
価格は、PC版+タブレット版1データベースで29万8000円(タブレット本体・消費税は除く)。
◇問い合わせ先=電話03・3865・1468。
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《日本信号、地中埋設物探査レーダ「グランドシア」を販売》 2013.1.17
日本信号(千代田区)は、掘削せずに地中の埋設物を探査できる地中埋設物探査レーダ「グランドシア」の販売を全国で展開している。
ガス工事や水道工事、電気工事など掘削を伴う工事で、埋設されているガス管や水道管、ケーブルなど既設埋設物の掘削事故を未然に防ぐことが可能。舗装形態と探査物によって探査深度は変わるが、標準モードで深度1・5mまで(土質により3mまで)の金属管や樹脂管、空洞や水を探査できる。電源ONですぐに測定でき、手元にあるPCでリアルタイムに埋設物を確認。大径タイヤと押しやすいハンドルで操作も簡単だ。モードは鮮明モード(探査深度0・5mまで)もあるのでより鮮明な映像で確認ができる。無料のデモンストレーションを全国で行っている。
価格は400万円(消費税抜き)。
問い合わせは、EMS事業推進部・電話03・3217・7383まで。
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《アーキヤマデ、「リベットルーフソーラーシート」を2月から販売》 2013.1.17
アーキヤマデ(大阪府吹田市・山出満社長)は、塩ビ樹脂系防水シートと薄膜太陽光モジュールを一体化した「リベットルーフソーラーシート」を開発した。2月から販売開始する方針だ。
同製品は、同社の防水シートと三菱化学のアモルファスシリコン薄膜太陽光モジュールを一体化。防水工事と同時に設置できることに加え、軽量で柔軟に曲がるため、下地の形状に沿った設置ができる。これまで設置が困難とされていた体育館などのボールド状(かまぼこ型)屋根にも設置可能。
規格は1200o×2300o。公称最大出力は103・5ワット・ピーク。詳細は同社ホームページを参照。
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《住友建機、新型後方超小旋回型油圧ショベルを発売》 2013.1.17
住友建機は、特定特殊自動車2011年排出ガス規制に適合した、新型後方超小旋回型油圧ショベル3機種を発売した。
新世代クリーンエンジン「SAPACE5+」(スペースファイブプラス)と、新油圧システム「SIH:S+」(シーズプラス)の融合により現行機からさらに燃費性能で7%〜18%低減、サイクルタイムスピードに代表される作業性能は5%〜8%向上と、経済性と操作性を高いレベルで達成した。また後方視界230度の安全確認が容易となるフィールドビューモニターシステム(FVM)と、万一転倒した場合にオペレーターの保護機能を大幅に高めた高剛性安全キャブを標準装備するなど、安全性能を飛躍的に高めた。他にもオペレーターの作業性を重視した快適なキャビン、点検整備や清掃、補充作業し易い機械レイアウトなどの基本性能も充実させている。
希望小売価格はSH125X-6が1472万円、SH135X-6が1552万円、SH235X-6が2,496万円。販売目標は3機種合わせて年間1000台。
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《カナメ、重ね折板屋根に対応「カナメ重ね折板用架台」を販売》 2012.12.13
カナメ(宇都宮市)は、重ね折板屋根に対応した産業用太陽電池の架台、「カナメ重ね折板用架台」を販売開始した。
同製品は工場や倉庫など大型建築に多用されている「重ね折板屋根」に対応。屋根に穴を開けることなく架台が設置でき、産業用太陽電池の設置による雨漏り問題を解消する。
「自在ジョイント構造」の開発で、屋根のボルト間隔に左右されることなく、太陽電池を固定するレールの取り付けができ、現場での施工性が大幅に向上する。300kwの太陽電池では、金具の設置箇所が1200以上必要だが、同製品では屋根に穴を開けずに済むため、1カ所当たりの取り付け時間が削減される。
◇問い合わせ先=電話028・660・3831。
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《トプコン、世界最軽量・小型高精度「GNSSボードB110」を発売》 2012.12.13
トプコン(東京都板橋区)は、100%子会社であるトプコンポジショニングシステムズ社(米国)を通じ、最軽量クラスとなる小型組み込み用「GNSSボードB110」を全世界で発売する。
同製品は、2周波GNSS受信機としては業界最軽量(20g以下)の高精度ハイブリッドGNSSボード。ユニバーサル・チャンネル技術で最大226チャンネルの衛星捕捉を可能にする新型ASIC(集積回路)を搭載。米国のGPS衛星とロシアのGLONASS衛星を同時に利用することで、悪条件下でも必要な衛星数を確保できる。日本の「みちびき」、欧州のGalileo、中国の北斗(COMPASS)にも対応予定。
コンパクトな設計でも衛星捕捉能力が高く、マイナス40度から85度まで作動し、振動や衝撃にも強いことが特長。
◇問い合わせ先=電話03・3558・2532。
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《エービーシー商会、外装目隠しルーバー「テラード」を発売》 2012.12.13
エービーシー商会(東京都千代田区、佐村健社長)は、これまでの表面処理技術ではできなかった、凹凸があり立体感に優れた焼き物の質感を再現したテラコッタ調外装目隠しルーバー「テラード」を発売した。
同製品は、特殊骨材とフッ素樹脂系バインダーを350マイクロという膜厚にコーティングすることで、ナチュラルな質感と耐侯性・耐久性を向上させた。これまでのテラコッタ建材に比べて、芯材がアルミ押出形材のため軽量で丈夫。さらに飛来物や地震などによる破損脱落のリスクもなく安全。
通常のアルミルーバーと同じ強度計算をすることで高層建築物への採用も可能。同社独自の「SBN応力分散ゆるみ止め固定」による安全設計と最大定尺5000oまでの対応が可能で余分な胴縁や固定金具、強固な下地などは必要ない。
◇問い合わせ先=電話03・3507・7194。
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《技研製作所、可搬式の立体機械式駐輪システム「モバイルエコサイクル」を開発》 2012.12.13
技研製作所(高知市)は、可搬式駐輪システム「モバイルエコサイクル」を開発した。立体機械式の駐輪設備で、必要な場所に簡単に組み立て・撤去ができる省スペース、高収容の駐輪施設。
同製品は、平成10年に開発した耐震地下駐輪場「エコサイクル」を応用したもの。組み立て・分解式の構造で、トラック1台で運搬でき、1〜2日で設置が可能(撤去は1日)。直径6・74m、高さ5・94mの円筒形の空間に58台の自転車を自動収容する。
入出庫はタッチパネルによるワンタッチ式の簡単操作。センサーによる多重チェックで高い安全性を確保しており、平均出庫時間は9・7秒と高速動作。
駅や商業施設周辺、学校、大規模工場、観光地でのレンタサイクルなど様々な場面で需要を見込んでおり、デベロッパーや自治体とタイアップしての運用展開も見込む。販売価格は未定。
◇問い合わせ先=電話03・3528・1629。
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《奥村組、「柱・壁用コンクリート表面高速処理機」を開発》 2012.11.19
奥村組は、柱や壁のコンクリート表面の削り取り作業を行う「柱・壁用コンクリート表面高速処理機」を開発した。これまで人力に頼っていた作業を機械化することで、大幅な作業の高速化と省力化、品質の均一化、作業環境の改善が実現できる。
コンクリート構造物の補修・補強工事などに伴うコンクリート表面の旧塗膜や劣化範囲の削り取り作業(表面処理作業)で、特に広範囲に及ぶ柱や壁の処理を効率化する。
機械は、表面処理を行うウォータージェット装置、これを上下・左右・前後にスライドさせる鋼製ガイド、旋回と自走が可能な電動式クローラ型ベースマシンで構成する。
このうちウォータージェット装置は、回転式噴射装置2基(ノズル各4本)で超高圧水を噴射することで、コンクリート表面を均一に処理することが可能になった。装置全体を鋼製カバーで覆い、ミストや粉じんの飛散も抑える。
実際の作業では、1サイクルで最大幅1・8m、高さ6・5mの範囲を自動運転で処理する。性能確認試験と実施工の結果によると、処理能力(1日当たりの施工面積)は、従来のハンドガンを使った人力施工に比べ、塗膜除去作業で約1・4倍、コンクリート劣化範囲の除去作業で約2倍に向上したという。また、コンクリート表面の凸凹の程度が均一になったことで、後打ちコンクリートの付着強度も約1・2倍に向上した。
奥村組では、今後、コンクリート構造物の補強・補修工事の高速施工技術として、積極的に提案してく考えでいる。
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《キャタピラージャパン、Cat785Dダンプトラックを発売》 2012.11.19
キャタピラージャパン(東京都世田谷区、竹内紀行社長)は、鉱山現場等で活躍するCat785Dダンプトラック(最大積載量137・7d)をこのほど発売した。
同機は従来機に比べシリンダストロークを延長。燃料の燃焼効率を改善し、燃費低減やエンジンの耐久性の向上している。高出力エンジンに対応した堅牢な電子制御フルオートマチックトランスミッションを搭載しているほか、降板時の車速を適切に制御するオートマチックリターダコントロールと、後輪のセンサでスリップを検知して自動でブレーキを作動してタイヤのスリップを抑制するトラクションコントロールシステムを標準装備している。
このほか、キャブまでのアクセスを従来機のハシゴ式からステップ式に改良し、ステップ外側にはハンドレールを設置。地上からキャブ内まで安全にアクセスできる。リアビューカメラも標準装備している。
詳細は同社ホームページに掲載している。
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《キャタピラージャパン、Cat994Hホイールローダを発売》 2012.11.19
キャタピラージャパン(東京都世田谷区、竹内紀行社長)は、鉱山現場等で活躍するCat994Hホイールローダ(バケット容量19立方b)をこのほど発売した。
ロングストロークの設計でエンジンの耐久性を向上し、燃料消費量を低減。高いトルクライズは掘削時に強力な牽引力を発揮する。また先進の油圧システム「可変容量ピストンポンプ」を採用しており、従来の固定容量式に比べてロスが少なく燃費の低減に貢献。すばやいレスポンスで優れた操作性を実現した。このほか、指先の軽い操作で緻密なコントロールができる「E&Hコントロールシステム」などを採用している。
安全性も備えており、昇降用ステップの角度を従来機より緩やかにすることで安全な昇降を実現したほか、夜間作業用のHIDライト、車両後方の確認ができるリアビューカメラを装備している。
詳細は同社ホームページに掲載している。
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《日立機材、サーバーなどを地震動から守る免震床システム「スキッドU」を発売》 2012.11.12
日立機材(東京都江東区)は、データセンターのサーバーなどを地震動から守る免震床システム「スキッドU」を発表し、販売を始めた。
システムは下地鋼板、支承、鉄骨フレーム、フロアパネル、オイルダンパーなどで構成。従来のスキッドに比べ鉄骨フレームを強化し支承部を削減したため、耐荷重性と施工性を向上しつつコストを低減。電力など外部からのエネルギーは必要なく、ユニット組み立て構造のため既設建物でもスムーズに導入できる。
地震の入力加速度は5分の1〜20分の1に低減。積載荷重は1u当たり1万ニュートンまで対応。重量は1u当たり最小80s。設計価格は100uの場合で1u当たり20万円(税別)。平成25年度に3億円、26年度に5億円の販売を目指す。
◇問い合わせ先=内装営業部(@03・3615・5431)。
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《ニチベイ、「ウインターエコブックサンプル帳」を発行》 2012.11.12
ニチベイ(東京都中央区)は、冬の断熱商品を掲載した「ウインターエコブックサンプル帳」を発行した。同社ショールームのほか商品取扱店で閲覧できる。
ハニカムスクリーン「レフィーナ」など断熱性能に優れた商品の価格、仕様、省エネデータや冬季に断熱効果を高める使い方などを紹介している。
主な掲載商品は次のとおり
▽ハニカムスクリーン「レフィーナ」▽ソフィー「シルバースクリーン」▽ロールスクリーン「ソフィーダブルタイプ」▽内窓対応横型ブラインド「セレーノ15内窓標準タイプ」
◇問い合わせ先=電話03・3272・2592。
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《三協立山・三協アルミ社 後付け樹脂内窓「プラメイクE」に2タイプ追加》 2012.11.12
三協立山・三協アルミ社(富山県高岡市)は1日、後付け樹脂内窓「プラメイクE」の引き違い窓に「3枚建」と「偏芯」の2タイプを加え発売した。集合住宅に適したタイプの追加により、幅広いリフォームニーズに対応する。
「3枚建」は両袖、片袖、偏芯は「2枚建」「4枚建」など既設の外窓に合わせた取り付けが可能。手軽に断熱性や遮音性、気密性を高められる。幅は「3枚建」の両袖が801oから、偏芯の「2枚建」が550oから。高さは240〜2400oまで対応。色はホワイト、ナチュラルバーチなど5色。
価格は「3枚建」の両袖タイプ幅2510o、高さ2160oで9万6700円(税、取り付け費、ガラス代など別)。
◇問い合わせ先=フリーダイヤル0120・537899。
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《アンテナハウス、活字OCR変換ソフト「瞬間PDF
OCR」を発売》 2012.11.12
アンテナハウス(東京都中央区、小林徳滋社長)は、活字OCR変換ソフト「瞬間PDF
OCR」を発売した。
同製品は、スキャナから取り込んだ紙の原稿データ、PDF、画像ファイルにOCR(光学式文字認識)処理を行い、オフィスファイル(ワード・エクセル・パワーポイント)、透明テキスト付PDFなどに変換するソフト。日本語と英語に対応。取り込んだイメージビューとテキストビューが同一画面に表示され、元のレイアウトや書式を生かしながら編集できる。変換後、文書内の文字を検索することができるため、紙の資料のデータ化・管理などに有効。
価格はダウンロード版で5670円(税込)から。同社ホームページで体験版の申し込みも受け付けている。
◇問い合わせ先=電話03・5829・9021。
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《東邦レオ、「マイギャラリー・シーズナルパッケージ」を開発》 2012.11.12
東邦レオ(大阪市)は、貸し植木を定期的に利用する企業や店舗を対象とした空間装飾サービス「マイギャラリー・シーズナルパッケージ」を開発した。15日から販売を開始する。3年後に年間5億円の売り上げを目指す。
同製品は、重厚感のある天然木のフレームと貯水機能付きプランターを組み合わせた省スペースで省管理型の壁掛けインテリア「マイギャラリー」がベースとなる。植物で季節感を演出するデザインとし、年に4回宅配する。
プランターは土と植物を含めて約2sと軽量。フレームの大きさはS(30p×30p)、M(50p×50p)、L(90p×50p)の3種類。デザインは、低コストの「ライトデザイン」から植物や石、流木などを組み合わせてアレンジした「プレミアムデザイン」まで選べる。
料金は、ベーシックプランで9万2100円/3年間(税込み)。
◇問い合わせ先=電話03・5907・5508。
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《DAITO販売、消煙・集じん能力を向上
大型ごみ用焼却炉を新発売》 2012.11.5
DAITO販売(愛知県瀬戸市)は、築炉式(耐火レンガ式)大型ごみ用焼却炉「AGX(水スプレータイプ)」=写真=と「AGZV(電磁ロックタイプ)」を発売した。
従来製品に比べて、燃焼エアーのアップでさらに高速安定燃焼を実現するとともに、サイクロン集じん室の容積を大きくすることで、消煙・集じん能力を向上させている。また、大きなごみも投入できるよう投入扉が全面開放になっている。
安全性アップのため、AGXモデルは水スプレーを装備。炉内での燃焼を調整し安定した燃焼を実現する。投入扉に電磁ロックを装備したAGZVモデルは、炉内の燃焼状況に応じて安全装置が働き、投入扉が開かないよう安全性を高めている。
いずれも焼却能力は1時間当たり49s。構造基準適合保証付きで届出不要で使用可能。価格は360万円。
◇問い合わせ先=電話0120・21・3136。
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《大和ハウス工業、狭小空間点検ロボット「moogle(モーグル)」を発売》 2012.11.5
大和ハウス工業(大阪市北区)は、狭小空間点検ロボット「moogle(モーグル)」を発売した。床下などの狭くて暗い空間を隅々まで点検できるロボットで、住宅リフォーム前の現場調査や簡易耐震調査などへの活用を見込んでいる。
「moogle」は、LED照明や点検用のCCDカメラ、走行用の広角カメラ、無線LANアクセスポイントを搭載。高さ15aの段差を乗り越えることができ、住宅の床下や狭い通路、共同溝など、目視が難しい空間でもパソコンのモニターを見ながら遠隔操作で点検できる。
販売ターゲットは住宅メーカーや工務店、リフォーム会社、建設会社、不動産会社など。価格は210万円(税込み・1年保証)から。リース価格は1カ月当たり4万〜5万円(5年リース)。
問い合わせ先はヒューマン・ケア事業推進部ロボット事業推進室(フリーダイヤル0120・934576)。
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《サイペイントジャパン、室内用塗料「プラネットスープラ アイブライト」を発売》 2012.11.5
独自開発の遮熱塗料「プラネットスープラ」を販売するサイペイントジャパン(東京都新宿区、田端伸行社長)は、照明輝度を20〜30%向上させる室内用塗料「プラネットスープラ
アイブライト」を発売した。節電、省エネ要請が高まる中、手軽に室内を明るくできる商品として売り込む。
高反射率の遮熱塗料をベースに成分調整し、室内向けに開発。壁に塗ることで照明光をほぼ同じ明るさのまま反射し、室内全体を明るく保つ。実験では、塗装前に674ルクスだった室内壁面の照度が、通常の白色塗料で911ルクス、同製品で1053ルクスに上昇。コンビニエンスストアや食品メーカー、通信会社などが興味を示しているという。
田端社長は「節電、省エネは世界的な問題。遮熱塗料で築いた海外市場にも展開していきたい」と語っている。
◇問い合わせ先=電話03・3513・7073(松村、立野まで)。
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《タニタハウジングウェア、耐久性向上を追求したハイブリッド雨どい「SusCu(サスク)」を発売》 2012.11.5
タニタハウジングウェア(東京都板橋区)は、耐久性の向上を追求したハイブリッド雨どい「SusCu(サスク)」の販売を開始した。内側がステンレスで外側が銅素材となり、新築のほか社寺や文化財建造物など銅の風合いと相性が良い建造物での利用を見込んでいる。
同製品は、0・3o厚のステンレス鋼と0・1oの純銅を原子間で熱融着させたハイブリッド雨どい。接合部が金属結合となるため、剥がれや変形に対して強さを発揮する。外側が銅素材のため、赤橙色、褐色、暗褐色、黒褐色、緑青色と趣に富んだ色調変化を楽しめる。
料金は、軒とい半丸型が1m当たり8500円から。たてとい(口径60o)が1m当たり8200円から。
◇問い合わせ先=電話03・3968・1590。
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《キャタピラージャパン、オフロード法2011年基準対応小型ブルドーザ6機種を新発売》 2012.11.5
キャタピラージャパン(竹内紀行社長)は、道路工事、造成などで活躍する小型ブルドーザーCatシリーズ6機種を新たに発売した。
同機は、Catの「D3K2」、「D4K2」、「D5K2」で、それぞれ湿地車と乾地車の2タイプがある。Catシリーズの3K〜D5Kのフルモデルチェンジ機でキャタピラー社が開発した新型環境対応のパワーユニットを搭載。環境面でも飛躍的にクリーンな排出ガスを実現し、オフロード法2011年基準に対応。また、エコノミーモードやオートエンジンアイドル機能などの省エネシステムも新たに装備した。
価格は、次のとおり
▽D3K2=1477万2000円〜1378万円▽D4K2=1603万4000円〜1482万5000円▽D5K2=1664万2000円〜1544万4000円(税別)
◇問い合わせ先=電話03・5717・1122。
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《ハイジュールネット工法研究会・神鋼建材工業、落石防護柵「ハイジュールネット」を11月販売》 2012.10.29
ハイジュールネット工法研究会と神鋼建材工業(兵庫県尼崎市)は、高エネルギー落石防護柵「ハイジュールネット」について崖崩れ防護柵としての性能を確認し、11月から販売を始める。落石と崖崩れの両方に高い性能レベルで対応できる製品として、全国の自治体などに採用を呼び掛ける。
ハイジュールネットの最大約3000キロジュールという高エネルギー吸収性能に着目し、7月から平均斜度約55度の急傾斜地で土砂の捕捉実験を開始。ネットのケーブルにかかる張力や土圧などを計測し、過去に国内で発生したがけ崩れの約80%に対応可能な1u当たり約200キロニュートンの衝撃エネルギーに耐えることを確認した。
従来の落石防護機能に高レベルの崖崩れ防護機能を加えた防災製品として販売に力を入れる。
◇問い合わせ先=同工法研究会(@03・3432・8780)。
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《コマツ、オフロード法2011年基準適合ダンプトラック「HM300―3」、「HM400―3」を発売》 2012.10.29
コマツ(野路國夫社長)は、オフロード法2011年基準に適合したアーティキュレートダンプトラック2機種「HM300―3」、「HM400―3」を発売した。
2機種は、日本・北米・欧州の排出ガス規制をクリアした新世代エンジンを搭載。同社従来機に比べ燃料消費量をHM300が最大8%、HM400で最大14%低減した。
アクセル操作のみで、滑りやすい路面や軟弱地を走破するコマツトラクションコントロールシステムの搭載に加え、キャブへのアクセス部分にピンスパイクタイプの滑り止めプレート、エンジンフードの周りにはハンドレールを設け、安全性を向上させた。
車体のショートノーズ化と運転席のキャブ中央配置により、左右バランスの良い広い視界を確保しカラーリヤビューモニタも標準搭載。販売目標は年間15台。価格は5265万円〜7380万円(税抜き)。
◇問い合わせ先=電話03・5561・2616。
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《コマツ、オフロード法2011年基準適合大型ホイールローダー「WA500―7」を新発売》 2012.10.29
コマツ(野路國夫社長)は、オフロード法2011年基準に適合する大型ホイールローダー「WA500―7」を発売した。同機は、窒素酸化物排出量を同社従来機より50%低減し、日本・北米・欧州の排出ガス規制をクリアした新世代エンジンを搭載。大容量トルクコンバーターなどのほか、新しいエンジン制御システム「コマツスマートローダロジック」を採用。燃料消費量を同社従来機に比べ7%低減した。
また、車両後方確認用のリヤビューカメラ・モニターと前面下部のガラスエリアを拡大した新型大型ピラーレスROPSキャブを新たに搭載。良好な視界確保と安全性を高めた。運転席には7インチLCDモニターを新たに採用し、安全・正確でスムーズな作業を実現。さらにエコガイダンスなどの表示で省エネ運転をサポートする。
新車購入時にはパワーラインの保証延長と無償メンテナンスが付く。販売目標は年間50台。価格は5700万円(税抜き)。
◇問い合わせ先=電話03・5561・2616。
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《コマツ、オフロード法2011年基準適合中型ブルドーザー「D61EX/PX―23」を新発売》 2012.10.29
コマツ(野路國夫社長)は、オフロード法2011年基準に適合した中型ブルドーザー「D61EX/PX―23」を発売した。
同機は、日本・北米・欧州の排出ガス規制をクリアーした新世代エンジンを新搭載。6t〜13tクラスで実績のある電子制御HSTを新採用、車体性能を最適に制御することで、燃料消費量を同社従来機より10%低減した。
スーパースラントノーズデザインの採用で、ダントツの前方視界を確保。車両後方確認のためにカラ―リヤビューモニターも標準搭載。
モニターは、7インチLCDモニターを採用、エコガイダンスなどの表示で省エネ運転のサポートも可能。新車購入時に自動的に付帯される国内初のパワーラインの保証延長と無償メンテナンスも取り入れた。販売目標は2機種で年間20台。価格は、2320万円〜2600万円(税抜き)。
◇問い合わせ先=電話03・5561・2616。
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《三協立山・三協アルミ社、スマートキー「UBキーガル」を発売》 2012.10.29
三協立山・三協アルミ社(富山県高岡市)は、リモコンキーを身に着けているだけで玄関ドア本体のタッチキー操作によって簡単に施錠、解錠できるスマートキー「UBキーガル」を発売した。
鍵を取り出す必要がなく、荷物が多い時でもスムーズに出入りできる。ボタン位置はドア下端から約130pの高さで、小さな子どもが操作しやすいように配慮。絵文字で施錠と解錠ボタンを分かりやすくしたほか、シリンダーのLED点灯、ピーという音で施錠、解錠を確認できる。
リモコンキーには手動用キーを内蔵し、停電など非常時にも対応している。
対象玄関ドアはラフォース。手動錠タイプに9万5000円の追加で利用できる。プロセレーネ、ラフォースSDシリーズ対応タイプは11月1日から発売する。
◇問い合わせ先=フリーダイヤル(0120)537899。
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《ダイキン工業、ルームエアコン「うるさら7Rシリーズ」を11月1日発売》 2012.10.22
ダイキン工業は、ルームエアコン「うるさら7(セブン)Rシリーズ」を11月1日から発売する。
新製品は、構造と冷媒を根本的に見直した。冷媒は、従来の冷媒HFC410Aに比べて「地球温暖化係数」が低く、冷暖房時のエネルギー効率に優れる新冷媒HFC32を採用。同社のルームエアコンの年間生産台数をすべて新冷媒に置き換えた時の温暖化防止効果は、CO2換算で約4・6万tの温室効果ガス削減効果がある。
同時に、室内機の構造を根本的に変更。上部と下部に空気の吸い込み口を設けた新しい「ダブル吸い込み構造」は、熱交換器を有効に活用する。新型ファンは従来の翼より11%広くして風の経路を拡大、省エネ性能を向上させた。
また、広い空間でも天井に沿って気流を遠くまで届かせる「サーキュレーションフラップ(羽根)」を取り入れた。空気を循環させることで部屋全体を素早く効率的に均一な温度にする。
◇問い合わせ先=電話03・6716・0112。
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《三政物産とケーワン、コンクリート型枠脱型専用金具「脱型名人」がNETIS登録》 2012.10.22
三政物産(広島市)とケーワン(北九州市)が共同開発した、コンクリート型枠の脱型専用金具「脱型名人(だっけいめいじん)」がNETIS登録された。登録番号は、CG―120015―A。特許、意匠、商標登録済み。
脱型名人は、コンクリート型枠組み立て時に、あらかじめコーン(セパ)に装着するもの。コンクリート打設後に型枠を取り外す際には、脱型名人のワイヤー部にバールなどを引っ掛け、てこの原理を利用して脱型する。
同製品を利用することで、コンクリート表面が傷つかず、型枠も再利用できることから、東北地方の震災の現場を中心に引き合いが多く来ているという。今後は、メトロ開発(中央区)も販売に協力する。
料金は1個315円。10u当たり2個を利用。
◇問い合わせ先=電話082・924・4500。
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《システム・ジェイディー、太陽光モジュールの不具合箇所を特定「SOKODES」の販売を強化》 2012.10.22
システム・ジェイディー(福岡県福岡市、伊達博社長)は、太陽電池モジュールの不具合を自動検出する太陽電池アレイテスター「SOKODES(ソコデス)」の販売を強化している。
複数のモジュールの電気抵抗を同時に計測し、配線の接続不良などを即座に検知し障害箇所を特定できる。三つの「S」が特徴で、安全に作業できる「Safety」、障害箇所を素早く検知できる「Speedy」、簡単なキー操作で測定できる「Simplicity」を合わせ持っている。太陽電池取り付け時の配線確認や動作確認ツール、定期点検時の検査装置などとして活用できる。一般住宅から産業施設までの太陽光発電システムの保守・点検が可能だ。PVJapan2012に出展する予定。
価格は85万円(消費税別)。別途に講習費用、保守費用が必要。
◇問い合わせ先=電話092・832・5276。
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《トプコン、オートジャイロステーション「GYRO
X U」を発売》 2012.10.22
トプコン(板橋区)は、SOKKIAブランドで、自動で真北測定を可能にするオートジャイロステーション「GYRO
X U」を発売した。予備測定と本測定を合わせて19分で真北方向を測定できることなどが主な特長。
ジャイロステーションは、ジャイロ部とトータルステーション(TS)で構成。ジャイロ部の重さは4s。TSと三脚を合わせた装備一式を一人で持ち運びが可能。真北測定に加えてTSでさまざまな測量を行うことができる。TSの測角精度が1秒の「GYRO1X
U」と、同3秒の「GYRO3X U」の2種類をラインアップ。
主な用途は、シールド掘削に伴う中心線測量や基準点が無い閉塞空間での測量など。また、アンテナや送電線の正確な方向設定や日照権に関わる図面作成でも威力を発揮する。
◇問い合わせ先=電話03・3558・2959。
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《ニチベイ、断熱性能に優れたハニカム構造のスクリーン「レフィーナ」を発売》 2012.10.22
ニチベイ(東京都中央区)は、断熱性能に優れたハニカム構造のスクリーン「レフィーナ」を発売した。
ハニカムスクリーン内の空気層が室内の空気を逃さず、室外の空気が入り込むことを抑制する。オプションの断熱フレームでスクリーンと窓の隙間をふさぐとさらに高い断熱効果が得られる。また、昇降コードがハニカムの中間層を通るため表面に昇降コード穴がなく、デザイン性が向上するとともに光漏れを防ぐ。
ハニカムまたはプリーツのシースルー生地と不透明・遮光生地を上下に配置するツインスタイルとシンプルなシングルスタイルの2種類から選択できる。製作可能サイズは幅15〜300p、高さ30〜300p。色はハニカム22色、プリーツ10色。参考価格は幅、高さいずれも180pの場合で5万7500円〜13万8200円。
◇問い合わせ先=電話03・3272・2592。
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《ケイデン・セキュリティー機器販売、 「キーキャビネット・ライト KCL―30」を販売》 2012.10.22
ケイデン・セキュリティー機器販売(豊島区)は、暗証番号式カギ保管庫「キーキャビネット・ライト
KCL―30」の販売を開始した。
暗証番号を合わせるだけの操作で開け閉めが可能で、紛失、受け渡し、管理など鍵に関するトラブルを解消できる。コンパクトサイズながら30本を収納できる。暗証番号は4桁のダイヤル式で利用者が何度でも設定でき、設置場所や環境に応じてマグネットシートなどで簡単に設置できる。
色はホワイトで、カードや小物も保管できる着脱式のカードケースも新たに付属された。
価格は9500円(消費税別)。
◇問い合わせ先=電話03・3946・9209。
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《エーアンドエー、「ソリブリモデルチェッカー日本語版v7・1」を10月17日に発売》 2012.10.11
エーアンドエー(千代田区、内田和子社長)は、3次元CADの国際規格IFCに準拠したモデルチェックアプリケーションの「Solibri
Model Checker(ソリブリモデルチェッカー)日本語版v7・1」を10月17日に発売する。
いろいろなBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)ツールで作成されたIFCモデルと各種情報を活用して、避難経路やアクセシビリティの確認をしたり、意匠や構造、設備のモデル統合と干渉チェックが可能。また、チェックにより抽出されたエラーをPDFやエクセル形式、BCF形式で保存することで、IFCに含まれるスペースや壁、梁や柱など各種要素情報、各BIMツールで付加されたプロパティセットの情報なども集計できる。
価格は、スタンドアロン版が75万6000円、ネットワーク版が86万1000円(消費税込み)。
◇問い合わせ先=電話03・3518・0131。
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《三和シヤッター工業、10色追加した「エックスドール」を発売》 2012.10.11
三和シヤッター工業(木下和彦社長)は、マンションドアの「エックスドール」に大理石調のグレーライムストーンなど新色10色を追加して10月1日から発売した。
エックスドールは、マンションの個性に合わせて表面材やデザイン、錠前などを自由に組み合わせることができるマンションドア。今回、鋳肌(いはだ)など日本伝統調3色、ショコラルーベンスなど都会的なモダン調5色、大理石調2色の合計10色を新たに追加し、カラーバリエーションは全33色となった。
価格は、幅0・8b、高さ2bで13万5000円(消費税含む)。
◇問い合わせ先=電話03・3346・3011。
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《東邦レオ、湿式外断熱工法「エコサーム」の受注が順調に推移》 2012.10.11
東邦レオ(大阪市)の湿式外断熱工法「エコサーム」の受注が順調に推移している。約1年間のテスト販売を経て、平成22年の本格発売から受注を伸ばし、3年間で5万7000平方bを施工。24年度は節電ニーズを背景に、対前年度比180%増の約6万平方bの受注を見込む。
エコサームは、EPS(ビーズ法ポリスチレンフォーム)を建築物外壁に接着する湿式外断熱工法。左官仕上げの外装はカラーバリエーションも豊富。軽量のため建物の負担も少なく、新築のほか既存建築物の断熱改修にも利用されるケースが増えている。
同社では、材料調達、製造、流通、施工のすべてを見直し、大幅なコストを削減。1平方b当たり1万円を下回る価格を実現している。
◇問い合わせ先=電話03・5907・5600。
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《ブラック・アンド・デッカー、「マルチエボ」を10月中旬発売》 2012.10.11
電動工具メーカーのブラック・アンド・デッカー(米国)は、ヘッド部分のみを付け替えることで穴開けやネジ締め、カットなどいろいろな電動ツールになる「マルチエボ」を10月中旬に発売する。
強力ネジ締め、直線カット、空気入れなど8種類のヘッドオプションがあり、何種類もの工具を揃える必要がなくコストを抑えることが可能だ。電源は18Vリチウムイオンバッテリー、本体は1・3〜1・7`cと女性にも扱いやすい重さ。スターターキット=写真=は、本体にドリルドライバー、ジグソー、サンダーの3種類のヘッドがセットになっている。
参考価格は、スターターキットが2万円前後、オプションヘッドが各4000〜5000円前後。
◇問い合わせ先=電話03・5979・5677。
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《住軽日軽エンジニアリング、丸の内駅舎の大型庇にアルミハニカムパネルを採用》 2012.10.11
住軽日軽エンジニアリング(東京都江東区)のアルミハニカムパネルが、10月1日に竣工した東京駅丸の内駅舎の大型庇(南・北コンコース、ホテルエントランスなど)に採用されている。
優れた耐久性と耐候性、デザイン性、軽量、高剛性といった点が評価され、歴史的建造物と近代技術の融合で風格のある外観を演出している。南・北コンコースの大型庇は約900平方bで、重量は22・5d。ホテルエントランス大型庇は約300平方bで、重量は7・5d。
同社のアルミハニカムパネルは、東京スカイツリーのエレベーターシャフト、渋谷ヒカリエのカーテンウォールなど著名な建築物で採用されており、これらの実績を今後の営業活動にも生かしていく方針だ。
◇問い合わせ先=電話03・5628・8500。
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《ウッドワン、無垢カーペット「ぴたゆか」を新発売》 2012.10.11
ウッドワン(広島県廿日市市)は、床に置くだけで簡単に無垢材の素材感が味わえるカーペット「ぴたゆか」を販売開始した。1年後に月間1億円の販売を目指す。
同商品は、ニュージーランドで計画的に植林、育林したニュージーパインの無垢材を基材とし、表面に浮造り(うづくり)仕上げを施し、木の風合いを目と肌で味わうことができる。釘や糊が不要で床に置くだけで簡単に設置。裏面に特殊シートを採用しているためずれにくい。既存床材に固定するための「ぴたゆか固定テープ」も別売品で用意している。
サイズは、長さ825_、幅825_、厚さ6・5_でカラーはナチュラル色のみ。価格は税込みで、2枚入り一束1万9950円。
▽問い合わせ先=0829・32・3330。
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《東リ、タイルカーペットの新作「GAシリーズ」を発売》 2012.10.1
東リ(兵庫県伊丹市、永嶋元博社長)は、10月29日にタイルカーペット「GAシリーズ」の新作を発売する。
ロングセラー商品の「GA―100」はベーシックタイプをトレンドカラーに刷新するとともに新テクスチャー3種を加え、色と柄のバリエーションを充実させる。また、オフィスの執務室や共用部向けに手頃でデザイン性のある、原着ナイロン糸使いの「GA―3600」を同時新発売。
GA―100シリーズは100アイテムをそろえ、価格は1平方b当たり7400円〜7600円。GA―3600は3柄24アイテムで1平方b当たり7600円。
◇問い合わせ先=電話06・6494・6605。
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《東リ、長期間ワックス不要の床材「SFフロアNW」と「ホスピリュームNW」を発売》 2012.10.1
東リ(兵庫県伊丹市、永嶋元博社長)は、10月29日にワックスメンテナンスが不要の床材、NWシリーズから「SFフロアNW」と「ホスピリュームNW」を発売する。
NWシリーズは独自の防汚技術により、長い期間床の美観を維持するのが特長。今回発売の2製品はともに高耐久抗菌UV樹脂コーティングを施しており、耐動荷重性、衝撃吸収性のほか殺菌消毒薬等に対する耐薬品性に優れ、医療・福祉施設での利用に適しているという。SFフロアNWは厚さ2・8_、幅1820_、長さ9_。ラインアップは9柄46アイテムで1平方b当たり5300円(税抜)。ホスピリュームNWは厚さ2_、10柄43アイテムで1平方b当たり4000円(税抜)。
◇問い合わせ先=電話06・6494・6605。
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《日立建機、双腕仕様機ZX135TF―3を発売》 2012.10.1
日立建機(辻本雄一社長)は、双腕仕様機ZX135TF―3(アスタコNEO)を発売した。
同機は、ベースとなる13d級油圧ショベルと同クラスのパワーを持つ主腕と、それを補助する副腕を組み合わせて使用するのが特徴。単に2つのアタッチメントを同時に使用できるだけでなく、主腕でつかんだ対象物を副腕で切断するなど、人の両腕のように複雑な作業にも対応できる。
複数の重機を使用したり、手作業に頼っていた産業廃棄物の仕分けも、安全で効率的に行うことができる。価格は2360万円(両アタッチメントはオプション)。
同機の開発は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託を受け同社が手掛けた。
◇問い合わせ先=電話03・3830・8065。
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《美和ロック、鍵の閉め忘れを防止「チェッキー」を発売》 2012.10.1
美和ロック(東京都港区、和氣英雄社長)は、施錠状態が一目で確認でき、鍵の閉め忘れを防げる施解錠状態表示キー「チェッキー」を発売した。
鍵を閉めると表示窓の色が変化。鍵の操作感・施錠音に加え、目でも鍵の開閉の状態をチェックできる。外出先で鍵を閉めたかどうか不安になったとき、戻って確認しなくても手元のキーの色で施錠を確かめられる。表示窓の色は白とだいだい色の2種類。同社標準キーのU9、UR、PR、PS型にほぼ対応しており、ドライバーで簡単に取り付けられるという。単身世帯向けに開発した製品で、特に一人暮らしの高齢者や女性による需要の拡大を見込む。価格はオープン価格。全国の同社認定サービス代行店やホームセンターなどで購入できる。
◇問い合わせ先=0120・81・3069。
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《キャタピラージャパン、Cat914G2ホイールローダを発売》 2012.10.1
キャタピラージャパン(竹内紀行社長)は、除雪のほか土木、農業などで活躍するCat914G2ホイールローダ(バケット容量1・5立方b)を発売した。
同機は、Cat914Gのモデルチェンジ機。従来機の優れた性能を引き継ぎオフロード法2006年基準に適合。ゆとりのパワーと優れた環境性能を両立するCatC4・4ACERTエンジンを搭載した。アクセル操作だけで加速・減速のコントロールが自在に行える電子制御HST(ハイドロスタティックトランスミッション)を従来機に引き続き採用していて、さまざまなシーンで優れた作業性能を発揮する。価格は(標準仕様、税別)1426万5000円。
◇問い合わせ先=電話03・5717・1122。
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《ブラック・アンド・デッカー、振動ドリルドライバーなど2機種を10月上旬発売》 2012.10.1
電動工具メーカーのブラック・アンド・デッカー(米国)は、コンクリートの穴開けも可能な軽量振動ドリルドライバーなど2機種を10月上旬から発売する。
振動ドリルドライバーEXH18は、回転と同時に前後に振動を与える振動機能により、通常のドリルドライバーでは難しかった直径13_までのコンクリートへの穴開けが簡単にできる。重量は1・7`。
インパクトドライバーEXI18は、回転方向に打撃を加える機能によりパワフルでスピーディーにネジ締めが可能だ。
2機種ともコードレスタイプで、約40分の急速充電で使用できる。参考価格は2万円前後。
◇問い合わせ先=電話03・5979・5677。
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《LIXIL、マンションリフォーム用システムバスルーム「リノビオV」を新発売》 2012.9.27
LIXIL(東京都千代田区、藤森義明社長)は、汚れにくく、水道光熱費の節約やリフォーム時の取り付け性にも優れたマンションリフォーム用システムバスルーム「リノビオV」シリーズを発売した。
同製品は、オリジナル技術である「浴槽表面防汚コーティング層」で付くと取れにくい頑固な水アカ汚れを普段の掃除だけで防ぐことができる。エコ機能も充実し、温かさが長持ちする「サーモバスS」を全タイプに標準搭載。
取り付け性の面では、
マンションリフォームという特性に着目し「フレーム分割構造」を新たに採用したことで、商品の搬入性や設置のしやすさを向上させた。本体標準セット価格は125万2650円(税込・取付費別)
◇問い合わせ先=フリーダイヤル0120・1794・00。
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《コベルコ建機、新型7d級油圧ショベル「SK75SR」を販売》 2012.9.27
コベルコ建機(東京都品川区、藤岡純社長)は、低燃費製品のラインナップ強化を進めており、9月1日から新型7d級油圧ショベル「SK75SR」=写真=の販売を開始した。
新型機は、従来のオートアイドリングストップ機能に加え、新作業モードの「ECOモード」を装備。旧モデル(SK70SR―2)の省エネ・燃費重視モードに比べ27%の燃費低減を実現した。さらに、通常のHモードでも6・1%、Sモードで13%の燃費を低減。
同機は、今年5月に稼働を開始した広島の五日市工場の新製品第1号。平成22年の低騒音技術「iNDr」の搭載機種としてNETIS登録された旧モデルの技術を継承。需要が拡大している震災復興の現場や都市部での使用を見込んでいる。価格は、1079万3000円。年間販売目標は、1000台。
◇問い合わせ先=電話03・5789・2112。
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《東邦レオ、新型屋上緑化工法「スマートシステム」発売》 2012.9.27
東邦レオは、植物・デザインの固定で低コスト化を実現する新型屋上緑化工法「スマートシステム」を9月3日に発売開始した。
同社が30年にわたる屋上緑化の技術ノウハウをもとに、中木から草花まで20種類の植物が生育できる基盤構造を開発。条例対応(環境対策)・集う・魅せる―の3大シーンを1つのシステムで対応できる。部材の共通化と大量調達で従来の自社工法に比べ最大20%のコストダウンを実現しているほか、10〜15年に一度必要となる防水改修工事の際には植物を維持したまま取り外しと再設置が可能となっている。
費用はシーンごとに異なり、条例対応として植物で全面を覆うシンプルデザインは1万4000円/平方b〜、景観重視のデザインは2万2500円/平方b〜となっている。
詳細は同社ホームページに掲載中している。問い合わせ先は同社営業窓口(@03・5907・5500)。
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《三和シヤッター工業、電池式避難時停止装置」を発売》 2012.9.20
三和シヤッター工業(木下和彦社長)は、外部からの電源供給と専用バッテリーがいらない防火シャッター用「電池式避難時停止装置」を発売した。
防災盤から送られる防災信号を自動閉鎖装置に直接送ってシャッターを閉鎖。システムの異常監視は、手動閉鎖装置に内蔵した市販の電池を利用する。危害防止用連動中継器が不要なので配線工事の手間を省略でき、メンテナンスも電池交換だけと簡単だ。危害防止装置が付いていない既設シャッターにも取り付けが可能だ。
価格は、A型スラット手動式防火シャッター一式、幅3・5b、高さ2・6bで94万5000円(工事費など除く、消費税含む)。初年度は約28億円の販売目標を見込む。
◇問い合わせ先=電話03・3346・3011。
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《ナイステック、「変芯フランジによる幅広溝切削工法」がNETIS登録》 2012.9.20
ダイヤモンド工具などの商品を開発・製造するナイステック(埼玉県吉川市、新道俊男社長)は、コンクリートのスリット工事ではつり作業がいらなくなる工法「変芯フランジによる幅広溝切削工法」をNETIS登録した。登録番号はKT―120026―A。実用新案登録も完了済み。
同工法は、ダイヤモンドブレードを変芯フランジに固定し、コンクリート構造物にスリット施工を行うもの。変芯フランジは、ダイヤモンドブレードを固定するためのフランジの片側をテーパー状にし、位置をずらして合わせることで、ブレードの変芯幅を変更できるようにした。ダイヤルメモリを任意に設定することで、ブレード基本寸法6_から75_までの溝施工が可能となる。
これまでの2条切断のようなはつり作業は不要になり、さらに切削深さや切削幅の誤差を減らすことができる。特に大型耐震スリット工事や居住団地などの振動・騒音を抑えたい現場で威力を発揮する。
問い合わせ先は総販売元の日本フレキ産業(東京都西東京市)=電話042・461・5171。
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《ノザワ、「アスロックグリーンウォールビルドインタイプ」を発売》 2012.9.20
ノザワ(本社・神戸市、野澤俊也社長)は、壁面緑化メーカー杉孝(川崎市)と共同開発したパネル一体型壁面緑化「アスロックグリーンウォールビルドインタイプ」の全国販売を開始した。
導入時のイニシャルコストの高さや維持管理の難しさから敬遠されがちであった壁面緑化のマイナス面を改善した商品。押出成形の特徴を生かした自由な形状成形により、パネル自体に植栽用のポット機能を付加することで、下地金物材を無くし、コスト低減と施工効率化を図った。また、植栽用土壌をセパレート式にすることでデザイン性が高まり、平成23年にはグッドデザイン賞を受賞している。
また、大幅な軽量化と薄さを実現。緑化部の重量は1平方b当たり15`で、壁総厚は100_とした。対応植栽は、ヘデラゴールデンチャイルドやオオイタビ、ハツユキカズラなど。材工設計価格が1平方b当たり16万5000円(税抜)。
◇問い合わせ先=電話03・5540・6511。
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《三協立山・三協アルミ社、床材「Sフロア」を発売》 2012.8.30
三協立山・三協アルミ社(富山県高岡市)は、シート仕様の床材「Sフロア」を発売した。11色という豊富なカラーバリエーションで、室内建具などとのコーディネートをイメージ通りに合わせられる。
11色のうちソフトチェスナット、カームメイプル、キャラメルナットの3色は、それぞれ天然木の素材感を再現する仕上げ加工を施し、顧客のこだわりを表現する。価格は延長1818_、幅303_、厚さ12_の6枚入り1セットで2万6500円(税、工賃など別)。
また、Sフロア発売に合わせ化粧横木の上り框(かまち)、付け框もカラーバリエーションを拡充し、Sフロアと同一のコーディネートを可能にした。延長1950_、幅120_、厚さ70_サイズで上り框は1本当たり2万500円、付け框は1万2000円。
◇問い合わせ先=フリーダイヤル0120・5378・999。
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《LIXIL、荷物置きや水はねを考慮したパブリック洗面「ノセルカウンタースラント」を発売》 2012.8.30
LIXIL(東京都千代田区、藤森義明社長)は、洗面台の水はねを軽減し、荷物置き場の配置や女性の化粧直しにも配慮したパブリック洗面「ノセルカウンタースラント」を8月1日に発売した。
同製品は、公共施設など多くの人が利用する洗面空間の独自調査で「荷物置き場がない」、「カウンターが水で濡れている」などの意見が多く寄せられたため、洗面カウンター上部に荷物置き場としてドライエリアを設け、足元にはキャリーバックが置ける空間を確保した。カウンターの縁には傘がかけられ、ボールの奥まで手が入る形状に変更することで水はねを軽減した。さらに、足元にゆとりを持たせることで、化粧直しにも配慮した。
メンテナンス面では、継ぎ目のないボウルと凹凸の少ない水洗金具で清掃性に優れ、立ったままでも水石鹸の補給ができる構造。
◇問い合わせ先=フリーダイヤル0120・1794・000。
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《キャタピラージャパン、「CAT777Gダンプトラック」を販売》 2012.8.30
キャタピラージャパン(竹内紀行社長)は8月20日、大型土木工事や鉱山・砕石場などで原石運搬などに活躍する「CAT777Gダンプトラック」の販売を開始した。
同トラックは、現行モデルのCAT777Fダンプトラックのフルモデルチェンジ機で、既に販売を開始している773G、775Gの上位機種。特徴としてはエンジンのトルクとトルクライズを向上させることでパワフルで粘り強い走りを実現。また、スムーズなシフトチェンジを実現するため、電子式トランスミッションクラッチ圧制御システム(ECPC)や各種パワートレインを改良。さらに2種類のエコノミーモードで燃料消費量を制御する各種システムの採用で優れた経済性を実現した。
◇問い合わせ先=電話03・5717・1122。
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《ニチベイ、制菌性などを認定するSEK赤ラベルマーク取得の生地「プールス」を発売》 2012.8.30
ニチベイ(東京都中央区)は20日、制菌性などを認定するSEK赤ラベルマーク取得の生地「プールス」を発売した。医療機関や介護・福祉施設、行政機関などのSEK制菌加工指定場所での採用を目指す。
SEK赤ラベルマークは、医療機関などで使用する業務用繊維商品を対象に繊維評価技術協議会が制菌性、安全性(皮膚刺激性)といった機能加工を認定するもの。プールスは同マーク取得のほか、再生ポリエステル繊維を25%以上使用しているため、グリーン購入法にも適合した製品となっている。
色は5種類。同社のロールスクリーン=写真=とバーチカルブラインドに使用できる。価格は、ロールスクリーン「ソフィー」のウォッシャブルタイプ(幅、高さ180a)で3万8900円(消費税、施工費別)。
◇問い合わせ先=電話03・3272・2592。
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《三和シヤッター工業、「コフレガーデン」を発売》 2012.8.30
三和シヤッター工業(木下和彦社長)は、独立型ガレージの屋根に設置し夏場の庫内の温度上昇を防ぐ緑化システム「コフレガーデン」を8月24日から発売した。
ユニット式の緑化カセットを屋根に並べて固定させるだけなので簡単に施工が可能。灌水装置が標準装備されていて、蛇口とコフレガーデンの管を家庭用ホースでつなぐと自動的に水やりも行える。植物は、丈夫で成長の早いヘデラヘリックス、季節ごとに色が変わるハツユキカズラ、黄金色のフィリフェラオーレアの3種類から選べる。
価格は、車庫2台用の全面タイプで植物3種類を組み合わせた場合、259万円(工事費など別、消費税含む)。
◇問い合わせ先=電話03・3346・3011。
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《エプソン、「PX―675F」など6機種を販売》 2012.8.30
エプソンは、自動両面印刷標準対応の生産性と6万ページの耐久性を両立させたプリンター「PX―675F」など6機種のビジネスインクジェットプリンターを9月20日から発売する。
PX―675Fは、全色顔料インクを採用し普通紙でも鮮やかな印刷が可能。プリント・コピー・スキャン・カラーファクスの機能を1台に搭載し省スペース化に貢献できる複合機だ。PX―535Fは、コンパクトながら5万ページの耐久性を備え、無線LANに標準対応している。オールインワン機能で2万円台の低価格。在宅オフィスなど設置スペースが限られた場所にも導入できるという。
予想市場価格は、PX―675Fが3万円台後半。
◇問い合わせ先=電話050・3155・8100。
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《エービーシー商会、ラピードRフレキシブルシンクを発売》 2012.8.30
建材開発・製造・販売等のエービーシー商会(東京都千代田区永田町、佐村健社長)は、高さが選べる小学生向け手洗いカウンター「ラピードRフレキシブルシンクFlapp―ES(フラップES)」を発売した。
こどもの体格に合わせたシンク一体型手荒いカウンター。水栓金具に手が届きやすい奥行きで、角や四隅をR形状にすることで安全性を高めている。高さは650_、700_、750_の3段階を設定している。3人用と5人用がある。
詳細は同社ホームページに掲載中。材料設計価格等の問い合わせはデュポンコーリアン事業部(電話03・3507・7158)で受け付ける。
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《コマツ、次世代エンジン搭載の中・大型油圧ショベルを発売》 2012.8.13
コマツ(野路國夫社長)は、オフロード法2011年基準に適合した中・大型油圧ショベルの新型機12機種を7月1日に発売した。新型機はPC220―10からPC450LC―10までの12機種。日本をはじめ北米・欧州の排出ガス規制もクリアする新世代エンジンを搭載。窒素酸化物排出量を同社従来機よりも50%削減し、燃料消費量も10%低減した。
さらに点検作業時の落下防止ハンドレールや、機械の盗難リスクを軽減するIDキーを採用。運転席には7インチLCDモニターを備え、エコガイダンス表示で省エネ運転をサポートする。新車購入時には国内初のパワーラインの保証延長と無償メンテナンスを取り入れた「KOMATSU
CARE(コマツ・ケア)を提供。価格は2480万円〜4760万円(税別)、販売目標は年間300台。
◇問い合わせ先=電話03・5561・2616。
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《ハザマ・西武建設、「鉄骨ブレース無溶接耐震補強工法」を開発》 2012.8.13
ハザマと西武建設は、接着剤で鉄骨ブレースを取り付ける「鉄骨ブレース無溶接耐震補強工法」を開発した=図。溶接作業が必要なく、火気を扱わないため、特に塗装工場や可燃物を扱う倉庫など火気厳禁や火気取扱注意の建物で有効だという。
建物の鉄骨柱と補強ブレースを、現場溶接ではなく、接着剤で接合する工法。具体的には、塗装除去と目荒らしを行った現場の鉄骨柱に、あらかじめ工場で製作したガセットブレート(ブレースの接合部などで部材を接合するための鋼板)を、接着力・耐久性に優れたエポキシ樹脂系接着剤で取り付ける。
接着剤接合は、溶接よりも耐力が低くなるが、ブレースの数を増やすことで、建物に必要な耐力を確保できる。
現場での溶接作業が無いため、火気厳禁や火気取扱注意の施設を使用しながらでも施工が可能。養生作業が少なくできる上に、接着にかかる時間も溶接より約20%短縮できる。さらに体育館など高所での作業も安全に実施できるという。
開発に当たっては、千葉工業大学の山田丈富教授の指導、接着剤メーカーのコニシの協力を得た。現在建築技術性能証明を申請中で、証明取得後には、無火気施工のメリットを生かせる耐震補強工事などで積極的に提案していく考え。
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《ニチベイ、高遮蔽ブラインドに35_幅スラットを追加》 2012.8.13
ニチベイ(東京都中央区)は7月17日、高遮蔽(しゃへい)横型ブラインド3商品にそれぞれ35_幅スラットを追加し、販売を始めた。これまでの25_幅スラットに比べ低い価格設定となっている。
3商品は通常タイプの「ユニコンモア」、ワンコントロール自動降下型の「ユニタッチ」、電動タイプの「テクニスト」。一般のブラインドに比べ日射遮蔽性能は25_幅スラットで20%以上、35_幅スラットで17%以上、断熱性能は25_幅スラットで70%以上、35_幅スラットで90%以上向上。1年間の冷暖房電気代は、25_幅スラットで約1万2862円、35_幅スラットで約9486円節約できるという。
価格は、通常タイプの遮熱スラット25_幅(フレームなし)で、1平方b当たり1万2300円、35_幅で1万200円。
◇問い合わせ先=電話03・3272・2592。
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《ダイキン工業、うるおい光クリエールを9月新発売》 2012.8.13
ダイキン工業は、光速ストリーマとアクティブプラズマイオンのダブル方式を搭載した加湿空気清浄機『うるおい光クリエール』3機種(MCK70N、MCK55N、MCK40N)を9月15日から新発売する。
プラズマ放電技術を使って有害物質などを強力に分解・除去する吸引分解方式の「光速ストリーマ」に加え、室内に飛び出して空気清浄する「アクティブプラズマイオン」発生器を新搭載。ダブル方式により、本体内・外での清浄能力を高めた。
また、新「eco節電」モードとして、みはり運転を採用。空気が綺麗な状態では運転を自動休止し、無駄な消費電力を抑えた(MCK70Nのみ)。加湿設定機能は、従来の標準(50%)に高め(約60%)、ひかえめ(約40%)を加えた3段階から選択が可能となっている(MCK70NとMCK55Nのみ)。
カラーはMCK70Nがホワイト・ブラウン系、MCK55Nがホワイト・ブラウン・ピンク系、MCK40Nがホワイト系。価格はオープン。
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《キャタピラージャパン、「Catグレードコントロール仕様機」を新発売》 2012.8.6
キャタピラージャパン(竹内紀行社長)は、Cat
Eシリーズ油圧ショベルで情報化施工対応したCatグレードコントロール仕様機を新発売した。
Catグレードコントロールは油圧ショベル内蔵型2次元ガイダンスシステム。施工現場の設計面とバケット刃先との距離(高さ)をキャブ内のモニタにリアルタイムで表示し、高精度な施工ができるようオペレータにガイダンスを提供する。
主な特長は、建設機械との一体化による高い操作性と、セットアップ時間の大幅な短縮を実現したこと。トレンチ掘削や法面整形における施工の高効率・高品質化を図っており、丁張りや検測作業の手間が大きく削減でき、工期短縮・コスト削減も可能となる。このほか安全性を高めるEフェンス機能を搭載している。
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《三井住友建設、免震超高層でフルサッシ「Sulatto(スラット)2
スリムビーム」を開発》 2012.8.6
三井住友建設は、免震板状超高層マンションの新構法「Sulatto(スラット)2
スリムビーム」を開発した。サッシ上部にはりが無く、天井いっぱいのフルサッシを実現できるという。これにより、同社の「SuKKiT(スキット)」シリーズのラインアップが完成。低層から超高層までをカバーしたシリーズとなり、今後全国のマンション案件で提案していく。
スキットシリーズは全7タイプ。耐震マンション用の「スラット」と免震マンション用の「スキット」の両ラインで、それぞれ、タイプ「1」(扁平ばり)、「2」(アウトフレーム)、「3」(グリッドフレーム)の3タイプを用意。さらにスキットWで、「梁なし+中廊下型」のマンションに対応する。
スラット2は、はりの制約を無くし、天井いっぱいの高さ2・4bのフルサッシを実現したスキット2(既存)に、免震装置を組み合わせた。高さ60b、20階建て程度の超高層マンションにも適用でき、高層部での優れた眺望を確保することができるという。
また、天井高やサッシ高など、従来構造の建物と同等の性能を確保しながら、階高を抑えられるため、高さ制限などがある中で、より効率的な建築が可能という。
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《熊谷組、レンガトンネルの劣化した目地を充填「目地じょうず」を開発》 2012.8.6
熊谷組は、住友大阪セメント、テクノス、ファテックと共同で、レンガトンネルの劣化した目地を充填する工法「目地じょうず」を開発した。トンネルの維持作業などでの採用を提案するとともに、コンクリートのひび割れ充填にも適用させていく。
目地の充填材として、耐酸性と可塑(かそ)性、水中分離性、超速硬性に優れた材料を開発。煤煙や湧水のあるレンガトンネルに適用可能とした。
材料は、事前に計量した状態で専用カートリッジに準備。現地で水を加えてカートリッジ内で練り混ぜる。練り上げた材料を注入用ガンに装填し、圧縮空気で排出。先端のノズルを押し当てながら充填することで、コテ仕上げが不要になり、平滑に仕上がる。
また、凝結終結時間は約30分で、夜間に限られる鉄道トンネルの工事でも始発列車の走行に影響しないという。
現在用意しているカートリッジは、Aタイプ(材料容量450_g)とBタイプ(同1000_g)の二つ。今後はカートリッジ容量を大きくすることで、一層の効率化も目指す。
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《日本板硝子環境アメニティ、「クリーンアレスタG―SP」がNETIS登録》 2012.8.6
日本板硝子環境アメニティ(東京都港区)の遮音壁に使用するガラス透光板「クリーンアレスタG―SP」が、国土交通省の新技術情報提供システム(NETIS)に登録された。
従来のポリカーボネートをガラスにすることで、材料費を約30%低減。経年変化による黄ばみがなくなるほか、表面の平滑性が向上し外の景色がはっきりと見えるようになる。また「難燃性」から「不燃性」となるため、特に市街地での車両火災による延焼の心配もなくなる。
支柱間隔4bのフロートガラス6_厚、網入りガラス6・8_厚の仕様で、1平方b当たり単価は5万750円。今後は、太陽光発電の使用や日照対策と視界の確保を可能とするガラス透光板の開発を目指す。
◇問い合わせ先=道路グループ(電話03・5421・7521)。
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《大成建設、腹腔鏡が曇らない空調システム「T-Fogless Flow」を開発》 2012.7.23
大成建設は、腹腔鏡(ふくくうきょう)が曇らない手術用空調システム「T-Fogless Flow」を開発した。従来の空調システムと比べ、「患者にも執刀医にも、より快適な医療環境を提供できる」(大成建設)という。さまざまな手術環境に対応でき、今後医療機関などに積極的に提案していく考えだ。
従来の空調システムは、医療機器からの発熱を抑えるため16〜20℃の空気を上部から吹き出しているが、低温の空気にさらされた腹腔鏡レンズが曇ってしまうことがあった。手術室の温度を上げる方法も考えられるが、この場合には、執刀医らの身体的な負担が増え、集中力の持続が阻害される危険性があるという。
今回開発したシステムでは、手術台天井部から吹き出す空気の一部をヒーターで温め、術野(手術する部位まわり)に当ててレンズの曇りを防ぐ。患者の腹部まわりに温風を送ることで、患者の低体温化を抑え、身体的負担も軽減できる。
執刀医エリアには術野部分とは異なる低温の空気を吹き出し、快適な温度(約24℃)に保つ。執刀医らの身体的・精神的なストレスを減らし、正確な手術を支援することが可能になるという。
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《日立建機カミーノ、新型「ZV55RL」と「ZV65RL」のランマ2機種を発売》 2012.7.23
日立建機カミーノ(山形県東根市、土橋伸次社長)は、新型「ZV55RL」と「ZV65RL」のランマ2機種を7月2日に発売した。
同機は、平成22年発売の「ZV−Rシリーズ」の軽量化モデル。運搬性とメンテナンス性を向上させ、小型締め固め機として、管工事や道路工事など幅広い現場での活躍が期待される。
ZV−Rシリーズの高い打撃力と手元振動を抑える特色を引き継ぎながら、不整地での推進性向上と免振性の高い防振ゴムの採用で前機よりもさらに疲れにくい低振動ハンドルを実現。また、パイプガードの採用によりエンジン部へのアクセス性も向上。エアクリーナー清掃、ガバナ調整、キャブレター整備などの作業が容易になり整備性がさらにアップした。
販売目標は2機種で年間1000台。価格は35〜36万円(税抜)。
◇問い合わせ先=電話048・931・2411。
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《戸田建設、「200Nの超高強度コンクリート」を開発》 2012.7.23
戸田建設は、設計基準強度1平方_当たり200ニュートン(N)の現場打ち込み超高強度コンクリートを開発し、国土交通大臣の材料認定を取得した。荷卸し時の品質だけでなく、養生など品質管理手法までを認定に含めた初めての認定形態という。晴海小野田レミコンと共同開発。今回は設計基準強度200Nと180Nの2種類について認定を取得した。
安定した性能を確保するために、結合材、細骨材、粗骨材、化学混和剤などに厳選した材料を使用。特にコンクリートに添加するシリカフューム(球形の超微粒子)は2種類をブレンドし、セメント量の20%まで増量して使用した。
このほかコンクリートの流動性については、スランプフロー75aを実現。養生についても、鋼製型枠に取り付けたパネルヒーターや断熱材・保温材などで保温・加熱養生を行い、強度を確保する高温養生の方法を確立した。
同社では、現在都内の超高層再開発案件での適用を予定しており、今後も超高層RC集合住宅などで採用を提案していく考えでいる。
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《文化シヤッター、バッテリーが不要で省エネ
エコセーフ管理併用タイプを販売》 2012.7.9
文化シヤッター(東京都文京区)は、防火シャッターの危険防止装置「エコセーフ」に、開閉頻度の多い管理用電動シャッターへの適用を可能にした併用タイプを加え、販売を始めた。
エコセーフは、防火シャッターに設置が義務付けられる危険防止装置で平成23年に発売。従来の電動制御式から機械制御式に変更し、バッテリーが不要で省電力、省コストなどを特徴とする。
これまでは防災専用手動式だけの対応だったが、新開発のワイヤーロック方式で耐久性を向上。管理用電動シャッターへの適用を可能にした。平常時の障害物感知、非常時の危険防止という2種類の安全装置を備え、建物内で防火、防犯の役割を担う。
幅5b、高さ3bのタイプで参考価格は168万円(税込、工事、運搬費は別)。初年度販売目標は47億円。
◇問い合わせ先=電話03・5844・7111。
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《あおみ建設、「ケーソン自動注水制御システム」を開発》 2012.7.9
あおみ建設は、自動的に水平を保ちながらケーソンを沈設するシステムを開発した。国土交通省の新技術情報提供システム(NETIS)に登録した。
防潮堤などの工事では、ケーソン内部の複数のマス(区画)に順次注水して沈め、海底に据え付ける。これまではケーソンの姿勢を水平に保つために、作業員がケーソン上を移動し各マスへの注水操作と水位監視を行っていたが、新システムでは震度センサーと傾斜計でケーソンの姿勢とマス内の水位を把握。計測結果をもとに自動的に注水ポンプのオン・オフを制御する。既製の遠隔操作ウインチと組み合わせるとケーソン上の無人化施工も可能という。
◇問い合わせ先=電話03・5439・1014。
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《太平洋プレコン工業、「オーシャンスカイロード」を一般販売》 2012.7.9
太平洋プレコン工業(東京都渋谷区)は、東京スカイツリータウンの歩道などに採用されたコンクリート擬石平板「オーシャンスカイロード」の一般販売を開始する。また、強化板を使うことで平板のずれや、がたつきを防ぐ施工方法「スーパーバリアフリーシステム」のPRも合わせて強化していく。
プレス成形した非透水平板で、原料は廃棄物を利用したエコセメント。表面をショットブラスト加工し、すべり抵抗性を高めている。標準サイズは30×30aと30×60aの2種類。基層下側の四隅に設置する強化板が、平板1枚にかかる荷重を分散し、段差や沈下の発生を防ぐ。
同社は「シックな色味を生かし、今後は公共施設や大学にも訴求していきたい」と、商業施設やオフィスビルなどにも積極的に提案する考えを示した。
◇問い合わせ先=電話03・3352・3743。
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《クマヒラ、重要鍵の貸出・返却の自動化システム「セキュアロックU」を販売》 2012.7.9
クマヒラ(中央区、角野博司社長)は、重要鍵の貸出・返却の自動化システム「セキュアロックU」の販売を開始した。
非接触ICカードなどによる本人確認で、重要な鍵の入出を自動管理するシステム。「いつ・だれが・どの」鍵を持ち出し、返却したかを記録し、鍵の所在を自動的に明確化する。また、トレータイプを新しくラインナップに加え、鍵だけでなく、各種カードやメモリーなどの重要物の管理も可能となった。
1ユニットで最大480件、ネットワークを介せば12万件以上の鍵やトレーを一元管理できる。さらに、入退室管理システムや録画・監視システムとの連携も可能。製品は、キーユニットタイプとトレーユニットタイプ、キー・トレータイプの3種類。価格は1ユニット150万円から。平成24年度は250台の販売台数を目指す。
詳細は同社ホームページ から。
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《アイジー工業、地震に強いデザインパネル「断熱ヴァンドDS型35
スパン450」を発売》 2012.7.2
アイジー工業(山形県東根市)は、新しいデザインパネル「断熱ヴァンドDS型35
スパン450」を6月30日から発売する。「有機系フォーム」をガルバリウム鋼鈑でサンドイッチした構造で高剛性と柔軟性を両立。地震に強く、ひび割れや剥落、凍害の心配が無い。
シャープなリブ型ストライプを基調とした意匠で、取り付けビスが隠れるボルトレス仕上げになっている。同製品は、アイジーヴァンドシリーズで培ってきた「外装仕上げ―断熱工事―内装仕上げの各工程が1枚のパネル工事で仕上がる」という特徴をそのまま継承し、工事の省力化、工期短縮に貢献する。カラーは全3色。設計材工価格2万円/平方b。平成25年度の販売数量6万平方bを目指す。
◇問い合わせ先=電話0237・43・1810。
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《錢高組、交換不要のビット実機装着 「耐摩耗ビット」を開発》 2012.7.2
錢高組は、カッタービットの交換回数を少なくできる「耐摩耗ビット」を開発し、下水道シールドトンネル工事での実機装着で性能を確認した。今後、積極的に他の現場に採用するとともに、広範囲の土質地盤に適用できるビットを開発していく。
シールドトンネルの長距離施工では、掘削機前面で土砂を削り取るカッタービット(超硬合金チップ)の摩耗対策が課題の一つ。特に、ビット背面の母材が摩耗し、健全な超硬チップが脱落するケースが多い。
今回開発した耐摩耗ビットでは、母材部分で一般的に行う硬化肉盛り加工に変えて、背面にも超硬チップを配置。ビット背面の摩耗を防ぐとともに、超硬チップ脱落時の予備刃とするようにした。
実機装着した現場(広島市発注、錢高・鴻治JV)は、施工延長1400bで、500bが軟岩層、900bが礫・玉石が混在する砂層。従来のビットでは途中3回の交換が必要だったが、耐摩耗ビットを使用したことで交換が不要になった。また、これによりトータルでの工事費の低減にもつながったという。
超硬チップは、材料となるタングステンとコバルトの配合を変えることで、土質の状況に合わせた対応が可能。今後さらに開発を進め、さまざまな条件での適用を目指していく。
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《住友建機、「標準機6機種・後方小旋回機3機種」を9月と12月に発売》 2012.7.2
住友建機は、特定特殊自動車平成23年排出ガス規制に適合した、新型油圧ショベル標準機6機種を9月に、後方小旋回機3機種を12月に発売する。
現行機は18年9月に発売、経済性能が高く、建設機械で初めて経済産業省主催の「省エネ大賞」を受賞した。今回の新型油圧ショベルは、新世代クリーンエンジン「SPACE5+」(スペースファイブプラス)と、新油圧システム「SIH:S+」(シーズプラス)の融合により、現行機に比べさらに10%の燃費低減を実現した。
新型油圧ショベルは燃費性能に加え、サイクルタイム向上などの作業性能、フィールドビューモニターシステム(FVM)の標準装備など安全性能でも高い機能を持ち備えた新世代の油圧ショベル。
特徴は@現行機比10%の燃費低減、32年燃費基準(三ツ星レベル、特定特殊自動車22年排出ガス規制に適合Aサイクルタイムスピードの向上、スピード感を重視したSPモード、旋回操作性、複合操作性の向上Bフィールドビューモニター(FVM:NETIS登録技術)標準装備、フルカラーモニター採用、ISOモニター採用、ROPS対応の安全キャブ―など。
9月発売の標準機は、SH120-6、SH200-6、SH250-6、SH330-6、SH350HD-6、SH470HD-6の6機種。12月発売の後方小旋回機は、SH125X-6、SH135X-6、SH235X-6の3機種。
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《清水建設、高流動コンクリート充填性を事前解析する3次元シミュレーションシステムを開発》 2012.6.25
清水建設は、高流動コンクリートの充填状況をシミュレーションできる3次元シミュレーションシステムを開発した。同システムを活用し、高流動コンクリートの充填性を配慮した設計や最適な打設方法の提案につなげていく。
配筋が高密度で複雑な型枠形状をした空間や、バイブレータによる締固めができない閉鎖・狭小空間では、流動性を高めた高流動コンクリートを使用する。コンクリートを確実に充填するためには、適切な流動性の確保や打設方法の選択が重要だ。
今回開発したシステムでは、型枠形状や打設面積、鉄筋の径、配筋ピッチなどの設計条件と、打設する高流動コンクリートのスランプフローやフロータイム、打設スピード、投入箇所などの打設条件を入力。これらのデータから、コンクリートの充填性を解析していく。
仮に充填性が不十分という結果が出た場合には、部材形状や打設条件を変更しながらシミュレーションを繰り返すことで、最適な設計・打設方法を探ることができる。シミュレーションを行うことで、打設前に行ってきた打設の施工実験などの負担を省くことができ、経済性も向上するという。
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《ハザマら、都市部の橋梁工事で作業時間短縮
「ピアキャップ継手」を共同開発》 2012.6.25
ハザマとサクラダの2社は、複合ラーメン橋の建設で、鋼製箱桁(上部)とコンクリート柱(下部)を連結する「ピアキャップ継手」を共同開発した。施工の手間を減らすことなどで、作業時間を短縮できるという。道路の立体化や老朽化した都市高速道路の更新など、都市部でのプロジェクトなどで採用を提案していく。
都市部の橋梁工事では、鋼上部工とコンクリート下部工を組み合わせ、連結部に維持管理性に優れたラーメン構造を採用するケースがある。ところが、連結部の構造が複雑で、品質確保や現地での施工性などに課題があったという。
ピアキャップ継手は、鋼製箱桁に取り付けた鋼製キャップをコンクリート柱に差し込み、隙間を高性能無収縮グラウト材で充填することにより上部と下部を一体化させる。ハザマでは「ラーメン構造に比べ、シンプルで施工性が向上できる」と話す。
具体的には、ピアキャップとコンクリート柱の隙間を40_と小さく設定するとともに、キャップ内面とコンクリート柱外面にずれ止め突起を設ける。この隙間に1平方_当たり60Nのグラウト材を注入する。
橋長160bの3径間連続複合ラーメン橋と比べた場合、ほぼ同じ工費で作業時間を1カ月(約8%)削減できる。また、連結構造がシンプルなため、下部工にプレキャストコンクリート橋脚(PCウェル)を採用しやすくなり、この組み合わせであれば、作業時間の短縮は3カ月(25%)になるという。
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《三和シヤッター工業、アメリカンテイスト溢れるガレージドア「キャンディU」を発売》 2012.6.18
三和シヤッター工業(木下和彦社長)は、アメリカンテイスト溢れる住宅用ガレージドア「キャンディU」を6月8日から発売している。
ドアパネルが天井に沿って収納されるオーバースライダータイプの住宅用ガレージドアで、従来品に比べて優れた静粛性と質感をもっている。
特徴は、エンボス模様の額縁パネルがアメリカンでカジュアルな雰囲気がある。サイズの規格化により同社のオーダーサイズの従来品と比べて3割程度安く、短納期化を実現。また、負荷検知装置がありドアに異常な負荷がかかると上昇中のドアは停止、下降中は反転上昇するといった高い安全性を備えている。
参考価格は、幅2・394b、高さ2・438bで44万7000円(消費税含む)。初年度の販売目標は1億円を見込む。
◇問い合わせ先は、電話03・3346・3011。
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《ABC商会、「波」のごとく効果的に振動を吸収
「アーキウェイブ Eシリーズ」を新発売》 2012.6.18
エービーシー商会は、地震時の建物の変形に追従し衝撃を緩和する、「樹脂」素材の建築用エキスパンションジョイントカバー(熱可塑性エラストマータイプ)「アーキウェイブEシリーズを新発売した。
一般的な金属製エキスパンションジョイントカバーと異なり、耐久性・耐候性を備えたエクソンモービル社のサントプレーンを採用した、熱可塑性エラストマータイプ。樹脂ならではの「波型」形状が特長で、「波」のごとく効果的に振動を吸収し受け流す。
サントプレーンは加硫ゴムに近似する物性と耐久性をもちながら、成形が自由で容易な熱可塑性エラストマーで、リサイクルすることも可能。経年後の性能維持にすぐれた素材で、長時間圧縮した後の変形率(圧縮永久ひずみ)、引張強さ・伸び(物性保持率)において、一般ゴム(クロロプレン、エチレンプロピレン)と比較をしても、同等以上の性能を持つ。建材としてはサッシやカーテンウォールのガスケット材などに採用されている。
また、比重が0・97とアルミの35%程度と軽量で、長尺サイズでの施工も可能(最大25b)。そのため、建物への負担も軽く作業効率にすぐれる。アーキウェイブEシリーズのコーナージョイント部は、特殊溶着処理(工場加工)で一体化。ジョイントも目立たず、気密性の維持が可能だ。
問い合わせはアルフィトラ事業部(電話03・3507・7194)。
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《日立建機、「ZXU―5」シリーズで8月販売
後方超小旋回型ミニショベル4機種をモデルチェンジ》 2012.5.24
日立建機(東京都文京区、辻本雄一社長)は3〜5dクラスの後方超小旋回型ミニショベル4機種をモデルチェンジし、「ZXU―5」シリーズとして8月1日から発売する。
モデルチェンジでは、環境問題を意識した新エンジン、油圧システムの搭載で低燃費と経済性を大幅に改善。また、操作性の充実に居住性・整備性の良さを加えたミニショベルを実現した。
主な特長は▽曲線基調のデザイン採用▽電子制御技術と新エンジン、油圧圧システムの改善で低燃費・低騒音を実現▽シートとペダル間の寸法を拡大▽ラジエータ室に開閉式カバー採用―など。販売目標は、国内向けの4機種合計で年間1200台。価格(税別)は430〜575万円。
問い合わせ先は電話03・3830・8065。
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《コベルコ建機、20d級ハイブリッド油圧ショベル「SK200H」10月発売》 2012.5.24
コベルコ建機は、20d級ハイブリッド油圧ショベル「SK200H」を開発した。10月から販売を始める。
今回開発したハイブリッドシステムは、機体が旋回減速する際に発生するエネルギーを電気エネルギーとして蓄電し、油圧ポンプのアシストに使用することで燃費消費量を低減する仕組み。標準仕様機「SK200―8」と比較して、マイナス16%の燃費低減を実現し、掘削土量では、生産性を24%向上(作業量重視モードの場合)させた。
このほか、▽オフロード法2011年基準値に適合▽ROPS(転倒時保護構造)に適合したキャブを搭載しオペレータの安全性が向上▽キャブ内の低騒音、低振動、ワイドな作業視界を確保し、オペレータの疲労低減に配慮▽日常メンテナンスでは、通常の油圧ショベルと同等で、特別な定期メンテナンスは不要―などの特長を持つ。
運転質量は2万180nc、販売価格は2416万円。年間販売目標台数は100台。
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《文化シャッター、軽量アルミガレージシャッター「小町様」を発売》 2012.5.21
文化シャッター(東京都文京区)は、住宅のガレージ空間を最大限活用できるように配慮した軽量アルミガレージシャッター「小町様」を発売した。
間口を広げるため、同社従来品に比べシャッター両脇のガイドレール幅、シャッターを収納するボックスケースの高さと出幅を約30%コンパクト化。また、シャッターのスラットカーテンには、発砲ウレタンを詰めたアルミロール成形スラットを採用し、開閉音を約55デシベル(電動タイプ)に抑えた。
色はシルバー、ブラック、ブロンズ、ホワイトの4種類。最大有効開口幅は4b、高さは3・5b。幅3b、高さ2bの電動標準タイプで73万9200円(税込、工事・運搬費別)。初年度4億円の販売を目指す。
問い合わせ先は電話03・5844・7111。
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《エービーシー商会、バイオベース単層シート床材「サンビオス」を新発売》 2012.5.21
エービーシー商会は、人や環境に配慮した国内初のバイオベース単層シート床材「サンビオス」を新発売した。
「サンビオス」はとうもろこしや小麦などの穀物の残りかすを主成分にしており、可塑剤も植物由来で、自然にも身体にも優しく、教育施設や医療施設に安心して使用できる。表面に独自の特殊UVコーティング(Evercare)を施し汚れの付着を防止、ワックス掛けによるメンテナンスを不要にした。また、薬品や消毒液に対してもすぐれた耐薬品性を備えている。
規格は幅2.0b、厚さ2.0_、標準ロール長9.9b・20b、1b当たり重量5.16`c。材料設計価格(税別)は1平方bあたり7900円。
問い合せは同社(電話03・3507・7325)。
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《YKK AP、カーテンウォール「EXIMA91c」を6月発売》 2012.5.14
YKK AP(東京都千代田区)は、カーテンウォール基幹商品のYC300をフルモデルチェンジした「EXIMA(エクシマ)91c」を6月に発売する。
EXIMAシリーズは、非木造建築物のウインドー、エントランス商品として平成22年に発売開始。シンプルな意匠や省エネ、安心機能といったシリーズの特徴をカーテンウォールにも生かし、ラインアップを広げる。
省エネ効果の高い複層ガラスを使用できるガラス溝幅(FIX窓42_、可動窓35_)としながらも、FIX窓の外観見付け寸法を60_に統一。段差のないフラットな構成でバランスのとれたシンプルな外観を演出する。
FIXのほか外開き、突き出し、たてすべり出し窓などに対応。可動タイプは転落防止のセーフティーストッパーを備える。売上目標は23億円(25年度)。
問い合わせ先はビル商品企画室(@03・5256・2953)。
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《ハザマ、「Grand―M」工法と組み合わせ
震災コンクリートがれきを再利用》 2012.5.14
ハザマは、震災で発生したコンクリートがれき(震災コンクリートがれき)を、既存技術の「Grand―M」(ガランダム工法)と組み合わせ、再利用する工法を開発した。震災復旧・復興工事などで活用していく。
震災コンクリートがれきの再利用を促すためには、大粒径のコンクリート材を利用し、がれきを小割りにする破砕の手間を省くことなどが有効。
同社では、大粒径(粒径40〜300_)の粗粒材と、ガランダム工法による複合流動体(粒径40_以下のコンクリート材とセメントベント、ナイトスラリを混連)を混合して打設することで、密実性の高い複合固化体を製造できるようにした。大粒径の粗粒材は、体積比で30〜40%程度まで混合できる。
構造物・施設の基礎地盤や高台移転での宅地・施設の基礎地盤、盛土や地盤かさ上げの中詰め材、擁壁基礎地盤の補強、構造物基礎の洗掘防止材、沈下抑止固化杭の材料などに使用できるという。
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《戸田建設、外廊下やバルコニーを外側から補強
「外側枠付き鉄骨ブレース架構増設工法」を開発》 2012.4.30
戸田建設は、既存建物の外廊下やバルコニーを外側から補強する「外側枠付き鉄骨ブレース架構増設工法」を開発した。3月に日本建築総合試験所の建築技術性能証明を取得済み。
同社では、建物を使いながら耐震補強を行う「鋼管コッター工法」を核として、これにさまざまなニーズに応じた技術を組み合わせた工法メニューを提供している。
今回新たに加えた「外側枠付き鉄骨部レース架構増設工法」は、対象となる外廊下やバルコニーなどへの補強架構を、既存建物の外側に構築することが特徴。内部での工事を最小限に抑え、建物を使用したまま施工できる。補強後も建物の使い勝手に大きな制約を加えないこともメリットだ。
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《清水建設、超巨大地震でも構造安全性を確保
制震改修に「DYNAMIC SCREW」を採用》 2012.4.30
清水建設は、現本社ビル「シーバンスS館」の制震改修に、建物の揺れを回転運動に変換する回転式制震ダンパー「DYNAMIC
SCREW」(ダイナミックスクリュー)を採用する。関東地域で発生が懸念される超巨大地震の2倍規模の揺れでも構造安全性を確保できる。超高層ビルの制震改修や新築工事で、同装置の採用を積極的に提案していく。
ダイナミックスクリューは、日本精工、カヤバシステムマシナリー、平和発条と共同開発した。通常の制震装置と同様に、建物の揺れを錘(おもり)の動きに代えて吸収するが、自重の4000倍以上の錘と同等の吸収効果を発揮することが特徴。ダンパーは低層階のみに設置し、台数を従来の約3分の1程度にできる。工期も3分の1程度に短縮する。
今回のS館改修では、1階から7階の28カ所の柱・はりフレームの中に装置を集中配置(1カ所に1台)する。各ダンパーは直径50_、長さ1・4b。
S館は24階建て地下2階建て延べ7万4222平方b。4月から制振装置の設置に着手しており、約4カ月で改修工事を終える。同社は今年8月までに本社を東京都中央区に移転し、S館は賃貸ビルとして9月に新装オープンする予定。
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《住友建機が4月1日発売、グースアスファルトフィニシャ「HGP55W」》 2012.4.23
住友建機は1日、不透水性で防水効果が高く、たわみ追随性に優れたグースアスファルト舗装に使用する第三次排出ガス規制に対応した新開発のグースアスファルトフィニッシャ「HGP55W」を発売した。
グースアスファルトフィニッシャは特殊な機能を持つ道路舗装機。今後橋梁の架け替えなど一定の工事量が見込まれ、市場で稼動している機械の更新需要もあることから開発した。開発にあたり、気密性の高い舗装仕上がりと舗装厚調整の容易さ、高温に達する過熱装置の安全性、輸送性、超低速走行安定性を重視した。
特長は@デュアルマットスクリード採用で、段差調整が容易でスクリード内部を完全密閉し合材進入を防止。レベルローラ制御とリフトシリンダ制御で舗装厚の調整作業性を高めたALPGブロア式熱風加熱方式で短時間で均一な加熱を実現し、温度センサーとコンピューター自動制御で設定温度を保ち過加熱防止と燃料消費を低減したBスクリードは型枠スライダサイドプレート含め、輸送限界幅2.5m以内に収めそのままで回送を可能にしたCミッション方式とフィードバック制御の組み合わせで、超低速作業でも高い走行安定性を確保した。
販売価格は5,800万円で年間販売台数は3台。問い合せは企画部(電話03・6737・2614)。
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《西松建設ら4者、外構ブロック「ジオポリー」を開発
セメント不使用でCO2を8割削減》 2012.4.16
西松建設は、日本興業(香川県)と大分工業高等専門学校の一宮一夫教授、山口大学の池田攻名誉教授と共同で、セメントを使用しない外構ブロック「ジオポリー」を製品化。香川県さぬき市の志度小学校校舎改築工事の外構に初めて適用した。
4者で共同研究を進めている新材料「ジオポリマー」の製品化第1弾。ジオポリマーは、フライアッシュや高炉スラグ粉末といった産業副産物を特殊な溶液で固化したもの。圧縮強度はセメントコンクリートと同レベルで、固化成分にカルシウムが少ないため酸への抵抗性が高く、アルカリ骨材反応も発生しにくい。
産業副産物を有効利用できるほか、セメントを使用した同等の構造物と比較してCO2を8割程度削減できるため、環境にもやさしいという。
4者は今後も、ジオポリマーの特性を生かしてさまざまな製品化を進めていく方針だ。
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《清水建設、廃ブラウン管の破砕ガラスを骨材に利用
放射線遮蔽コンクリートを開発》 2012.4.16
清水建設は、廃ブラウン管の破砕ガラスを骨材に利用した放射線遮蔽(しゃへい)コンクリートを開発した。遮蔽性能は、50aの厚さで一般的なコンクリートの約2倍。放射線の透過率は1%以下になるという。
アナログテレビは、テレビ放送の地上デジタル化により大量の廃棄が見込まれている。しかし、ブラウン管のガラス部分には鉛が含まれているため再利用や廃棄処分が難しい。そこで同社は、物質・材料研究機構と原子力研究バックエンド推進センターのアイデア提供を受け、廃ブラウン管のガラスを破砕してコンクリートの骨材として再利用し、鉛の放射線遮蔽性能を生かしたコンクリートを開発した。
ガラスの破砕に当たっては、コンクリートの骨材を構成する粗骨材(砂利)、細骨材(砂)、混和材(粉体)と代替できるよう粒度を調整した。各骨材と代替する粉砕ガラスの配合は、コンクリートの圧縮強度と流動性、放射線遮蔽性能を確認する試験を繰り返して確立した。
例えば、圧縮強度18N/1平方_・厚さ50aで放射線透過率を1%以下にする場合、粗骨材、細骨材、混和材に代替する粉砕ガラスを、それぞれコンクリート1平方b当たり800`、600`、100`の計1・5d(テレビ120台分)混入する。
製造したコンクリートの放射線の遮蔽性能は、民間の研究機関に委託して客観的に確認。コンクリートからの鉛の溶出量が土壌汚染対策法の基準値以下になることも、JISの試験法に則って確認した。
今後、セシウム汚染土壌の貯蔵容器や貯蔵施設の放射線遮蔽壁などの用途に提案していく。建築構造物への展開は、建築基準法の制約があるため想定していない。
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《セイユー開発の「無草くん」、熊本市ものづくり大賞を受賞
雑草予防に手軽に簡単施工》 2012.4.9
セイユー開発(熊本市北区植木町広住、西嶋健司社長)は、環境に配慮した中性の防草材「無草くん」を開発し、このほど熊本市から第1回ものづくり大賞を受賞した。
「無草くん」は、廃石膏ボードを焼成した半水石膏で、▽吸水性・保水性に優れ打ち水効果がある▽コンクリートに比べ柔らかく足への負担が少ない▽防草剤のような地下水汚染、ペットへの影響が心配ない▽木炭で着色しているため処分しやすい▽防草砂、防草土のような経年劣化が少ない▽硫黄成分でムカデの忌避効果がある―などの優れたメリットを持つ。
価格は1袋24g入り520円(1平方bあたり3袋必要)。砂や土を使った防草材に比べてコストが抑えられるという。
住宅回りや遊歩道、公園、中央分離帯など雑草をシャットアウトしたい場所に最適で、敷き均して水を撒くだけで手軽に施工できる。今年に入って、合志市のこのみ坂保育園新築工事外構や福岡県小郡市発注のテニスコート回りなどに採用されており、今回の大賞受賞でさらに多方面へ普及しそうだ。
市のものづくり大賞は、地場企業の商品開発と販路開拓を支援するため平成23年度に創設された制度。市場性や技術力、革新性を審査し、初年度は「無草くん」を含め5社の新製品が認定されている。
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《大林組、低コスト・コンパクト化でしかもメンテ不要
「ブレーキダンパー」を改良》 2012.3.26
大林組は、自動車のブレーキを応用した建物の制振システムである「ブレーキダンパー」を改良し、低コスト・コンパクト化した。併せて日本建築センターの一般評定を取得し、適用建築物ごとの性能評価の審査期間を短縮した。従来型のブレーキダンパーと組み合わせて、効果的な制振を提案していく。
ブレーキダンパーは、ステンレス板とそれを挟み込むブレーキ材の滑り摩擦でエネルギーを吸収し、地震時の建物の揺れを抑える仕組み。一般的な制振装置であるオイルダンパーなどに比べて安価なほか、メンテナンスの必要がない。また、繰り返し作動しても性能を維持できるため、揺れが長時間継続する長周期地震動対策にも適している。
平成12年のブレース型の開発以降、さまざまな改良を続け、間柱型、ハイブリット型などをラインアップに加えている。これまでに、東京スカイツリーのイーストタワーなど40件以上の採用実績がある。
今回の改良では、摩擦力が作用する面を従来の2面から4面に増やし摩擦力を2倍にした。さらに装置をコンパクト化するとともに、コストを従来型より2〜3割低減した。
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《戸田建設、安全で環境にやさしい解体を実現「TO―ZERO工法」を開発》 2012.3.15
戸田建設は、建築物の解体階にタワークレーンを設置し、最上階から順番に躯体をブロック化して建物内部の開口から下に降ろす「TO―ZERO工法」を開発した。これまでに開発した解体技術を組み合わせ、安全で環境にやさしい解体を実現する。
柱・梁の鋼材の切断は、CO2が発生しない水素ガスを利用した「TO―HYCUT工法」、床のブロック化には、スラブを斜めに切断することで、下層階に支保工を不要とした「TO―FOACUT工法」をそれぞれ採用する。また、解体時の機器・装置の燃料はBDF(バイオディーゼル燃料)を使用し、CO2の排出量をゼロにする。
TO―FOACUT工法は、切断刃の基盤に花弁状の溝を掘って樹脂を注入し、金属のビビリ音を低減。さらに刃をカバーで覆い、内部に泡を充填することによって騒音を抑制。粉じんの飛散を防げるようにした。
外周の養生には、あらゆる建物形状に対応できるよう、ボールねじを使って建物の外周柱を尺取虫の方法で降下する自動降下式外部養生足場「TO―ADOS工法」を新たに開発。1フロア当たりの工期を30%縮減した。また10階以上の荷降ろし発電量でクレーンの消費電力を賄えるようにした結果、1フロア当たりの工期を30%縮減することが可能になったという。
この工法は汎用性が高いことから、超高層建築物はもちろん、中高層建築物も適用対象として加え、積極的に採用を働き掛けていく方針だ。
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《前田・東洋建設、マスターフレーム構法を改良
バルコニーがある建物も対応可能》 2012.3.12
前田建設工業と東洋建設は、鉄筋コンクリート造のフレームを既存建築物の外側から接合して補強する「MaSTER FRAME(マスターフレーム)構法」を改良し、共同住宅のバルコニーや外廊下など、建物外面に大きな跳ね出しがある建築物にも対応可能にした。さらに、施工費用を改良前より25%削減した。
同構法は、補強部材にプレキャスト工法を採用することで、現場の工期を短縮できる。鉄骨造のブレースとは違い、斜材が不要なため採光・眺望がよいといった特徴がある。今回さらに、フレームを建物に直接接合する工法のほかに、RC造のスラブを増設して既存の梁と補強梁とを接続することで、補強フレームを建物から離して設置する工法を追加した。
同工法では、アンカーをより高密度に設置できることを実験で確認。この結果、補強フレームに必要な補強構面(柱と梁で囲まれた格子部分)の数を減らせるため、施工費用が改良前より25%削減できた。
両社は今後、6階建て程度までの既存建築物を中心に、積極的に技術提案していく方針だ。
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《清水建設、山梨で国内初のZEB着工 省・創エネで電力使用量100%賄う》 2012.3.12
清水建設は、日本で初めてのゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)となる「森の中のオフィス」の建設に着手する。同社の設計・施工で、工期は平成24年3月〜25年3月。発注者は生長の家。
施設は、W造一部鉄骨造地上2階建て延べ8431平方bのオフィス。省エネ技術を積極的に活用し、エネルギー使用量を同規模のオフィスに比べて45%削減した上で、太陽光やバイオマス発電、蓄電池などにより、使用電力を100%賄う。
具体的には、自然通風や太陽熱集熱システムのほか、LOW―Eペアガラスと木製サッシ・庇(ひさし)の組み合わせにより冷暖房負荷を低減。また、窓とトップライトを効果的に配置し、全体・個別LED照明を併用するタスクアンビエントシステムを採用して照明負荷を抑える。
導入する創エネ技術は、屋根全体を覆う太陽光発電パネルと、間伐材などの木質チップを燃料にするバイオマス発電、製材副産物を熱源にする木質ペレットボイラー。これらの自然エネルギーに大容量蓄電池を加えて、マイクログリッドにより統合的・適切に制御することで、電力の自給体制を構築する。
建設地は山梨県北杜市。施設には、木材流通の国際認証機関である森林管理協議会(FSC)が認証した山梨県産材を使用する。
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《戸田建設、「戸田式RCS工法」を改良》 2012.3.5
戸田建設は、鉄筋コンクリート造の柱と鉄骨造の梁の混合構造工法として平成20年に開発していた「戸田式RCS工法」を改良し、強度を増して適用範囲を拡大した。
同工法は、圧縮力に強いRC部材を柱に、軽量で曲げやせん断に強いS部材を梁に用い、独自の接合技術で一体化する混合構造。S造より鉄骨加工を簡略化でき、RC造よりスパンを大きくできることから、経済性にも優れ、物流施設やショッピングセンターなどで適用されている。
今回の改良は、建築物の高層化や建築空間の有効活用といったニーズに対応するため、使用する主筋をより高強度なUSD685(従来はSD490)に変更。コンクリートの強度を従来の1平方_当たり60ニュートンから100ニュートンまで向上させた。
この結果、従来の1・5倍の強度を確保し、高層化にも対応できるようになった。さらに柱の断面を縮小させることが可能となり、幅広い空間の確保を実現した。
同社は今回の改良に併せて、これまで建築技術性能証明の範囲外だったブレース付き架構についても性能証明を取得。今後は低層建物から高層建物まで、大スパンを必要とするさまざまな用途の建築物に同工法の採用を積極的に働き掛けていく考えだ。
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《オートデスク、汎用2次元CADの最新版「オートキャドエルティー」を開発》 2012.3.5
オートデスクは、汎用2次元CADの最新版である「AutoCAD
LT 2013」(オートキャドエルティー)を開発した。操作性の向上やクラウド型サービスへの連携などを実現している。3次元設計にも対応した統合CAD「AutoCAD
2013」とともに、3月16日から出荷する。LTに電子納品用のSXF図面の入出力を支援する「Autodesk
CALS Tools 2013」をセットした「AutoCAD
LT Civil Suite 2013」(シビルスイート)は、4月13日から出荷する。
LTの最新版は、オンライン上のファイル共有や同期により、クラウド型サービスと円滑に連携できる。また、よく利用する操作を透過ボタン化して図面作成ウィンドウ上に配置できるなど、操作性を向上した。
シビルスイートの最新版は、CAD製図基準案などに準じて図面のレイヤ(画層)を自動的に振り分ける機能や、図面のエラーチェック・修正機能の変換速度を向上させた。SXFやJWCADの図面を取り込んで編集後にAutoCADの図面形式に出力する際、線種・線色・線幅をレイヤとして変換できる機能も追加した。
価格は「AutoCAD 2013」61万4250円、「LT
2013」19万9500円、「Civil Suite
2013」24万9900円。
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《西松建設ら、ブレースのない外付けフレーム制振補強「BiDフレーム工法」を開発》 2012.2.16
西松建設と構造計画研究所は、既存建物の外周部に制振機能を組み込んだ鉄骨フレームを構築して耐震性を向上させる、外付けフレーム制振補強工法「Built―in
Damper(BiD)フレーム工法」を開発。建築技術性能証明を取得した。
既存集合住宅の耐震補強は、室内工事のための一時的な退去や、補強後の採光の確保、ベランダにブレースを設置することによる景観の悪化などを課題に進まない状況にある。さらに中高層集合住宅では、強度や靭(じん)性を向上させる一般的な補強工法では対応が難しいケースもある。
BiDフレーム工法は、これらの問題の解決を目指して開発。鉄骨造の外付けフレームの柱に制振システムを組み込んでブレース補強をなくし、開放的な空間を確保した。集合住宅のベランダや廊下側に外付けの柱梁フレームを構築し、増設床を介して既存建物と一体化する。柱の中間部分に粘弾性ダンパーと軸力伝達機構を有する制振システム(図)を組み込んで地震時のエネルギーを吸収する。
設置に当たっては、建物をモデル化して地震波による時刻歴応答解析を行い、耐震性能を評価する。
今後、耐震補強工事が十分に進んでいない中高層の集合住宅を中心に、病院や学校などに営業展開していく。
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《大林組、次世代無人化施工技術を開発 簡易バーチャルリアリティを活用》 2012.2.16
大林組は、3次元映像と体感型操作環境(簡易バーチャルリアリティ)を活用した次世代の無人化施工技術を開発した。同社の東京機械工場(埼玉県)で実証実験を行い、一般的な無人化施工より操作性能が20%向上することを確認した。2次災害の恐れがある災害復旧の初動段階など、作業員が入れない場所での作業ニーズに対応していく。
無線遠隔操作による無人化施工は、有人操作時と比べてオペレーターが得られる情報が少ないため施工効率が低下してしまう。そこで、一般的な無線遠隔操作で使用しているモニタリングカメラのほかに、3次元カメラや全方位カメラを活用して視覚情報を増やした。さらに、現場での作業音や重機の振動、傾斜をセンサーで取得し、無線遠隔操作席で再現。オペレーターに現場の情報を体感させることで、操作環境を通常の運転席に近づける工夫をした。オペレーターは、体感装置付きの遠隔操作席で、3次元眼鏡をかけて操作する。
さまざまな情報を無線で伝達するが、映像系統と操作系統の伝達を分離してデータ処理を最適化、スムーズな操作を実現した。
中継局を利用すれば長距離での無線遠隔操作が可能。重機同士の接触や通信の障害への対策も採っている。
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《ダイキン工業、世界初 「マイクロチャネル熱交換器」搭載
『ZEAS』シリーズ 5月新発売》 2012.2.6
ダイキン工業は、ヒートポンプ式空調機で世界初となるオールアルミ製「マイクロチャネル熱交換器」を搭載した『ZEAS(ジアス)』シリーズ(4HP、5HP)を5月1日に発売する。
冷媒の熱を伝える伝熱管をアルミ素材に変更し、さらに1_以下の流路を多数設けて冷媒の熱を効率よく空気に伝達できる「アルミ扁平多穴伝熱管」を住友軽金属工業と共同開発。熱伝達効率を約40%向上させ、体積を約20%コンパクト化、銅からアルミへの素材転換で約30%の軽量化を実現した。さらに、独自のスイング圧縮機の大容量化や小型高速化技術を取り入れた新型軽量圧縮機の搭載や、日本無機と共同開発した薄型軽量防音材(フィラトミクタ)の採用により、5HPで業界最軽量59`c(従来は80`c)の室外機を実現した。
高効率化によるコンパクト・軽量化は省資源につながるだけでなく、少量の冷媒で熱を伝えることができるため、冷媒量を従来比約13%削減でき、5HPで業界1の省冷媒量2・6`c(R410A冷媒、従来は3・0`c)を実現した。
価格は4HP(SZYC112CA)が71万6000円、5HP(SZYC140CA)が83万8000円。
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《清水建設、エレベーターシャフト内のアスベスト封じ込め
ロボット「SHAF―BOT」を開発》 2012.2.6
清水建設は、エレベーターシャフト内のアスベストの封じ込め作業を行うロボット「SHAF―BOT」を開発。東京都内の超高層ビルで実証工事を行って性能を確認した。
アスベスト対策工事には「除去」「封じ込め」「囲い込み」があるが、超高層ビルのエレベーターシャフト内では、工期や工費面から封じ込めが採用されるケースが圧倒的に多い。
SHAF―BOTは、3次元形状計測センサーと封じ込め材の吹き付け機構部が組み込まれた十字フレーム、レーザー距離計を搭載した設置架台で構成。既設エレベータ搬器(かご)の上に設置する。
まず、かごを降下させながら壁面の凹凸形状を計測してシャフト内の形状を3次元化したデータベースを構築。次にデータベースに基づいて1平方b当たり1・2`ずつ封じ込め材を均一に吹き付ける。吹き付け能力は、凹凸のない壁で1分当たり0・4平方b。
設置架台が前後左右に移動するとともに、吹き付けノズルが上下移動と回転を行うため、吹き付け対象の部位とノズルの距離・角度を適正に保ちながら、所定の吹き付け厚を確保できる。
同社では、SHAF―BOTの採用により、人手による作業と比べて、工期と工費を20%、作業員のアスベストばく露量を50%削減できると見込んでいる。
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《清水建設、床全面を吹き出し口にしコストを低減
空調システム「フロアフローU」を開発》 2012.1.30
清水建設は、二重床の内部を空調ダクトとして利用し、床全面を吹き出し口とする安価な空調システム「フロアフローU」を開発した。自社施工物件以外にも積極的に展開する方針で、共同開発者のテクネット(東京都中央区)が、清水建設以外の施工を請け負う。
128棟の施工実績がある全面床吹出し空調システム「フロアフロー」を汎用化。オフィスの配線スペースである二重床の内部を空調ダクトとして利用し、通気性がある床・カーペットと組み合わせて、床の全面を空調の吹き出し口にする。
建材と設備システムの構成部材を一体化しているため、煩雑なダクト工事が不要。床からの空調空気は、毎秒10_前後のゆるやかな速度で吹き出るため、オフィス利用者が足元で気流を感じたり、カーペット上のほこりを飛散させることはない。また、床面から高さ2b程度までを優先して空調できるので、ランニングコストを低減できる。
汎用化に当たり、一般的な二重床と同様の固定方法を採用するとともに、従来2色しかなかったカーペットの標準色を32色に増やした。さらに施工費を、従来のフロアフローより2割安くし、天井内にダクトを配置する空調と同等以下に抑えた。
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《エービーシー商会、非塩素系融雪(氷)剤「トーカスSi」を発売》 2012.1.30
エービーシー商会は、非塩素系融雪(氷)剤「トーカスSi」を発売した。液状タイプで散布直後に融氷効果があり、半日以上効果が持続する。
一般的な融雪(氷)剤は塩化カルシウム等の塩化物で周辺環境に悪影響を及ぼす恐れがあるが、「トーカスSi」は非塩素系のカリウム系混合物を使用し安全性が高く、コンクリート表面を強化する性能を持つ。施工場所は空港の滑走路、一般道路、駐車場、階段、玄関周りなど。ジョウロ等で誰でも手軽に散布できる。
価格は原液で使用する「既調合タイプ」が12`c入り9700円、6`c入り5050円。水で希釈して使用する「濃縮タイプ」が12`c入り1万3100円。
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《大林組・東宏、坑内の粉じんを隔離壁と圧力差で低減「トラベルクリーンカーテン」を共同開発》 2012.1.26
大林組は、工事中のトンネル坑内の粉じんを隔離壁と圧力差で低減する「トラベルクリーンカーテン」を、土木資材商社の東宏(札幌市)と共同で開発した。
近年のトンネル工事は、大口径化や工事機械の大型化が進み、切羽付近に外気を送風する従来の手法のほかに、集じん機を併用しなければ粉じん濃度を低減できなくなっており、対策コストが増え、設備の設置や移動が煩雑化している。
今回開発した工法は、外周部がバルーン構造の隔離壁を切羽の後方に設置し、集じん機と送気ファンで粉じんを処理する。トンネル壁面に凹凸があっても、隔離壁のバルーン部が密着することで粉じんを切羽付近に確実に封じ込める。従来工法に比べ、粉じんの処理時間を25%短縮、電気使用量を26%削減できるという。
掘削土砂の搬出などで車両が通行する時は、隔離壁の中央部分を開くことになるが、切羽付近からの排気量と送気ファンによって給気量をコントロールし、切羽付近を負圧化して粉じんの拡散を抑制する。
切羽後方50bの粉じん濃度は1立方b当たり0・1_cで、厚生労働省のガイドラインが設定している目標レベル(1立方b当たり3_c以下)よりも大幅な低減を実現。隔離壁はバルーン部を収縮させて、各種機器とともにレールで移動できるようにしたため、掘削サイクルに合わせて円滑かつ高精度に、短時間での移動が可能だという。
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《タダノ、住宅建設向けのラフテレーンクレーン「ピタゴラスGr―120F」を発売》 2012.1.26
タダノは、住宅建設向けに開発されたラフテレーンクレーン「ピタゴラスGr―120F」を1月17日に発売した。最大吊り上げ荷重はメインフックが4・9d、サブフックが1・8d。都市部における狭隘地への進入性に優れ、建設現場での電線や他の建設物などの障害物をクリアする形状を持たせた。
最大地上揚程30・7b、作業半径23・0bと余裕の作業領域で、従来は条件の厳しい近接作業でも、クレーンを対象物にピッタリと寄せて送り込み作業を実現する。電線超えの作業や先行足場工法、高架下やビル屋上などへの送り込み作業にも威力を発揮。さらに排ガス・騒音などの環境問題をクリアするため、新たに排ガス規制対応機として使いやすさと安全装備を充実した。
特長は@全てキャビン内カンタン操作のジブ張出・格納作業A車幅2・0bのコンパクトボディで優れた機動性で、運転席の2画面モニタで安全走行をサポートB国交省指定排出ガス第3次規制に適合した電子制御クリーンエンジン搭載。標準価格は3100円(税別)。
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《西松建設ら、「耐震クリップ工法」を開発
一般的な天井の2倍の強度を確認》 2012.1.23
西松建設は、既存の大規模天井の落下を防止する工法として戸田建設、八潮建材工業(東京都墨田区)と開発した「耐震クリップ工法」のクリップ部分が、2000ガル(2G)以上の加速度に耐えられること確認した。一般的な天井の2倍の強度だ。
体育館や集会所などの天井のうち、鋼製下地材の野縁と野縁受けをクリップで接合する在来工法は、地震の揺れでクリップが損傷し、周辺のクリップも連鎖的に外れて天井が大規模に脱落するケースがある。既存天井の耐震補強策として、クリップを強度の高いものに交換する方法があるが、ボルト締めが必要なため、大規模な天井では施工が面倒だった。
耐震クリップ工法は、既存クリップの上から補強クリップをワンタッチではめ込むもの。国土交通省の建築基準整備促進補助金事業により平成22年に開発した。
ボルトが不要で簡単に施工できるだけでなく、既存クリップを外さないため、施工中の天井ボードの落下や仕上げ面のボードの目違いを防ぐ効果もある。
東日本大震災後、同工法の耐震性についての問い合わせが多数寄せられたため、振動台実験と静的引張実験により耐力限界を測定。水平・鉛直方向ともに、天井吊元の加速度で2G以上に耐えることを確認した。水平方向で1G、鉛直方向で0・5Gで設計されている一般的な天井の2倍以上の強度に相当する。
今後は、適用範囲の拡大を目指し、段差天井や斜め天井の実証実験を行う計画だ。
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《タダノ、超大型トラック架装用カーゴクレーン「Zest
ZE600/ZE580シリーズ」を発売》 2012.1.9
タダノは12月19日、超大型トラック架装用の新モデル・カーゴクレーン「Zest(ゼスト)ZE600/ZE580シリーズ」を発売した。性能(吊り上げ荷重)はZE600が4・9d、ZE580が2・95d。
特長は@クレーンが非操作状態に入ると設定時間(1分、3分、10分)の経過でエンジンが自動停止するトラッククレーン初「アイドリング・ストップ」機能を実現(オプション)、CO2排出量と燃料消費量が最大約40%抑制可能A「プライム・エコ」仕様は安全監視装置も装備、クレーンに搭載された「A.M.L.(過負荷防止装置)」がクレーンの作動状況や吊り上げ荷重情報を監視し、性能限界領域に近づくと警報を発し、ブーム損傷やクレーン転倒を防止B二つの油圧ポンプをさらに大容量化、クレーン操作時のエンジン最高回転数を制限してクラス最大の低排ガス化、低燃費化、低騒音化を図り、CO2排出量と燃料消費量は最大約18%(前モデル比)抑制C新たに1枚板構造の7角形ブームを採用し従来の箱形から断面の角数を増やし、ブーム剛性が向上、横タワミにも優れる―など。
標準価格(3段〜5段ブーム、税別)は、ZE600シリーズが770万円〜1050万円、ZE580シリーズが630万円〜960万円。
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《キャタピラージャパン、優れた燃料生産性を両立した16tクラス
Cat 316EL油圧ショベル発売》 2012.1.9
キャタピラージャパンは、オフロード法2011年基準をクリア(届出準備中)する環境性能と、パワーシステムの統合制御等による優れた燃料生産性を両立した16dクラスの油圧ショベルを1月5日に発売した。
今回発売したCat 316E L油圧ショベル(バケット容量0・65立方b、運転質量17・2d)は、Cat
315D Lのフルモデルチェンジ機で、道路工事、林道開設等の一般土木作業のほか、林業、解体、ストックヤードでの積込作業等で活躍する。
今回のモデルチェンジでは、Caterpillarの持つ最先端のテクノロジーを駆使した新型の環境対応パワーユニットを搭載することで、排出ガスに含まれる有害物質を大幅に削減。
加えて、高い生産性はそのままに、従来機比で燃料消費量を約6%低減(スタンダードモード)、エコノミーモードではスタンダードモードからさらに約8%低減した。このほか、多様なアプリケーション(用途)への対応力も高めた。
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《キャタピラージャパン、20tクラスの油圧ショベル4機種
1月5日に新発売》 2011.12.19
キャタピラージャパンは、オフロード法2011年基準をクリア(届出準備中)する環境性能と、パワーシステムの統合制御等による優れた燃料生産性を両立した20dクラスの油圧ショベル4機種を平成24年1月5日に新発売する。24年10月からの国内規制開始に先立ち発売するもの。
今回発売するCat 320E 油圧ショベル(バケット容量0・8立方b、運転質量20・7d)、Cat
320E L 油圧ショベル(バケット容量0・9立方b、運転質量21・3d)および汎用小旋回機のCat
320E RR 油圧ショベル(バケット容量0・8立方b、運転質量23・0d)、Cat
320E L RR 油圧ショベル(バケット容量0・9立方b、運転質量23・6d)は、それぞれ
Cat 320D(L)およびCat 320D(L)RRのフルモデルチェンジ機で、世界最大級の産業用ディーゼルエンジンメーカでもあるCaterpillarが持つ最先端のエンジンテクノロジーを駆使した新型環境対応パワーユニットを搭載することで、排出ガスに含まれる有害物質を大幅に削減した。
加えて、高い生産性を維持しつつ、従来機比で燃料消費量を約10%低減(スタンダードモード)、エコノミーモードではスタンダードモードからさらに約12%低減するなど、燃費性能の飛躍的向上を実現した。
このほか、低騒音、安全性などビジネスの成功に貢献する数々のバリューを兼ね備えている。
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《戸田建設、水素ガスで鉄骨を切断する解体工法「TO―HYCUT工法」を開発》 2011.12.19
戸田建設は、水素ガスで鉄骨を切断する鉄骨造建築物の解体工法「TO―HYCUT工法」を開発。特許を出願した。
鉄骨の切断にはアセチレンガスを使用するのが一般的だ。しかし、今後解体ニーズの増加が見込まれる高層・超高層建築物では、柱や梁の鋼材が厚いことからアセチレンガスでは切断能率が悪くなる課題があった。
そこで、燃焼速度が速く火炎が集中し切断スピードが早い水素ガスを利用することにした。水素ガスは、比重が小さく、ガスが漏れても爆発下限界濃度に達する前に大気中に拡散するため、爆発の危険が少ない。さらに、燃焼時にCO2が発生しないメリットもある。
今回開発した工法は、レールに沿って柱の周りを一周する自動切断ロボットと、水素・酸素制御装置、搬送台車などで構成。切断作業の自動化により、アセチレンガスによる切断に比べ、切断能率が2・5倍、切断に使用するガスのコストが約3分の1になるという。
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《キャタピラージャパン、環境型パワーユニットを搭載
中型油圧ショベル4機種を新発売》 2011.12.8
キャタピラージャパン鰍ヘ、中型油圧ショベル4機種を新発売した。4機種ともオフロード法2011年基準適合の環境性とパワーシステムの統合制御等による優れた生産性を兼ね備えている。
主な特徴は、「Cat電子制御システム」により低ミッションと低燃費を両立し、「燃料噴射システム」で排出ガス成分を抑制するなど環境型パワーユニットを搭載。また、エンジンや油圧システムの統合制御することで燃料消費量を従来比で約10%低減させている。
標準販価格(税抜き)は▽Cat324E(バケット容量1立方b、運転質量24・6d)2557万円▽Cat324EL(バケット容量1・1立方b、運転質量25・6d)2668万円▽Cat329E(バケット容量1・1立方b、運転質量27・7d)2857万円▽Cat329EL(バケット容量1・2立方b、運転質量28・8d)が2975万円。
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《大林組、バルコニー部を垂直自走するロボット「スカイクライマー」を開発》 2011.12.8
大林組は、マンションのバルコニー部を垂直自走するロボット「スカイクライマー」を開発。同ロボットに外壁検査システムを搭載し、マンションの外壁面の検査を可能にした。
平成20年4月に施行した国土交通省の告示により、建物の外壁周りの検査・報告が義務化された。しかし、一般的な検査は仮設ゴンドラに乗った検査員が行うため、安全とプライバシーの面から外壁検査に消極的なマンション管理組合が少なくない。
今回開発したスカイクライマーは、バルコニーの立ち上がり部をつかんで無人で垂直移動する。各住戸にとどまって検査する時間は数分で、従来工法のように、各戸の日射や眺望を阻害することもない。高さ200bまで対応可能で、ゴンドラでは作業できない平均風速毎秒15bでも安全に稼動できる。
外壁検査システムは、外壁タイルを全面打診し、一枚一枚の接着状況を個別に判定する。また、検査用のビデオカメラを搭載し、あらかじめ設定した手順で外壁の塗装部や金属部などを確認。撮影したデータは、建築物の立面上に表示し、検査報告書の作成を簡易化するとともに、補修計画時に活用できる。
大林組では、実用化に向け実物件で検証を進めていく。
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《エービーシー商会、景観に馴染む無機系デザイン床「デザインクリートビジュアルPT」新発売》 2011.11.24
エービーシー商会は、景観に馴染みナチュラル感あふれる無機系デザイン床「デザインクリートビジュアルPT」を新発売した。
デザインクリートPTは、コンクリート床面に立体感の自然石や天然スレートなどの割り肌調・レンガ模様・木目模様などの風合いを表現するデザイン床。
特長は@専用ステンシルプレート(デザイン型)+コテ塗りで仕上げ、自然で温かみのある表情を演出A速硬性のセメントが主体となっているため、施工翌日には歩行が可能B耐摩耗骨材とセメントからなる無機系仕上材ならではの高強度、高耐久性を完備C紫外線による変色や極めて少なく屋内・屋外どちらにも施工可能―など。
主な施工場所は、商店街の歩道、公園の遊歩道、コミュニティー広場、レジャー施設、テーマパークなど。屋内外の新築・改修物件も施工可能となっている。
材工設計価格(税別)は、1万800円/平方b(200平方b以上)。問い合せは無機建材事業部(電話03・3507・7480)。
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《タダノ、高張力鋼とラウンドブーム構造を新採用「ラフテレーンクレーン」4機種を新発売》 2011.11.24
(株)タダノは、環境配慮型の新機構を備えた「ラフテレーンクレーン」の4機種を11月4日付けで新発売した。世界シェア約3割を占めるラフテレーンクレーンの高品質を維持し性能を大幅に向上させている。
GR―800EX・600EX・500EX・300EXの4機種で、主な特徴は、クラス最長・最大のブーム長さとつり上げ能力を誇る高張力鋼とラウンドブーム構造(300EX除く)を新採用。環境に配慮し「燃料消費モニタ」やエンジン最高回転数を制限する「エコ・モード」のほか、油圧ポンプの吐出量を制御する「ポジティブコントロール」を搭載した。
価格は800EXが7000万円(税別)、600EXが6000万円(同)、500EXが5000万円(同)、300EXが3700万円(同)。年間販売台数は4機種合わせて700台を目指す。
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《鹿島、騒音・振動を大幅に軽減する解体工法
「鹿島マイクロブラスティング工法」を開発・実用化》 2011.11.14
鹿島は、都市部のビルなどの地下構造物の解体で、少量の爆薬を分散配置し、騒音・振動を大幅に軽減する「鹿島マイクロブラスティング工法(鹿島MB工法)」を開発・実用化した。産業技術総合研究所、カヤク・ジャパン、構造安全研究所と共同開発した解体工法で、特許を出願済みだ。
都市部の建築工事では、既存のビルの解体を伴うケースが増えている。地下部分の解体では、基礎梁やフーチング、造成杭などの大型の鉄筋コンクリート部材を解体する。この際、一般的には大型ブレーカーで破砕するが、大きな打撃音・振動・粉塵が連続的に発生する問題があった。
鹿島MB工法は、線状の「導爆線」を使用。線の長さを調整することで、爆薬量を自由に設定できる。また装薬量は、従来の制御発破の10分の1のため、ゴムマットや防爆シートなどで破片の飛散を簡単に防げる。騒音・振動も小さく、都市部ではほとんど感じないレベルだという。
解体に当たっては、RC部材を一定間隔で小径削孔し、導爆線を挿入・発破する。この結果、鉄筋周りのかぶりコンクリートが破砕・除去されるとともに、部材内部に亀裂が貫通する。その後、露出鉄筋をガス溶断して、部材をブロック状に分断し、小型の圧砕機で解体する。
鹿島では、都内の3件の建築解体工事で適用し、効果を確認したことから、環境配慮型工法として積極敵に提案していく。
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《戸田建設ら、深層地盤改良工法「AWARD―Demi」を開発》 2011.11.14
早稲田大学と戸田建設、前田建設工業、ハザマ、太洋基礎工業、マグマは、気泡を吐出しながら掘削することで、環境への配慮とコスト縮減を実現した深層地盤改良工法「AWARD―Demi」を開発した。
従来の深層地盤改良は、掘削時に地盤の流動性を確保するために大量の水を加えることから余剰汚泥が発生していた。今回開発した工法では、気泡を吐出しながら地山を貫入掘削し、気泡の効果で地山の撹拌(かくはん)混合性を向上させる。攪拌翼の引抜き時に消泡材を含む改良材(セメントスラリー)を添加・撹拌し、気泡を消しながら地山とスラリーを練り混ぜる。
この結果、セメントスラリー量が48%、余剰汚泥量が33%、工事費が20%それぞれ低減する。さらに、掘削機に作用する回転力が小さいため高速の混合撹拌が可能になり、施工品質と施工速度も向上する。一般的な深層地盤改良工法の材料・施工機械を使用できるメリットもある。
今後は、共同開発した各社が、地盤改良に関係する工事で積極的に同工法を提案していく。
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《セイユー開発、小袋入りの中性固化材を販売開始》 2011.11.03
石膏ボードの中間処理、リサイクルを手掛けている潟Zイユー開発(熊本市植木町広住、西嶋健司社長)は、11月から小袋入りの中性固化材の販売を始めた。
同社は、廃石膏を焼成して地盤改良材にリサイクルする県内唯一の製造施設を平成20年10月に設置。有害物溶出基準や強度、耐久性などをクリアし、生石灰に比べ@固化が早いA安価B中性―などメリットも多く、これまでは主に大口ユーザー向けに販売していた。
今回、販売するのは15kgの小袋入り。必要な時に必要なだけ使用出来るほか、かさばらないため、品質を保ったまま一定量を社内にストックすることも可能になる。同社では「軟弱地盤や粘性地盤、路盤を改良する中性固化材は、経済性に優れ環境にも優しい。小袋入りは無駄なく使用できるのでコストダウンにも繋がる。従来のトン袋も安く販売しますので、是非利用してほしい」と話す。
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《清水建設、高齢者の行動をセンサーで見える化
「高齢者見守りシステム」を開発》 2011.10.31
清水建設は、居室内の高齢者の行動をセンサーで見える化し、必要に応じてナースコールなどの報知器を作動させて介護を支援する「高齢者見守りシステム」を開発した。年度内にも商品化し、ナースコールシステムなどを販売するケアコム(東京都調布市)を通じて外販する予定だ。
システムは、3次元距離センサーと、センサーが認識する人間の3次元空間座標と動き・スピードから入床・離床、転倒といった行動を認識するプログラムで構成。高齢者を映像ではなく座標として認識するため、プライバシーを守りつつ精度の高い監視ができる。
システムの利用により、転倒などの事故を直ちに通知し、介護者による事故対応が迅速化できる。また、転倒を繰り返す高齢者の行動を分析し、転倒原因の把握と対策を講じることも可能になるという。
高齢者の徘徊(はいかい)に対しては、起き上がりを検知・通知することで迅速な対応を実現し、介護者の負担を軽減する。
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《ユニソン・ユニソン西日本、「表札シミュレーション」を開始》 2011.10.31
ガーデンエクステリア総合メーカーの潟ニソン(愛知県豊田市)と潟ニソン西日本(大阪市)は3日、ユニソンホームページで表札のイメージを確認できる「表札シミュレーション」を始めた。
「表札シミュレーション」は、ステンレス表札やガラス表札などから希望の商品を選択し、デザインしたい名前を入力、書体を選ぶだけで表札のイメージが確認できるサービス。レイアウト変更もドラッグするだけでスムーズに行え、お気に入りの表札を作ることができる。また、表札を取り付ける壁(背景)のイメージも合わせて閲覧できる。さらに、確認したレイアウトから注文書の発行ができ、近くのエクステリア事業者へ持参すればそのまま注文できる。
「表札シミュレーション」の詳細はホームページ 。
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《古荘本店、アイゼットと代理店契約 ランプ1灯の蛍光灯器具を販売》 2011.10.27
(株)古荘本店(熊本市古川町13、古荘善啓社長)は、省エネ照明器具メーカーの(株)アイゼット(本社・長野県)と代理店契約を締結し、このほど販売・施工を始めた。主力製品は、ランプが1灯の蛍光灯照明器具。優れた反射板技術を導入し、2灯用と同等の照度を維持しているのが特徴だ。
従来品(2灯用)の白色塗装された照明器具は、光が天井や器具に分散されることで光のロスが生じていた。アイゼットの反射板は、ガラスのようなコーティングを施した特殊金属の反射面と、光学的に設計された反射角により、光を94%反射。効率よく下方に光を当て、1灯のランプで2灯用と同等の明るさを生み出した。電力、電気代も約50%の削減効果がある。
古荘本店は「照度を必要とする大型施設などでは蛍光灯が主流。東日本大震災の影響で節電への意識も高まり、問い合わせも多い」と話しており、商業施設や官公庁施設、福祉施設などでの受注を目指す。
問い合わせ先は、古荘本店開発事業部(電話096・355・3312/担当=松本)。
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《飛島、トンネル覆工コンクリート打設方法を複数確立》 2011.10.10
飛島建設は、施工の不確実性を解消するとともに、施工の省力化を実現した中流動コンクリートによるトンネル覆工コンクリート打設方法を複数確立した。東九州自動車道新津トンネル(福岡県苅田町、延長2074b)で適用し、施工を進めている。
中流動コンクリートは、従来のコンクリートと高流動コンクリートの中間的な性状を持ち、覆工コンクリートの吹上げ打設を型枠バイブレーターの振動だけで行えたり、一般の生コン工場で製造できるなどのメリットがある。平成20年8月に高速道路各社が、トンネル施工管理要領の中流動コンクリート編を制定している。
飛島建設では、同要領に基づき、配合や施工方法を検討した。この結果、混和剤として一般的な石粉の配合基準を、季節や温度変化に応じて設定。さらに、コンクリート工場の設備に制約を受けない特殊な増粘剤を混和剤に採用した中流動コンクリートを開発した。
また、最大20台の型枠バイブレーターを同時に稼動できる集中制御システムを導入し、締め固め作業を効率化。左右同時打設が可能な自動配管切替装置「スパイダーシステム」を採用し、多数の打設口がある中での煩雑な配管の切替手間を解消した。このほか、センサーと圧力計によるコンクリートの充填確認管理や、側壁部の型枠(セントル)補強を実施した。
新津トンネルで順調に施工が進んでいることから、トンネルの覆工コンクリートに限らず、複雑な形状や補強鉄筋量の多い各種構造物への適用などを進めていく方針だ。
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《竹中工務店・竹本油脂、建設汚泥発生量を60%削減可能
「TSP―ECO工法」を開発・実用化》 2011.10.10
竹中工務店と竹本油脂(愛知県蒲郡市)は、一般的なソイルセメント壁工法と比べ、建設汚泥を約60%削減できる「TSP―ECO工法」を開発し、大阪市阿倍野区の「あべのマーケットパークキューズタウン」などで導入した。
ソイルセメント壁工法は、地盤とセメントミルクを混合攪拌(かくはん)したソイルセメントによって地下工事の山留壁を構築するもの。セメントミルクの注入量とほぼ同量のソイルセメントが建設汚泥として排出される。
TSP―ECO工法は、セメントが固化するまでの時間を延長させ、かつ流動性を確保する独自開発の混和剤「エコフルード」を通常のセメントミルクに配合することで、セメントミルクの注入量を減らし、建設汚泥の発生量を削減する。平成18年の開発当初の汚泥の削減率は40%だったが、今回、混和剤を改良して削減率を60%まで高めた。
さらに、あべのマーケットパークキューズタウンの工事では、施工手順を見直すことで、建設汚泥を70%削減したという。
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《大林組、液状化を経済的に抑制する構内道路補強技術「タフロード工法」を開発》 2011.9.19
大林組は、地震時の液状化を抑えて車両の通行を可能にする経済的な構内道路補強技術「タフロード工法」を開発した。臨海部に立地する事業所の構内道路の補強策などとして提案していく。
液状化が予想される地盤上の道路ではこれまで、地盤の一部または全部を置換する方法や、砂杭で地盤の密度を増大させる方法を採用してきた。しかしこれらの方法は▽地盤の掘削に多大な手間や時間がかかる▽騒音や振動が発生する▽対策費が高くなる―といった課題がある。
タフロード工法は、性能設計の考えに基づき、液状化を許容しながら道路機能を確保する。具体的には、水砕スラグなどの副産物の軽量土を道路直下に用いて周辺地盤と重量バランスをとる。また、路床全体に土木用ネット型シート(ジオグリッド)を敷設し、一体化して補強する。これにより、道路の極端な沈下や隆起、段差の発生を抑える。
液状化対策を行わないため、コストと工期が縮減できる。振動や騒音も発生しない。
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《五洋建設、NATM工法の計測結果を一元管理「Penta―NAISS」を開発》 2011.9.19
五洋建設は、NATM工法で施工するトンネルの地山や支保工の状態などの計測結果を一元管理するシステム「Penta―NAISS(ペンタ・ナイス)」を開発した。今後さらに機能を強化し、外部への販売も検討する。
これまで別々のソフトで管理していた計測結果を一元管理するため、各計測データの相関図やトンネル縦断方向の計測データを出力できるなど、計測結果の円滑な評価が可能だ。計測結果を次の段階の施工に迅速・適切に反映できるほか、施工記録を一元管理することで、維持管理時の基礎資料としても活用できる。
さらに、坑内の最終変位量を複数の手法から予測することができる機能を搭載し、支保パターンの見直しや変状対策工の検討も迅速に行える。
今後、▽切羽前方探査データや孔内傾斜計・伸縮計など特殊な計測データへの対応▽覆工初期点検記録など、維持管理データへの対応▽複数トンネルの施工データを一元管理できるデータベースの構築による本・支店でも随時閲覧可能な情報管理システムの開発―といった機能強化を進め、システムの外部販売を検討していく。
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《大林組、場所打ち杭の地震損傷を低減 「スマートパイルヘッド」を開発》 2011.9.12
大林組は、杭頭と基礎を完全に固定しない杭頭半剛接接合により、場所打ち杭の地震による損傷を低減する工法「スマートパイルヘッド」を開発した。
従来工法(剛接合)は、杭頭と基礎を強固に接合するため、基礎と基礎梁が大きく、配筋も混雑して施工が困難だった。また、大地震時に杭頭や基礎に負荷がかかり、甚大な被害が出た。
今回開発した「スマートパイルヘッド」は、杭径よりも小さな鋼管コンクリートで杭と基礎を連結する。杭上面から鋼管上面に高強度コンクリートを打設して杭頭接合部の耐力と変形性能を向上するほか、大きな圧縮力や引き抜き力が作用する杭には、鋼管の下に配筋を別途施して強化する。この結果、地震発生時に杭頭が容易に回転し、損傷を従来工法より最大3割低減できる。
さらに、基礎構造のボリュームや配筋などを従来工法より削減できるため、施工の省力化と掘削・廃棄土量の削減にもつながるという。
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《エービーシー商会、浸透性コンクリート表面保護材
「RCガードPK」 新発売》 2011.9.12
エービーシー商会は、立体駐車場のコンクリート床の防水機能向上、耐摩耗、工期短縮に有効な「RCガードPK」を新発売した。
従来の立体駐車場や建物屋上に設置された駐車場の防水は、アスファルト防水の上に保護コンクリートやアスファルトコンクリートを施工し、路面としながら防水層を保護するのが一般的だったが、建物全体の軽量化にともない、防水も軽量化が求められている。「RCガードPK」は、コンクリートへの浸透タイプで軽量化にすぐれており、剥離の心配が無く補修も容易。露出駐車場の防水機能の向上や、軽量化、工期短縮に効果を発揮する。
特長は@下地の乾燥状況を考慮せずに、コンクリート打設後3〜7日で施工できるA浸透タイプで光・熱・オゾンによる品質の低下が少ないBコンクリート面が露出しているため補修作業が容易C塗膜タイプに比べ、車輌走行によるすり減りなどの損傷を軽減D無機質・水性の材料を使用し環境にも作業者にも無害で安心―など。
材工設計価格(税別)は2,800円/u(300u以上基準)。問い合せは、RCガード営業部(電話03・3507・7480)。
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《グラップス、素早く簡単に高品位なレンダリングが可能『nStyler』最新バージョンをリリース》 2011.9.5
潟Oラップス(本社東京)は、国内の自動車、家電、精密機器、建築系の各企業でデザイン評価やコミュニケーションツールとして利用されているリアルタイム・レンダラー『nStyler』(エヌスタイラー)の最新バージョン(3.0.1)をリリースした。
nStylerは、同社が開発した純国産のリアルタイム・レンダラー。日本語メニューによる簡単な操作性とライティングや背景など最適化された各ライブラリが準備され、素早く簡単に高品位なレンダリングが可能。デザイン系CADとして幅広く利用されているRhinoceros、SolidWorks、thinkdesign等の専用プラグイン・エクスポータ形式とFBXやVRML等のファイル形式を直接ロードするインポータ形式によりCADデータを表示できる。
詳細は同社ホームページ 。
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《大林組、板状高層集合住宅の耐震補強コストを削減「スキップブレース耐震工法」を確立》 2011.9.5
大林組は、制振ダンパーを効果的に組み込んで補強材を大幅に削減した「メガ制振フレーム」を、板状高層集合住宅の外廊下側に設置して耐震補強コストを大幅に削減する「スキップブレース耐震工法」を確立した。
「メガ制振フレーム」は2フロア分が1ユニットのスリムな制振架構。同フレームを2組1セットにし、一つは奇数階、もう一方を偶数階で既存施設と接合する。さらに、外廊下を挟んで向かい合う2棟の最上階と中間階付近を補強鉄骨で連結し、建物同士の衝突や渡り廊下の落下を防止ぐ。
従来工法に比べ、使用する鉄骨や杭本数が少なくて済むほか、既存躯体との接合個所の削減や、2棟連結補強によるエキスパンション改修の削減により工事費を大幅に削減できる。接合個所が少ないため、施工中の騒音・振動も減らせるという。
さらに、バルコニー側の補強が不要で、外廊下側のブレースも廊下から離れた位置に設置するため開放感を確保できる。
このほど、川崎市営河原町住宅の耐震補強工事に採用されたことから、全国展開していく方針だ。
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《ハザマ、低振動・低騒音の耐震補強を実現「トレンチエース工法」を開発》 2011.8.22
ハザマは、アングル(等辺山形鋼)をせん断力伝達部材として利用することで、低振動・低騒音の耐震補強を実現する「Trench―A(トレンチエース)工法」を開発し、建築技術性能証明を取得した。現在、特許を出願している。
建築物の耐震補強で広く利用されているRC増設壁補強工法や枠付き鉄骨ブレース補強工法では、あと施工アンカーで、躯体と補強部材を接合することが一般的だ。しかしこの方法では、躯体に穴を開けたり、穴にアンカーを打ち込む際に大きな騒音や振動が発生する。
今回開発した工法は、アングルにあと施工アンカーと同じ機能を持たせるもの。コンクリートカッタで柱や梁に溝を彫ってアングルを挿入し、エポキシ樹脂接着材で固定する。アングルのもう一方の端部を補強部材側のコンクリートや充填モルタル部分に定着させる。
実験の結果、隣室や階下の部屋へ伝わる音が、従来工法の「非常にうるさく電話の使用が困難なレベル」から、いずれの部屋も「普通の声で会話のできるOA機器室程度」にまで低下することを確認した。振動についても、作業位置とその階下で、いずれもコンクリートカッタの方が10デシベル程度小さいことを確認した。
コンクリートカッタは軽量のため施工性がよく、材料費と施工費の合計も従来工法と同等以下になる。カッタで彫る溝はコンクリートのかぶり厚さ程度のため適用範囲も広いという。
同社では今後施工実績を重ね、同社の耐震補強工事の標準仕様にする考えだ。
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《コベルコ建機、超小旋回油圧ショベル『SK130UR』を販売開始》 2011.8.22
コベルコ建機鰍ヘ、13dクラスの超小旋回油圧ショベルACERA GEOSPEC(アセラ・ジオスペック)『SK130UR』をモデルチェンジし、8月1日から販売を始めた。
SK130URは、オフロード法に対応するとともに、同社独自の冷却システム「iNDr」を採用し、低騒音化を実現。NETISに登録された「AIS(オートアイドルストップ)機能」も標準装備し、燃料消費量とCO2排出量を大幅に低減させた。
オフセットブーム機能とドージング機能により壁際掘削や側溝掘りなどが可能で、道路工事、上下水道・ガス配管などの生活関連工事や、住宅の基礎工事や外構工事を中心に幅広い現場で活躍できる。
販売価格は1856万円で、年間販売目標台数は80台。問い合わせは同社広報秘書グループ(電話03・5789・2112)まで。
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《戸田建設・西松建設、「NT-Support」(NISHIMATSU-TODA
Support)を開発》 2011.8.18
戸田建設と西松建設は、山岳トンネルの地質不良個所で発生する支保工脚部の沈下を、安全・安価に抑制する脚部補強工法「NT-Support」(NISHIMATSU-TODA
Support)を開発した。北海道新幹線の万太郎トンネルで試験施工し効果を実証した。
山岳トンネルの脚部補強工は、支保工の支持面積を増加させる方法や、トンネルの内側に補強部材を配置する方法が一般的だ。しかし両方とも、トンネル脚部の左右の地山を拡幅するため、施工上の安全性が問題になるほか、工場で補強支保工を製作する必要があり、緊急時に対応できないなどの課題がある。
今回開発した工法は、トンネルの軸方向に接地面積を広げた脚部ベースプレートと鋼製支保工に取り付けたウィングプレートで構成し、鋼製支保工の軸力を分散させて支保工の初期の沈下を防止する。必要に応じて、支保工下部を鉛直方向にジャッキアップして地山に荷重を加えたり、ウイングプレートと一体化したサイドパイル(ボルト)を打設して、沈下抑止効果を高めることもできる。
余掘りが不要なほか、設置が容易で掘削の邪魔にならないため、従来の方法に比べ安全性や作業性が向上する。また材料費は、従来の方式の60〜80%程度で、脚部ベースプレートなど転用できる部材も多いため経済的だ。
強度が低いシルト層の地山の万太郎トンネルで試行したところ、支保工設置の作業時間は従来方式とほぼ同程度。脚部補強のない場合に比べて、支保工脚部の初期沈下を40%、最終沈下量を60%抑制できた。今後は、現場への適用を増やしてデータを蓄積し、解析的な検証も進めていく。
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《エービーシー商会、資源循環型リサイクルデッキ材で環境負荷を軽減
「アースデッキRV」など新発売》 2011.8.15
エービーシー商会は、リバーシブル仕上げの木材・プラスチック再生複合デッキ材「アースデッキRV」と、3.5mm厚の天然木ツキ板を使用した重歩行用幅広複合フローリング「エルヴィフローリング」を新発売した。
「アースデッキRV」は、木質系廃材と廃プラスチックを混合して成型したリサイクル人工木材で、天然木を思わせるナチュラルな風合いとプラスチックの機能性を融合。紫外線や風雨にさらされても長期間美しい色調を保ち、天然木に見られるトゲやササクレがなく、再生可能な資源循環型リサイクルデッキ材のため環境負荷を軽減する。
特徴は@片面がセミフラット、片面がランダムリブのリバーシブル仕上げ。4種類のカラーと組み合わせて様々なバリエーションが可能AアースデッキRVにRVディスクを取り付けてデッキ材を連結、ビスが見えずすっきりした仕上がり。RVディスクはスライドし、施工が簡単でデッキ材単体の取り外しも可能B専用のRVCディスクで固定し目地棒をセットするだけで、目地部からコイン等の床下落下を防止する。
「エルヴィフローリング」は@3.5mmと厚みがある天然木ツキ板を使用し、歩行頻度の高い場所に最適A木目の美しさを演出する一枚ハギの幅広タイプBAKB91BRとAKB92DBは、表面にゆるやかな凹凸を持つ独自加工で、深い陰影が荒々しい天然木の印象を与え、引き締まった空間を演出する。
問い合せはシート・木質建材事業部(電話03・3507・7282)。
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《三菱樹脂、防災スプリンクラー設備用配管システムを販売開始》 2011.8.4
三菱樹脂は、マンションなどの共同住宅向けに、架橋ポリエチレン管を使用するヘッダー式の防災スプリンクラー設備用配管システムを開発し販売を始めた。
防災意識の高まりとともに、スプリンクラー設備の設置義務付けが強化されており、07年の消防法改正では、グループホームなど小規模福祉施設向けも規制の対象となった。これに伴い、飲料用給水管とスプリンクラー用配管の直結が可能になり、同社は飲料水へのスプリンクラー側の停滞水の逆流を防止する樹脂製の透明停滞水防止継手を昨年11月業界で初めて商品化。耐衝撃性硬質ポリ塩化ビニル管などと組み合わせ、小規模福祉向け配管部材として拡販を図ってきた。
これに加えて、マンションなどの共同住宅向けの湿式スプリンクラー設備用配管を開発し(財)日本消防設備安全センターの認定を取得。従来の共同住宅向けスプリンクラー設備は主に金属管が使われているが、同社の架橋ポリエチレン管を使用した配管システムは、工場で配管を組み上げるプレハブ工法が可能で、配管の品質安定化と現場施工の省力化が図れ、コスト面も優れている。なお、同システム向けに独自開発したヘッド継手は、単層架橋ポリエチレン管と電気融着による接合が可能。
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《飛島とムーブ、設置が簡単で導入工程を25〜30%短縮
切羽の連続計測・安全監視システムを共同開発》 2011.8.4
飛島建設(伊藤寛治社長)は、計測機器システムの構築などを行うムーヴ(川崎市、吉田誠一社長)と共同で、山岳トンネル施工時の切羽の安全性をリアルタイムに観測するシステムを開発した。切羽崩壊が度々発生したトンネル現場に適用し、有効性・実用性を確認したことから、ムーヴがNETIS(新技術情報提供システム)に登録申請する。
山岳トンネルの工事では、切羽の崩落・崩壊から作業員を守るため、切羽の押し出し量を計測して安全性を確認している。安全性の確認は、坑内計測用の自動追尾型トータルステーション(TS)を兼用する場合が多い。しかしTSは1点の計測に5〜10秒かかるほか、各測点間で20〜40秒間の未計測時間帯が発生し、切羽崩壊の予兆などを見逃す可能性がある。
今回開発したシステムでは、レーザー距離計を複数台同時に遠隔制御する技術を応用し、リアルタイムの観測を実現した。地盤の変位は1秒間隔で最大8カ所まで同時に計測可能。計測データはワイヤレス通信でパソコンに送り、変位量や変位速度を計算し、あらかじめ設定した管理基準値を超えた場合、警告音や警告灯で作業員に知らせる。
使用する距離計は、現場の簡易測量に使用する安価なもので、工期6カ月の場合、TSに比べ導入費用を34%低減できる。設置も簡単で、導入工程を25〜30%短縮できるほか、同一現場内やほかの現場への移設も容易だという。
危険な個所に立ち入らずに、測定対象物の変位量の多点同時連続計測を簡単にできることから、土留め・切土・盛土などの地盤挙動のリアルタイム計測監視や、近接施工を伴うコンクリート構造物(擁壁、橋脚など)のリアルタイム影響計測などにも活用する方針だ。
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《東邦レオ、ラインで魅せるモダンでコンパクトな壁面緑化「グリーンファサード・モコ」を発売開始》 2011.7.4
東邦レオ(大阪市)は、商業施設・オフィスビル・マンション・立体駐車場などを対象に、彩りのある植物とプランター、ワイヤーを組み合わせることで多様なグリーンアレンジが行える壁面緑化工法「グリーンファサード・モコ」を開発し、6月10日新発売した。
モダンでコンパクトなプランターと「推奨する10種類の植物」を組み合わせ、建築構造物を短期に鮮やかに彩る新型壁面緑化工法。商業施設や立体駐車場などの建物外観を直線的にグリーンで彩る「ラインタイプ」と、採光確保を重視するオフィスビルやマンションに利用しやすいワイヤーを組み合わせた「ブラインドタイプ」がある。
導入初期の植物の枯損を低減し、工期を短縮するため、『プランターの2層構造』を採用。外側には耐久性の高いSUS製のアウタープランター、内側には不織布を利用した植物一体型のインナープランターを設置する。
ひとつのプランターに複数の植物を植えつけられ、導入当初からボリューム感のある緑量を確保することができる。しかも植物は不織布のなかに植えた状態で搬入されるため雑草の繁茂を防止でき、長期にわたり除草作業を抑制できる。
利用する植物は環境条件の厳しい壁面を想定し、「ライン」と「ブラインド」のタイプごとに合計20種類をラインナップ。アウタープランターは、周囲に調和しやすくニーズの多い「黒」を標準色に設定(特注色も可)している。
価格は推奨植物・設置費を含め、ラインタイプで1bあたり3万5000円から、ブラインドタイプは1bあたり5万5000円から。詳細は同社壁面緑化専用HP 。
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《富士テクニカルリサーチ、無線制御4WD搬送ロボットシステム『dovel』を開発》 2011.7.4
(株)富士テクニカルリサーチ(本社横浜市)は、立ち入り禁止エリアでの搬送や3次元レーザー計測器等の重量物を搬送するワイヤレス4WD搬送ロボットシステム『dovel』を開発した。
『dovel』は砂利道や雪道でも小回りが利き安定走行するワイヤレス搬送車。無線コントローラを採用しているため、作業者は軽々と搬入・搬出・移動を行う事が可能。また、前輪が特殊構造になっており、車輪の向きを変えないままどの方向にも動け、その場で転回も可能。
無線通信距離は約100m。積載重量は80`c以下。速度は6`/sec以下。家庭用の100ボルトコンセントで充電が可能(無線コントローラは単3型電池)。
3Dレーザースキャナー等を搭載すれば、移動・計測が自由自在になり、作業者の負担を軽減することができる。また、オプションの昇降装置により2段階以上の高さを変えた計測も行える。
問い合せ・詳細は同社技術企画開発室(電話045・650・6650、http://www.ftr.co.jp/ )。
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《エービーシー商会、天然素材が原材料で、人にも環境にも優しい床材「アームストロング
リノリウム」を新発売》 2011.6.30
エービーシー商会は、天然素材を原材料にした、人・環境に優しいアームストロング社のリノリウム床材「アームストロング
リノリウム」を新発売した。
リノリウムは、約150年前から親しまれている天然素材を原材料にした床材で、世界中の医療施設や教育施設、公共施設などで幅広く使用されている。
アームストロングリノリウムの特長は@食用油としても使われている亜麻仁油をはじめ、松樹脂、木粉、コルク、石灰岩、顔料(色素)、ジュートと、98%が天然素材を使用A天然素材のため、原材料の製造や製品生産時に発生するエネルギー消費量を抑制でき、他素材の床材と比較してCO2排出量を大きく削減可能B主原材料の亜麻仁油が酸化する過程で生じる化学物が永続的抗菌効果を発揮、また殺菌剤や消毒液などに強い耐薬品性を持ち、表面の色・柄が裏打材まで通っているスルーカラー構造のため耐久性に優れるC独自のUV照射によるPUR
ECO SYSTEM(ポリウレタンコーティング)は、従来品の水性アクリルコーティングよりも汚れの付着を防止する効果を高め、ワックス掛けが不要で、メンテナンスコストを軽減できる。
規格は幅2・0b、厚さ2・5_、標準ロール長10b(重量58`c)。材料設計価格(税別)は、5000円/平方b、1万円/b。問い合せはシート建材営業部(電話03・3507・7325)。
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《Geo BANK工法研究会、落石や雪崩の被害を防ぐ防護補強土壁の新工法「Geo
BANK工法」を本格販売を開始》 2011.6.30
三菱樹脂、東京インキ、日本サミコン、ライテク、和光物産の5社で組織する「Geo
BANK工法研究会」は、落石や雪崩の被害を防ぐ防護補強土壁の新工法「Geo
BANK工法」を開発し、近く本格販売を開始する。昨年から試験販売を行っていたが、今年3月同工法で初めての物件が島根県で施工され、今後も継続的な受注が見込まれるため。
「Geo BANK工法」とは、壁面緑化が可能な補強土壁(盛土)をジオグリッドなどを用いて構築し、落石や雪崩の被害から保全対象物を護る待ち受け式の防護工法。落石用の「Rock
Geo BANK工法」と、雪崩用の「Snow
Geo BANK工法」がある。脆弱な地盤でも地盤改良や杭基礎工事が不要で、かつ建設現場で発生する残土を利用できることから、従来工法よりも比較的低予算かつ短納期で設置することが可能。
ジオグリッドには衝突荷重を効果的に分散する国内初の多方向補強材「RSGBTX」を使用するなど、衝撃を効果的に吸収する構造となっており、金沢大学の前川幸次教授(理工研究域・環境デザイン学系工学博士)と共同で実施した落石実験・データ解析で最大4500キロジュール(KJ)の落石エネルギーに耐えられることが実証されている。
販売窓口はGeo BANK工法研究会事務局(新潟市中央区関新1ノ2ノ34、和光物産株式会社内、電話025・201・9157)。
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《飛島ら3社、耐震補強に幅広く適用できる高性能接合部材「ディスクシアキー」を共同開発》 2011.6.23
飛島建設(伊藤寛治社長)と大本組(大本榮一社長)、サンコーテクノ(洞下英人社長)の3社は、既存建築物を使用しながら実施する耐震補強に幅広く適用できる高性能接合部材「ディスクシアキー」を開発し、同部材を用いた構面内の間接接合工法の技術性能評価を取得した。将来的には、3社以外の施工者にも技術提供していく考えだ。
既存建築物の柱と梁の内側(構面内)に制震ブレースや耐震ブレースを設置する間接接合工法では、躯体に「あと施工アンカー」を打ち込むことが一般的だ。しかし、著しい騒音が発生するほか、内臓鉄骨までのかぶりが10a程度の鉄骨鉄筋コンクリート造では、アンカーの埋め込み深さが確保できない。あと施工アンカーを適用できたとしても、接合耐力と剛性を確保するためアンカーの設置数を大幅に増やす必要がある。
ディスクシアキーは、先端部を拡張できるアンカーボルトと、片面の外側に厚さ6_高さ19_の円形突出部を設けた外径90_のディスク、高ナット、接続ボルトで構成。ディスクの突出部を躯体に埋め込んで高いせん断耐力とせん断剛性を発揮させ、アンカーの埋め込み深さを最短で6aまで短くすることを可能にした。
アンカーの施工本数を従来工法より減らせるほか、湿式や油圧式の工具を使用するため、従来工法と比べ騒音を最大で30デシベル低減できる。
今後、低強度・軽量コンクリートへの適用や、構面外の耐震補強への適用を進め、さまざまな建築物に対応できるようにする。構面外への適用については、平成24年中の技術性能評価の取得を目指している。
また、幅広い施工者への技術提供に向け、設計施工指針を作成している。具体的な展開方法は今後詰めていく。
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《キャタピラージャパン、オフロード法平成23年基準をクリア
油圧ショベル2機を発売》 2011.6.23
キャタピラージャパン鰍ヘ6月15日、CAT336E油圧ショベル(バケット容量1・4立方b、運転質量34・5d)とCAT336EL油圧ショベル(バケット容量1・5立方b、運転質量35・3d)を発売する。いずれもオフロード法平成23年基準をクリアする環境性能と、パワーシステムの統合制御等による優れた生産性を持っている。
CAT336D(L) 油圧ショベルのフルモデルチェンジ機である両機は、新型の環境対応パワーユニットを搭載し、排出ガスに含まれる有害物質を大幅に削減。高い生産性を確保しつつ、従来機と比べ燃料消費量を約13%低減している。
標準販売価格(販売標準仕様、工場裸渡し、税抜)は、CAT336Eが3397万円、CAT336ELが3514万3000円(同)。詳細は同社ホームページに掲載している。
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《清水ほか3社、「ラテナビウォール工法」を改造》 2011.6.20
清水建設(宮本洋一社長)と加藤建設(愛知県蟹江町、加藤徹社長)、太陽工業(大阪市淀川区、能村光太郎社長)は、横引き方式で遮水シート壁を構築する「ラテナビウォール工法」の機械システムを改造し、これまでより3b深い設置深13bでの安定した施工を確認した。土壌浄化工事などで想定される、10b以深の遮水壁の構築ニーズなどに対応する。
同工法は、原位置土と混合攪拌(かくはん)したソイルセメントの1次遮水壁を構築し、その壁に、ロール状に巻いた遮水シートを垂直に挿入して、巻きほぐしながら横引きして2次遮水壁を構築する。既に総延長約1300b、総面積約9000平方bの施工実績がある。ただし、設置深度の実績は10bまでだった。
今回、ロール状シートの展開装置の足元に回転装置を取り付ける改造を行い、展開装置下部の推進力を確保。設置深がより深い状況でもスムーズな横引き移動を可能にした。施工は、既存のラテナビウォール工法と同様のバックホウ程度で実施できる。
改造したシステムの実証実験を、千葉県木更津市のエスシー・マシーナリの敷地で行った。設置深13bの遮水壁の安定した施工を確認した。施工性能は、設置深10bより浅い遮水壁を構築する場合と同等だった。さらに、等幅ソイルセメント壁と鉛直挿入式遮水シートを組み合わせた従来の遮水壁工法と比べると、工期を40%短縮し、コストを20%削減できるという。
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《銭高組、LEDを用いた養生監視・制御システムを適用》 2011.6.20
錢高組(錢高一善会長)は、コンクリートの養生状態をLEDの色で表現するコンクリート養生監視・制御システムを、福井県内の山岳トンネル施工現場で初めて適用した。同システムを適用しない場合に比べ、コンクリートの圧縮強度が約10%向上することを確認した。
同社では、トンネル覆工コンクリートのひび割れを防止するため、養生の際にトンネル空間内をシートで仕切って温度変化を小さくするとともに、設定湿度以下になるとミストを噴霧して、湿度を自動コントロールするシステムを構築。温湿度計はシート内に設置することから、現場の職員・作業員から見にくい。このため、温湿度計の状況を、LEDの色の変化(適正な湿度の場合「青」、湿度が下がり始めると「黄」、湿度が設定以下になると「赤」)で表現することにした。
現場内にLEDを設置することで、職員や作業員が、シート内の状況をリアルタイムで容易に確認でき、品質管理の強化につながる。
同システムの適用により、材齢28日のコンクリートの圧縮強度は、システムを適用しない場合に比べ約10%向上することを確認した。
現在、大分県内で施工中の山岳トンネル工事現場でも使用中だ。
今後も、神戸大学の芥川教授が主宰するOSV(On Site Visualization)研究会を通じて、「光る計測装置」をさまざまな用途の現場に適用していく方針だ。
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《奥村組・新日本製鉄、耐熱性の高い煙突内部撮影装置を開発》 2011.6.13
奥村組(奥村太加典社長)は、新日本製鉄(宗岡正二社長)と共同で、稼働中の煙突の内部を撮影できる耐熱性の高い煙突内部撮影装置を開発。稼働中の製鉄所の煙突の劣化診断に使用した。
鉄筋コンクリート造の煙突内部の耐火レンガ層は、150度〜250度の熱風に直接触れるため、目地の亀裂やレンガの剥脱などの損傷を受けやすく、定期的に劣化状況を診断を行って改修する必要がある。
劣化診断は、テレビカメラを挿入してレンガを直接観察することが最も効果的だ。しかし、従来の診断では、煙突内部の温度が下がらないとカメラを挿入できないため、操業を停止する必要があった。操業を停止できない施設では、煙突の外側から間接的に診断する方法を採るしかなかった。
このため、真空二重筒構造の耐熱ケース内にテレビカメラ、パソコン、無線通信装置、温度センサー、方位計、バッテリー、冷却剤を内蔵した装置を開発。操業を停止せずに煙突内部にカメラを挿入できるようにした。
耐熱ケースには、耐熱ガラス製の撮影窓を6カ所設けて6台のハイビジョンカメラを設置しているため、煙突内の全周を撮影可能だ。また、撮影方向や高さを表示しながら煙突内部の画像を記録するため、劣化状況を細密に確認し、正確な診断が行える。
既に、八幡製鐵所や名古屋製鐵所のコークス炉煙突など4本の煙突の劣化診断に使用。適切に診断できることを確認している。
今後は、適用対象を鉄筋コンクリート造以外の煙突に広げ、製鉄所だけでなく、各種プラントやごみ焼却場の煙突の劣化診断にも展開していく方針だ。
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《戸田建設、ダイオキシン汚染水を安価に浄化「TSフィルターろ過装置」を開発》 2011.6.13
戸田建設(井上舜三社長)は、焼却施設解体工事で発生するダイオキシン類を含んだ汚染水を、従来工法より3割安価に浄化できる「TSフィルターろ過装置」を開発、清掃工場の解体工事に使用して効果を確認した。
焼却施設を解体する際には、煙突や炉の内壁を水で洗浄して焼却灰などを除去するため、高濃度のダイオキシン類の汚染洗浄水が発生する。洗浄水は、環境基準(1g当たり1ピコcTEQ)未満に浄化することが求められている。この数値は一般的な下水排水基準の10分の1の厳しいものだ。
同社ではこれまで、孔径0・01マイクロbの極めて微小な孔を持つ「限外ろ過膜」を使用して処理していたが、コストが高額だった。
今回開発したTSフィルターろ過装置は、ステンレス製の特殊バネフィルターの表面に粒径約30マイクロbの珪藻土を付着させ、孔径約0・6マイクロbのフィルター層を形成。フィルターが目詰まりしても、逆洗浄し再度珪藻土を付着させればフィルター層を簡単に再生できる。
清掃工事の解体工事で発生した洗浄水を凝集沈殿処理した後、同装置で高度処理したところ、ダイオキシン類の濃度が、430ピコcTEQ/gから0・21ピコcTEQ/gまで低下した。処理費用も、凝集沈殿と限外ろ過膜を組み合わせた従来工法と比較して、約30%削減できたという。
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《CleanExpress、耐久性向上で30年保障が可能「UVフロアコートEco」を発売》 2011.6.6
フロアコーティング事業を展開するCleanExpress(株)(本社横浜市)は、擦り傷に強いUVフロアコーティング30年保障の「UVフロアコートEco」を5月10日販売開始した。
UVフロアコートEcoは、ベースコートとトップコートによる2層塗りを特殊なUV照射機で瞬間的にコーティング剤を硬化させることにより、フローリングの輝きと耐久性を長期間持続させることが可能となった。擦り傷に強いことが最大の特徴で、スチールウールで擦っても傷がつきにくいほどの対摩擦性を持つ。さらに、最新の自走式UV照射機を使用。最適なスピードを計算し照射不足や、過剰な紫外線照射による数カ月後の変色やはがれなど、フローリングへのダメージを防止する。
また、施工は半日で完成するため即日の入居が可能。フロアコートの耐久性を向上したことで30年保障が可能となり、施行後30年以内にフロアコートがはがれたりクラックが入った場合は無償で再施工する。
価格は、一般住宅のフロアー面積50平方bで20万円。
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《エービーシーセラミックス、簡単施工の置き敷きシステム内装床セラミック「クリップタイル」を新発売》 2011.6.6
タイルや建築石材の製造販売を行う(株)エービーシーセラミックス(本社東京)は、接着剤や貼り付けモルタルを使用せず簡単に床タイルが施工可能な置き敷きシステムの内装床セラミックタイル「クリップタイル」を新発売した。
クリップタイルは、世界最高水準の技術を誇るイタリアで研究・開発された製品。タイルとベースプレートが一体化しており、接着剤や張り付けモルタルを使用せず簡単に取り付けができ、専門的な技術がなくても施工が可能。高い耐荷重性を発揮し、あらゆるシーンで活躍する大板サイズの445角と500角を取り揃えている。
特長は@簡単・短時間施工のインターロッキング方式で、施工後の乾燥時間やクリーニングも必要なく、すぐに歩行が可能A簡単に取り外して再利用でき、何度も開催される展示会や、入れ代わりが早い店舗のショーウィンドウに最適Bモルタル、既設材のタイル、石材、大理石、リノリウム、フローリングなど、あらゆる下地に対応している。
問い合せは、同社(電話03・3507・7155)。
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《鹿島・安川電機、労働環境の改善やコストを削減する自動開梱システムを日本初開発》 2011.5.26
鹿島(中村満義社長)と安川電機(津田純嗣社長)は、ダンボールや紙袋の梱包を自動で開封するシステムを日本で初めて開発した。これまで自動化が進んでいなかった少量多品種を生産する医薬品や食品工場での導入を目指し、工場新築のコンペ時に積極的に提案していく。自社施工以外の既存工場に対しても、システムのみの導入を働き掛ける。
安川電機のロボット技術と、鹿島の工場生産システムのノウハウを生かして平成21年から共同開発した。単純作業の重労働である原材料の開梱作業に同システムを導入することで、労働環境の改善やコストの削減、生産効率の向上を目指す。
同システムは、これまで人が作業していたスペースに設置可能で、開梱時間は人とほぼ同じ。24時間稼動できるため作業効率が向上するほか、空調・照明が最低限でよいため節電にもつながる。
既に、現在施工中の二プロファーマ伊勢工場(三重県)で導入が決定。このほか数件の医薬品・食品工場で導入に向けた検討が進められているという。
今後は、原材料の容器への詰め替えや秤量、容器の洗浄といったほかの工程への導入も展開していく考えだ。
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《住友建機、周囲の安全確認をサポートするフィールドビューモニターシステムを今夏発売》 2011.5.26
住友建機は、油圧ショベルオペレーターの周囲安全確認をサポートするフィールドビューモニターシステム(FVM)搭載機3機種を今夏発売する。
FVMは住友重機械工業との共同開発。油圧ショベルの後方と左右側方に装着したカメラ3台の画像を独自の画像処理技術で合成し、運転席カラーモニター(7インチ)に表示しオペレーターの機械周辺の安全確認作業をサポートする。270度のワイドな視界で、上空から見下ろすような俯瞰映像と、個別カメラ映像の切り替えがボタンひとつで簡単に操作できる。
販売価格は103万円で、SH120-5、SH200-5、SH240-5の新車販売時のオプションとして設定(対象機種は拡大予定)。また今後キット販売により既存の対象油圧ショベルに後付け装着できるようにする。
問い合わせは住友建機マーケティング部(電話03・6737・2615)。
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《トルネックス、赤外線を90%以上カット「ECOガラスシールド」を発売》 2011.5.23
(株)トルネックス(本社東京、松井周生社長)は、夏のジリジリした暑さを防ぎ、節電対策に効果的な「トルネックスECOガラスシールド」を5月1日全国一斉に発売した。
同製品は、窓ガラスの内側にコーティング剤を塗ることにより、熱の流出入を防ぎ、空調のエネルギーロスを抑える高性能ガラスコート。赤外線を90%以上カットし、窓際の室温を5度〜9度程度下げることが可能。また、紫外線を99%以上カットし、室内の家具、カーテン等の色あせ、劣化などを軽減する。蛍光灯から発生する紫外線に引き寄せられる虫なども寄り付きにくくなる。
しかも可視光線遮断率7%とガラスに施工しても抜群の透明度で、部屋の明るさや視界を損なわない。表面硬度は6Hでフィルムのようにめくれたりせず、ほとんどのガラスに施工可能。3000時間の照射試験でも損傷がみられなかった。
価格は1m2あたり1万4700円(税込)。
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《デベロップ、コンテナ型賃貸用集合住宅モデルを開発》 2011.5.23
コンテナ型ユニットを使った建築を行う潟fベロップ(千葉県市川市)は、土地オーナーや不動産投資家向けに、短工期、低コストで高い投資利回りが期待できるコンテナ型賃貸用集合住宅モデルを開発し、横浜市港北区に2棟(ワンルームタイプ38戸)を竣工した。
同社は建築基準法に適合したコンテナ型ユニットを積上げる建築を専門にしており、主にレンタル収納事業者向けに提供している。今回、賃貸用集合住宅モデルを横浜市港北区に2棟(A棟28戸、B棟10戸)竣工したことで、土地オーナーや不動産投資家向けに高い投資利回りが期待できる賃貸事業用商品として提案していく。
A棟28戸では、在来工法の場合およそ1週間かかる躯体・外壁工事を、44本のコンテナを積上げ連結することで1日で完成させ、基礎工事着工後45日間(休工日含む)で竣工。
シンプルな居室仕様と工場生産で現場工数を削減してコストダウンし、キッチン・エアコン等の住宅設備を組込んだ仕上りで戸当たり300万円(水道分担金を除く)からの提供を可能としている。
今回の震災で被災地自治体からも仮設住宅としての引合いがあり、供給に向けた準備調整を進めている。
問い合せは同社(@047・320・0119)。
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《鹿島、「エコサイトパイル工法」を開発》 2011.5.16
鹿島(中村満義社長)は、掘削土をほとんど排出しない場所打ち杭「エコサイトパイル工法」を開発し、日本建築センターの性能評定を取得した。
建物の基礎などに利用される場所打ち杭工法は一般的に、杭と同じ体積の掘削土を地上に排出する。掘削土は、孔の崩壊を防ぐための安定液を含んでおり、産業廃棄物の「汚泥」として処理しなければならないことから、掘削土を排出しない工法が求められていた。
掘削土を排出しない工法としては、ドイツのバウアー社の「FDP工法」がある。鹿島では、「FDP工法」を日本の地盤条件や地震条件などに適合させた「エコサイトパイル工法」を、バウアー社らと共同開発した。
同工法では、フットボール状に膨らんだ特殊な掘削ツールを利用する。まず、ツールを回転させながら地盤に押し込み、土を孔壁に練り付けながら掘削する。支持層到達後にコンクリートを圧入しながらツールを引き上げ、コンクリートを流し込んだ孔に鉄筋かごを挿入して杭を築造する。
ツールの押し込みと引き上げ時に掘削土を孔壁に練り付けて固めるため、砂質地盤では掘削土がほとんど発生しない。多少排出される粘性土地盤でも、安定液を使用せずに杭径を確保できることから、残土として再利用が可能だ。
さらに、掘削土を地盤中に練り付けることで、杭廻りの地盤摩擦力を最大限に利用でき、従来の場所打ち杭の設計に対して1・5〜2倍の支持力が確保できる。また、アースドリルなどの従来の場所打ち杭工法と比べ、汚泥処分費を9割以上、材料費を20%程度削減できるという。
同工法で構築できるのは杭径620_、深さ28bまで。杭1本当たりの支持力は120〜150d。鉄筋コンクリート造で4階建て、鉄骨造では6階建て程度の中低層建物が建設可能だ。
鹿島では、低コストで環境に配慮した工法として、提案型技術競争入札を検討している官庁や、環境配慮を進める企業などに提案していく。
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《三菱樹脂、「エクセルイージーフィットCLEAR」を販売》 2011.5.16
三菱樹脂梶i東京都中央区)は、架橋ポリエチレン管とポリブテン管のいずれにも使用できる住宅給水・給湯用配管のワンタッチ式継手「エクセルイージーフィットCLEAR」を4月から販売している。
管をワンタッチで挿入できるだけでなく、接続時のロック音と外筒に設けた透明部分から配管の接続状況を容易に確認できるため、施工性が向上。内径シール部材にはOリング2個を採用して止水性能と信頼性を高め、ねじ部の銅合金は鉛フリーで環境にも配慮している。日本水道協会の品質認証も取得している。
問い合わせは、且O菱樹脂販売(電話03・3279・3457)。
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《住友建機、アスファルトフィニシャ「HA50W−7」発売》 2011.5.2
住友建機は、アスファルト舗装に使用する中型ホイール式アスファルトフィニッシャ「HA50W−7」を4月20日発売した。舗装幅5bクラスの「HA50W」を「3次排ガス規制対応機」としてモデルチェンジ。同社が独自に開発した、高い舗装精度と利便性を実現するJ・Paverスクリードを搭載し、エンジン出力の大幅アップによる舗装能力アップと環境性能、安全性能をさらに向上させている。
特長は@超低騒音97db(A)を実現し特定特殊自動車排出ガス基準適合車として初の国交省超低騒音指定を取得A独自のエンジンシステム「SPACE5」を搭載し従来機比エンジン出力を26・8%アップし、同一施工条件では9・3%の燃費低減を実現B環境性に配慮した「エコモード」を設定し、更なる燃費低減(6・3%)と騒音低減(2db(A))を実現C独立駆動のコンベア・スクリューを採用し、常に理想的な合材送り量と合材抱え込み量を確保―している。
販売価格はTV式4100万円、V式3800万円。
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《キャタピラージャパン、「LD700Fクローラキャリア」を発売》 2011.5.2
キャタピラージャパンは、『LD700Fクローラキャリア』(最大積載量6・5d)を4月1日発売した。クローラキャリアは、ダンプトラックでは稼働が困難な軟弱地、不整地、急勾配の現場などで、土砂や資材の運搬機として使用される機械。
今回発売したLD700Fは、オフロード法の基準値に適合したエンジンを搭載。エンジン出力は従来機と比べて26%アップの208`hに増強した。
さらに、新たに転倒時保護構造(ROPS)キャブを採用して乗員の安全性の向上を図った。エンジン回転数の調整が容易なダイヤル式エンジンスロットルも採用して操作性の向上を図っている。価格は1735万7000円。
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《キャタピラージャパン、ミニ油圧ショベル『FIGA』3機種を発売》 2011.4.28
キャタピラージャパンは、優れた狭所作業性と後方安全性を活かし、道路工事や配管工事で高い能力を発揮するミニ油圧ショベル3機種を4月1日新発売した。
今回発売したのは『FIGA(ファイガ)030SR
ミニ油圧ショベル超小旋回機』(バケット容量0・09立方b、機械質量2・99d)、『FIGA
040 SR ミニ油圧ショベル超小旋回機』(バケット容量0・11立方b、機械質量3・60d)、『FIGA
050 SR ミニ油圧ショベル超小旋回機』(バケット容量0・22立方b、機械質量5・10d)。
3機種ともキーに埋め込まれたICチップのキーナンバーを機体が認識してエンジンが始動する盗難防止システム「SSキー」を標準装備。燃料レベルや冷却水温、エンジン回転数、アワーメータのほか、SSキー登録、故障履歴表示などの機械情報を集約的に表示する「自己診断機能付き液晶モニタ」を採用しメンテナンス性を向上した。12z電源ソケット、コントロールパターンクイックチェンジャも標準装備する。
4秒以上操作レバーが中立の場合、自動でエンジン回転数を低下させる自動デセルを標準装備し、燃料消費量、騒音や排出ガスを低減する。
また、オフロード法と国土交通省超低騒音型建設機械の基準値に適合している。
価格は030が493万円、040が603万円、050が749万円。
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《住友建機、ハイブリッド油圧ショベルが低炭素型建設機械に認定》 2011.4.28
住友建機のハイブリッド油圧ショベル(SH200HB−5 LM仕様)が、国土交通省より低炭素型建設機械として正式な認定を受けた。
国土交通省では、CO2排出低減効果の高い低炭素型建設機械の普及を促進し、建設施工時に排出されるCO2の低減を図ることを目的として、「低炭素型建設機械の認定に関する規程」に基づき、平成22年4月からハイブリッド機構を有した建設機械を低炭素型建設機械として認定している。
認定された低炭素型建設機械は、日本政策金融公庫の融資制度「環境・エネルギー対策資金」の貸付対象になる。
SH200HB−5 LM(リフティングマグネット仕様)は、建設工事における解体作業時の鉄筋のハンドリング等で使用される。住友建機では「これからもCO2削減に取組み、地球環境にやさしい機械の開発に努めていきたい」と話している。
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《フィアスホーム、地中熱+太陽光発電で「光熱費ゼロ」実現
『アリエッタ プレミアム』新発売》 2011.4.21
「フィアスホーム」ブランドの住宅FCを全国展開している鰍kIXIL住宅研究所
フィアスホームカンパニー(東京都江東区)は、長期優良住宅で住宅エコポイント対象住宅となる「地中熱利用+太陽光発電で“光熱費ゼロの家”『アリエッタ
プレミアム』」を開発し、23日全国で販売を開始する。
また、同社は4月からグループ共通ブランドを冠した「鰍kIXIL住宅研究所」に社名変更。あわせてフィアスホームカンパニーでは、新社名スタートと新商品発売を記念し、6月30日まで全国のフィアスホーム加盟店で、地中熱住宅モニターを募集する「新商品発表フェア」を実施する。
新商品「アリエッタ プレミアム」では、フィアスホームがこれまでに構築してきた「デザイン」「性能」「安全性」をベースに、「空間とデザイン」「環境性能」「創エネルギー」「安全・安心」「コストパフォーマンス」の5つのプレミアムによる上質な暮らしをキーコンセプトとしている。先進技術である「地中熱エアコン」を同社で初めて採用。太陽光発電と組み合わせることで、自然エネルギーを最大限に活用した省エネで快適な暮らしを提案している。
詳細は同社ホームページ 、またはファイアスホーム熊本南店(潟Vアーズホーム 電話096・370・0007)。
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《タダノ、エスライド(SS‐38)を新発売》 2011.4.21
タダノは、車両運搬車において業界で初めて『ハイブリッド』仕様を開発し、「スライドキャリヤ エスライド『ハイブリッド』仕様(SS―38)」を4月1日新発売した。
今回発売したエスライド ハイブリッド仕様では、車両エンジンからの動力で駆動するPTOモードと、新たに装備したバッテリとモータで駆動する電動モードとを、作業環境に合わせて選択できる。これにより電動モードでは、低騒音で車両の積み降ろし作業を行うことができ、また作業時のCO2排出と燃料消費の共にゼロを実現した。
電動モードはPTOモードに比べ、作動騒音値を最大で約13デシベル抑え、周囲環境に配慮した55デシベル以下の作業空間を提供する。また、エンジン駆動時に、車両バッテリの充電を優先しながら、動力バッテリを自動充電。さらにパーキングブレーキを解除すると電動モードでは作動せず、走行中の誤作動を防止する。
電動モードでは、スライドする荷台部に音色の優しい警報ブザーを設けた。PTOモードは、従来の警報ブザーを採用している。
価格は295万円 (税別、シャーシ価格を除く)。
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《清水建設、「アブレシブ・ウォールカット工法」を開発》 2011.3.21
清水建設(東京都港区)はこのほど、土留め壁や地下構造物の構築によって地下水脈の水流をさまたげないよう、従来工法よりも簡易に水流を復旧できる通水工法「アブレシブ・ウォールカット工法」を、三信建設工業(東京都台東区)と共同開発した。土留め壁の地下水層に接している部分だけを研磨材入りのウォータージェットでスリット状に削孔できるのが特長。今後、積極的に技術提案し、工事受注に結び付けていきたい考え。
同社によると、地下構造物や開削施工のために築く土留め壁が地下水流をさまたげると、上流側では地下水位の上昇による液状化の危険度が高まり、下流側では水位下降による地盤沈下などが懸念されるという。従来は、地下構造物の構築後に、土留め壁の壁厚以上の直径のケーシング(鋼管)を、地上部から地下水層の下端部まで直線的に土留め壁に打ち込んで破壊し、上流側と下流側の水流を復旧していた。ただ、破壊部位だけを限定するのは難しく、地下構造物の施工中に実施できないことなども課題になっていた。
アブレシブ・ウォールカット工法の施工手順は、まず土留め壁の構築時にガイド管となる直径10a程度の塩ビ管をあらかじめ壁の中に通しておく。土留め壁が所定の強度になった後、ガイド管の中にウォータージェットを噴射するノズル付きの鋼管を挿入。ノズルが所定深度に達した時点でジェットを噴射させると、ガイド管の両側にスリット状の通水孔ができる仕組み。帯水層が浅く地下構造物自体が地下水流を阻害する場合は、土留め壁の内側の土砂を掘削した後、スリットの削孔位置を集水キャップでふさぎ、上流側と下流側のキャップを通水管で連結する。
同工法は、在来工法と比べて工費を20%程度減らせるほか、小型重機のみの使用で騒音・振動を低く抑え、地下構造物との同時施工も可能。小田急世田谷代田地下化工事での試験施工で通水性能を確認した。
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《三井住友建設・SMCテック、「effit―sun」を共同開発》 2011.3.21
三井住友建設(東京都中央区)と、グループ会社のSMCテック(千葉県流山市)は、建設作業所の仮囲いに用いるフラット型パネルに、薄膜型太陽電池とリチウムイオン蓄電池などを組み込んだ「仮囲いパネル一体型太陽光発電システム
effit―sun(エフィットさん)」を共同開発した。今後、積極的に現場に採用するとともに、リース事業も展開していく。
effit―sunは、多くの作業所で採用されている幅500_×高さ3000_、重量約18`の仮囲い用フラットパネルと太陽電池・蓄電池・コントローラーをユニット化した、軽量・コンパクトな太陽光発電システム。オプションのLED街路灯ユニットと組み合わせることで、約50時間分の夜間照明を賄うことができるという。
フラットパネル1枚当たりの重量の増加分は約2`。同じく、フラットパネル1枚当たりの公称最大出力は55hで、パネル2枚を1セットとして蓄電池とコントローラーをユニット化した。
蓄電池にはリチウムイオン電池を採用。軽量・コンパクトであり、製品寿命の向上や廃棄時の鉛フリーを実現しているのが特長。蓄電池の出力電力は直流12ボルトで、さまざまな汎用機器への接続が可能だとしている。
三井住友建設は、首都圏の作業所を中心にeffit―sunを積極的採用し、環境に貢献していく考え。また、電力利用オプションのラインナップも充実させる。具体的には、ミスト発生装置による夏場のクールスポットの提供、デジタルサインボードによる広告や地域ニュースの配信、隣接する自動販売機(ディスプレイ照明)への電源供給など。
SMCテックは、今後発表予定の「ソーラーLED街路灯」や「ポータブル・ソーラー照明灯」の販売・レンタルと併せて、建設作業所へのeffit―sunのレンタル・リース事業、仮設事務所屋根面などへの太陽光発電システムの導入支援事業を展開していく。
SMCテックの問い合わせ先は、建築機械部柏工場(電話04・7152・1111)。
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《三菱化学・三菱樹脂、建材一体型太陽電池「アルポリック/ジオア」
4月発売》 2011.3.17
三菱化学梶i東京都港区)と三菱樹脂梶i東京都中央区)は、アルミ樹脂複合板「アルポリック」に薄膜太陽電池を組み合わせた建材一体型太陽電池「アルポリック/ジオア」を4月発売する。受注生産で納入開始は10月から。
三菱樹脂のアルミ樹脂複合板「アルポリック」は、樹脂芯材の両面にアルミニウム板を貼り合わせて一体化した3層構造の複合板で、軽量で剛性・曲面加工性・表面平滑性・意匠性に優れた特性をもつ。
今回発売する「アルポリック/ジオア」は、アルポリックにアモルファスシリコン型薄膜太陽電池を樹脂ラミネート加工した建材一体型太陽電池。アルポリックの特長を活かし、ビル壁面など各種建物の外装材として幅広く使用可能。これまで設置できなかった垂直の壁にも使用できる。
主なスペックは@重さ6.8kg/m2(結晶シリコン型太陽電池パネルの約半分)A大きさ最大1,250mm×3,800mm(受注生産で各種要望に対応)B発電量は公称最大出力
800mm×1,600mmサイズで50W。
問い合わせは、三菱化学鰍nPV事業推進室(電話03・6414・3540)。
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《オートデスク、「Auto CAD LT Civil Suite」最新版を開発》 2011.3.17
オートデスク(鬼澤盛夫社長)は、公共工事の電子納品用図面データ(SXF)の作成を円滑に実現する「AutoCAD LT Civil Suite(オートキャド・LT・シビルスイート)」の最新版を開発した。3月24日に出荷する。最新版では、CAD図面の自動修正機能などを強化している。さらに、価格を従来より2万4000円以上安くし、税込み23万6250円に設定した。
シビルスイートは、汎用2次元CADソフトのオートキャド・LTと、CAD図面を国土交通省のCAD製図基準案に準拠するよう自動的にチェック・修正し、SXF形式の電子納品用ファイルに高速変換する「Autodesk
CALS Tools(キャルス・ツールズ)」を一体化したもの。
最新版では、キャルス・ツールズの図面修正機能を強化。図枠の余白エラーの自動修正や図面内にある重複図形、ショートベクトルの確認・削除・変換が可能になった。また、国交省国土技術政策総合研究所が策定した「SXF表示機能及び確認機能要件書案」が定める全機能に対応した。
オートキャド・LTは図面管理機能を強化。標準テンプレートを使った図面作成や、プロジェクト図面の管理など、オートキャドと同等の機能を搭載した。
保守契約(サブスクリプション)の料金は従来の4万2000円から3万7800円に引き下げた。さらに既存ユーザーに対しても、4月22日までに申し込めば最大半額で購入できるキャンペーンを実施する。
問い合わせはインフォメーションセンター(@0570・064・787)。
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《蛇の目ブロック、大きな地震に耐えられる基礎ブロックとラインブロックを販売》 2011.3.3
蛇の目ブロック(有)(熊本市月出、原裕一代表取締役)は、基礎ブロックとラインブロックの2製品を開発、このほど販売を開始した。
発売した基礎ブロックは、大きな地震にも耐えられるブロック塀の開発・製造に真剣に取り組むメーカーとして、安全性確保と施工者による基礎工事の標準化、エコに対する取り組みの一環として開発された基礎ブロック。ブロック塀の基礎部分にベース筋ブロック(基礎ブロック)を並べて正確な寸法位置に縦筋を立ち上げ、配力筋(横筋)を簡単な作業で配筋できるようにしたため工期の短縮、コストダウンが図れる製品に仕上げた。
またベース筋ブロックを使用する事で不正確な配筋を防止できる他、仮枠組みが不要となり、基礎ブロックを施工してコンクリートを充填すれば、即ブロック組積の作業が出来る。
2製品目のラインブロックの「シルエット」は、四季で異なる日差しの角度が独特な形に表情を変え斬新なデザインとシルエットが視覚にインパクトを与える。
色は、キャメル・アッシュ・ダークグレーの3色で、県の景観都市条例の色彩にマッチングさせ景観を考慮した穏やかで見る目に優しさを感じさせる色を表現。
問い合わせ先は、熊本市月出1丁目4ノ76。電話096・383・2345。FAX096・383・2349。
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《住友建機、油圧ショベル「SH120LC-5LR」を発売》 2011.3.3
住友建機(株)は2月1日、河川の改修・浚渫工事や災害復旧工事などに対応可能なフロントアタッチメントの長いロングリーチ仕様機を発売した。
発売したのは油圧ショベル「SH120LC-5LR」で、特長は@12dクラスながら最大作業半径14.25m、最大作業高さ12.85mと20dクラスの標準機を上回る作業範囲A2.69mの機体幅は3m幅の作業道でも移動が容易で、河川改修工事や各種災害時の復旧工事に威力を発揮B同社独自の油圧システムとエンジンシステムにより従来機に比べ15%燃費低減CJCA規格対応の最大定格荷重1.7dクレーン仕様を標準装備、河川改修工事などの吊り作業が安全にできる‐など。
メーカー希望小売価格は1,900万円 (消費税別)で、年間販売台数は40台。問い合わせは同社営業企画部(電話03・6737・2614)。
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《エービーシーセラミックス、内装床・壁用セラミックタイル「リザーブ」を4月新発売》 2011.2.28
(株)エービーシーセラミックス(本社東京)は、イタリアの最先端施ゆう技術により、フローリングの美しい木目柄を忠実に再現した木目セラミックタイル「リザーブ」を4月から発売する。
ここ数年、表面加工技術の向上でセラミックタイルの表現の幅が広がり、多素材を模した製品が人気を博している。木目タイルにおいても以前は、単一的なパターンや色調が多かった中、「リザーブ」は、印刷に用いられるインクジェット技術を応用したタイルの本場イタリアの最先端施ゆう技術で、フローリングの美しい木目柄を忠実に再現した。全て異なる色調、柄となっており、自然なアンティークウッドの風合い、色合いが特長だ。
硬質な磁器タイルで、土足でも安心して使用可能。吸水率が低くフローリングを使いづらい水周りの床・壁にも適している。また、自然環境に対しての劣化、変色、変質も少なく耐久性に優れ、メンテナンスは基本的にワックス不要で、通常、空拭きか水拭きで対応できる。
材料設計価格(税別)は1平方bあたり1万2800円。
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《オートデスク、「クリーンテックパートナープログラム」を開始》 2011.2.28
オートデスク(鬼澤盛夫社長)は、環境に配慮した事業や製品の製造を進める中小企業の支援を目的に、3次元の設計ソフトなどを超低価格で提供する「クリーンテックパートナープログラム」を開始した。建設関係では、環境に配慮した建築物の設計を進める中小設計事務所などが支援の対象になる。
オートデスクが提供する3次元データを扱うソフトは、製品や構造物の計画・設計の段階で、環境への影響などをさまざまな角度から分析できる。建築設計分野では、日射や日陰などに基づく建築物のエネルギー消費量のシミュレーションなどを設計段階で詳細に行う。
オートデスクは、これらのソフトを利用して環境に配慮した事業に取り組むベンチャー企業を、ソフトを超低価格で提供することで支援する。既に欧米では、数百の企業を支援している。
支援を希望する企業は、専用のホームページ(http://www.autodesk.co.jp/cleantech)から申し込む。応募の中からオートデスクが支援企業を選定する。
日本では平成23年度に50社程度の企業を支援する考え。15日に会見した鬼澤社長は「まずは応募してほしい」と幅広い業種に呼び掛けた。
選定された企業は、3次元建築ソフト「レビット・アーキテクチャ」をはじめ、3次元の設計やシミュレーション、解析を行う5種類のソフトをそれぞれ5ライセンスまで1万500円(税込み)で利用できる。
ただし、サブスクリプション(保守契約)や、ソフトを使いこなすためのトレーニングサービスは別途契約する必要がある。
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《日本建設技術、「ラフト&パイル工法」を開発》 2011.2.21
森林の間伐材を大量に使って軟弱地盤で基礎を整備する「ラフト&パイル工法」を日本建設技術(本社・佐賀県唐津市、原裕社長)が開発した。間伐材の活用によって森林と林業の再生に貢献するほか、CO2を吸収した木材を地中に埋めることによって地球温暖化対策につながる。同社では、同工法の全国的な普及に向けて、ラフト&パイル工法協会(仮称)を8月をめどに立ち上げる予定でいる。
ラフト&パイル工法では、スギやヒノキなどの間伐材(丸太材)を使用する。まず、地盤の側方流動を防ぐため、対象となる用地の周囲に丸太の列杭(パイル)を打設する。次に用地全面に丸太を敷き並べて連結し、不等沈下を防ぐいかだ(ラフト)を組む。そして盛土の重みによってラフトとパイルを地下水位以下に沈めて基礎構造物とする。
地下水位の高い場所に整備する堤防や道路など土木構造物のほか、4〜5階建ての建築物の基礎にもなるという。
コストは、セメントによる既存の地盤基礎工法と同程度。現状では、地域によって間伐材の価格に差があり、間伐材が安く入手できる場所ではコスト面でも有利になる。
また木材は、地下水位以下に保持され、空気に触れなければ長期にわたって耐久性を持つ。国内でも、築後約350年経過した堤防基礎や、約150年使われた石橋の基礎などの事例がある。イタリアのベネチアでは、現在も使われている500年以上前の木杭の建築基礎がある。特に海水に対しては、塩分によって劣化するセメント材と比較して有利だという。
同社では現在、佐賀県地域産業支援センターの助成を受け、有明佐賀空港の敷地内で現場試験施工を行っている。用地は一辺12bの正方形で、スギの間伐材を使用。パイルとして、直径16a、長さ6bの丸太を195本使っている。ラフト部は3層構造で、直径14〜23a、長さ4bの丸太636本を組んだ。試験施工期間は平成22年9月から23年7月まで。22年12月までに高さ約3・5bの盛土を行った。
今回の試験施工に基づき、設計・施工指針と積算資料の作成・整備や、簡易設計法の開発などを行う。
同工法の開発に当たっては、佐賀大学低平地沿岸海域研究センターで研究を行うなど、産学官連携の取り組みとなっている。
原社長は「日本ではどこにでも森林はあるが、多くの間伐材は切り捨てられたまま有効利用されていない」と問題視。同工法による間伐材の利用拡大を、地産地消による森林・林業の再生や地球温暖化対策につなげていく意義を強調する。
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《戸田建設・川崎地質、「孔内局部載荷試験器」を開発》 2011.2.10
戸田建設(東京都中央区)と川崎地質(東京都港区)は、効率的にコンクリート構造物の劣化の程度を把握できる「孔内局部載荷試験器」を開発し、国土交通省発注の健全度調査業務などに適用した。
「孔内局部載荷試験」は、コンクリート構造物の劣化深さの把握を目的とした新しい試験方法。削孔したコア孔内に試験器を挿入し、任意の深度で載荷試験を実施することで、その場でコンクリート強度の推定値を確認する。試験装置は、現場での運搬・測定作業を前提に小型、軽量化し、試験操作も簡単にした。
劣化したコンクリート構造物の劣化深度を現位置で簡易に特定できるため、補修工事でのはつり取りの範囲や深さなど、最適な補修スペックの把握が可能になる。補修スペックの最適化により、施工範囲の最小化や工事費の縮減、発生する廃棄物も最小限に抑えることができるという。
今後、国土交通省や地方自治体、電力事業者、鉄道事業者などに技術提案、営業展開していく予定。
既に、国土交通省近畿地方整備局琵琶湖河川事務所発注の「瀬田川砂防管内砂防えん堤調査業務」(砂防堰堤の長寿命化検討)など複数の案件に適用した。
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《大林組、新制振システム「HMS(フラマスダンパーシステム)」を開発》 2011.2.10
大林組(東京都港区)は、建物外周に取り付ける壁面緑化や太陽電池、外装材などを利用して、建物の耐震性能を向上させる新しい制振システム「HMS(hula
mass-damper system フラマスダンパーシステム)」を開発した。
HMSは、壁面に設置する緑化や太陽電池といったエコ改修の環境装置を、住友ゴム工業が開発した高減衰ゴム(振動を熱エネルギーに変換し、吸収するゴム)を介して水平方向に動くように建物に取り付ける。揺れを打ち消す「おもり」として働かせることで、耐震性能を向上させる。
大林組技術研究所で実施した同システムの4分の1スケールでの性能確認試験では、地震などの大きな力に対しても、HMS非装着時に比べて揺れの20〜40%の低減効果が得られ、耐震性能が向上することを確認したという。
壁面に、庇や植栽受け架構といった重りとして利用できる装置が設置される建物であれば、新築建物にも適用できる。既に都内の新築物件で、ダブルスキン、緑化パネル、太陽光電池などを重りとして利用したHMSの適用を計画している。
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《大林組 技術情報の登録・検索システム「OC−ナレッジ」を構築》 2011.2.7
大林組(東京都港区)は、社内各部門が提供する膨大な技術資料(技術標準、改善事例、適用事例、発表会資料、技術リーフレットなど約1万件)を、ITツールで一元管理することで、「社員にとって必要かつ十分な技術情報が整理され」「誰もがいつでもどこでも的確に活用できる」システムを構築し、運用を始めた。
名称は「OC―ナレッジ(オーシーナレッジ)」システム。エクセルなどの表計算ソフトによる既存の管理台帳を活用して、横断的に技術情報を検索することができる。トップページからワンクリックで表示するポータルサイトから、絞り込み機能と、キーワード検索を組み合わせて、技術資料をすぐに取り出せる仕組みになっている。
例えば、建設現場のコンクリート工事の担当者の場合。同システムを使い、施工計画や品質管理、安全管理やVE提案といった複数ジャンルの技術資料群から「コンクリート工事」に該当するものを的確に入手することができる。さらにその中から「強度」をキーワードとして絞り込むことも可能。
一方、技術資料の管理部門では、使い慣れた表計算ソフトによる管理台帳を更新するだけで、資料の追加や変更ができ、メンテナンス業務の省力化が図れるという。
今後も継続的にシステム内データの質と量を充実していくとともに、社内に存在する既存資料の効用を最大化して、施工品質や安全性のさらなる向上、事業の効率化に役立てていく方針。
技術情報インフラは、検索エンジンとしてジャストシステムの「ConceptBase
Enterprise Search」を利用している。
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《戸田建設・西松建設、「オイルダンパー付き弾性すべり支承」を開発》 2011.2.7
戸田建設(東京都中央区)と西松建設(東京都港区)は、微振動や風・小地震による小振幅にも対応できる新しい免震装置「オイルダンパー付き弾性すべり支承」を開発した。弾性すべり支承に、微振動を抑制するオイルダンパーを組み込んだもの。平成22年8月6日に日本建築センターの性能評価を取得し、現在国土交通大臣認定の申請をしている。
オイルダンパー付き弾性すべり支承は、振幅の小さい範囲では積層ゴムのみが変形して揺れを吸収し、振幅の大きい範囲ではすべり支承全体が摺動(しゅうどう)して摩擦抵抗により揺れを吸収する弾性すべり支承の特徴を活用。積層ゴムの変形部に、ストロークが短く剛性の高い制振用オイルダンパーを組み込んだ。
同社は、微振動領域での振動低減効果に加え、風揺れや小地震などの小振幅領域、長周期地震による後揺れの低減の効果を実験によって確認。微振動対策が必要な生産施設だけではなく、居住性能向上を要求される住宅や病院などさまざまな用途の建物にも効果を発揮するとしている。
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《戸田建設、音声認識を用いた鉄筋検査システムを開発》 2011.2.3
戸田建設(東京都中央区)は、日鉄エレックス(東京都中央区)と協力して、「音声認識を用いた鉄筋検査システム」を開発し、運用を始めた。鉄筋検査を効率化するのが狙い。音声認識技術を用いて鉄筋検査を実施するのは、建設業界では珍しい試みだとしている。
システムは@騒音抑制型イヤホンマイクから流れる音声ガイダンスに従って、柱や梁の位置、鉄筋本数、鉄筋径、鉄筋間隔(ピッチ)を音声入力A入力した音声は、イヤホンマイクと連動するPDA端末が音声認識し、デジタルデータとして保存B現場事務所で保存されたデータを所定のチェックシートに出力し、構造図と照合―といった流れで使用する。
従来行っていたチェックシートの作成、検査時の手書きによる記録、現場事務所に戻ってのチェックシートへの転記などが不要になり、業務が効率化できるという。
昨年11月、東京都内の建築現場に初めて導入した。今後、検査機能の拡充も視野に入れながら、全国の現場に取り入れていく予定。
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《大林組、「ユニット式CSG製造プラント」を開発》 2011.2.3
大林組(東京都港区)は、CSG(セメントで固めた砂れき)工法によってダムなどを構築する際に用いるCSG製造設備を、効率的に現場で組み立てることができる「ユニット式CSG製造プラント」を開発した。このほど、長野県で進めている浅川ダム建設の押さえ盛土工事(地すべり対策工事)に導入。作業時間の短縮とコスト縮減につながったとしている。
CSG(Cemented Sand and Gravel)工法は、建設現場周辺で採取できる材料(砂れき)を、セメントや水、簡易な施設を使って混合し、ダムなどの目的物を構築する工法。同社によると、CSG製造プラントを主に使用する台形CSGダムは、材料・設計・施工の合理化を同時に達成できることから、近年、採用実績が増えつつあるという。
同工法での施工に当たっては、大容量で所要の品質を満たすCSG製造プラントを現地に設置する必要がある。だが、これまで現場組み立て作業に日数と費用がかかるのが課題だった。
そこで、同社が開発・保有しているプラント「DKP―Y型ミキサ」を130dから70dにまで軽量化。各構成部分のユニット化を実現した。その結果、CSG製造プラントの現場組み立て作業の大幅な省力化とコスト縮減を達成できたとしている。
従来型プラントでは現場組み立て作業に6日間かかっていたが、昨年11月に導入した浅川ダムでは、計画通り1日で完了。組み立て工事費を約50%低減したという。浅川ダムでは、CSG工法による押さえ盛土を、7万立方b施工する予定。
今後、各発注者に提案し、台形CSGダムをはじめ、地すべり対策工法や緊急時の災害復旧対応、セメント安定処理工法などに使用していきたい考え。
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《キャタピラージャパン、2tラスのミニ油圧ショベル2機種を新発売》 2011.1.31
キャタピラージャパン(株)は、優れた狭所作業性と後方安全性を活かし、道路工事や配管工事において高い能力を発揮するFIGA(ファイガ)020
CR ミニ油圧ショベル後方超小旋回機(バケット容量0.066m3、機械質量1.98d)およびFIGA
020 SR ミニ油圧ショベル超小旋回機(バケット容量0.060m3、機械質量1.99d)を1月15日新発売した。
従来機に比べ汎用性を向上したほか、車両盗難の防止やメンテナンス性を向上させ、国交省第3次基準値排出ガス対策型および超低騒音型建設機械の基準値に適合(いずれも申請中)し、環境に配慮した製品とした。
主な特長は@キーに埋め込まれたICチップのキーナンバーを機体が認識することでエンジンが始動する盗難防止システム「SSキー」A通常作業表示(燃料レベル、冷却水温、エンジン回転数、アワーメータ)のほかSSキー登録、故障履歴表示等、機械情報を集約的に表示する「自己診断機能付き液晶モニタ」B12V電源ソケットとコントロールパターンクイックチェンジャ(2way)CFIGA
020 SRには、4秒以上操作レバーが中立の場合、自動でエンジン回転数を低下させる自動デセル(AEC)−などを採用した。
標準販売価格(工場裸渡し、税別)はFIGA
020 CR ミニ油圧ショベル後方超小旋回機
(MR2S)が361万円、FIGA
020 SR ミニ油圧ショベル超小旋回機
(MR2S)が399万円。
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《ABC商会、ラピードフレキシブルシンクFlappを新発売》 2011.1.31
(株)エービーシー商会は子供の安心・安全を考えた幼児用シンク「ラピードフレキシブルシンクFlapp(フラップ)」を新発売した。
同製品は人工大理石デュポンコーリアンならではの機能性、意匠性を併せもつ、幼稚園や保育園に最適なシンク。子供の体格に合わせて寸法を設定、基本サイズの2人〜5人用を用意した。高さは子供の成長にあわせて3段階から選択できる。また、カウンター間口方向はW420〜2,100mm内でフレキシブルに対応でき、要望に合ったサイズでの製作も可能。
カウンターの脚は、サビに強いステンレスHL(ヘアライン)仕上げ。前に横脚がなく子供がつまずきにくいデザイン。またカウンターコーナー部分は安全で優しいR形状にした。水栓金具はレバーを手前にひくだけの簡単なハンドル節水タイプを推奨している。
人工大理石デュポンコーリアンは、均質なソリッド材で耐久性が高いため、簡単に割れることがなく安心して使用できる。天板とシンクは一体型で継ぎ目がなく、衛生的で毎日の手入れが簡単。
豊富なカラーバリエーションから、天板とシンクの色を自由に組み合わせることができる。
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《清水建設、オンサイト洗浄技術「SLRシステム」を開発》 2011.1.20
清水建設(東京都港区)は、自然由来の低濃度汚染土壌を、従来の約3分の1のコストでオンサイト(現位置)洗浄できる技術「SLRシステム(Shimizu Land Refresh System)」を開発したと発表した。今後、オンサイトプラントによる浄化事業を展開し、年間50億円超の土壌浄化工事の受注を目指す。
昨年4月施行の改正土壌汚染対策法で、人為的な汚染土壌だけではなく、「自然由来の汚染土壌」も適正に措置するよう義務付けられた。
自然由来の汚染土壌とは、自然由来のヒ素やフッ素、鉛、ホウ素など、有害重金属の濃度が環境基準をわずかに超える土壌。同社によると、首都圏、中京、関西、北九州の臨海部を中心に全国に広く分布している。特化した洗浄技術がなく、これまでは、従来の洗浄技術によって1d当たり9000〜1万5000円のコストをかけて処理してきた。そのため、大規模工事などでは、自然由来の汚染土壌の浄化費用の負担が大きな課題となり、開発が遅れるケースもあったという。
同社はこのほど、洗浄過程で出る「汚染濃度の高い濃縮残渣(ざんさ)」を少なくする洗浄技術を開発し、コスト高の要因である場外処分の量を低減。低コスト化に成功した。特殊な薬剤による汚染物質の抽出分離と水洗いのプロセスを2回繰り返すだけで、低濃度汚染土壌の含有量値と溶出量値を基準値以下に低下させることができるという。
その結果、濃縮残渣の発生率は5%程度(従来の洗浄技術では約30%)になり、汚染土壌の95%が良質土として再利用可能になる。10万dの汚染土壌をオンサイト処理する場合、1d当たりの処理コストは3000〜5000円に抑えられるとしている。
今後、大規模な都市基盤整備事業や大規模造成工事などの事業者にSLRシステムを提案し、土壌浄化工事の受注を拡大していきたい考え。
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《大林組、超高層制振構造システム「DFS」を初採用》 2011.1.20
大林組(東京都港区、社長)は、川崎市川崎区港町の「(仮称)川崎港町タワーマンションプロジェクト」で、地震や強風による建物の揺れを軽減する超高層制振構造システム「デュアル・フレーム・システム(DFS)」を採用した。関東では初めての適用となった。「建物の安全と自由な住戸プランを実現できる」ことから、今後もDFSを積極的に提案し、タワーマンションなどの超高層ビルの建設に取り入れていく方針。
同プロジェクトは、事業主の京浜急行電鉄、大和ハウス工業が、京急川崎駅から1駅の港町駅前で進める街づくり。総開発面積約4万平方bの敷地に、総戸数約1400戸のトリプルタワー(A・B・C棟)を建設する。今回、DFSを適用したのはプロジェクト第一弾となるA棟。
DFSは、一つの建物の中に「建物の中央に構築した固い心棒」と、その外周に配置した「柔構造の建物」の二つの構造体を造り、オイルダンパーで連結するシステム。
互いに分離する二つの構造体はそれぞれ固さが異なるため、揺れ方に差が生じる。この違いを利用してダンパーが地震エネルギーを効果的に吸収し、高い制振性能を発揮するという。同じ規模の一般的なビルと比べて、地震力(地震時に建物に加わる水平力)を3分の1程度に低減できるほか、上層階の水平応答加速度(床の揺れの激しさ)が小さくなり、家具の転倒による二次災害も低減できるとしている。
中央に構築した固い心棒(箱形の耐震壁架構)は、内部を立体駐車場として有効利用する。また、外周に配置した柔構造の住居部分は、地震時にかかる力が低減されるため、自由に住戸プランを立てられるのが特長。
同社では、今年大阪市内に完成した超高層マンション「シティタワー大阪天満」「なんば グランドマスターズタワー」にDFSを適用。関東では今回が初適用となる。関西では、ほかに設計中や工事中などの物件が7件あるという。
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《清水建設、特殊起泡剤「エコムース」を開発》 2011.1.13
清水建設(東京都港区)は、気泡シールド工法の環境負荷の低減を目的に、水生環境にやさしい特殊起泡剤「エコムース」を開発した。現在、同社のシールド現場に適用し、工事を進めている。
気泡シールド工法は、切羽やチャンバ内にシェービングクリーム状の気泡を注入しながら掘進する工法。同社によると、気泡は掘削土の流動性と止水性を高める役割を果たすため、掘削土の排出効率が向上するという。
気泡は特殊起泡剤の水溶液を発泡させたもので、特殊起泡剤は界面活性剤と水でできている。掘削土が排出される過程で気泡は消泡するが、界面活性剤が含まれている掘削土が海面埋め立てに使用されると水生環境に負荷がかかる。
そこで、従来の気泡と比べて水生環境負荷を大幅に低減できるエコムースを開発した。数多くの界面活性剤の中から水生環境負荷の小さいものを選別し、陰イオン系界面活性剤(医薬部外品原料規格品)と非イオン系界面活性剤(食品添加物)の2種類を採用。日本食品分析センターに分析を依頼したところ、水生環境に対する負荷は、従来の特殊起泡剤の5分の1程度だったとしている。
現在、同社で施工中のシールド現場にエコムースを適用した結果、環境負荷低減効果に加え、掘削土の流動性・止水性を高める効果も確認できたという。
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《戸田・西松、「CFT柱JISコンクリート充填工法」を開発》 2011.1.13
戸田建設(東京都中央区)と西松建設(東京都港区)は、CFT造(コンクリート充填鋼管造)柱の充填(てん)コンクリートに、JISコンクリートを使用する「CFT柱JISコンクリート充填工法」を共同開発した。低流動性のJIS普通コンクリートを使用することで、安い価格で早期着工が可能になるとしている。
同社によると、通常CFT造柱の施工では、鋼管内へのコンクリートの充填性を確保するため、軟らかく流動性の高いスランプフロー(コンクリート打設前の生コンの軟らかさを示す指標。数値が大きいほど軟らかい)160a程度の高流動コンクリートを用いるのが一般的。だが、高流動コンクリートは単位セメント量が多く、高強度コンクリートとなるためJIS規格の普通コンクリートから外れる。この場合、建築基準法第37条の国土交通大臣認定を取得する必要があり、地域によっては着工までに1年近くかかる場合もあるという。
こうした課題を解決するため、大臣認定を必要としないJIS普通コンクリートを使用した新工法を実物大施工試験で確認し、確立した。
同工法を実現するための工夫は@バケットを用いた落とし込み工法でコンクリートを打設A打ち込み速度・連続締め固め方法の適切な管理で充填性を確保B専用特殊バイブレータ締め固め装置を使用し良好な充填性を確保―の3点。
実物大施工試験の結果、スランプフロー21aのコンクリートでも、適切な打ち込み速度で締め固めることで、通常問題となるダイアフラム(柱と梁の接合部分の補強部材)の周りにも空気だまりができず、良好な充填性を確認。硬化コンクリートの圧縮強度も設計基準強度を十分に上回ったとしている。
両社は今後、同技術を積極的に活用し、中低層のオフィスビルや生産施設、物流施設の受注につなげていきたい考え。
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《コベルコ建機、エンジン冷却システムiNDrを搭載した油圧ショベルがNETIS登録》 2011.1.6
コベルコ独自のエンジン冷却システムiNDrを搭載した油圧ショベルが、NETIS(国土交通省の新技術情報提供システム)に登録された。
iNDrとは、ノイズの除去とダストの除去という二つの機能をあわせもつ先進の冷却システム。エンジンルーム内で生じる運転音が機体外部へ漏れるのを抑えることで、その騒音低減効果による作業現場周辺への環境配慮と、防じん構造によるメンテナンス性の向上が認められた。
登録されたのは、SK70SR―2型からSK235SRLC―2型(0・28〜0・8立方b)までの10機種。
国などの直轄工事において「新技術」と認められたiNDrショベルの活用を提案すると、工事成績評定での加点対象となる。使用が効果的であった場合にはさらに加点される(最大4点)。
また、工事成績評定だけでなく、総合評価方式の入札においても、iNDrショベルの活用を提案すると加点対象となる(配点は地方整備局等で異なる)―など、公共工事の受注に断然有利な建機といえる。
問い合わせは、西日本コベルコ建機(株)九州支社九州南営業所(電話096・294・5553)まで。
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《五洋建設、「VOC除去空気清浄装置」を開発》 2010.12.20
五洋建設(東京都文京区)は、医療・研究施設などで発生する複数のVOC(有機塩素化合物)ガスを1台で同時に処理できる「VOC除去空気清浄装置」を開発した。用途に応じて異なるフィルターを組み合わせることで、施設に適した装置にカスタマイズすることも可能。現在、医療機関の研究施設で実稼働実験を進めており、複数のVOCガス除去の効果を検証中だという。
医療施設や研究施設などでは、使用する薬品類からホルムアルデヒドなど複数のVOCガスが発生し、作業者の健康被害が懸念されている。
こうしたことを背景に、同社はこれまでに蓄積してきた有害物質分解技術を活用し、複数のVOCガスを同時に除去することに成功。従来のホルムアルデヒド除去に加え、光触媒フィルターを利用した脱臭装置「パラレルビーム」を活用して、キシレンなどのVOCも除去できる装置とした。
同装置は複数の着脱式ユニットで構成。キシレン、トルエンなどのガスについては紫外線照射による光触媒機能を活用し、ホルムアルデヒド(ホルマリン)については、分解効率の高い金属系触媒フィルターによって安全に分解し、無害化する。また、脱臭機能も搭載し、アンモニアなどの脱臭も可能だという。
今後、空気汚染対策の新たなラインアップとして追加し、健康的で快適な室内空間づくりを提案していきたいとしている。
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《清水建設、「空調配管兼用スプリンクラーシステム」を開発》 2010.12.20
清水建設(東京都港区)は、天井面の放射パネルに冷水や温水を流すことで冷房・暖房する空調システム「輻射空調」を採用したビルで、配管の数量を抑えるなどして、建設時の環境負荷を低減する新技術を開発した。スプリンクラー配管と空調用冷温水管を兼用する「空調配管兼用スプリンクラーシステム」で、東京都中央区京橋に建設中の新本社ビルに初めて適用する。今後、輻射空調採用ビルとスプリンクラー兼用空調配管をセットで提案し、輻射空調採用ビルの付加価値を高め、工事の受注に結び付けていく考え。
輻射空調採用ビルは運用時のCO2排出量を大幅に削減できることから、今後、増加するとみられている。一方で、輻射空調は冷温水を建物内の各所に供給するため、膨大な配管が必要となる。現在、その数量の削減が建設時の環境負荷低減の課題になっている。
同社は、天井内やパイプシャフト内を輻射空調用の冷温水管と平行して走るスプリンクラー配管に着目。両者を兼用する技術を開発した。
京橋新本社では、天井内を走るスプリンクラー配管と輻射空調用の冷温水配管の横主管を兼用する。これにより、使用配管重量を50%超削減できるという。具体的には配管重量を1フロア当たり約3d、全館で約50d削減。CO2排出量に換算すると150dとなり、建設時の環境負荷の低減に大きく貢献できるとしている。
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《コマツ建機販売、「HB205/HB215LC」を発売》 2010.12.13
コマツ建機販売(株)西日本カンパニー(塚本宏昭社長、久留米市宮ノ陣町若松1ノ45)は、12月1日から新型ハイブリッド油圧ショベル「HB205」「HB215LC」の発売を開始した。
同油圧ショベルは、コマツ建機販売鰍ェ平成20年に、建設機械の市販車として世界初となる「PC200―8E0
ハイブリッド」を国内市場に導入。今回、その後継車として、仕様車の充実やデザインを進化させた新型のハイブリッド車。ハイブリッドコンポーネントのモデルチェンジで点検・整備作業を容易化するとともに、オプションとしてアームクレーン仕様やアタッチメント装着可能な共用配管仕様を用意し、様々な現場での活躍を可能にした。また、優れたハイブリッド技術が評価され、国土交通省の「低炭素型建設機械」に認定された。
特長は@コマツ独自開発のハイブリッドシステムにより、車体旋回の減速時に発生するエネルギーを電気エネルギーに変換してキャパシター(蓄電器)に蓄え、発電機モーターを通じてエンジン加速時の補助エネルギーに活用することで、大幅な燃料消費量の低減を実現A新エンジン・ポンプマッチング制御を採用。燃費効率の良いところでエンジン回転とポンプの吐出量をマッチングさせることで燃費低減を図っているB車両遠隔管理システム「KOMTRAX」を標準装備。位置、稼働状況、コンディションなどの車両情報をいつでも把握でき、車両管理業務の効率化が図れるCアームクレーン仕様とアタッチメント共用配管仕様を追加。
公表価格は、HB205が2700万円(工場裸渡し消費税抜き)、HB215LCが2775万円(同)。
問い合わせ先は、コマツ建機販売叶シ日本カンパニーマーケティング部(電話0942・46・4111、FAX0942・46・4112)。
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《エービーシー商会、イーウール防音システム内蔵「エスプルード」新発売》 2010.12.13
(株)エービーシー商会は、多孔質構造の吸音材と特殊根太の組み合わせにより、高い防音効果を実現する独自の下地システム「イーウール防音システム」を内蔵したオーダー防音ドア『エスプルード』を新発売した。
イーウール防音システムは、音の振動を最大限に抑えて高レベルな防音を実現する独自の下地システム。音の振動を約80%カットできる特殊根太「イーライン」の間に多孔質構造の吸音材「イーウール」を敷きこみ、音の伝わるエネルギーを吸収して反響音、音漏れを防ぐ。従来は1本のビスで固定するため音を伝えてしまうが、「イーライン」ではビスを2段階で固定し音を分散、振動(響き)をシャットアウトする。
『エスプルード』は@ Dr‐35(500Hz時・約35dB減音)A
Dr‐40(500Hz時・約40dB減音)B Dr‐45(500Hz時・約45dB減音)−の3種類。ドア本体はスチール製で低音にも効果抜群で、1.6mmの鋼板を使用し建築基準法で定められた防火区画にも使用可能。
また幅・高さ、親子扉・両開き扉、バリアフリーへの変更が可能で、ドアクローザーやペアガラス防音窓などの豊富なオプションも用途に合わせてカスタマイズできる(Dr‐45を除く)。出荷時はグレーの錆止め仕上げで、お好みで様々な塗装やシールを貼ることができる。材料設計価格(税別)は30万円〜。
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《キャタピラージャパン、「CAT D7Eブルドーザ」を新発売》 2010.12.9
キャタピラージャパン(株)は、ブルドーザとしては世界で初めてエレクトリックドライブを採用した「CAT
D7E エレクトリックブルドーザ」を11月19日に新発売した。
エレクトリックドライブは、ディーゼルエンジンで発電機を駆動し、発電した電気をパワーインバータ等の制御装置で制御、走行モータに供給して駆動させる。このため、従来のパワートレインのようにトルクコンバータやトランスミッションが存在しない構造となっている。これにより、パワーロスの少ない高効率(省燃費)駆動が可能なうえ、可動部品(トルクコンバータ、トランスミッション等)削減に伴うメンテナンスコスト削減などを実現した。
標準販売価格(工場裸渡し、税抜き)は、乾地車が5154万円、湿地車が4939万円。
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《キャタピラージャパン、「CAT 304CCR」を新発売》 2010.12.2
キャタピラージャパン(株)(本社東京)は、道路工事、住宅基礎工事、上下水道工事等の現場で、掘削・積込・吊作業等に優れた能力を発揮するミニ油圧ショベル「CAT
304C CR」(バケット容量0.14立法b、機械質量4.6d)を11月15日新発売した。
06年4月発売の同機の性能を一新し作業全般の操作性を大幅に向上、高い掘削力により優れた生産性を実現した。また、エコノミーモードと3秒以上操作しない場合自動的に回転数を下げる自動デセル機能を標準装備し、燃料消費量を大幅に低減した。さらに、ID番号を登録したキー以外では始動できないマシンセキュリティシステム(オプション設定)により車両盗難の防止を図った。このほか、オフロード法に適合するとともに、国土交通省低騒音型建設機械にも適合(申請中)しており環境に配慮した。
標準販売価格(販売標準仕様、工場裸渡し、税別)は598万円。目標販売台数は年間160台。
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《大成建設、小口径のコンクリートバイブレーターを開発》 2010.11.29
大成建設(東京都新宿区)は、エクセン(東京都港区)と共同で新型の直径28_小口径コンクリートバイブレーター(内部振動機)を開発した。従来の小口径バイブレーターのサイズを維持しながら、モーターや振動発生部を改良することによって、従来の約1・5倍にまで締め固め能力を向上させた。
同社によると、阪神・淡路大震災以降、コンクリート構造物に多くの鉄筋が配置されるようになったほか、近年は環境配慮や景観デザインの観点から、部材厚を薄くしたスレンダーな形状が増えているという。そのため、配筋状態がますます高密度化し、一般に使用される口径40_のバイブレーターでは、錯綜(さくそう)する配筋の中に挿入するのが難しいケースもあるとしている。
今回開発した小口径バイブレーターは、特殊モーターを採用して回転数を上げ、バイブレーターの挿入個所を削減。作業時間の短縮を実現した。
併せて、同社では締め固め作業を確実に効率よく実施するための評価手法も構築。品質確保に必要な締め固めエネルギーを導き出し、高密度配筋でのバイブレーターの最適な挿入回数や作業時間を設定するなどした。
今後、最適な挿入間隔や時間など、施工上のポイントをまとめたマニュアルを作成し、積極的に自社案件で使用する。さらに、総合評価方式による入札でも技術提案していく方針。
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《ハザマ、「ハザマ建設ECO診断」を開発・実用化》 2010.11.29
ハザマ(東京都港区)は、土木工事のCO2などの排出量を算定し、削減を支援するシステム「ハザマ建設ECO診断」を開発・実用化したと発表した。地球温暖化防止対策が評価対象となる、総合評価落札方式での技術提案に活用する方針だ。
システムはCO2などの排出量を算定するプログラム「環境負荷量算定プログラム」と、CO2などの削減手法をまとめた「CO2等削減手法データベース」で構成する。
環境負荷量算定プログラムは、同社の積算システムとリンクさせ、入力の手間が掛からないように配慮した。まず、積算データから工種別と建設機械別のCO2排出量を算定して表示。どの工種、どの建設機械がどれだけ排出するかが明らかになるため、いわゆるCO2排出量のカルテが簡単に入手できるという。CO2のほかに、SOx(硫黄酸化物)、NOx(窒素酸化物)、ばいじんの大気汚染物質の算定も可能だとしている。
技術提案担当者は、そのカルテに基づいてCO2等削減手法データベースから効果的な削減手法を選定する。データベースに蓄積されている削減手法は、例えば@施工の工夫(仮設道路の短縮など)A建設機械の選定(ベルトコンベアの利用など)B再生可能エネルギーなどの利用C現場運営の工夫(省エネ運転など)―などで、同社独自の手法も含めて全部で約70種類以上あるという。
総合評価方式での技術提案のほか、施工計画の立案にも応用できるため、今後は技術提案部門だけでなく、施工部門にもシステムを展開していく考え。
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《日本セラネックス協会、屋根システム「セラネックス」を販売》 2010.11.25
日本セラネックス協会(鹿児島市)は、軽量断熱ロック屋根システム「セラネックス」の販売・普及を促進。軽量・断熱・耐震を備えた新しい屋根材で、現在、熊本市、八代市、大分県を対象に販売・施工店を募集している。
同製品は、厚さ数ミリの薄くて丈夫な焼成品(焼き物)の磁器タイルを屋根材に使用。色落ちがなく、ベース部分には、ビーズ法ポリスチレンフォーム保湿板(EPS)を組み合わせ、軽量化を実現するとともに、防災性や耐久性も格段に向上させた。EPFの持つ断熱性能による空調費の削減や、工期短縮な施工システムにより、経済性向上にも効果を上げている。
施工方法は、磁器タイル(1次防水)、EPS(2次防水)、下葺き材(3次防水)―の3層防水構造を採用。優れた防水性により、雨水が流れにくい緩勾配屋根にも施工でき、外観デザインの幅も広げられる。
色はブラック・レッド・グリーンの3種類。重量は1平方bあたり19・2`c。すでに250棟以上の施工実績を数えている。
問い合わせは、同協会本部(ホームページ:http://ceranex.jp/ 、Eメールアドレス:info@ceranex.jp )、中九州支部(〒869―0646 宇土市恵塚町868、電話0964・53・9934、FAX0964・53・9939)まで。
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《東邦レオ、木造住宅に瓦屋根と同等価格で屋上庭園を創出》 2010.11.18
屋上緑化・外断熱の販売・施工を手がける東邦レオ梶i本社大阪)は、新築の木造住宅を対象に、屋上庭園が瓦屋根と同等の価格から実現できる「プラスワンリビング事業」を11月17日から開始した。
ガーデニングブームや全国的な助成制度の開始が契機になり、住宅分野でも屋上緑化が注目されるようになったが、「木造住宅」における屋上庭園は水漏れの不安や、従来の瓦屋根と比較して大幅なコスト増となるため導入が進んでいないのが現状。
そこで同社は建て主の要望が高く、木造住宅に利用可能な緑化システムとウッドデッキなどの屋上アイテムを厳選。屋上緑化業界における資材販売大手の自社調達力と施工・デザイン力を組み合わせ、「屋根と同等価格」から屋上庭園を導入できる新パッケージを開発した。
約100万円のベーシックプランのほか、菜園やペットと楽しめる庭園など四つのハイグレードプランを設定、10年保証の屋上緑化専用防水(シート防水1層+FRP防水2層)を採用し、コンセプトごとに統一したファニチャーを厳選、ハイグレードプランではチーク材など高品質の家具を標準装備している。
早期の全国展開に対応するため全国各商圏ごとに1〜2社、木造住宅を新設するハウスビルダー・工務店とパートナー契約を締結。相互の共同企画により屋上庭園開発を進める予定。まず関東以西で事業を開始し、3年後には年間20億の売上を目指す。
問い合せは同社営業窓口(電話06・6767・2273)。
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《大林組、携帯電話でインフラの被害情報児童集約システム開発》 2010.11.11
大林組(東京都港区)は、携帯電話のパケット通信機能を利用して建物やインフラの被害情報を集約するシステムを開発した。震災時の事業継続計画(BCP)の実効性を高めるのが狙い。
まず、被災現場に駆け付けた調査員が、携帯電話に地図を表示し、あらかじめ地図に登録された同社施工済み・施工中物件の位置と概要情報を確認。被災状況を写真で送信して被害を報告し、それらの情報を対策本部の地図稼働パソコンに自動的に集約する。
システムのベースとなるのが建物概要データ。大林組は、阪神・淡路大震災直後から15年以上、全店の施工済み物件の概要データを定期的に更新し、デジタル地図上に位置付けている。
システム開発後に試行・訓練を進め、このほど大規模ユーザ対応版が完成。年内には、全店の携帯電話保有者が利用できる環境が実現するという。システム構築に当たっては、日立ビジネスソリューション製の「ケータイ快作!」をベースにした。
今後、総合的な防災情報システムの整備とそれを使った訓練を行い、災害時の建設会社のBCPの実効性を、継続的に強化していく方針。
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《フジタら3社、光触媒舗装「フォトロード工法クリーンOx」を共同開発》 2010.11.11
フジタ(東京都渋谷区)、太平洋セメント(東京都港区)、フジタ道路(東京都中央区)の3社は、自動車排気ガス中の揮発性有機化合物(VOC)を吸着・分解する機能を持ち、同時に窒素酸化物(NOx)の処理能力を、従来の「標準型」と比べて50%向上させた光触媒舗装「フォトロード工法クリーンOx(オキシダント)」を共同開発した。
フジタ広報室では、「都市部の道路や、民間施設内の外構道路などへの適用を目指し、国、自治体、大型の工場・物流施設・商業施設などに提案していきたい」としている。
フォトロード工法クリーンOxは、フジタとフジタ道路などが共同開発した標準型の「フォトロード工法」に用いる光触媒(二酸化チタン)を含むコーティング材に、吸着材を添加し、道路表面に吹き付ける。フジタによると、「これまで困難とされていた、自動車による道路沿道のVOCを、舗装表面で処理する国内初の対策技術」だという。
自動車排気ガスの排出源近くで、ガスが広がる前に処理するため、効率よく高い効果が得られるのが特長。また、自然エネルギーである太陽光と雨水で大気を浄化するため、ランニングコストも掛からない。一般的な舗装の維持管理以外に特別な管理が必要なく、メンテナンスフリー。交通量の多い道路に適している排水性(低騒音)舗装や、半たわみ性舗装、アスファルト舗装の歩道に対応できる。
同工法の採用により、自動車が排出するVOCの約20%を取り除けるほか、NOxは標準型の1・5倍に相当する「一車線当たり1日で約1万2000台分」の処理が可能だと試算している。
開発に当たっては、茨城県つくば市に本部を置く独立行政法人産業技術総合研究所との共同研究成果を活用した。
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《キャタピラージャパン、ミニ油圧ショベル「CAT305D
CR」「305・5D CR」発売》 2010.11.8
キャタピラージャパン鰍ヘ15日、ミニ油圧ショベルの「CAT305D
CR」と「305・5D CR」の2機種を発売した。
両機種は、従来シリーズを継承しつつ、能力や燃費性、セキュリティなど様々な面で製品力を向上。能力面では、システムやレバー位置などの変更で各種操作性を大きく改善し、高い掘削力とワイドな作業範囲でより高い生産性を実現した。
仕様は、「CAT 305D CR」がバケット容量0・16立方b、機械質量4・7d。「305・5D
CR」が同容量0・16立方b、同質量4・9d。
このほか、エコノミーモードと自動デセル機能も標準装備しており、燃料消費量を低減。マシンセキュリティシステムのオプション設定で車両盗難を防止している。
標準販売価格は「CAT305D CR」が615万円(税別)、「305・5D
CR」が649万円(同)。年間販売台数は両機種あわせて160台を目指す。
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《蛇の目ブロック、基礎工事が簡略化できる「ベース筋ブロック」を販売開始》 2010.11.8
蛇の目ブロック求i熊本市月出1丁目、原裕一社長)は、コンクリートブロック塀などの基礎工事が簡略化できる「ベース筋ブロック」とアクセントブロック「ホローキューブ」の製造・販売を開始した。
ベース筋ブロックは、@ブロック塀の基礎部分に専用のベース筋ブロックを並べて正確な寸法位置に縦筋を立ち上げられ、配力筋(横筋)なども簡単な作業で配筋でき、工期短縮と大幅なコストダウンが図れるAベース筋ブロックを使用する事で不正確な配筋を防止できる他、仮枠組みが不要になるため基礎ブロックを施工してコンクリートを充填すれば、即ブロックの組積を行うことが出来るB基礎の通りもブロックを並べるだけで正確に施工できるため、敷地境界部の施工も容易に行える―といった利点がある。
色はグレー。サイズは350×400×150_。重量は18`c。価格は1000円/個。
丸・角穴のホローキューブも
ホローキューブは、光と風の演出による心地良いガーデンアクセントとして、色はベージュ、デザートイエロー、チタン、モノ、ナチュレの5色でスカシ系の角穴、丸穴に額縁状に段差がついた高級感のあるデザインを採用。
サイズと価格は、Sタイプ(190×190×120)が800円〜1300円。Wタイプ(190×390×120)が800円〜1500円。
問い合わせは、同社(熊本市月出1丁目4ノ76。電話096・383・2345。FAX096・383・2349)まで。
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《コンピュータシステム研究所、「ATLUS」と「デキスパート」がデータ連携を強化》 2010.11.1
コンピュータシステム研究所(CST、宮城県仙台市)の土木積算システム「ATLUS Sophia SELECT2」は、設計数量・施工量などを含む積算データを建設システム(静岡県富士市)の施工管理システム「デキスパート」に連携し、各種管理業務を効率化する専用データフォーマット「CKD」ファイルをバージョンアップした。これに伴い両者はATLUSとデキスパートの相互活用による業務効率化を提案するキャンペーン商品「CKD Winners」を11月1日から共同販売する。価格はオープン。
今回のバージョンアップでは、今までデキスパートの一部のソフト(工程管理システム、写管屋)でしか取り込めなかったCKDファイルを新たにデキスパートの「施工計画書作成支援システム」「CO2排出量管理システム」へ取り込み、積算データをより有効に活用することが可能となった。
CKDファイルは、ATLUSの積算データをデキスパートに取り込むための専用データフォーマット。
CKDファイルのデータ連携機能の概要は、▽デキスパート基本部で工事ごとに一括してCKD取り込みができる▽工程管理システムでは日進量、山積み項目が積算データに入っていればバーの長さや山積みが自動作成される―ことなど。
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《三井住友建設、「気泡ソイルセメント柱列壁工法」で営業展開》 2010.11.1
三井住友建設(東京都中央区)は、砂質土地盤で、建設汚泥発生量を従来工法よりも抑えられる「気泡ソイルセメント柱列壁工法」について、粘性土地盤でも、実証実験でその削減効果を確認できたと発表した。
環境保全意識の高い民間企業が設けている「グリーン調達基準」の要件を満たすことから、今後、環境負荷低減効果の高い土留め壁工法・遮水壁工法として積極的に営業を展開していく方針。
気泡ソイルセメント柱列壁工法は、注入するセメントミルクと、発生する泥土量を抑える気泡を加えながら地盤をオーガーで連続掘削し、その溝内にソイルセメント壁を構築する工法。従来工法では、削孔・攪拌(かくはん)時に、地盤の流動性を高めるための多量のセメントミルクを注入していた。
削孔時に注入する気泡のベアリング効果で地盤の流動性を高めることができるため、注入液中の水分量を減らして泥土発生量を削減することが可能。オーガーの引き上げ時には、気泡を消すことで、さらに泥土発生量を少なくし、環境負荷を低減するとともに、産廃処分費を大幅に減らすことができるという。
このほど、建築地下施設の土留め工事で、粘性土地盤での実証試験を実施。その結果、砂質土地盤の実証試験と同様に、従来工法に対して@泥土発生量が20%程度減少A芯材の挿入性が向上B透水係数が約2オーダー小さくなり、遮水性が向上―といった優位性を確認できたとしている。
また、粘性土と砂質土が互層となっている地盤では、粘性土の個所と砂質土の個所で注入するセメントミルクの配合を変えることにより、合理的に土留め壁を造成することが可能だという。
今後、道路や地下鉄、処理場、建築構造物などの構築に伴う柱列式地中連続壁工事のほか、処分場、貯水池、地下ダムの遮水壁工事を中心に、同工法を普及させていきたい考え。
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《大林組、「アールキュービックMINI土壌洗浄システム」を初適用》 2010.11.1
大林組(東京都港区)は、都市部など狭い土地の土壌浄化のニーズに対応するため、省スペースで設置できる場内土壌浄化システム「アールキュービックMINI土壌洗浄システム」を、神奈川県内の現場に初めて適用した。従来システムと比べて、コストを20%削減、期間も40%短縮することが可能だという。
同社では、鉛など重金属で汚染された土壌を場外に搬出せずに、現場敷地内に洗浄設備を設置して浄化する工法として、既に「アールキュービック土壌洗浄システム」を開発済み。従来システムが、汚染土量1万立方bを超えた場合に掘削除去(汚染土を掘削して場外へ搬出する処分方法)よりも割安となるのに対し、今回のシステムは、5000立方b以上であれば、同様に掘削除去よりもコストを低く抑えることができるとしている。
新システムは、処理土仮置き場や重機の作業スペースを含め、500平方b程度の面積で洗浄設備の設置が可能なため、狭い敷地にも対応できるのが特長。また、組み立て・解体が容易であるため、処理土量が小規模の場合、従来システムと比べて全体の浄化期間が40%短縮でき、コストも20%削減することが可能だという。さらに、従来システムよりも騒音レベルを20デシベル以上低減。環境への影響をさらに抑えた。
今回、初適用したのは神奈川県内の住宅地に隣接した工場跡地(形質変更時要届け出区域)で、汚染物質はふっ素、ほう素。浄化対象土量は6000立方b。設備処理能力は1日あたり100立方b。工期は5〜8月。
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《タダノ、「ゼストZE500シリーズ」を発売》 2010.10.18
(株)タダノ(本社・香川県高松市)は1日、大型トラック架装用の新モデルカーゴクレーン「Zest(ゼスト)ZE500シリーズ」を発売した。
中型、小型用カーゴクレーン「ゼスト」シリーズに続く第3弾。設計にはCADシステムや構造解析システムを本格導入し、カーゴクレーン専用一貫生産工場「多度津工場」の最新・最先端設備によって生産品質を高めた。
主な特徴は@標準装備の「サイレントエコ・ポンプ」に加え、新開発の「エコ・ウインチ」を搭載し、エンジン回転数最大約44%ダウン、作業騒音最大約6dBダウン、燃費最大約36%抑えたA低燃費クレーン「プライム・エコ」には「過負荷制限装置」や「ブーム高さ制限装置」など安全に作業効率を高める装備が搭載Bカーゴクレーンには新採用の7角形ブームを搭載し、ブーム剛性が格段に向上C「カチオン電着塗装」システムを採用し、防錆力が飛躍的に向上―など。
シリーズ内訳は、ZE505L・ZE505・ZE504・ZE503(ブーム段階:5L段・5段・4段・3段)の4機種。標準価格(3〜5L段ブーム)は275万円〜555万円で、年間500台の販売を目指す。
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《エービーシー商会、低臭気性ビニエステル樹脂系塗り床材「リフトガード」を新発売》 2010.10.18
建材の開発製造、輸入、販売を展開している(株)エービーシー商会(佐村健社長、東京都千代田区永田町)は、低臭気性ビニエステル樹脂系塗り床材「リフトガード」を新発売した。
同製品は、耐衝撃性・耐荷重性が要求される工場や物流倉庫、各種製造工場資器材置き場、廃材置き場などの内外部の床で使用可能な塗り床材。
主な特長として、@優れた耐衝撃性・耐荷重性A変色が少ないため屋外にも使用可能B短工期のため改修にも最適(屋内4時間、屋外12時間前後)C優れた耐薬品性で薬品を扱う製薬工場にも対応可能D汚染の除去がしやすいE鮮やかなカラーバリエーション(8色)―など。
工法は、屋内が平滑工法(厚さ約3_)で、材工設計価格が1平方bあたり1万3700円(税抜き)。屋外が防滑工法(厚さ約5_)で、材工設計価格が1平方bあたり1万6600円(税抜き)となっている。
商品に関する問い合わせ先は、同社化成品事業部(電話03・3507・7216)。
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《ワイズ公共データシステム(株)、経営状況分析結果通知書をコンビニ発行》 2010.10.11
経営状況 分析機関のワイズ公共データシステム梶i本社長野市)は、同社が発行する「経営状況分析結果通知書」を、全国のセブン-イレブン店舗で申請当日に取得できるサービスを10月1日から始めた。
同社から結果発行と同時に通知される「予約番号」「パスワード」を申請者がセブン-イレブンのマルチコピー機に入力、印刷料金(1枚あたり60円)を支払えば、同社発行の経営状況分析結果通知書を印刷して取得できる。
「オンライン電子申請」との併用で書類往復にかかる郵送時間が削減、セブン-イレブン店舗での取得可能地域では経審受審までの日数を最小化することが可能。マルチコピー機より発行される結果通知書には、偽造防止処置として複写防止加工が施されるほか、インターネット上の「原本確認サイト」で結果通知書に併記される問い合わせコードにより審査行政庁(都道府県及び北海道開発局、地方整備局)での原本確認ができる。
問い合わせは同社(電話026・232・1145)。
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《竹中工務店、振動発電機と振動増幅器を組み合わせた振動発電システムを開発》 2010.09.30
竹中工務店(大阪市)は、建物内外で発生する小さな振動を、振動増幅器で増幅させることで振動発電機の発電量を増加させるシステムを開発した。
同社技術研究所内で振動発電機と振動増幅器を組み合わせた試作機を使って実験したところ、振動発電機のみで発電した場合と比べて発電量が約45倍になったとしている。
振動発電は、建設工事中に発生する振動や建物内で常時稼働している設備機器の振動、歩行振動や列車振動などの小さな振動「環境振動」を利用して行う。環境振動を利用した振動発電は、電子機器の消費電力が数十〜数百_hまで下がってきたことで適用範囲が広がっているという。
同システムは、建物床の制振装置として広く使われている「TMD」を振動増幅器として利用するもので、振動を制御しながら高効率の発電を可能にした。
TMDは、重りとバネを組み合わせた振動体を作り、振動を制御したい部分に取り付けることで、重りは大きく振動する代わりに振動を止めたい場所の振動が小さくなる仕組みのこと。重りを分割して振動源に合わせて各重りを動かすことで、幅広い振動数の振動にも対応できる。
今回、振幅が大きくなると発電量も増加するという振動発電機の特徴に着目。振動発電機に伝わる振動の振幅を約6・7倍に向上させたことで、発電量も約45倍となった。
振動発電の発電方式には、素子がゆがむ際に電気が発生する「圧電型」と、磁石とコイルの移動によりコイルを通る磁束が変化して電気が発生する「電磁誘導型」、電荷を帯びた電極同士の位置がずれることで電気が発生する「静電誘導型」の3タイプがある。
試作機には電磁誘導型を採用したが、開発したシステムの増幅機構はどのタイプの発電方式とも組み合わせが可能なため、設置場所や用途に応じて幅広く活用していくことが可能だとしている。
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《大成建設、超高強度繊維補強コンクリートを鉄道橋に初適用》 2010.09.30
大成建設(東京都新宿区)は、三重県四日市市の三岐鉄道「萱生川(かようがわ)橋梁」改築工事で、世界で初めて鉄道橋に超高強度繊維補強コンクリート(UFC)「ダクタル」を適用したと発表した。
ダクタルは、圧縮強度が200ニュートン/_平方bと、通常のコンクリートと比べて約7倍の強度を持つ。そのため、ダクタル橋は鉄筋をまったく必要とせず、コンクリート橋よりも軽量で、鉄橋とほぼ同じ重量で架け替えが可能。鉄橋を架け替える際、橋脚を使用できる可能性もあり、更新コストの低減が期待できるとしている。
同社によると、国内の橋梁の多くが老朽化による更新期を迎える中で、最近は、鉄橋と比べて高耐久でメンテナンスコストがかからないコンクリート橋のニーズが高くなっているという。だが、活荷重や耐震設計基準の見直しなどにより、コンクリート橋への更新は、橋桁や橋脚のサイズアップが必要となる。そのため、老朽化した橋梁と同じ規格にできないケースもあるという。
萱生川橋梁(鉄橋)は、四日市市の河川改修に伴い、コンクリート橋への更新を計画。検討段階で、関係法令に基づいて河川の計画高水位・余裕高と鉄道の既存軌道高を計算したところ、コンクリート橋では床版厚が厚くなり、橋梁前後の軌道を盛土工事でかさ上げしなければならず、更新コストが割高になることが分かった。
そこで、ダクタルの採用を決定。ダクタル橋は、高靭性が確保され、鉄筋を一切必要としないため、床版厚をコンクリート橋よりも薄く、鉄橋とほぼ同じ厚さにすることが可能。既存鉄橋の橋脚を利用することによるコスト低減のほか、鉄道通過時の騒音レベルを、鉄橋と比べて小さく抑えることがきるとしている。新萱生川橋梁の規模は、橋長15・86b(支間長15・7b、幅員4bの単径間PC下路桁橋。
ダクタルは歩道橋や道路橋、桟橋式空港滑走路の床版、建築部材などで採用実績が広がっているという。同社は、今回の事例を機に、鉄道橋への適用を積極的に進めていきたい考え。
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《タダノ、オールテレクレーン「ATF130G―5」を新発売》 2010.09.16
(株)タダノ(本社・香川県高松市)は8月27日、オールテレクレーン「ATF130G―5」(130d吊り)を新発売した。
同重機は、世界戦略機種(グローバルモデル)として全世界への供給を目的とし、日本市場において第4弾のモデル。建設用クレーンに求められている作業性能の向上や、安全作業のための制御装置、分解搬送の簡素化やコンパクトサイズなど、ユーザーのニーズに応えた仕様となっている。
特長は、クラス最大のブーム能力。軽量で強度の高いラウンド形状の「イージー・スカイピン」ブームは、クラス最長級の60b。さらに吊り上げ能力もクラス最大で、ロングブームが広大な作業空間を生み出す。また、シンプルな構造の「バイフォールド・パワーチルトジブ」を新採用。ジブ長さは3・8b、10・2b、18b―の3段階で、必要な長さのジブのみ装着して作業を行う。
このほか、ブームおよびカウンタウエイトを取り外した旋回体付キャリヤで、自動車登録が可能。これにより分解搬送コストの削減、現場での組立・分解時間の短縮と、作業の効率化を図ることができる。さらに、上部エンジン、下部エンジンともに欧州EUROMOTStage3A適合のベンツエンジンを搭載。国土交通省の超低騒音型建設機械の指定も取得している。
標準仕様価格は1億7800万円(税別)。問い合わせ先は、同社営業開発部広報グループ(電話03・3621・7715)。
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《大林組ら3社、「構造ヘルスモニタリングシステム」を共同開発》 2010.09.16
大林組(東京都港区)と日本電気(NEC、東京都港区)、ジャスト(神奈川県横浜市青葉区)は、このほど、地震後の建物の損傷度合いを検知する、安価で設置が簡単な「構造ヘルスモニタリングシステム」を共同開発したと発表した。
NEC玉川事業場60号館やジャスト本社ビルに設置しモニタリング実証試験を開始。今後、実用化に向けて機能の拡充や性能強化を進める考え。システムの提供開始は平成23年9月を予定している。
建物内に設置したセンサーで、地震によるビルの揺れ具合やひずみなどのデータを収集し、異常個所を素早く確認するシステム。損傷個所と度合を迅速に確認できるため、施設の復旧にかかる時間を短縮することができるという。
鉄筋コンクリート造の建物が対象。大林組の損傷検出・解析技術、NECの無線通信・情報収集アプリケーション構築技術、ジャストのセンサー技術を合わせて共同開発した。安価なセンサーを開発し、ネットワークの無線化により敷設工事も不要。導入コストは、従来と比べて10分の1以下に抑えられるとしている。センサーは、大きさが6a×10a、厚さ1・5aの超小型サイズ。建物規模に応じて数十個を設置する。
一般の建物だけでなく、学校、病院のような防災拠点や、橋梁、道路、ライフライン、原子力施設、重要構造物などへの敷設を提案していく方針。
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《錢高組、「LEDを用いたコンクリート養生監視・制御システム」を構築》 2010.09.13
錢高組(大阪市西区)は、コンクリートの養生状態を光の色で表現する「LEDを用いたコンクリート養生監視・制御システム」を構築した。山岳トンネル覆工コンクリートの品質向上に活用していく方針。
コンクリートのひび割れを防止するためには、温度を一定に保ち、高湿度を確保する必要がある。同社では従来、トンネル覆工コンクリートの養生方法として、トンネル内をシートなどで仕切って温度変化を小さくし、空間内に微細な粒径のミストを噴霧して湿度を自動コントロールする「ミスト養生システム」を採用してきた。
具体的には、高湿度を確保するために下限湿度(例えば85%)以下になるとミストを噴霧し、上限湿度(例えば95%)以上になると噴霧を停止する手法。
ただ、これまでの養生管理は、工事現場に設置した温湿度計に頼ることが多く、視覚的に確認しずらいという課題があった。
今回、コンクリートの養生状態を一目で確認できるよう、温度・湿度センサーからのデータをLEDの発光色で表示するシステムを構築。「温度・湿度の見える化」によって、コンクリート品質管理体制が強化され、高品質化にもつながるという。
同社は今後、「光る計測装置」として、総合評価方式の入札などで技術提案し、さまざまな現場に適用していきたい考え。
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《大林組、地上で分別処理する「QBカットオフ工法」を開発》 2010.09.13
大林組(東京都港区)は、高層ビルや超高層ビルを解体する際に、圧砕せずにすべて切断してタワークレーンで地上に下ろし、地上で分別処理する解体工法「QBカットオフ工法」を開発した。
圧砕用重機を使わないため、振動を極力抑えることができ、地震時の倒壊防止対策によって安全性も確保。高さ60b以上の建物であれば従来工法と同程度のコストで施工が可能だという。
ビルの解体は、圧砕用重機を建物に上載して、上部から一層ごと解体する工法が一般的。同社によると、高層ビルの場合には、圧砕用の重機の上載や解体材の荷降ろしなどの揚重方法が課題となる。さらに、常に建物の頂部で重機を用いることから、騒音や振動、粉じんが発生し、都心部では周辺環境への影響が問題になる。
今回開発したQB「カットオフ工法」は、解体の大部分を占める切断作業にワイヤーソーなどの騒音・振動の小さい機械を使用。建物最上階で圧砕用重機を使わないため、「振動はほとんど無く」(同社)、騒音エネルギー総量は、従来工法と比べて約4分の1に抑えることができるとしている。
また、構造体の解体で打撃や落下を伴わないため、下階で並行して内装や設備配管類解体、床スラブの先行切断、解体ブロック用支保工の移設作業が可能。全体工期の短縮にもつながるという。
このほど、医療施設と近接する解体工事現場に適用し、効果を確認。同社では「今後も周辺環境に配慮し、短工期で安全性の高い同工法を積極的に提案していきたい」としている。
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《戸田建設、ユニット外部足場に太陽光パネル 超高層マンション「ザ・熊本タワー」に設置》 2010.09.09
戸田建設(東京都中央区)は、熊本県で最も高い建物となる地上35階建ての超高層マンション「ザ・熊本タワー」の建設で、工事の進ちょくとともに垂直にせり上がるユニット外部足場に、太陽光発電パネルを設置するなど、先進的な低炭素施工システムを導入したと発表した。また、作業所から排出される建築木廃材を電力エネルギーに転換。工事の仮設電力として利用する取り組みも進めているという。
熊本駅前東A地区市街地再開発事業の中で建設中の制震・超高層タワーマンションの作業所に導入した。
ユニット外部足場に太陽光発電パネルを設置。工事の進ちょくとともにせり上がり、最上階を建設する時には、太陽光発電パネル付きの外部足場も、建物の最高高さとほぼ同じ123bにまで達する予定だという。
太陽光パネルは、発電効率を考慮して外部足場の南面と西面に設置し、各面12枚ずつ計24枚。発電量は約1701`h時/年を見込んでいる。また仮囲い上部にも31枚の太陽光パネルを設けた。発電量は約3901`h時/年。
これらを合わせた合計発電量は約5602`h時/年となる。CO2排出削減量は年間約1・95dの見込み。
発電した電気は、主に工事用電力として使用するほか、地下階の仮設照明として利用するという。
このほか、工事現場から発生する建築木廃材を利用して、バイオマス発電所で発電し、工事現場の仮設電力として還元する「戸田カーボンニュートラルスキーム」を5月から始めた。これまでに発電した電力量は約3697`h時(建築木廃材量6・7d)で、約1・44d分のCO2を削減できたとしている。
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《大林組ら4社、「スパイラル型バイブレータ」を開発》 2010.09.06
大林組(東京都港区、社長)は、エクセン(東京都港区)、吉川組(京都市)、城東機械リース(大阪市)と共同で、コンクリートの締め固めに適した「スパイラル型バイブレータ」を開発した。バイブレーターの形状を工夫し、型枠内に流し込んだコンクリートの締め固め効率を高めたほか、鉄筋が密に配筋された狭あいな部位でも、扱いやすいよう、モーターの回転を切り替えられるようにしたのが特長だという。
コンクリートを締め固めるには、型枠内に流し込んだコンクリート中にバイブレーターを挿入し、引き上げるといった作業を繰り返すことが必要となる。バイブレーターは、径が太いほど振動エネルギーが大きく、締め固め能力が高いが、重量が大きくなるため、扱いずらくなるというデメリットもある。特に、狭いスペースでは鉄筋や埋設物が障害となって作業性が低下することから、未充てんなどの不具合を防ぐための製品開発が求められていたという。
「スパイラル型バイブレータ」は、振動体表面にらせん状の凹凸を設け、振動を効率よく伝播。実験の結果、同一径の従来品に比べて締め固めの範囲が約10%広くなったという。
また、鉄筋が密に配筋された狭あいな部位でも、振動モーターの回転を切り替えることで引き抜きやすくなり、バイブレーターが鉄筋の間に挟まるトラブルを軽減できるとしている。
大林組は、より高品質のコンクリート構造物を構築するためのツールとして、総合評価方式による入札で積極的に技術提案していく方針。
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《飛島建設、「新WEBモニタリングシステム」を開発》 2010.09.06
飛島建設(東京都千代田区)は、現場に設置した計測器の計測データをインターネットを介して遠隔監視するWEBモニタリングシステムに、新たな機能を付け加えた新システムを開発した。既存の電気式計測器や光ファイバ式計測器のほか、今後開発される新しい計測器も含め、あらゆる計測器を簡単に接続できるのが特長。これまでのように、計測器ごとにシステムを構築する必要がなく、効率的に一元管理できるという。今後、自社の施工現場に新システムを導入していくほか、工事とは別に、「計測業務」の受注にもつなげていきたい考え。
WEBモニタリングシステムは、現地に設置した計測器の計測データをインターネットを介した遠隔地のサーバーで一元管理し、WEB上でリアルタイムに監視サイトの状況を確認できる。
従来、光ファイバ式計測器と、電気計測器を併用してモニタリングする場合、それぞれのシステムを個別に構築し、個々のソフトウエアで管理していた。また、新規計測器を導入しようという場合は、システム内に変換式(反射波長、電圧などを計測データの単位に変換するための計算式)を現場で追加する必要があり、大きな労力がかかるという。
新WEBモニタリングシステムの開発により、光ファイバ式計測器と電気計測器を簡単に併用し、あらゆる計測器の計測データが一元管理できるようになった。また、ウエブ上から、変換式を任意で設定できる機能を追加。現場対応ではなく、遠隔地からサポートできるようになったことで、新規計測器の導入も容易になったとしている。
新システムは、静岡県発注の静清浄化センター作業所の開削土留め現場に本格的に適用。新たに開発した、地下水の影響に対して耐久性が高い「光ファイバ式傾斜計」を導入し、現場の安全管理に用いた。
同社によると、現在、計測器は電気式が一般的。光ファイバ式は同社を含む大手ゼネコン数社が利用している。
今後、新システムを発注機関などに積極的に提案していくほか、「ダムやトンネルなど大規模構造物の長期モニタリングにも適用し、維持管理分野での活用も進めていきたい」と話している。
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《三菱樹脂、アルミ樹脂複合板「アルポリック/A2」を開発》 2010.08.09
三菱樹脂は、欧州連合加盟各国で今年度から順次採用が予定されている次世代防火規格EuroclassA2をクリアしたアルミ樹脂複合板「アルポリック/A2」を開発し、9月から生産を始める。
「アルポリック」シリーズは、芯材(ポリエチレン等)の両面にアルミニウム板等を張り合わせ一体化した三層構造の複合板。平面性や加工・施工時の取り扱いの良さから、世界100カ国近くで使用されている。特に、芯材に不燃の無機材料を加えた「アルボリック/fr」(国交大臣の不燃材料認定取得)は、ビルの内外装材として優れた評価を得ており、この芯材に改良を重ねて防火性能をさらに高めた「アルポリック/A2」を開発した。
Euroclassは欧州で最も厳しい防火規格とされているドイツ工業規格(DIN)並みの厳しい規格。A2はその中で複合板が認定を受けられる最高の等級で、同社では今後「アルポリック/A2」を国内外の設計事務所に積極的にPRし、欧州を中心に2011年度に10億円の販売を目指す。
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《東亜建設工業、環境水中不分離性コンクリート「エコ・シーコン」を開発》 2010.08.05
東亜建設工業(東京都新宿区)は、第一工業製薬(京都市)と共同で、港湾・海洋・河川構造物などに使われている水中不分離性コンクリートの品質向上と、CO2黒丸排出量削減に効果がある「エコ・シーコン」を開発したと発表した。これまで問題となっていた、コンクリートのひび割れ発生リスクを低減できるとしている。
同社の保有技術である水中不分離性コンクリート「シーコン」は、生コンクリートに分離抵抗性や流動性を持たせた水中コンクリート。粘性と流動性を高める混和剤として、水中不分離性混和剤と流動化剤を添加している。
だが、普通コンクリートと比較して単位水量と単位セメント量が多いため、構造物の構造条件や施工条件によっては、コンクリートの自己収縮や水和熱(セメントと水の反応熱)により、ひび割れ発生リスクが大きくなるなどの問題があった。
そこで、流動化剤に替えて高い減水性能とスランプ(生コンクリートの軟度を測る尺度)保持性能を持つ「高性能AE減水剤」を配合。単位水量・単位セメント量を大幅に減らし、水中不分離性混和剤の添加量も低く抑えた「エコ・シーコン」を開発した。
単位水量を減らすことにより、干満帯に施工した場合に生じる乾燥収縮量を低減。また、単位セメント量を少なくすることで、自己収縮量やコンクリートの水和熱を抑制できるほか、従来配合よりもコンクリートの製造過程で発生するCO2を削減できるという。
既に、国土交通省の発注工事で、鋼板セル取付け部の間詰めコンクリート(部材と部材との間に打ち込むコンクリート)などに採用した実績がある。今後、官庁・民間工事を問わず、同技術を積極的に提案していく方針。
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《住友建機、新型金属リサイクル専用機「SH350HD―5LCWMH」を発売》 2010.08.05
住友建機梶i東京都品川区)は6月30日、新型金属リサイクル専用機「SH350HD―5LCWMH」を発売した。
一般スクラップヤード全域の作業をカバーできるマテリアルハンドリング機。30dクラスでありながら最大作業範囲13bを実現し、荷台全長12bのトレーラー後方からの荷おろしや1600dギロチン全域への物資投入が可能。また市販のクイックヒッチの装着も可能で、マグネットやグラップルなど様々なアタッチメントを脱着できる。
メーカー希望小売価格は4780万円(税別)。同社では「中大規模ヤードや港湾作業で高い汎用性を発揮する」とし、年間20台の販売を目指す。
問い合わせは、同社営業企画部(電話03・6737・2614)。
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《竹中工務店、吸引式捕虫機「バグキーパー」を開発》 2010.07.26
竹中工務店は、医薬品・食品製造工場や森の中の美術館など、特に害虫管理の必要性が高い施設での防虫対策として、吸引式捕虫機「バグキーパー」を開発した。
誘虫用蛍光灯から照射する紫外線で集めた虫をファンの力で吸い捕る。主にハエ・蚊類などの飛来昆虫に有効。同社技術研究所(千葉県県印西市)で行った実証実験の結果、これまでの一般的な粘着テープ式捕虫機と比べて、飛来昆虫に対し、約10倍の捕虫効果を確認したという。今後、設置方法・場所を含め、施設管理者などに積極的に提案していきたい考え。
同機は薬剤を使わないため、人や環境に優しいほか、捕獲した虫の処分・誘虫用蛍光灯の交換などのメンテナンスも簡単にできるのが特長。
外形サイズは300×300×1800_(キャスター架台600×600×70_を除く)。誘虫光源は直管40h形誘虫用蛍光灯×1灯。騒音54デシベル。重さ約45`c(キャスター架台を除く)。消費電力約200h。(AC100ボルト電源使用)。外装素材は鋼板製焼付塗装。
医薬品・食品などの製造工場では、通常、施設の出入口に前室を設けて防虫対策を行っているという。同社では、前室設置の難しい出入口や前室がない既存施設の防虫設備として設置を提案していく方針。
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《五洋建設、海岸侵食を防ぐ新型海域制御構造物「S―VHS工法」を開発》 2010.07.26
五洋建設(東京都文京区)は、波の力を抑えて海岸侵食を防ぐ新型海域制御構造物「S―VHS工法」を開発し、国土交通省発注の工事で初めて適用した。堤体や鋼管杭が小さくて済むことから、従来工法「VHS工法」と比べて工事費を1〜2割低減できるという。また、堤体の高さが低いため、景観性にも優れているとしている。
従来工法の「VHS工法」は、堤体にスリット(切れ目)を設けて波の力を分散させ、波同士を衝突させることによって、波のエネルギーを4割以上カットする工法。
今回開発した「S―VHS工法」は、堤体の上部を斜面構造とすることで、従来工法と同じ消波性能を保ちつつ、高波浪に対する耐波性能を向上させた。
同工法を初めて適用したのは、富山県黒部市の国交省北陸地方整備局発注の「下新川海岸生地新型離岸堤工事」(高度技術提案型総合評価方式)。工期は平成23年12月まで。海岸堤防から約50b沖合に、11函(はこ)のケーソンから成る全長100bの新型離岸堤を設置する。
既に、国土交通省土木研究センターから「建設技術審査証明書」を取得済み。
日本の各地で海岸の侵食が進行し、海岸線が後退している中、同社は沿岸海域の保全などに役立つ技術開発と提案営業に今後も取り組んでいきたいとしている。
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《清水建設、自分の位置を瞬時に高精度に検出できる「MIYUKA」を開発》 2010.07.19
清水建設(宮本洋一社長)は、建物内を移動するロボットが、床表面にランダムに付けた黒点模様を読み取り、自分の位置を瞬時、高精度に検出できるシステム「MIYUKA」を東京理科大学の協力を得て開発した。このシステムを実用化することで、建物空間で介護や補助、警備、搬送などのサービスを行う各種ロボットの開発が可能になるという。6月23日発表した。
同社によると、建物内の床面に貼られたICコードチップを読みとったり、レーザ光を水平に平面的に発振したりして壁などの形状を認識し、ロボットの位置を検出するシステムが注目を集めているという。だが、前者は自由な移動経路を選択できないほか、後者はレーザ光を反射するガラスなどがある空間では位置検出が難しくなるという。
MIYUKAは、黒ゴマをまき散らしたような模様を付けた床と、そのパターンを瞬時に読み取り、位置検出する装置部で構成している。床パターンは、9a角あたり15〜35、平均で25個程度。装置部は、産業用カメラと撮影部を照らすLEDのほか、撮影画像中の黒点の位置関係をデータベースと照合し、画像の床上での位置を算出する計算機から成る。
MIYUKA搭載のロボットは、移動時に床の黒点を連続撮影しながら黒点の位置関係を基に自分の位置を検出する。検出時間は0・1秒以内で、移動速度は人間の歩行速度程度の時速4`。
同社技術研究所での実証実験の結果、ロボットが自分の位置と向きを確実に検出できることや、任意の位置に正確に移動できることを確認。
同システムの実用化により、動きが一定でなく、経路計画やレイアウト変更にも柔軟に対応できるロボットの製作が可能になるとしている。
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《戸田建設と建設資材メーカーなど3社、山岳トンネル覆工コンクリート用養生工法を開発》 2010.07.19
戸田建設(井上舜三社長)は、建設資材メーカーなど3社と共同で、山岳トンネル覆工コンクリート用の養生工法を開発し、実証施工で高い施工性を確認したと発表した。従来工法と比較して養生効果が高く、コストも低く抑えることができたとしている。
山岳トンネル覆工コンクリートの施工で、乾燥収縮によるひび割れを抑え、長く耐久性を保つためには、セントル型枠脱型後の湿潤・保温養生が重要となる。同社によると、覆工コンクリート内面で湿潤養生と保温養生を同時に実施すると、多くの手間と費用が掛かるという。
対策として、自社開発の湿潤・保温養生の同時養生が可能な「うるおんマット」を養生材を採用。養生材の支持フレームには、FRP(ガラス繊維補強プラスチック)製軽量部材などを使い、システム全体を軽量化し、施工性を向上させた。
養生マット(湿潤層、保温層)の湿潤層は水膨潤ウレタン製で、いったん保水された水は重力によって離水することなく湿潤性を保持することができる。保温層には柔軟で加工しやすい発泡ポリエチレンを使用。覆工コンクリート内面の曲率に対応しやすいのも特長だという。
このほど、同社が施工を進めている鉄道建設・運輸施設整備支援機構発注の「北陸新幹線高丘トンネル工事」現場内で、試験体を用いて養生効果確認試験を実施した。
その結果、同工法による養生(コンクリート打設後材齢7日)は、無養生と比較して、コンクリート表面強度が30%程度向上。中性化速度も25%程度低減できたという。
共同開発企業は、フジモリ産業(品川区)、早川ゴム(広島県福山市)、流機エンジニアリング(港区)―の3社。
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《ハザマ、浸水養生システム「アクアカーテン」を開発》 2010.07.05
ハザマ(小野俊雄社長)は、壁面や凹凸面でもまんべんなくコンクリートの湿潤養生ができる浸水養生システム「アクアカーテン」を、メーカーなど3社の協力を得て開発した。21日に発表した。同システムは、トンネル工事などあらゆるコンクリート構造物に適用できるとしている。
湿潤養生とは、コンクリートの表面と内部を湿潤状態に保持して、乾燥によるひび割れなどを防ぐ作業。
施工現場で高品質なコンクリート構造物をつくるためには、コンクリートの硬化初期に湿潤養生する必要があるが、これまで壁面で行うのは容易ではなかった。
同システムでは、コンクリートと浸水養生シートとの間の空気を吸引し、大気圧より低い圧力(負圧)で両者を密着。そのすき間に水を流し、コンクリート表面を水膜で覆う方法を採用した。養生の程度にバラツキがなく、流れ落ちた水は吸引機で回収し、再利用できるという。
浸水養生シートは、安価で保温性に優れた一般的な気泡緩衝シートと不織布を重ねたものを使用。給水ポンプや吸引機なども汎用機械を利用できるため、特殊な装置を必要としないのも特長の一つ。
今後、発注者などに積極的に提案していく考え。
同システム開発の協力企業は、川上産業(名古屋市、浸水養生シートを開発)、岐阜工業(岐阜県本巣市、浸水養生シートの施工方法を開発)、東宏(札幌市、同)の3社。
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《テクノマテリアル・パナソニック環境エンジニアリング、コンクリート製基礎架台「ソーラーベース」を開発》 2010.07.05
テクノマテリアル(東京都千代田区)は、太陽光発電モジュール(パネル)を低コスト、短工期で設置できるコンクリート製基礎架台「ソーラーベース」を、パナソニック環境エンジニアリング(大阪市)と共同開発した。
工場生産されたコンクリート製品を平坦な場所に並べ、金具で太陽光発電モジュール(パネル)を固定する。ほとんどの国内メーカーのモジュールに対応する。既存建物の屋上に設置する場合でも、屋上の防水層を貫通するアンカーの施工や、基礎コンクリートの打設が不要なため、防水機能に影響を与えず、工期も短縮できる。設置は簡単だが風力に耐える。
第1号物件として京都府内の学校に採用され、工期を1週間に短縮。鉄骨トラス架台と比べ、モジュールを除くコストを約25%削減したという。
価格(標準品)は2万円/基より。
問い合わせ先はPC事業部(電話03・5209・8450)。
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《レイライン、土木工事版生産履歴管理システム「BIBLOSトレーサビリティ」の販売を開始》 2010.07.01
(株)レイライン(菊池郡大津町、田上功次社長)は、ICタグを利用した土木工事版生産履歴管理システム「BIBLOSトレーサビリティ」の販売を開始した。
同製品は、潟_ブルクリック(北海道帯広市)が食品トレーサビリティの実績を生かして開発したもので、現在特許出願中。生コンクリートの場合、工場出荷時や現場打ちの際に情報を記録したICタグを供試体に埋め込み、ICタグリーダで情報を読み取ってパソコン端末に送信することで、工場出荷から完成までの履歴情報が閲覧できる。
同製品は生コンクリートだけでなく、コンクリート二次製品やアスファルト混合物・土砂などで利用でき、原料仕入れから施工手順・工程管理・原材料の履歴管理・納入履歴・その後の施工履歴から完成までの過程が追跡できる。必要なものはICタグ、リーダ・ライター(読み書き装置)、プログラム(自社管理ソフト、WEB入力ソフト、閲覧ソフト)。
この製品を導入することで「トレーサビリティの高度化や偽装防止対策を始め、品質管理・検査等の合理化・省力化などに多くのメリットが期待できる」と同社。
問い合せは、九州地区代理店・(株)レイライン
rayline-inf@hig.bbiq.jp(資料請求はメールで)。
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《エービーシー商会、新型可動の外装エコルーバー「エーラインエコシステム」》 2010.05.20
建材の開発製造、輸入、販売を展開している潟Gービーシー商会(佐村健社長、東京都千代田区永田町)は、シンプルコンパクトを目指した新型可動外装エコルーバー「エーラインエコシステム」を発売した。
建物の外装を覆うルーバーは、直射日光の遮断や日除け効果を生み出し、空調効果のアップ・省エネ、CO2排出抑制に貢献する。
「エーラインエコシステム」は、ハンドル操作部の専用小型減速機をコンパクトにし、わずかなスペースに設置可能。ハンドル操作も簡単で、採光、遮光、目隠しのルーバー角度調整が自由自在にできる。
商品に関する問い合わせ先は、同社アルウィトラ事業部(電話03・3507・7194)。
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《住友建機、オフロード法適合の木造家屋解体専用・新型油圧ショベル「SH75X―3BKK」》 2010.04.15
住友建機鰍ヘ9日、特定特殊自動車排出ガスの規制等に関する法律(オフロード法)に適合した木造家屋解体の専用機『SH75X―3BKK』を発売した。
2ピースブームの採用により8・1bの作業高さを実現。瓦卸(かわらおろし)のほか、トタン剥ぎ作業や防水シートの取り外し作業にも効果を発揮する。
視界を遮らないフラットバーを格子に採用した解体専用フロントガードやヘッドガードにより安全性を高めた。ラジエータ・オイルクーラ・インタークーラの並列配置とコンデンサとの隙間間隔を最適に配置しラジエータの清掃性を向上。高性能リターンフィルタの採用により作動油の交換時間1万時間を実現した。
メーカー希望小売価格1100万円で、年間20台を販売する。問合せは同社企画部(電話03・6737・2616)。
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《403と粉河、上海に建材ショールームをオープン》 2010.04.08
業者とエンドユーザーを直接つなぐウエブサイト「住まいのオーダーメード館403」を運営する403(東京都新宿区、用丸正義代表取締役)は1日、中国上海に建材ショールームをオープンした。
活性化する中国市場で日本製品への要求が高まっているが、住宅関連商品の受注体制が整備されていない。このため、上海で和室部材を製造する日本企業の兜イ河と共同で、日本伝統建材等を紹介するショールームを開設した。
ショールームでは、和室や室内ドア、家具など日本製の住宅部品やインテリア商品を展示し、日本の伝統技術やオーダーメードに対応できるものなどを紹介する。当面は上海市場への広報活動を実施。知名度を上げ、3年後の売上げ1億円を目指すという。
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《ノザワ、「太陽電池一体型外壁パネル」を開発》 2010.04.01
ノザワ(本社・神戸市、野澤俊也社長)は、自社製品の押し出し成形セメント板「アスロック」に、フィルム型アモルファス太陽電池(富士電機システムズ社製)を組み込んだ「太陽電池一体型外壁パネル」を開発した。建築外装に要求される性能を満たしつつ、太陽光発電システムをパネルに一体的に組み込んだ。7月の発売開始を予定している。中高層ビルなどをターゲットに営業を展開していく方針。
同パネルは、習志野化工(千葉県八千代市)と共同で開発した。外壁パネルと太陽電池との一体構造であるため、太陽電池を設置するための架台が不要。将来的に、パネルと太陽電池モジュールの固定部を取り外してシーリング材を除去すれば、発電効率が高い新型のモジュールと容易に交換できるという。
同社によると、外壁への太陽電池の採用は、屋根と比べて発電効率が低下するものの、屋上の設置スペースが小さい中高層ビルでも太陽光発電が可能になる。「住宅・建築物分野の省エネルギー対策の強化」や、「エネルギー管理の工場単位から事業者単位への変更」などを柱とした改正省エネルギー法の施行に伴い、「今後急速に普及する可能性がある分野」とみている。
パネルサイズは@厚さ80_×幅590_×長さ1990_、公称最大発電量55h、公称開放電圧106ボルトA厚さ80_×幅590_×長さ3800_、公称最大発電量110h、公称開放電圧212ボルト―の2種類。
問い合わせ先は、電話03・5540・6511。
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《ダイキン工業、 『CO2除去ドライエアー供給システム』を開発》 2010.04.01
ダイキン工業(株)は独自の新方式を採用し、水分とCO2を除去した空気を供給する『CO2除去ドライエアー供給システム』を開発した。一般的な圧縮吸着式のシステムと比べ約60%の省エネを実現。リチウムイオン電池など、製造工程で水分とCO2を除去した空気環境が不可欠な製品工場での採用を目指し、4月より受注を始めた。
リチウムイオン電池の製造工程では、高容量化に欠かすことのできないNi(ニッケル)系正極材料が、空気中の水分とCO2を吸着すると、電池性能が低下する原因になり、品質安定のためには空気成分の管理が不可欠となっている。
同システムは、水分を吸着する素材「シリカゲル」と、CO2を吸着する素材「特殊ゼオライト」を使用した2種類の吸着ローターに空気を通過させ、水分を99.9%以上、CO2を95%以上除去。吸着ローターに「ハニカム構造」を採用したことで、圧力を変えずに、効率的に空気を処理できるため、一般的な圧縮吸着式システムと比べランニングコストを約60%削減するとともに、約50%の省スペース化を実現した。
新方式は同社が1980年発売した『ハニードライ』の技術を進化、発展させたもので、2013年に10億円の販売を目指す。
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《建吉組、地熱換気システム導入の住宅を公開》 2010.03.18
(株)建吉組の地中熱利用換気システム「ジオパワーシステム」を導入した熊本市保田窪の個人住宅が完成間近となり、このほど一般公開された。
同システムは、地下5bに埋設したパイプから、16〜18度とほぼ一定温度に保たれている地中の空気を室内に送り出す仕組み。夏は涼しく、冬は温かい空気に熱交換でき、年間を通して快適な住空間を提供する。
熊本市保田窪の住宅(W造2階建延べ147平方b)では、2本のパイプから地中熱を室内に供給。システムにかかるランニングコストは、換気ファンを回す月額1000円程度の電気代のみで、年間の冷暖房費は約50%(CO2は約1d)削減できるという。
今月5日から7日の一般公開には、システムの導入を検討している一般者をはじめ、国や県内自治体、建築関係者らおよそ60人が来場。住宅内各所の吹き出し口から出る地熱に「風が柔らかで体にも良さそう」などと話していた。
建吉組では、同システムを導入した熊本市鹿子木町の北部幼稚園でも今月24・25日に見学会を開く。
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《ハザマ、「設計・施工情報総合管理システム」を開発》 2010.03.15
ハザマ(小野俊雄社長)は、シールド工法で築造したトンネルのセグメントの設計・製造情報や掘進・組立の施工情報などを一元管理する「設計・施工情報総合管理システム」を開発し、国土交通省近畿地方整備局発注の大阪北共同溝交野寝屋川地区工事に導入したと発表した。土木構造物を効率的に維持管理するのに必要な情報を、いつでもどこでも得ることができ、公共施設のアセットマネジメントに役立つ立つという。今後も同システムの導入を積極的に進めていく考え。
同社によると、シールドトンネルは防食層である二次覆工を省略するトンネルが増えており、維持管理性を確保する方法への関心が高まっているという。また、長距離施工の進展に伴い大量のセグメントピース(二次製品)を使うため、品質管理の上でトレーサビリティー(生産履歴管理システム)の確保には多くの労力が必要になっている。
同システムは、情報を一元管理するための「現場データサーバ」と、登録した情報と土木構造物を視覚的に表示する「立体データベースシステム」のほか、現場(トンネル内)で情報登録・閲覧するためにセグメントや現場打ちコンクリートに取り付けるICタグとその専用端末で構成する。
一元管理する情報は、セグメントと現場打ちコンクリートに関連する「設計情報」「製造情報」「施工時情報」「点検情報」など5項目、約100種類。施工中に現場データサーバーと構造物に取り付けたICタグに、それらの情報を登録する。
施工中に登録した情報は工事目的物とともに施設管理者に引き渡す。その後は、施設管理者が点検結果や補修内容などを「点検情報」として登録していく。
同社では、「施設の予防保全や構造物の履歴情報に基づいた予知保全の重要性が高まっている。今後も同システムをほかの土木構造物に展開していきたい」としている。
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《BELCA、ハイブリッドクイック工法を優良補修・改修工法として登録》 2010.03.01
建築・設備維持保全推進協会(BELCA)は、ホリ・コン(東京都港区)とダイワサービス(大阪市西区)が共同申請した「ハイブリッドクイック工法」を優良補修・改修工法として登録した。
同事業は、補修・改修工法の技術を経済性や環境性などで客観的に評価し登録する。BELCAの建築・設備総合管理技術者や建築仕上診断技術者などに周知し、建築ストックの有効活用に役立てる。
ハイブリッドクイック工法は、タイル外壁の浮きや剥離(はくり)を、湿式超低騒音ドリルで穿孔(せんこう)し、特殊注入ノズルで樹脂を注入して補修。作業環境の改善や施工日数の短縮、経費の低減を実現する。使用するドリルの騒音や振動、消費電力量などを、従来より大幅に低減したことが特徴だ。
工法の概要などはBELCAのホームページ に掲載。
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《ニコントリンブル、3機種の発売を開始 Windows
CE搭載モデル「Nivo Hシリーズ」》 2010.02.25
ニコン・トリンブル(本社・東京都大田区)は、昨年9月に発売したクラス最小・最軽量の測量機「Nivoシリーズ」の上位機種となる『N
ivo Hシリーズ』3機種の発売を開始した。
今回、発売した『Nivo Hシリーズ』は、コンパクトボディはそのままに、タッチパネルやカラー表示ができる「Windows
CE 6.0」のインターフェイスを採用し、操作性を向上させている。また、USBメモリーやデータ通信などのデータ記録機能も充実させ、レチクル照明やルミガイドも標準搭載している。
そのほかの主な特長は、レーザークラス1を維持しながら、重さ約3・7`cのクラス最小・最軽量のコンパクト化を実現。崖や災害現場などの急傾斜地・危険箇所、また、狭い高層建築現場などで威力を発揮することができる。さらに、小口径スポットの可視光レーザーを採用した高精度・ピンポイントのレーザーで、暗い場所でも目標ポイントを素早く確認できる。
操作も世界的に広く採用されているエンドレスクランプ方式(水平・高度)を採用し、観測作業時間を短縮できることから、作業効率が図られ、ニコン独自の技術により、従来の作業開始時の0(ゼロ)位置の検出が不要で、小型ながらも高速で高精度に角度検出が可能となっている。
また、本体両サイド2個の内部バッテリーが装備でき、片方のバッテリーで、約7・5時間の連続使用が可能で作業を中断する必要はない。さらに、オプションの「出来形オプションプログラム」は、情報化施工にも対応している。
問い合わせ先は、コンストラクション営業部(電話03・3737・9411、http://www.nikon-trimble.co.jp/ )。
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《タダノ、オールテレーンクレーン『ATF360G―6』を発売》 2010.02.22
建設用クレーン等の製造販売を手掛ける潟^ダノ(多田野宏一社長、本社・香川県高松市)は、オールテレーンクレーン『ATF360G―6』を2月12日付けで発売した。
『ATF360G―6』(最大つり上げ荷重360d)は、世界戦略機種と位置づけ全世界への供給を目的に子会社のファウン社(ドイツ)と共同開発。作業性能の向上や安全作業のための新制御装置、分解搬送性、走行能力の向上など、顧客のニーズに応えた仕様となっている。
主な特徴は、クラス最大のブーム能力を誇る「イージー・スカイピンブーム」をはじめ、つり荷の地切り操作時の荷振れを防止する「リフト・アジャスタ」機能、つり荷接地後のフック移動量を自動的に補正する「リリース・アジャスタ」機能の搭載。旋回体装備状態での公道走行も可能となり、分解搬送コストの削減や現場での組立・分解時間の短縮につながる。
標準仕様価格は、4億3000万円(税別)。同社では、年間10台の販売台数を目指す。
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《東邦レオ、外断熱工法「エコサーム」を発売 1m2あたり1万円を下回る低価格》 2010.02.22
外断熱工法の販売・施工を手掛ける東邦レオ梶i橘俊夫社長、大阪市中央区)は、低価格と高い断熱性能を実現した外断熱工法『エコサーム』を16日から発売した。
従来、外断熱工法は、1平方bあたり1万5000円程度かかり、工法としての良さは認められながらも価格の面で敬遠されがちという。
同社では、スウェーデンの大手外断熱メーカー・テラコ社の工法を日本に初導入。直接資材を購入し施工する体制を整備することで、材料コストと流通コストの大幅削減に成功。従来工法の3割安となる9800円/平方b(材料費・工事費込み。断熱材厚み50_までの場合)を実現した。
性能も従来の湿式外断熱工法と同等で、熱伝導率、透湿係数、燃焼性、衝撃特性などJIS規格に相当。表面は左官仕上げとなり建築物の外観を美しく彩ることができる。
問い合わせは、東邦レオ・営業窓口(電話06・6762・2100)まで。
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《デネット、かんたん商人シリーズ「工事写真台帳」販売開始》 2010.02.22
小規模企業、個人経営店向けの業務ソフト「かんたん商人」シリーズの販売などを手掛ける潟fネット(岩見武代表取締役、本社・埼玉県鴻巣市)は、同シリーズの新作ソフト『工事写真台帳』をこのほど販売開始した。
デジタルカメラ等で撮影した写真データを使って、簡単に工事写真台帳が作成できるソフト。「工事写真」と「電子納品」の二つのモードから作成が選べ、電子納品モードでは、納品要領と基準を選択して電子納品出力に対応した工事写真台帳が作成できる。
同社では「従来の工事写真帳作業からデジタル化へ切り替えたい方、XML形式のファイル出力に対応した工事写真台帳作成ソフトをお探しの方などにおすすめのソフト」としている。
価格は6930円(税込み)。問い合わせは、電話048・645・8081。
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《戸田建設、環境最先端テナントビルの建設に着手》 2010.01.27
戸田建設梶i井上舜三社長)はこのほど、最先端の環境技術を取り入れ、CO2の排出量を従来より40%削減する環境最先端テナントビルの建設に着手したと発表した。完成後も同社が管理しノウハウを蓄積。環境意識の高い顧客に積極的に提案し、設計・施工一括での受注を目指すことにしている。
東京都港区赤坂8丁目の自社所有の遊休地に、鉄骨造8階建て延べ3755平方bの中規模テナントオフィスビルを建設・運営する。完成は23年2月を予定。
環境に関する目標値として@ビルからのCO2排出量を従来の事務所ビルの平均値(省エネセンター算定値)よりも40%削減ACASBEE評価でSランク取得B省エネルギー性能評価(PAL/ERR)最高ランクの取得―の3点を掲げている。同社によると、この三つの目標値を同時に実現したオフィスビルは今のところ例がないという。
オフィスビル内に50の省エネ技術を採用すると同時に、コスト増の要因を解決し、一定の収益性を確保しているのが特長。
主な環境技術は▽ダブルスキンカーテンウォール+透過型太陽光発電パネル(窓面からの日射を抑制)▽デシカント空調方式(温度と湿度を個別に制御)▽冷房暖房フリーマルチ方式(窓際・中央部などゾーンごとに設定)▽ウィルス除去機能付きフィルター▽エリア別の自動照明制御(人感センサー)―など。
建物の完成後も、室内環境の計測や入居者へのアンケート調査などを進め、定量的、定性的に省エネ技術の効果について検証していく方針。
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《ハザマ、建設ICT「盛土品質管理システム」を開発》 2010.01.27
ハザマ(小野俊雄社長)は、仮想基準点方式によるGNSS(衛星航法)を利用した建設ICT「盛土品質管理システム」を開発した。
締め固めの状況をリアルタイムに管理するとともに、施工しながら自動的に施工管理データを取得できるのが特長。同社では「すでに実績がある自社の技術を組み合わせたもので、一般的な盛土工事であれば適用できるレベルにある」とし、今後、積極的に水平展開を進めながら、さらにシステムを高度化していく方針。
盛土品質管理システムは@GNSS位置座標に基づく締固め回数管理と、ACCV(加速度応答値)による盛土材料締固め品質管理で構成する。
@は、規定の締め固め回数を完了した範囲と、未完了の範囲がリアルタイムに把握できるシステム。施工管理者が締め固め回数を確実に管理できるほか、振動ローラーのオペレータも車載モニターで情報を確認できるため、効率よく施工できるという。
また、位置座標を取得するGNSS測位法に、基準局が必要ない新技術であるネットワーク型RTK―GPS法のVRS方式を採用。これまで同様のシステムでは、現場敷地内に設置した基準局(固定点)から移動局(振動ローラー)の位置を把握する方法が一般的だった。
Aは、振動ローラーの振動輪(非回転部分)に取り付けた加速度センサーでCCVの傾向を分析し、締め固め状況を把握するシステム。従来は、締め固め作業後に品質計測をしていたが、同システムを活用することで、施工しながら自動的に品質管理データを取得できるとしている。
これらのシステムは、国土交通省東北地方整備局の情報化施工モデル工事として、「一般国道7号摩当山(まとうやま)トンネル工事」(秋田県大館市、工期平成20年3月15日〜23年3月11日)の一部に採用している。
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《関西工事測量、「三脚の用心棒」 販売を開始》 2010.01.26
関西工事測量(本社・大阪府箕面市船場東2ノ1ノ15、中庭和秀社長)は、三脚の転倒を防止する補助器具「三脚の用心棒」を開発し、販売を開始した。
同製品は、三脚の足元に金属製の棒三本と金具を装着することにより、三脚の転倒を防止するもので、高さ1bから重さ3`cのおもりを振り落としても転倒しないことが実験によって明らかになっている。
工事現場における三脚の転倒事故は、全国で年間約5万件以上が発生しており、転倒に伴う修理代と工期の遅延は甚大な経済的損失を生じる。同製品を三脚に装着することにより、三脚の転倒を未然に防ぎ、無駄なコストを事前に削減することができる。
同社ホームページのほか、動画投稿サイトのユーチューブに「三脚の用心棒」と打ち込んで検索すれば、紹介VTRを閲覧することができる。価格は1セット6800円(税込み)。特許取得済み。
▽問い合わせ先=関西工事測量、電話050(3385)3201、担当/交久瀬(かたくせ)氏
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《宇部建設資材販売らがディーラー提携、次世代ミキサー・ダンプ全国販売開始 ドラム混合容量5繧実現》 2010.01.26
「正々堂々と積む」をコンセプトに神奈川県藤沢市のコンクリート販売会社が日野自動車、KYB、極東開発工業などと共同開発した新型ミキサー車「ダックス5」とダンプ「エコボックス12」が完成。全国販売を始めた。
「ダックス5」は、日野自動車(東京都日野市)とKYB(東京都港区)との共同で開発したドラム混合容量5立方bの新型ミキサー車。これまでの最大積載量10・5d(生コン積載容量4・25立方b)を積載量11・6d(同5立方b)にし、従来型と同様の車高を維持した。
一方、「エコボックス12」は、同コンクリート会社が極東開発工業(東京本部・東京都大田区)と共同で開発した新型ダンプカー。これまでスタンダードだった最大積載量10dを12dに向上させた。
両車両とも建設現場への配送台数を減らすことで、二酸化炭素の排出量や輸送コストの削減を実現できる次世代型の輸送車両だ。
販売協力会社は、宇部建設資材販売、住商セメント、ティーシートレーディング、太平洋セメント販売の4社と各地元日野自動車ディーラー。
詳細についてはホームページ を開設。問い合わせ先は各協力販売店へ。
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《エヌ・エス・ピー、水圧四面梁2型・3型のレンタル開始》 2010.01.26
土木工事関連器材の製造・レンタルを手がけるエヌ・エス・ピー(岐阜県中津川市苗木9167、鈴木欣也社長)は、合併処理浄化槽の設置時の土砂崩落防止に焦点を当てた「水圧四面梁2型・3型」を開発、昨年11月からレンタルを開始した。
これは、下水道マンホール工事の土留として2008年11月に開発した「水圧四面梁1型」に続くもので、合併処理浄化槽の設置時の土砂崩落防止など、広範囲の土留設置が必要な際に効果を発揮する。独自設計により軽量化を図り、一度で四方向に土留を設置できることから、作業能率と安全性の向上が期待できる。また、土留の設置範囲に幅広く対応するため、ソケットパットの固定位置の変更や、組み合わせて使用することもできる。2型・3型ともに2タイプあり、伸縮長は1710_〜4250_までとバリエーションも豊富で、長方形の施工現場にも最適。
従来の土留工事では、腹起しやサポートの設置により使用部材も多くなり、また設備工事では土留を設置せず行うことも多く、土砂崩落による事故も懸念される中で、この製品で容易に土留を設置でき、安全性も向上することを設備業者や官公庁に広めていきたい考えだ。
レンタル価格などについてのお問い合わせは、以下のホームページ より最寄りの営業所まで。連絡先は、電話0573・67・2129。企画部・長尾まで。
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《タダノ、スカイボーイAT―300CGを新発売 中型免許で運転可能》 2009.12.21
タダノは8日、国内初の中型免許で運転できる高所作業車「スカイボーイ
AT−300CG」を新発売した。
最大地上高はクラス最大の30bで最大作業半径16・1b。5・2bの折曲ブームは最大7・6bまで伸長。ブームの伸縮や起伏、旋回、折曲ブーム、バスケトスイングの5モーションを制御、1レバー操作で水平・垂直方向へバスケットをスムーズに直線移動できる。幅1・5bの大型バスケットを採用し工具や資材を積み込んでの作業性を格段に向上させた。
標準仕様価格は、3230万円(税別)。目標販売台数は、年間10台を見込んでいる。
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《清水建設 「シミズ病院満足度評価支援システム」を開発》 2009.12.14
清水建設(宮本洋一社長)は、病院経営の指標となる「病院満足度」を客観的に評価する「シミズ病院満足度評価支援システム」を開発・実用化した。患者や看護職員らの満足度を評価し、病院施設・医療サービスの課題に応じた施設計画を提案する。今後システムを活用し、医療施設向け営業の差別化を図っていく考え。
病院のコンサルティングを数多く手掛けてきた同社のノウハウを凝縮し、病院経営の改善に役立つ340項目の設問を体系的に整理してデータベース化した。患者だけでなく、顧客(患者)満足に相関関係があるとされる看護職員も調査対象に加えているのが特徴。
同社によると、これまで多くの医療経営コンサルタント会社が満足度調査を手掛けているが、設問項目が少なく、医療環境や看護作業環境面の評価力が乏しいという問題が、病院関係者から指摘されていたという。
今回開発したシステムによる評価は、「質問設定」「アンケート調査」「収集・分析」の順で進める。まず、独自の設問データベースで、入院患者(50問)、外来患者(30問)、看護職員(60問)の別に、病院施設や医療サービスに関連する質問を設定。次に、患者数や病床数、病棟数を基に調査対象者数を決め、アンケートを実施する。最後にアンケート結果を自動集計し、現状の医療サービスや医療環境、施設・設備の問題点、経営課題を明らかにするとともに、具体的な対応策を提案する。一連の評価に必要な期間は3カ月程度。
同システムは、メディカル経営研究センターの協力で5病院への適用実績があり、各病院関係者から高い評価を得たとしている。
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《アイティ総研、構造計画支援CAD「颯」12月10日新発売》 2009.12.10
住宅業界のIT化支援を展開する潟Aイティ総研(本社大阪、木屋雅博社長)は住宅業界向け構造計画支援CAD「颯」(はやて)を12月10日に発売する。
長期優良住宅普及促進法が6月4日施行された。工務店・設計事務所等の元請け業者の対応は任意だが、経済対策の一環として打ち出された様々な優遇措置は住宅購入者にとっては大きなメリットとなる。それに対応するための住宅専用CADの導入や外部委託等は工務店・設計事務所等にとって大きな費用負担となる。
今回発売の「颯」は、住宅専用CADユーザー(CEDXM対応商品)、JWCADユーザーのデータ連携を可能とし、複雑な処理が必要となる構造計画部分のコアシステムとして導入することが可能となる。
特長は@構造設計、プレカット、施工現場、木材積算に対応A長期優良住宅申請時の「構造の安定」判断ツールに最適B他社CADからはCEDXM、DXFデータで取り込みが可能C高額な住宅専用CADの導入が一切不要―など。価格はオープン価格。来年夏にはWindows7に対応したVer.2を発売予定で、今回導入のユーザーは無償でバージョンアップできる。
問い合せは、同社総務部(電話06・4308・5700)。
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《キャタピラージャパン、アスファルトフィニッシャ「MF61WF」新発売》 2009.12.10
キャタピラージャパン鰍ヘ12月1日、アスファルトフィニッシャ「MF61WF」(舗装幅員2・3〜6b)を新発売した。
平成18年11月に発売したMF61WEシリーズUの後継機。今回のモデルチェンジで新世代環境対応型エンジン「ACERT(アサート)」を搭載しオフロード法に適合。エンジンの出力を従来機より30%アップさせ91`hとし、合材搬送能力が大幅に向上した。また低床ホッパ採用でダンプトラックからの合材供給をスムーズ化した。バーナ温度監視システム、締固め装置の回転数表示機能の採用による舗装精度の向上など、作業性能を向上させた。
さらに最大舗装幅6・0mのアスファルトフィニッシャとしては業界初となる車両遠隔管理システム(プロダクトリンクジャパン)を標準装備、メンテナンス性の向上を図った。
価格はバイブレータ仕様が5164万円。
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《建吉組、地中熱利用換気システム「ジオパワーシステム」県内一般住宅へ初導入》 2009.11.26
(株)建吉組(笹原健嗣社長)の地中熱利用換気システム「ジオパワーシステム」が県内の一般住宅へ初導入されることになり、21日、熊本市保田窪の建築現場で見学会を開催した。地中熱を取り込むパイプの埋設作業を公開したもので、会場には、設計事務所や導入を検討する一般者ら多数が訪れた。
同システムは、地下5bに埋設したパイプから、15〜17度とほぼ一定温度に保たれている地中の空気を室内に送り出す仕組み。夏は涼しく、冬は温かい空気に熱交換でき、年間の冷暖房費は、戸建1棟(40坪)あたり約50%削減、CO2は約1dの削減を実現するという。開発元は、山口県美祢市の潟Wオパワーシステム。
見学会では、午前と午後に分け、長さ5bのパイプ2本を埋設。参加者は、重機で掘削した後、パイプを埋め込むまでの約40分の作業工程を見学した。
説明にあたった建吉組営業部の森祐樹氏は「パイプは船舶にも使用されるアルミ製で、耐久性に優れている。システムはCO2を大幅に削減し、県内の低炭素社会に貢献する」と話した。
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《清水建設、超高層ビル解体工事向け「シミズ・リバース・コンストラクション工法」》 2009.11.25
清水建設(宮本洋一社長)は、超高層ビルの解体工事向け新工法「シミズ・リバース・コンストラクション工法」を開発・実用化した。
高さ100bを超える超高層ビルを、安全で確実に環境に配慮しながら解体できる汎用新工法として、都心部の高層・超高層ビルの解体工事に提案していく考え。このほど、東京都中央区で進めている同社新本社建設プロジェクトの旧事務所ビル解体工事に初めて適用した。
高さ60bを超える超高層建築物は現在2500棟を超え、今後老朽化に伴って解体のニーズが増えると見られている。
同工法は、数種類の既存技術を組み合わせることで、さまざまな超高層ビルの解体に広く用いられるよう、高い汎用性を持たせたのが最大の特長。
まず、ビル上層から順番に切断してブロック化。次いで、通常新築工事で使うタワークレーンで地上まで下ろし、専用の処理サイトで分別処理する。新築時の工程を逆にするイメージだ。重機を使って建物本体をかみ砕く従来の圧砕型工法と比べ、振動や粉じん、騒音などを大幅に軽減できるという。
初適用となった解体工事名は「京橋清水ビル解体工事(地上部)」。規模は鉄骨造14階建て延べ1万5831平方b。最高高65・5b。ブロック化した建物本体の大きさは、床・梁(はり)の部位が長さ9b×幅3b×スラブ厚0・15bで、重さは10d。柱は、一部PC柱・PC梁付きコンクリートの充てん鋼管柱(CFT柱)で、直径0・9b×長さ4・2b、重量13d。1層あたり約7日間のピッチで解体した。
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《長谷工コミュニティ、「住みながら耐震化」のシステムを開発》 2009.11.25
長谷工コミュニティ(大高進社長)は、新耐震基準を満たさない既存マンションを対象に、長期耐用化対策を支援するシステムを開発した。マンションがあとどのくらい使用できるか耐用年数を判定し、必要となる対策を方向付ける。長期利用のビジョンが明確になることで、改修に向けた管理組合の合意も形成されやすくなるという。「住みながら耐震化≠実現する既存マンションの総合的延命化プロセス」として、国土交通省の第2回長期優良住宅先導的モデル事業(既存住宅等の改修部門)に採択された。長谷工グループでは、30年間で約20万戸の大規模改修実績を生かし、新築・既存の両面でマンションの長期耐用化に取り組むとしている。
同システム は、既存マンションの修繕計画を踏まえた「長期利用計画」と、コストや環境面などに考慮して新たに開発した「長期耐用化対策」を併せて提案するもの。
まず第1段階として、事業着手に当たり、マンションの現況と長期利用の可能性を総合診断する。その結果に基づき、通常の計画修繕で対応すべき対象と、長期耐用化対策に分けて、2段階で改修工事を実施する。
長期耐用化対策は@既存のそで壁付近を活用した耐震補強(「住みながら耐震改修」)A鉄筋コンクリートの改修と耐用年数の延長(中性化抑制と鉄筋保護)―の二つを基本メニューにしている。
「住みながら耐震改修」は、構造上などの目的で外部に突出して設けられた「そで壁付柱」の供用部側に、補強鉄筋と高接着性の特殊ポリマーセメントモルタルを施工。数センチ程度、壁厚が増すだけで補強効果が得られるという。専用部への施工を必要とせず、大掛かりな重機や足場もいらないのが特徴。
また、「中性化抑制と鉄筋保護」は、亜硝酸系イオンや特殊ポリマーセメントモルタルを塗布するなどして、鉄筋が腐食する原因となるコンクリートの中性化を抑え、耐用年数を延ばす工法。
これらを大規模修繕工事と連動して施工することで、居住者の安全と費用の両面で、負担を軽減できるとしている。
同社によると、新耐震基準を満たさないマンションは分譲だけでも約100万戸あるが、従来の耐震改修工事は資金負担が大きく、工事中の住生活への影響も少なくないことから、管理組合の合意形成が難しいのが現状だという。
問い合わせ先は、サービス事業推進部門サービス企画部(電話03・3457・1247)。
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《戸田建設・積水化成品工業、新軽量盛土構築技術「EPラティス工法」》 2009.11.16
戸田建設(井上舜三社長)と積水化成品工業(小野惠造社長)は9日、格子状の発泡スチロールブロックを使った軽量盛土構築技術「EPラティス工法」を確立した、と発表した。実物大の供用試験体を用いた試験で強度性能を確認。今後、本格的に適用を始めるとともに、発注機関などの関係者にも広くPRしていく考えだ。
軽くて施工しやすい格子状の発泡スチロールブロックの格点に、柱部材を建て込んだ複合構造。盛土に作用する上載荷重などの垂直方向の荷重は柱部材が受け持ち、地震などによる水平荷重は柱部材と格子状発泡スチロールブロックとの複合構造で安定性を確保する。
柱部材との複合構造であるため、発泡スチロールブロックに大きな強度性能を持たせる必要がないのが特長の一つ。それにより、材料単価を低く抑え、使用材料も少量化。また、軽量であるため、大型建設機械を用いる必要もなく、施工性も向上するという。
11月6日に試験を実施。高さ5bの盛土をイメージし、完成した試供体を使って強度性能と耐震性能確認を目的とした振動試験などを行った結果、期待通りの施工精度と構造性能を確認できたとしている。
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《古荘本店、吊り下げ式引き戸「アキュドア」シリーズを展示・公開》 2009.10.26
鰍ュろがね工作所の代理店で、吊り下げ式引き戸「アキュドア」シリーズの施工販売を展開する褐テ荘本店(熊本市古川町13、古荘善啓社長)は、このほど本社開発事業部に同製品を展示、公開している。
展示しているのは、「BNR」と「リニアサポート」の2製品。BNRは、壁収納の最新タイプで、ドアレール部分のメンテナンスパネル(点検口)を従来の高さ20aから業界初の4aにコンパクト化。すっきりとした外観が実現し、壁面の意匠性も大きく変わる。
半自動ドアタイプとなるリニアサポートは、ドアをわずか(2a程度)に開く補助動作のみで全開するアシスト機能や、ドアが閉まる時に人や物に当たると自動反転するセーフティリターン機能などを備え、高齢者や障害者に優しい仕組みとなっている。
両製品ともドアレールに米国アキュライド社が開発した無数の高精度ボールベアリングが組み込まれており、耐久性に優れ、50年保証付き。
古荘本店では「県内では、小学校や病院、福祉施設などで設置実績がある。実際に見て触れて製品の良さを知ってほしい」と話している。
見学には事前連絡が必要。問い合わせ先は、古荘本店開発事業部(電話096・355・3312、FAX096・359・9080、担当=施設営業グループ長・服部)。
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《低価格積算ソフト『頂』、(株)ウィズが最新単価搭載商品の無償貸出を開始》 2009.10.08
低価格積算ソフト『頂』の販売を行っている潟Eィズ(中川弘美代表、熊本市)はこのほど、最新単価搭載商品の無償貸出を開始した。本製品と同一のマニュアルを提供し、動画マニュアルも標準搭載。遠隔操作(インターネット利用)によりインストールから操作指導までが無償で、事務所や自宅でインターネットに繋がる状態であれば簡単オンラインサポートを受けることが出来る。
CSV出力が可能な「頂」は、逆計算機能と最低制限基準額算出機能を持つ。工事予定価格を逆算し、直接工費・共通仮設費・現場管理費・一般管理費を瞬時に自動計算。その数値を元に正確な最低制限基準額を割り出す。1〜1・01のランダム係数をかけ、最低制限価格をシミュレートして工事落札を強力にバックアップする。また、落札した工事の内訳書詳細も豊富な単価、歩掛を利用し、簡単操作で作成でき、工事価格からの微調整や代価、単価の一括変更など便利な機能も満載している。
水道工事の諸経費計算方法が20年振りに大幅に改正(21年度版水道事業実務必携より)され工事価格が上昇。最低制限価格も高くなるため、以前の計算方法で算出した最低制限価格では、失格になる可能性も(現に経費がまったく合わなくなったという問合せが急増中)。改正された計算方法を完全搭載し、単価と歩掛りが常に最新の「頂」を使えば対応できる。単価と歩掛は、国交省、農水省、厚労省等の各省庁に準拠。材料単価は各都道府県の公表分を搭載している。
「頂」シリーズは、建設業界で18年の実績を持ち、現在1200社以上の顧客が利用。1ソフトで自社パソコン3台までインストールでき、材料調書作成、設計書単価一括変更、実行予算・設計変更後単価の作成などが簡単に行える。また、電子入札用の工事費内訳書出力も標準装備。金抜き設計書についてもPDFファイルで提供すれば、「頂」に取り込んだデータを電子ファイルとして返却してくれる。
購入者からは、▽低価格にも関わらず入札用の積算が可能なのでリースアップ時に切り替えた▽元請からの見積依頼時に最適な見積が出せる▽経済調査会の単価本を開く面倒さがない▽自社単価をマスタとして登録できるので見積がラク▽単価メンテナンスが年2回あるので、最新単価での見積が出来る―の声が寄せられている。
ソフトの提供方法は、CD―ROM以外に、ダウンロードでも入手が出来る。高いシステムでも26万8000円(ソフト価格・税込)。開発元は潟Gヌ・エー・シー(東京都)。
問合せは、フリーダイヤル0120・934・917まで。詳細はホームページ。詳細はホームページ 。
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《ニコン・トリンブル、クラス最小・最軽量の測量機「Nivo(TM)」を世界同時発売》 2009.10.01
ニコン・トリンブル(本社・東京都大田区)は、トータルステーションの新機軸として、クラス最小・最軽量の測量機「Nivo(TM)」を、きょう1日から世界同時発売する。
新製品の主な特長は、望遠鏡光学系とレーザ部の改良により、レーザクラス1を維持しながら、重さ約3・6`cのクラス最小・最軽量のコンパクト化を実現。崖や災害現場などの急傾斜地・危険個所、また、狭い高層建築現場などで威力を発揮することができる。さらに、小口径スポットの可視光レーザを採用した高精度・ピンポイントのレーザーで、暗い場所でも目標ポイントを素早く確認できる。
操作も漢字、かなの日本語表記の大型液晶ディスプレイとユーザーに好評なインターフェース搭載により、簡単に操作でき、ニコン独自の技術により、従来の作業開始時の0(ゼロ)位置の検出が不要で、小型ながらも高速で高精度に角度検出が可能となっている。
また、バッテリーも本体両サイドに2個の内部バッテリが装備でき、片方のバッテリがなくなると自動的にもう一方に切り替えられ、約10時間の連続使用で作業を中断する必要はない。
問い合わせ先は、コンストラクション営業部(電話03・3737・9411)まで。
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《メディア・インターナショナル、「窓テレビ広告システム」を開発・販売》 2009.09.28
(株)メディア・インターナショナル(福本和敏社長、熊本市尾ノ上1丁目10ノ17)は、不況打開への新広告戦術として、「窓テレビ広告システム」を開発・販売している。
このシステムは、店舗等の窓ガラスが、全自動映像放映装置により広告映像に変わるもの。夜間になると、窓に映し出された広告(映像)が、店舗の前を通る人に毎晩、営業してくれる。
放映時間は、午後7時から11時まで。映像の大きさは200インチまで可能。映像は1・5秒毎に変わる。集客用コンテンツも同時に提供。機器はリース月額6000円からとなっている。
現在、熊本市の不動産会社が採用。横1400_、縦600_のサイズで、20枚の映像で営業展開している。
問い合せ先は、ウィンドウTV全国販売元((株)メディアインターナショナル、電話0120・888・688、FAX0120・651・794)。
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《三菱樹脂、食品製造中の余剰汚泥解消 ヒシビオタンクを開発》 2009.07.23
三菱樹脂(東京都中央区)は、畜産食料品や水産食料品、缶詰・農産保存食料品等の製造に伴う余剰汚泥を解消するシステムとして、接触ばっ気式排水処理システム「ヒシビオタンク」を開発。7月から販売を開始した。
このシステムは、有用微生物を投入したタンクの接触ばっ気槽に排水を経由させることで、有機物が効率的に分解し、余剰汚泥を解消するもの。FRP製パネルタンクを既存の活性汚泥処理設備に繋ぐだけで稼動でき、分解後の処理水は、水質汚濁防止法の定めるSS(浮遊物質)レベルの目標値を大幅にクリアしている。余剰汚泥の廃棄費用が従来よりも低減できるだけでなく、環境改善にも貢献可能だという。
システム導入にあたっては、設置工期が短期間ですみ、装置のメンテナンスも容易。また増設・移設も可能で、公害防止機器としてリースすることにより初期投資額を軽減できる。
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《川崎技研、糸張り作業が1人で簡単に!「糸張り君」を開発》 2009.07.13
路面切削や不陸正整、アスファルト舗装敷均し等では地盤高の正確な測定が常に求められる。その場合、両側1人ずつが糸を持ち、中央で1人が計測するという3人体制での作業となるが、これを1人で出来る画期的な糸張り装置「糸張り君」が開発された。昨年3月に実用新案を取得済みで、熊本市内の舗装業者を中心に口コミで広がってきた。
開発したのは川ア技研(熊本市小山、川ア康雄代表)。自身が舗装工事業に携わっていることもあり「3人必要な糸張り作業が1人で出来れば経費も抑えられる」という思いから考え出した。
糸張り装置は、筒状の塩ビ管の中にあるステンレス製リールで水糸を引っ張り出す仕組み。リールにゼンマイバネを内蔵し糸に常に張力がかかっているため、最大9b出しても水糸のたるみは無い。測定が終わったら自動で巻き取れ、重さも4`cと軽量で持ち運びも簡単だ。
価格は3万5000円(消費税込・送料別)。問い合わせは同社(電話096・388・0365)まで。
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《蛇の目ブロック、建築用のコンクリートブロック 新JISの認証受ける》 2009.07.13
各種コンクリートブロックの製造販売をはじめ、ガーデニング資材や各種建材などを販売している蛇の目ブロック求i本社・熊本市、原裕一社長)は、建築用コンクリートブロックの新JIS認証(日本工業規格)を受けた。
同社の建築用コンクリートブロックは、品質・製造・出荷等の全工程で均一化、作業合理化、能率向上を図り、日本総合建築試験所の厳しい試験に合格。新JIS規格をクリアした製品のみを出荷できる体制が整った。
原社長は「経営方針でもある『最高の信用』『品質管理の練磨』『地域社会への貢献』の3つの柱のもと、品質管理推進責任者4人を含む社内委員会で、今後もより良い製品開発に取り組み、満足できる建築資材の提供に努める。また、品質管理規定に基づいた教育も積極的に推進していく」と話している。
問合せは、同社(熊本市月出1ノ4ノ76、電話096・383・2345)。
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《キャタピラージャパン、最大4.5m幅のアスファルトフィニッシャ「MF45WE」を新発売》 2009.07.13
キャタピラージャパン鰍ヘ7月1日、最大舗装幅4.5bのアスファルトフィニッシャ「MF45WE」を新発売した。
03年3月に発売したMF43WDのモデルチェンジ機。舗装幅は最小1.9bで、今回のモデルチェンジで最大舗装幅を4.3bから4.5bに延長したほか、従来機比で出力8%アップの新型エンジンを搭載し高粘度型アスファルト施工への対応能力を高めた。
さらに、アスファルトフィニッシャとしては業界初の車両遠隔管理システムを標準装備したほか、低床のホッパを採用してダンプトラックからスムーズに合材供給ができるようにした。
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《タダノ、小型トラック架装用カーゴクレーン「Zest(ゼスト)」を発売》 2009.06.08
(株)タダノ(本社香川県高松市)は5月25日、小型トラック架装用の新モデルカーゴクレーン「Zest(ゼスト)」を発売した。ZE290・ZE260・ZE250(つり上げ荷重2.93t・2.63t・2.53t)の3機種。開発には大型クレーンで培われた3次元CADシステムや構造解析システムを本格導入し、レーザー加工システムや高精度プレス機などの最新・最先端設備を投入したカーゴクレーン専用一貫生産工場「多度津工場」で生産、品質をさらに高めた。
主な特長は@大型クレーンに使用されている70`級高張力鋼板を新採用、強度性の高い一枚板構造ブームを実現A特殊塗料で満たされた槽にクレーン構造物を丸ごと漬け込む「カチオン電着塗装」システムを全面採用、内側の隅々までミクロン単位で電着塗装し、防錆力を飛躍的に向上B「走行用ロックピン」「アウトリガロックピン」が飛び出しを防止する二重ロック機構C「サイレントエコ・ポンプ」採用で従来の作動能力を保ちながらエンジン回転数を約25%、燃料消費量を約25%それぞれ低減し省エネ化Dクレーンの作業状況を安定度と強度の両面から常に監視する新安全監視システム「セーフティ・アイズ」を搭載―など。
標準価格(3〜6段ブーム)は、「ZE290」シリーズが230万円〜465万円、「ZE260」シリーズが200万円〜435万円、「ZE250」シリーズが190万円〜340万円。3機種合わせて年間2000台の販売を目指す。
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《東邦レオ、低コストで温熱空間を実現する「アクアフォーム」発売》 2009.06.02
断熱工法の施工を手掛ける東邦レオ(大阪市)は、日本アクア(横浜市)と業務提携し、高気密・高断熱住宅を導入するハウスメーカー・工務店を対象に、断熱・気密性が高く、低コストで温熱バリアフリー空間を実現する高発泡硬質ウレタン「アクアフォーム」を5月22日に発売した。
「アクアフォーム」は、発泡するウレタンフォームを現場でスプレーのように吹き付けることで、隙間がなく気密性の高い空間を実現する断熱工法。作業が簡易で別途の気密工事も発生せず、従来の繊維系断熱材と比べて1.5倍以上の断熱性能を持ちスリム化を実現。工期を従来の約1/3に減らすことを可能とした。
また透湿性が低く、建物を結露から守るほか、素材のウレタンフォームは水との化学反応で発泡するため、従来工法のように代替フロンガスを用いず、環境にも配慮している。
価格は材料費・工事費を含め1m2当り2,750円から(厚み40ミリの場合、税別)。3年後に、年間10億円の売上を目指す。
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《レンタルのニッケンら、落下防止用シートを販売開始》 2009.03.24
潟激塔^ルのニッケンと西日本高速道路エンジニアリング九州鰍ヘ、トラック搭載型高所作業車用の落下防止用シート「eQセーフティシート」を共同開発し、販売開始した。
建設工事公衆災害防止対策要綱において、高所作業時の落下物に対する防護対策が定められており、従来はブルーシートなどを粘着テープで作業台に貼り付けるといった方法を用いている。しかし脱着に時間がかかり隙間が出来るなど対策が不十分であったため開発された。
この落下防止用シートには、▽手摺にワンタッチで装着出来る▽継ぎ目等の隙間がない一体型▽作業操作ボックスが通常時と同じく露出しているため操作し易い▽作業安全帯の取付け場所が確保されている▽日本防炎協会認定の生地を使用―などの特長がある。
販売価格は15万円(税抜き)。問い合わせは、レンタルのニッケン九州支店営業部(電話092・735・4300)まで。
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《AutoCAD2010 PDF読み込みなど追加 3月19日出荷》 2009.03.17
オートデスク(鬼澤盛夫社長)は、2次元・3次元の汎用製図ソフトAutoCADの最新版「AutoCAD2010」を開発した。PDFファイルの図面をベースに新たな図面を作図できる機能や、寸法や角度を入力するだけで図形を自動的に変更できる「パラメトリック」機能を追加した。3月19日から出荷する。
PDFファイルの読み込みは、製図作業の一部を外注するなどグループで設計を行う際に便利な機能。ある図面をPDF化して加工できない状態にして協力会社などに渡し、その上に新たな図面を描き足してもらうことが可能だ。
パラメトリック機能では、図形の一部の数値を変更すると関連する部分も同時に変更するため、設計変更時に工数やミスを減らせる。
このほか、滑らかな曲面の3次元デザインや製図が可能な「フリーフォームデザイン」機能や、3次元プリントへの対応機能も追加した。
2次元製図に特化した「AutoCAD LT2010」も同時に発売する。
価格はAutoCAD2010が61万4250円。LTが19万9500円。
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《ラインテック、「写真の達人Ver4」のオプションソフト『配筋図面切出しツール』を発売開始》 2009.03.02
潟宴Cンテック(東京都)は、同社デジタル工事写真管理ソフト「写真の達人Ver4」のオプションソフトとなる『配筋図面切出しツール』を開発し、2月17日から発売開始した。
同社では、有限責任中間法人建設データベース協議会の企画協力を得て、建設業における図面(配筋図)管理のニーズを充分に取り入れた配筋写真管理作業の効率化・操作性を徹底的に追求。開発した製品は、@各イメージデータに対応A簡単な操作で図面をカットBワンクリックでXML形式の写真の達人用データファイル生成C切出した図形ファイルを階、部位等のフォルダに出力可能Dリコー社製デジタルカメラと連携―などの特徴がある。
価格は、「写真の達人Ver4+配筋図面切出しツールセット」で8万4000円(税抜)。現在、写真の達人のユーザーには同セットを2万5000円(税抜)で提供する。
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《ガラス廃材のサイクル材「ミラクルソル」、水質浄化など用途を拡大》 2008.06.30
ガラス廃材を活用したリサイクル材「ミラクルソル」が、軽量地盤材料などの用途に加え、水質浄化や屋上緑化、透水性・保水性舗装など活用範囲を拡大している。ミラクルソルを使った工法の普及に取り組んでいるミラクルソル協会(理事長・原裕日本建設技術社長)では、官公庁や民間の発注者、コンサルタントなどに、素材としての幅広い可能性をPRしていく考えだ。
ミラクルソルは、ワイン瓶などの空き瓶や板ガラスなどガラス廃材を焼成してつくるリサイクル材。無数の微細な気孔を有し、軽量で強固なことが特長だ。製造条件によって比重や吸水・非吸水性能を調整できる。軽量盛土材や地盤改良材、斜面緑化の保水材などとして使われている。
水質浄化での活用は2004年度、国土交通省による中小・中堅建設業の新分野進出モデル構築支援事業にも選定された。粗粒状のミラクルソルをろ過・接触材として活用するもの。佐賀県唐津市の浄水場や、国土交通省が整備した岐阜県の小里川ダムの水質浄化施設など、ここ数年で4施設に採用された。
屋上緑化では、粗粒状のミラクルソルと板状の「ミラクルアワボード」を使用し、軽量・薄層で、保水機能に優れた緑化システムを構成。建築物への負荷を低減できることや、水分や養分の保水・保肥機能に優れていることで採用事例を増やしている。
原理事長は、リサイクル材としての開発のポイントを「廃棄物を使って天然資源に近いものをつくること」と話す。これまでに17工法で特許を取得。水産養殖の水質浄化など建設関係以外にも用途を広げている。
問い合わせはミラクルソル協会事務局 電話03(5524)3217まで。
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《オートデスク、AutoCAD Civil 3DR 2009の出荷開始》 2008.05.22
オートデスク(鬼澤盛夫社長)は、土木業界向け設計ソフトの最新版「AutoCAD Civil 3DR 2009」の販売店への出荷を開始した。
同ソフトは、一元管理した情報により設計・製図することで、設計変更をあらゆる関連図面に一括で反映できる「ダイナミックモデルベース設計」がコンセプト。最新版では道路設計の機能を追加。複雑な道路計画でも、精度の高いモデリングが少ない工数で行えるほか、道路構造令などの設計基準との整合を瞬時にチェックできる。
さらに、道路工事などでの土量配分カーブ( マスカーブ )の自動計算・作成機能を追加。切盛土のマスカーブを容易に描け、道路設計図を変更しても瞬時に縦断方向の切盛バランスが再計算・表示できるので、合理的な土量配分を設計段階から行える。
価格はスタンドアロンで81万9000円。12万4950円でソフトウェアメンテナンスプログラムの年間契約を付加できる。
詳細をホームページに掲載。
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《戸田建設とジオスター、プレキャスト式地下構造物構築向けに「さくさくSLIT工法」》 2008.05.12
戸田建設(井上舜三社長)は、ジオスター(篠原喜代司社長)と共同でプレキャスト式開削地下構造物構築法「さくさくSLIT(スリット)工法 」を開発した。新形式の浅層地下構造物の急速構築技術として、公共事業発注者などに積極的に提案していく。
この工法は、施工時の支持杭側方土圧に抵抗するH鋼を連結する構造。H鋼は施工時のみの仮設材であるため、側壁すべてをプレキャスト部材とする場合と比べ、運搬や建て込みが容易で、コストを低減できるという。
両社は、新たに建て込み後に止水板を配置できる止水構造を考案し、確実に側壁部材間の止水ができるようにした。
側壁部材と頂版部のプレキャスト部材間の接合は、モルタル式充填(じゅうてん)継手を、場所打ちとなる底版と側壁の接合は、あらかじめプレキャストの側壁部材に機械式鉄筋継手を配置しておくことで、各部材間を剛結合にした構造形式を実現した。
運搬条件などによって頂版部材を分割する必要がある場合には、頂版部材間をループ鉄筋継手などで一体化する。
幅広断面の場合、エリアを分割して限定された範囲内を順次構築して行くことができるため、工事中の地上利用への影響が少ないという特徴もある。
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《戸田建設、超高強度RC柱開発》 2008.05.12
戸田建設(井上舜三社長)は、設計基準強度1平方_メートル当たり130ニュートン級の超高強度コンクリートを用いた超高強度RC柱を開発し、東京都中央区に建設中の晴海3丁目A1棟(地下1階・地上49階建て)に適用した。
同社は超高層スケルトン・インフィル住宅を実現する「Super HRC(スーパー・エイチ・アールシー)システム」を開発し、19〜54階建ての超高層RC造住宅に適用していたが、長寿命住宅を実現するためには、さらに高品質で耐久性の高いプレキャスト部材の開発が必要と判断した。
新工法は、柱梁接合部を柱の周辺の梁をつなぐようにして斜めに補強。柱梁接合部の斜め部分には補強筋を配筋し、超高強度RC柱の直下の部材である柱梁接合部を周囲から拘束(特許出願中)して、超高強度RC柱の直下となる地下階の柱のコンクリート強度を低減した。
また、超高強度RC柱のコンクリート強度とは別に、地下階の梁や耐力壁のコンクリート強度を設定することもできるため、地下階の構造コスト低減と工期の短縮を図ることができるようになったという。
同社は、超高強度RC柱による建築空間の実現を目指して、高性能超高層RC造住宅「スーパー・エイチ・アールシーシステム」のメニューに加え、超高層住宅市場の開拓を進めていく考えだ。
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《タダノ、220dつりオールテレーンクレーン「ATF220G-5」を新発売》 2007.04.17
(株)タダノ(本社香川)は3月25日、220dつりオールテレーンクレーン「ATF220G-5」を新発売した。
オールテレーンクレーンとは、あらゆる路面に適したクレーンのこと。不整地走行から舗装道路での高速走行まで、オールマイティに走行できるクレーンをいう。
「ATF220G-5」は、世界戦略機種(グローバルモデル)として、全世界への供給を目的に、子会社のファウン社(ドイツ)と共同開発した機種。近年、建設クレーンに求められる安全性の追求、コンプライアンスの順守などを考慮し、キャリア部の軽量化による分解搬送性および走行機能の向上、安全作業のための新制御装置の開発、さらに顧客のニーズに応えた日本市場に対応した仕様となっている。
主な特徴は、@旋回体装備状態での公道走行を実現A「イージー・スカイピン」機構の採用Bクラス最長の超ロングブームC荷振れを防止する「リフト・アジャスタ」機能D機動力に優れた新型キャリア―など。
標準仕様価格は2億8000万円(税別価格)。年間10台を販売目標に掲げている。
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《新キャタピラー三菱、船内荷役やノロ処理現場などで活躍する履帯式ローダ2機種をフルモデルチェンジ》 2008.04.17
新キャタピラー三菱(株)(本社東京)は、船内荷役やノロ処理現場などで活躍する履帯式ローダ2機種をフルモデルチェンジし、4月1日に新発売した。
モデルチェンジしたのは、「CAT 953D」(バケット容量1・8立方b)と「CAT
963D」(同2・5立方b)。作業機(バケットおよびリフトアーム)油圧システムおよび冷却システムの進化により燃費低減を図り、省燃費に対するユーザーのニーズに応えている。
また、排出ガスに含まれる有害物質を大幅に低減する新世代環境対応型エンジン「ACERT(アサート)」を搭載し、ハイレベルの環境性能を実現。さらに、低騒音・低振動の新型キャブは、容易で快適なオペレーションを可能にしている。 標準販売価格(販売標準仕様、工場裸渡し)は、「CAT
953D履帯式ローダ」2203万円、「CAT 963D履帯式ローダ」2820万円。目標販売台数は、2機種合わせて年間10台としている。
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《新キャタピラー三菱、重土木や砕石・鉱山現場で活躍するCAT772ダンプトラックを新発売》 2008.04.17
新キャタピラー三菱(株)(本社東京)は、重土木や砕石・鉱山現場で活躍するCAT771Dダンプトラック(02年6月発売)をモデルチェンジし、CAT772ダンプトラック(最大積載量46t)を4月1日新発売した。
今回のモデルチェンジでは、ワイドな前方視界と快適なオペレータ環境を確保する「センターマウントキャブ」をCAT770に続き新たに採用。従来機に比べ容積を8%、幅を35cm拡張しガラス面積も52%アップ、快適な居住性を実現した。また、排出ガスに含まれる有害物質を大幅に低減する新世代環境対応型エンジン「ACERT(アサート)」を搭載してハイレベルの環境性能を実現したことにより、オフロード法をはじめ米国環境保護局(EPA)のTier3規制および欧州連合(EU)のStageIIIa規制などの排出ガス規制にも対応した。さらに、優れた耐摩耗性と耐衝撃性を備えた新型ベッセルを採用するとともに、従来後付けされることの多かったスチールライナ(衝撃吸収材)を標準装備。積載能力を長期間維持しコストも大幅に削減している。
標準販売価格(販売標準仕様、工場裸渡し)は7,449万円。販売台数はCAT770と合わせ年間25台を目標にしている。
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《飛島建設、工事騒音を自動で判別 「工事騒音リアルタイム評価・対応システム」を開発》 2008.03.17
飛島建設(池原年昭社長)は、「工事騒音リアルタイム評価・対応システム」を開発し、地方整備局発注の自社現場で実用化している。騒音監視地点に届く騒音の中から工事騒音を自動で判別し、常時異常値を監視・警告する=図=。
このシステムは、監視地点での騒音レベルが管理基準値を超えた場合に、工事騒音と暗騒音(自動車騒音・犬や鳥の鳴き声など)を自動的に判別。工事騒音だけをリアルタイムに評価する。
これに伴い、従来と比べ省力化、コストダウンが可能なほか、騒音低減対策を迅速に講じることができるため、高いレベルの監視体制が要求される現場では有効なシステムという。
主な特長は@騒音の音源とその影響レベルを解析しパソコン画面上に表示するAモニタリング状況は、管理基準値を超えた場合が赤色、警報値を超えた場合が黄色、平常時が青色で表すB騒音データはパソコンのハードディスクに保存でき、解析後も活用が可能ーなど。
東北地方整備局内の大笹生トンネル工事、近畿地方整備局内の今戸トンネル工事で運用中。
問い合わせは飛島建設広報グループまで。電話03(5214)8212。
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《九州大大学院・甲木助教、曲がり穴に沿いアンカーボルトを埋設する耐震補強工事用施工》 2008.03.17
埋設されている配筋をそらして掘削し、掘削した曲がり穴に沿ってアンカーボルトを埋設する、耐震補強工事用の特殊アンカーボルト施工方法を、九州大学大学院工学研究院の甲木昭雄助教がこのほど開発した。
阪神淡路大震災以降、高速道路の耐震補強工事が全国的に行われているが、補強用アンカーボルトを埋め込むための深穴を掘削する際、「所定の長さのアンカーボルトを埋め込まない」「配筋が多数切断される」等の事態が多発し、社会問題化。これらを解決するため、埋設されている配筋をそらして掘削し、掘削した曲がり穴に沿ってアンカーボルトを埋設する方式を考えた。
施工方法は、設計図をもとに既設アンカーボルトの位置を推定し、電磁波レーダーで配筋の位置を確認しながら新設アンカーボルトの穴を掘り進み、既設配筋に突き当たるときに、穴底から既設配筋を避けるように直径の小さい分岐穴をあけ、特殊アンカーボルトを挿入するという仕組み。
穴底の少し手前から先行穴と同一径の穴を、既設配筋を避けながら方向を変えて穴を掘り進むことも出来、実験で、日本ファインテック(株)が試作した掘削機を用いて、コンクリートにφ40_の堀削ビットで深さ200_まで穴をあけ、穴底からハンドドリルを使ってφ20_の堀削ビットで深さ400_まで傾斜穴をあけたり、阪神高速道路と同じ成分のコンクリートに同一径の屈曲穴をあけ、特殊アンカーボルトが挿入出来ることも確認している。
高速道路や橋梁、マンション等の耐震補強工事はこれからますます需要が増し、また、戦後高度経済成長期に建造された大型建造物も補修期に入っている。今回開発した施工方法では、補強工事が従来の方法より容易になり、経済的な市場価値が極めて高いものとみられている。
今後の展開について甲木助教は「アンカーボルトの引き抜き強度試験や、施工した高速道路等の耐久試験を行い、技術の有効性を実証する。この施工方法が早急に普及し、安全な補強工事が進むことを期待する」と話す。現在、独立行政法人科学技術振興機構の協力のもと、日本ファインテック(株)、阪神高速道路施工企業のオオトミ建設(株)、掘削工具メーカのノリタケスーパーアブレーシブ(株)とともに製品の完成を急いでいる。
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《奥村組・丸五基礎工業、大口径「2倍拡底杭工法」が日本建築センターの評定取得》 2008.03.14
奥村組(奥村太加典社長)と丸五基礎工業(平見殖社長)は、両社が共同開発した「2倍拡底杭工法」の最大拡低部径を4100_まで広げた大口径「2倍拡低工法」について、2007年12月に日本建築センターの評定(BCJ評定ーFD0255−02)を取得した。これにより、従来の「2倍拡底工法」と比べ、大きな荷重が作用する超高層建物や倉庫などにも適用することができるようになった。
大口径「2倍拡底杭工法」の軸部径は700_〜2000_(従来は最大1700_)。拡底部径は最大4100_(従来は最大3500_)。コンクリートの設計基準強度は18〜42N/平方_。
この工法は、あらゆる建築基礎や土木構造物基礎に適用し、特に大荷重が作用する建築構造物には経済的な設計で大きな支持力を実現できる。従来は、拡低部径を4100_にすると軸部径は2400_必要だったが、新工法では軸部径を2000_まで細くできる。例えば、杭長50bで試算すると、杭体積は約25%小さくできるという。
従来と比べ、掘削土量や安定液を少なくできるため、経済的で環境への負荷も小さく、昨今の材料高騰、掘削残土処理問題にも対応する。丸五基礎工業の施工で3月から実施施工する。
問い合わせは奥村組技術本部建築部まで。電話03(5427)8534。
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《鹿島、鋼管矢板基礎に用いる高剛性・高耐力継手「Super Junction」開発》 2008.03.14
鹿島(中村満義社長)は、鋼管矢板基礎に用いる高剛性・高耐力継手「Super Junction」を新日本製鐵(三村明夫社長)と共同で開発した。
Super Junctionは山形鋼を用いて継手部の内空断面を200_×400_と大きくし、山形鋼とずれ止めの異形鉄筋組合せ構造とした。
また、新しく開発したウォータージェットの噴出力を利用した掘削洗浄機によって、継手内部を容易かつ確実に洗浄。高強度モルタルも確実に充填できる。
従来型の継手(P−P継手)に比べて2・5倍のせん断剛性と、10倍のせん断耐力を実現。鋼管矢板基礎における鋼管矢板本数の削減、工費縮減、工期短縮 を可能にしたという。
同社は大規模橋梁工事の基礎工事などでの採用を積極的に提案していく考え。
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《タダノ、カーゴクレーン「Zest(ゼスト)」を発売 70kg級高張力鋼板を業界で初採用》 2008.02.08
(株)タダノ(本社東京)は2月1日、中型トラック架装用カーゴクレーン(車両搭載型クレーン)をモデルチェンジし、新モデル「Zest(ゼスト)」を発売した。ZE360・ZE300(つり上げ荷重2.93t)の2機種で、開発には大型クレーンで培われた3次元キャドシステムや構造解析システムを導入するとともに、レーザー加工システムや高精度プレス機などの最新・最先端設備を投入したカーゴクレーン専用一貫生産工場で生産、品質をさらに高めた。
主な特長は@大型クレーンに使用されている70`級高張力鋼板を業界で初めて採用し、強度性の高い一枚板構造ブームを実現A特殊塗料で満たされた槽にクレーン構造物を丸ごと漬け込む「カチオン電着塗装」システムを全面採用、内側の隅々までミクロン単位で電着塗装し、防錆力を飛躍的に向上B「走行用ロックピン」「アウトリガロックピン」が飛び出しを防止する二重ロック機構C「サイレントエコ・ポンプ」採用で従来の作動能力を保ちながらエンジン回転数を約35%、燃料消費量を約25%それぞれ低減し、環境に配慮Dクレーンの作業状況を安定度と強度の両面から常に監視する新安全監視システム「セーフティ・アイズ」を搭載―など。
標準価格(3〜6段ブーム)は、「ZE360」シリーズが235万円〜535万円、「ZE300」シリーズが215万円〜505万円。2機種合わせて年間5000台の販売を目指す。
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《住友建機、油圧ショベルLEGEST「SH200-5」が平成19年度「省エネ大賞」》 2008.02.01
住友建機 の油圧ショベルLEGEST「SH200-5」が、その高い省エネ性能を評価され、平成19年度「省エネ大賞」(経済産業省主催)を受賞した。これは平成19年度「グッドデザイン賞」に続くダブル受賞。
「SH200-5」は独自の油圧・電気システムSIH:S(シーズ)を採用し油圧ロスを徹底的に低減、また新型エンジンシステムのSPACE5(スペースファイブ)と合わせ、従来機よりも作業量をアップしながら燃費の20%改善を実現。また省資源性、環境改善性、安全性も格段にアップしている。
経産省の「省エネ大賞」は優れた省エネルギー性を有する民生機器・システムを公募して表彰することにより、省エネルギー製品の開発と普及促進を図るもので、本年度で18回目。
油圧ショベルLEGESTについての問い合せは、同社総務グループ(電話03・6737・2600)。
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《大成建設 ケミカルハザード物質の流出など防ぐT−Hazard Barrierを開発》 2008.01.24
大成建設(山内隆司社長)は、医薬品工場や研究所向けに、抗生物質や免疫抑制剤(ケミカルハザード物質)などの外部への飛散・流出を防止する機能と、汚染物質の侵入を防ぐクリーンルームとしての機能を持つ製造室(T−Hazard Barrier )を開発した。流出と侵入を防止する初めての施設であり、従来、管理区域としていたスペースを大幅に削減できると同時に、より高機能で安全性の高いハザード対応施設を実現した。
医薬品工場などのクリーンルームは、ケミカルハザード物質の流出と汚染物質の侵入を同時に防ぐため、隣室よりも気圧の低い陰圧と、隣室より気圧の高い陽圧双方の相反する機能を満たすことが要求されている。
現在は、製造室を陽圧にするとともに、製造室に隣接空間を設け、その空間や天井裏を陰圧にすることで、ケミカルハザード物質の一般エリアへの流出を防ぐ方法が取られていた。
今回開発したクリーンルームは、製造室の壁・天井を中空パネルで構成。中空部を所定の陰圧に維持することで、相反する二つの要求に応えることが可能となった。
主な特長は@隣接空間の大幅な削減と有効利用A従来管理区域としていた隣接空間や天井裏などの管理コストの低減やメンテナンスの利便性の向上Bケミカルハザード物質や汚染物質の確実な封じ込めと、管理区域の大幅な削減による安全性の向上ーなど。
検証実験は同社技術センターで実施済み。流出と侵入を同時に防止でき、医薬品製造用のクリーンルームには効果的であることが実証された。今後は、医薬品メーカーの工場や研究所に積極的に提案していく。
問い合わせは大成建設広報部まで。電話03(5381)5011。
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奥村組、覆工コンクリート全断面連続締固めシステムを開発》 2008.01.17
奥村組(奥村太加典社長)は、山岳トンネルの覆工コンクリート締め固め技術「覆工コンクリート全断面連続締固めシステム」を開発した。引抜きバイブレーターとコンクリート圧力管理を特長とするシステムで、緑資源機構発注の「18南丹園八1工区農用道1号トンネル」に適用し、その効果を確認した。
山岳トンネルのアーチ部への覆工コンクリートの打込みは、ポンプ圧送による吹き上げ方式が一般的。この際のコンクリート締め固めは通常人力で行われ、側壁上部からアーチ部にかけては、バイブレーターの締固め個所を目視することが難しく、締固め不足や締固め程度のばらつきが懸念されていた。
開発したシステムは、覆工コンクリートの側壁からアーチ部を経由して妻型枠までを連続して機械的に締め固める技術と、打込みコンクリートの充填状況を管理する技術を統合した。
主な特長は@打込みコンクリートの品質が均一Aコンクリート充填検知器で、覆工背面の状態を確認しながら打込み作業ができるB強度のばらつきの少ない覆工コンクリートを構築できるーなど。
問い合わせは奥村組技術本部東京土木技術部まで。電話03(5427)8582。
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《錢高組とコプロス、DUCMM工法を開発》 2007.10.17
錢高組(錢高一善社長)とコプロス(宮崎薫社長)は、ケコム工法で築造した鋼管立坑から切羽を開放しないまま推進機を直接発進到達できる「DUCMM工法」を開発した。今年7月には直径2000_、掘削深さ5bの立坑を揺動式の打設機械で築造し、二重構造の打設性能試験、外側鋼板の引抜き試験、止水性試験などを行い実用性を確認したという。
コプロスが開発したケコム工法は、直径5000_以下の鋼管を内部掘削しながら揺動または回転させ地中に圧入沈設して立坑を築造する技術。
DUCMM工法は、ケコム工法で築造した立坑の推進機通過部分を鋼管と鋼板の二重構造とし、内側の鋼管は推進機が通過できるよう事前に開口しておき、外側の鋼板は上側にスライドできる構造となっている。推進機が発進する場合は、切羽圧を確保した上で外側の鋼板を引き上げる=写真=。到達する場合は、鋼管内に到達設備を設けた上で外側の鋼板を引き上げる。
DUCMM工法は、推進機通過部だけを鋼管と鋼板の二重構造としているが、土水圧に十分抵抗でき止水機能を保有している。また、この工法は、地盤改良が基本的に不要なため、工期を短縮でき、安全性にも優れている上に約20%のコスト削減が可能という。問い合わせは、錢高組技術本部技術研究所 電話03(5323)3861。
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《奥村組、コンクリート品質保証システムを開発》 2007.10.17
奥村組(奥村太加典社長)は、新設コンクリート構造物の品質保証システムを開発し、実施工で有効に機能する体制を構築した。この品質保証システムは、従来より広い範囲の情報共有、頻度の高いデータ収集とチェック過程、全工程の中でのフィードバック機能を備えた独自のシステム。
特長は@「施工前、施工段階、施工後」の段階ごとに品質チェック過程を設けているAコンクリートの製造・施工過程で「開始から終了まで」品質管理と記録を行い、欠陥の無いことを保証(打設支援システム)B非破壊検査システムで速やかな品質保証C各段階で収集したデータは発注者、本社専門技術者と共有するD全データを保存し、定型の帳票に加工することで処理時間を短縮ーー。
今後は適用現場を拡大するとともに、品質保証を積極的に行うことで、新設する構造物の信頼性を確保するという。
問い合わせは、奥村組技術本部技術研究所、電話029(865)1521。
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《鹿島、エレベータ地震時管制システム開発、長周期地震に備え》 2007.10.17
鹿島(中村満義社長)は、リアルタイム制御を利用したエレベーター地震時管制運転システムを開発した。長周期地震による超高層ビルのエレベーターロープ引っ掛かり事故などを未然に防ぐことができるという。
このシステムは、建物に設置した地震計で地震時の入力加速度を計測。あらかじめ入力しておいた建物固有の構造解析基礎データとエレベーターロープの振動データを基にしてリアルタイムにエレベーターロープの振動解析を行う。
解析してロープの揺れ幅が過大な場合には、現行のエレベーター地震時管制に移行させて運転を休止。ロープの揺れが安全値以内に収束してから運転を復旧させる。
8月竣工した新本社ビルをはじめ、すでに同社が設計・施工した4件の高層建物にこのシステムが導入されている。
同社は、10月から実施される緊急地震速報や、同社が開発したRDMS(リアルタイム防災システム)を組み合わせることで、地震後の建物の機能回復をスムーズに適切に行うことができると話している。
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《潟Jワタのジェットスプレー工法、熊本県内8社で研究会組織》 2007.09.18
潟Jワタ(奈良県)は、呼吸性のある強靭で柔軟な防水膜を、自在な厚み、強力な密着力で、あらゆる下地や複雑な形状に瞬時にシームレス施工できる「ジェットスプレー工法(超高速硬化ウレタン吹付工法)」を開発した。熊本県内では、同社の技術研修を受けた施工代理店8社でジェットスプレー工法研究会(会長・鬼塚龍彦泣Tン技研社長、会員8社)を組織。すでに3万平方b以上を施工するなど実績を上げている。
この工法は、@シームレスコーティングが可能(専用スプレーマシンの採用で、複雑な形状の構造物も継ぎ目がない)A超速乾性(施工後30分でコーティング面を歩行可能)B呼吸性がある完全密着施工(塗膜に適度な蒸気拡散性があり、コンクリート中の蒸気圧による塗膜のフクレがない)C膜厚調整が自在(施工時のスプレー回数で膜厚を簡単に調整)D強靱な仕上り(ウレタン防水層に溶剤や柔軟剤を全く含まない材料を使用し、広い温度範囲で弾力が持続。機械的強度、耐摩耗性、耐候性、耐薬品性などにも優れる)―などの特徴を持つ。
防水材の硬化が早いのはもちろん、材料の温度管理や混合はすべてマシンが行うので、最低限の作業人数で施工が可能だ。また、マシンによってつくり出される呼吸性ウレタンは、脱気シートや脱気筒が不要で、防水層が下地と完全に密着し、防水性や躯体強化の効果が驚くほど高い。膜厚も最低2_から任意に選択できる。
例えば、500平方bの陸屋根を改修する場合、1日で下地からトップコート仕上げまで完成させることができる。
用途別に4つの専用スプレーマシンがあり、小面積から大面積まであらゆるコーティングやライニングに適応。工場床面、屋上、観覧席、駐車場、プールなど、様々な場所で施工可能だ。
国土交通省の新技術を集めたデータベース「新技術情報提供システム(NETIS)」にも登録(登録番号KT-050040-A)。国交省をはじめ公共機関でも広く採用されはじめている。
ジェットスプレー研究会のメンバーは、褐ワ和産業、サイクル産業梶A泣Tン技研、大昇工業梶A潟gップ、誉産業梶A拒揄i化工、潟~カド。問い合わせは、同研究会事務局(電話096・355・0241、叶シ井塗料産業内)。
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《新キャタピラー三菱、REGA(レガ)Dシリーズの30dクラス2機種を9月15日新発売》 2007.09.18
新キャタピラー三菱梶i本社・東京都世田谷区用賀4丁目10ノ1)は、CAT油圧ショベル「REGA(レガ)」Dシリーズのうち、30dクラス2機種の燃料生産性をアップし、9月15日から新発売する。
新発売する製品は、CAT 330D「REGA」(運転質量33・5d)と、同機種のロングクローラ仕様であるCAT
330D L「REGA」(同34・5d)。
今回の改良では、従来機(平成17年10月発売)の特長に加え、エンジンの出力アップとメインポンプの高効率化により、同等の作業性能を確保しながら燃料消費量を最大7%低減した。また、作業内容や現場条件に応じて3段階のパワーモードを選択できる「バリアブルパワーモード(VPM)」を採用。作業性能を時間当たり最大9%アップするハイパワーモードも選択可能となり、さらなる燃料費低減や生産性向上を求める幅広いニーズに対応する。
標準販売価格(販売標準仕様、工場裸渡し、税別)は、CAT
330D「REGA」が2980万円、CAT 330D
L「REGA」が3085万円。
問い合せは、同社広報課(電話042・764・8622)まで。
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《飛島建設、吹付型吸音工法が阪神高速道路の技術公募で採用》 2007.09/18
飛島建設(池原年昭社長)が開発した「吹付型吸音工法」が、阪神高速道路が技術公募した「切土法面(ブロック積擁壁)における反射音の低減技術」に採用された。実大吹付試験体での吸音率測定では、50〜60_の施工厚で要求性能(平均斜入射吸音率、0・75以上、残響室法吸音率)を得られることを確認した。 今回の技術公募(神戸市須磨区内での環境改善工事)では、スプリットンブロックランダム凹凸形状の反射法面に吹付型吸音工法で吸音材を施工、反射音の低減効果を証明した。
吹付型吸音材は、廃ガラスを原料とする超軽量な人工骨材を使用。多孔質化・軽量化させたセメントモルタルを吹付施工することで、耐候性や不燃性を兼ね備えることができるという。
この吸音材は、施工後、最小限の形状変更で騒音を低減できることが特長。また、パネルタイプでは隠れてしまう吹付施工面(地山)を可視化することで、施工後の変状を目視で監理できるなど、維持管理の優位性も証明できたという。
問い合わせは、飛島建設経営本部広報部(電話03・5214・8212)。
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《鹿島、人工地盤緑化培養土の機能強化》 2007.09.18
鹿島(中村満義社長)は、すでに開発していた2種類の人工地盤緑化培養土(商品名=ケイソイル、草花名人)の原材料や配合を大幅に見直し、ヒートアイランド対策のツールとして保水力などの機能を強化。合わせてコストダウンを実現した。
2種類の人工地盤緑化培養土の材料の一部には、これまで単独では商品化することが難しかった植栽用土細粒やパーライト細粒を活用。従来品に比べそれぞれ15%程度のコスト低減を実現した。植栽用土細粒は飛散しにくく、施工性も向上したという。
同社は1996年に業界に先駆けて軽量で最適な肥料や栄養分をバランスよく配合した人工地盤緑化培養土「ケイソイル」(樹木用)、「草花名人」(草花用)を開発。関連会社のテクノウェーブ(五十嵐力社長、東京港区)から販売していた。
近年は東京、埼玉、大阪などのようにヒートアイランド対策として屋上緑化を義務付ける条例を制定する自治体などが増加。
国土交通省の調査でも06年の屋上緑化は983件で計25・5f、2000年と比べて約2倍に拡大しており、同社は今後も都市緑化の市場は拡大するとみている。
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《清水建設、「インテリジェント・ガイドシステム」を開発》 2007.09.18
清水建設(宮本洋一社長)は、ITやロボットを融合させた次世代技術といわれる「空間知能化技術」を活用した「インテリジェント・ガイドシステム 」を開発した。来訪者の動きを自動的に察知して、必要な案内サービスを提供できるという。今後は、美術館、博物館、ショールームなどの案内スペースでの採用を積極的に提案していく考えだ。
空間知能化は、空間の状態やそこにいる人間の状態をセンシングし、空間全体で高度なサービスを実現しようとする次世代技術。
現在、国内外で多数の研究機関や企業が研究開発に取り組んでおり、今回の開発も空間知能化の1テーマとして取り組んだ成果だという。
システムは、室内に配置したネットワークカメラで来訪者を捕捉。「背景差分法」という画像処理手法を活用してその画像を高速処理。「歩行」あるいは「滞留」状態として検知する。
来訪者が立ち止まると、システムは「滞留」状態と検知して「自在プロジェクション装置」が施設案内や技術説明を開始する。
「自在プロジェクション装置」は長さ400_×幅500_×高さ1100_、重量80`。バッテリーを動力源とし、プロジェクター、カメラ、スピーカー、投影方向を自由に変える「パン・チルト機構」を内蔵。必要に応じて移動しながら、壁・床・柱など説明に都合の良い場所をスクリーンに選んで、説明用の画像を映し出す。
来訪者は、メニュー画面に「タッチ」すると、内蔵したカメラが選択を検知。来訪者の希望に応じて、画像、音声などを組み合わせたさまざまな演出による案内や説明を行うことができるという。
同社はシステムをさらにブラッシュアップ。高齢者に優しい案内や非常時の案内誘導など安全・安心への展開を図り、従来にはない機能を持った付加価値の高い空間・インフラの創出に取り組んでいく考え。
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《ハザマ、中性子遮へいコンクリートを開発》 2007.09.18
ハザマ(新名順一社長)と高エネルギー加速器研究機構(KEK、鈴木厚人機構長)は、骨材料の最適化、コンクリート製造方法の改良で、普通コンクリートの1・7倍の遮へい性能を持つ「中性子遮へいコンクリート」を開発した。
ハザマは、樹脂系や耐熱型の中性子遮へい材の研究開発を進めてきたが、ホウ素と水素を含んだ特殊骨材を利用する中性子遮へいコンクリートの開発は初めて。
ハザマ技術研究所(茨城県つくば市)で行った性能試験=写真=では、コンクリート強度は普通コンクリートと同等性能で、長期的耐久性を示す乾燥収縮量や中性化深さ量については、普通コンクリートを上回るという分析結果を得た。
当面はPC(プレキャスト)板として製造・販売する予定。製造コストは普通コンクリートの約20%増となるが、約40%の壁厚減にできるため建物重量を軽減。基礎工事費など工事費トータルでコストを低減できると見込んでいる。
この技術(特許共同出願中)は、粒子線治療などの医療施設、核融合関連の研究施設、原子力施設など、国内外の中性子を利用する施設への導入を提案していく。
問い合わせ先はハザマ広報室(電話03・3588・5711)。
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《飛島建設、M+で床衝撃音遮断性能など向上》 2007.08.09
M+(無添加マンション「エムプラス」)の技術を医療施設や保育園、教育施設などへの展開を進める飛島建設(池原年昭社長)は、放散化学物質が少なく床衝撃音遮断性能を強化した二重床と、外壁断熱効果を従来仕様より高めた外壁断熱工法を開発、実用化した。 M+は戸建住宅で培った「無添加住宅」の技術や素材を気密性の高いコンクリート造りのマンションなどに適応させる技術。
床衝撃音遮断性能を強化した二重床は、フローリング下地材に化学物質の放散が少ない高剛性床を採用することで、床衝撃音レベルの低減と歩行感を改善。厚生労働省が指定する13物質についての室内・床下の濃度は、室内環境指針値以下であることが確認されている。
外壁断熱効果を高めた外壁断熱工法は、乾式工法の採用で炭化コルクの材厚を50_まで施工でき断熱性が向上。アンカーを打ち込むことで、断熱材(漆喰)付着強度も強化したという。
問い合わせは広報グループ(電話03・5214・8212)。
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《鹿島、軽量外装壁タイル「コア・インプレッション」開発》 2007.08.09
鹿島(中村満義社長)はこのほど、オリオン商事(高橋稔社長)、丸美陶料(小川計爾社長)と共同で、建築物などの解体現場から排出される廃コンクリートを原料とした軽量外装壁タイル商品「コア・インプレッション(Core・Impression)」を開発した。
コア・インプレッションは、高い廃棄物含有率(廃コンクリートを含むリサイクル材重量使用率50%以上)であるにもかかわらず、セラミックタイルと同等以上の品質を実現。エコマーク商品の認定(認定番号:06109013)も取得している。
セメント系人工石材の難点であった色落ちなどの経年劣化に対する不安を解消しながら、セメント系人工石材の長所であるデザイン性は、そのまま確保した。
また、豊富な形状とカラーバリエーションを持ち、
市販のセラミックス製の外装壁高品質タイル価格(1平方b当たり1万2000円程度)よりも安価な価格(1平方b当たり1万円程度)を実現。また、形状や色彩など個別の要望に答える体制も整えた。
鹿島は、既にオリオン商事から販売を行っている「DESIGNERS
COLLECTION:DC-TILE」と「ECO−CHART」シリーズに今回の軽量タイルを新メニューとして加え、エコリサイクル商品の充実を図る考え。これまでに数社から引合いがあると話しており、3社は生産・供給開始している。
販売と問い合わせは、オリオン商事(東京都北区西ケ原1ノ42ノ1、電話03・3576・0566、FAX03・3676・0700。
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《ハザマ・ファースト、「携帯型詳細ひびわれ幅測定器『CRACK VIEWER』」を共同開発》 2007.08.09
ハザマ(新名順一社長)と画像処理メーカーのファースト(本社・神奈川県大和市、牧野正勝社長)は、コンクリート表面のひび割れ幅を正確に測定できる「携帯型詳細ひびわれ幅測定器『CRACK VIEWER』」を共同で開発した。長さ10_から15_区間のひび割れについて、400カ所前後のひび割れ幅を連続的に測定。統計的に処理し、ひび割れ幅を表示することができるという。
「CRACK VIEWER」は、測定したい場所に専用カメラを合わせ、カメラとUSBケーブルで接続したパソコンの画面を見ながらひび割れ幅を測定する。測定結果はヒストグラムやプロファイルの表示もできることから、報告書データとして活用できる。幅0・05_から2_までのひび割れに対して、ひび割れ幅0・01_単位で表示する。測定精度は±0・02_以内。測定時間は1秒以内。データはCSV形式、画像はJPEG形式で保存する。
今後は、コンクリート構造物のひび割れ幅の測定・記録・保存や、ひび割れ補修が必要か否かを判定する根拠、新設構造物の竣工検査などに幅広く活用していく予定。
9月初旬から市販する。販売希望価格はカメラとソフトCDで24万円。問い合わせ先はハザマ広報室(電話03・3588・5711)、ファースト非破壊検査事業本部(電話046・272・8675)。
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《五洋建設・コプロス、「H−CROSS工法」を共同開発》 2007.06.29
五洋建設(村重芳雄社長)とコプロス(本社・山口県下関市、宮崎薫社長)は、併設するトンネル間に直接切削して避難通路などの構造物を構築する「H−CROSS工法」=イメージ図=を共同開発した。地盤改良や補強工事などの補助工費と工期を低減することができ、掘削時の切羽崩落などの危険性を回避できるとしている。
同工法は、自生刃ビットを先端に備えた鋼管を回転させながら前方に押し出し、鋼製やRC製などの既設構造物面と地山を直接切削して連結部を完成させる工法。
同工法の主な特長は@外殻先行工法であるため施工時の地山崩落を抑制でき安全性を向上A連結部周辺地山への大規模な地盤改良が不要で、工期とコストを縮減B補強工事を軽減できるためコストが縮減C転用可能な削進機であるため同一断面避難路の複数施工時に縮減効果が大きいーーなど。
試算では、凍結工法で断面積7・5平方b(高さ2・5b、幅3b)の連絡坑を10カ所構築する場合と比較した場合、工期もコストも最大で30〜40%程度低減できるという。
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《戸田建設、環境配慮型集合住宅を開発》 2007.06.29
戸田建設(加藤久郎社長)は、自然エネルギーの有効利用による地球温暖化の抑制、建物の長寿命化などをコンセプトとした環境配慮型集合住宅を開発した。試設計の内容については、CASSBEE(建築物総合環境性能評価システム)新築簡易版による環境評価を行い、BEE評価がSランクになることを確認している。
自然エネルギーの有効利用は、太陽光発電システムの導入や、クリーンエネルギーを積極的に活用する。冷気溜りの効果や風の通り道としての機能を持つ「環境(エコ)ボイド」で構成する住棟ユニットシステムを採用。自然の風や光を上手に取り入れて心地よさを提供する。
省エネルギーにも配慮。建物全体に複合外装パネルを用いた独自の外断熱工法を採用し、熱損失を最小限に抑えるとともに、躯体の熱容量を最大限に生かせるようにした。
また、エネルギー消費量の削減と有効利用を目的として燃料電池によるコージェネレーションシステムを各住戸に導入。長寿命化を図るため、RC造純ラーメン構造とフラットスラブ構法を採用して躯体と分離させ、将来のニーズの変化に柔軟に対応できる配管、配線システムとした。
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《戸田・西松が設計法構築、細高い建物の制震に有効 「ロッキング制震構造システム」》 2007.06.29
戸田建設(加藤久郎社長)と西松建設(國澤幹雄社長)は、横幅が狭くても高さがある建物の制震に有効な「ロッキング制震構造システム」設計法を構築し、財団法人ベターリビングの建築技術性能証明を取得した。現在、特許申請中。
このシステムは、上部構造の1階柱脚底部を基礎部のベースプレート上に緊結せずに設置。その間で離間が可能な構造とした上で、柱脚とベースプレートは上下に作用するダンパー支承によってつないでいる。
地震時には、ある大きさ以上の水平力が働くと引張側の柱脚部が離間して建物が力方向に揺れ、これが左右繰り返して応答するロッキングが生じる。
この挙動によって建物の重心を上方に移動。地震入力エネルギーの一部を位置エネルギーに変換し、地震力を低減するとともに、上部構造の損傷を軽減、基礎構造の応力も低減する。このため、横幅が狭くても高さがある建物でも基礎構造に引抜力は起きず、逆側に戻ろうとするときには、建物自重が建物復元力として働くという。
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《飛島建設、「Webリアルタイム監視システム」を開発》 2007.05.30
飛島建設(本社・東京都千代田区)は、Web上で遠隔地の斜面やトンネルの変状をリアルタイムに監視できる「Webリアル監視システム」を開発し、施工中の志河川(しこがわ)ダム(愛媛県)現場の切土法面の長期監視に導入。計測後20カ月を経て、実用性と安定運用を確認したと発表した。同様のシステムを導入し遠隔監視可能な現場は、今月中に可能となる山口県内の現場を加えて5カ所となり、同社が検討を重ねてきた「防災監視ルーム構想」が事実上スタートした。
同社では、志河川ダムの堤体左岸法面に法面挙動を監視する「Webリアルタイム監視システム」を2005年8月に導入。長期安定性に優れた光ファイバーによる変動監視計測を20カ月続け、システムの長期安定運用を確認した。
計測されたデータは携帯電話を経由して、同社技術研究所(千葉県野田市)に設置されているサーバーで一元管理しており、防災監視ルームのWeb上でリアルタイムにサイトの変状を確認できる。また、計測位置での時刻歴データの確認やプリンターでのグラフ・データ出力、アラート情報のメール配信、監視業務報告書の作成などのサービスの提供もできる。
志河川ダムの発注者である中国四国農政局では、平時はもちろん、自然災害発生時の監視が強化でき、安全性を確保できると評価。産官学の連携を積極的に展開する山口県に対してもライフサイクルコストの低減を提案している。
防災監視ルーム構想は、インターネット上での遠隔監視システム。複数現場の計測データを一元管理し、異常時の現地確認や状況報告を円滑に行うことができる仕組み。将来は、施工中現場の24時間遠隔監視体制を確立するだけでなく、データベースに基づくコンサルティングサービスの提供や、供用中構造物の計測管理などアセットマネジメントにも応用できるとしている。
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《川田テクノシステム、仮設検討システムのASPサービスを開始》 2007.05.21
建設業界向けソフトウェアの開発・販売で知られる川田テクノシステム(東京都荒川区 社長吉居孝雄)は、2007年5月15日より、仮設検討システムをASPで提供するサービスを本格的に開始した。同社は、これまでWebアプリケーションシリーズ「KASETSU」として、ユーザーが自社内に設置したサーバーにアプリケーションをインストールしWebブラウザ上で計算を実行するクライアントサーバー方式で10ラインナップを販売していたが、このたびそのうち5ラインナップをASPサービス化することにより社内サーバーの設置を不要とし、短期スポット料金を設けるなど、より手軽に利用できるようにしたもの。手軽さだけでなく、出力結果がそのまま提出書類に利用できる品質の高さが好評で、これまで同アプリケーションの体験サイトに登録した利用者数はのべ1,700に上る。
同社は、自社が運営する情報共有システム「basepage」で整備したIDC等のインフラを利用することにより、ASPサービス化および低価格化を実現。3日間の短期利用で5,000円〜10,000円(税別)という手軽さから、利用者数2,000を目指す。2007年6月30日まで、無料で使い放題となる「お試しキャンペーン」を実施。詳細はホームページ 。
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《大成建設、高性能架構技術を開発 高付加価値の鉄筋コンクリート建物実現》 2007.05.14
大成建設(本社・新宿区)は19日、高強度鉄筋と超高強度コンクリートを適切に組み合わせることで、高付加価値の鉄筋コンクリート建物を実現する高性能架構技術を開発した。施工中の超高層集合住宅(赤坂4丁目薬研坂南地区第一種市街地再開発事業)に本格的に適用する。
高性能架構技術は「高強度高性能鉄筋コンクリート梁」と「高性能制振間柱システム」を最適に組みあわせることで、地震時でも構造体にほとんど損傷が生まれないRC架構を実現する工法。
「高強度高性能鉄筋コンクリート梁」は、従来より強度の高い鉄筋(USD685)を梁の主筋に採用することで、架構の部材断面を大きくすることなく建物の耐震強度を向上させる。「高性能制振間柱システム」は、風揺れを抑制する粘弾性ダンパーと地震時の揺れを抑制する鋼材ダンパーで、建物の揺れを制御する。
同社は「この技術で、地震リスクの最小限化、維持管理費の低減、建物の資産価値の向上に貢献できる」(設計本部)と、高品質・高性能で長寿命の建物の提供に自信をみせている。今後は「PML値(地震時予想リスク)への要望など、顧客ニーズやプロジェクトの特徴に合わせ最適な工法を採用していく」(同)方針。
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《鹿島、ハイドロクリートの長期耐久性を確認 水中構造物の構築も可能》 2007.04.27
20年間、海中に暴露させても耐力が低下していない―。鹿島(中村満義社長)は、このほど、業界に先駆けて1979年に開発に着手した水中不分離性コンクリート(商品名ハイドロクリート)の長期耐久性を確認した。1985年から海中に試験体を設置し、長期ばく露実験を行っていた。
ハイドロクリートは西ドイツ(当時)から技術導入し、鹿島が三井石油化学工業(現三井化学)、三井化学産資、日本海上工事とともに、国内の材料を用いて開発した日本初の水中不分離性コンクリート。特殊混和剤を通常の材料に添加し、コンクリートに高い粘性と流動性を与えた。材料分離に対する抵抗性と、狭い隙間などへの充てん性に優れているのが特徴。 また、水質汚濁は極めて少なく、空気中で打設する普通コンクリートと同様、均質に所定の強度を発現するため、水中では構築することが難しかった高品質鉄筋コンクリート構造物などを構築することが可能となった。
今回、1年を費やして行ったばく露20年の最終調査では、圧縮強度や曲げ耐力ともにばく露開始前やばく露5年、10年時の試験結果と同等の結果が得られ、20年間海中にばく露しても十分な耐久性を有していることを確認した。
さらに、これまでの鉄筋の腐食減量の推移から、設計耐力を100年以上維持できることも明らかになった。
すでに、ハイドロクリートは明石海峡大橋や来島海峡大橋など多くの海洋構造物や河川内の基礎構造物に適用されており、05年度末までに約70万立方bの施工実績があるという。
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《戸田建設、「現場地震速報ユレキテル」ゼネコン初の全国展開》 2007.04.27
戸田建設(加藤久郎社長)は、伊藤忠テクノソリューション(奥田陽一社長)の協力を得て、「緊急地震速報」の情報をもとに警報を発信する「現場地震速報ユレキテル」を開発した。こうした地震警報システムを全国の建設現場へ展開するのはゼネコンでは初めて。
「現場地震速報ユレキテル」は、気象庁が提供している「緊急地震速報」の情報と全国の建設現場の所在地データを瞬時に照合。同社内のイントラネットを通じて、地震が到達する数秒から、数十秒前に揺れの強さや到達予測時間を建設現場へ配信し、速やかに警報を発信する。気象庁の「緊急地震速報」のデータは、伊藤忠テクノソリューションのデータセンターの配信サーバーから提供を受ける。
同社は、2006年7月から「緊急地震速報」を一部の建設現場に導入し有効性を検証しており、地震発生時に建設作業員の安全を確保、災害復旧活動にも役立つと判断した。
今後は「現場地震速報ユレキテル」を事業継続マネジメント(BCM)のツールとして活用して減災に役立てる一方、顧客の復旧支援につなげていきたい考え。
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《山王が代理店契約、県発注工事で「グラスロック工法」採用》 2007.04.06
「道路の中央分離帯や歩道の周りを我が物顔に茂る雑草は、車両や歩行者の通行を妨げ、事故の誘因になる」。道路管理者からこのような声が聞かれ、特に夏場は刈ってもすぐに繁茂する雑草に手を焼いている。
この解決策の一つとして期待されるのが、熊本県発注の道路維持管理(菊池市七城町地内)で採用された「グラスロック工法」。その名のとおり草を長期間閉め出し、道路沿線の事故防止のほか、景観を保つ効果などがある。栃木県のベンチャー企業泣rーエスケイをはじめとする産官学が共同開発。九州地区では、山王梶i熊本市)が代理店契約を結び、工法の普及を展開している。
施工はまず、歩道と縁石部などの間の細かい溝に茂る草を除去し、カッターでその溝を深さ4〜5aまで掘り草の根を根絶。高圧洗浄機で溝を洗浄後、セメントを隙間無く吹き付け、溝を塞ぐ。
ポイントとなるのはは、除草剤や薬剤などを一切使用せずに特殊配合したセメント。この工法の採用で、年2〜3回の定期的な除草作業をしなくて済むようになり、経費節減にもつながるという。
山王は「九州では熊本県内が初採用となる。今後は九州全域に工法を普及していきたい」と話している。
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《戸田建設ら6社、パイルド・ラフト基礎に関する解析プログラムを共同開発》 2007.04.06
戸田建設ら6社は、パイルド・ラフト基礎に関する実用的な解析プログラム(解析コード hy-PR「ハイパー」Application
program using a hybrid method for Piled Raft
foundations)を共同開発した。大型土槽を使用した検証実験によって、パイルド・ラフト基礎による相互作用効果や沈下低減効果を確認済み。
同社との共同開発に加わったのは、構造計画研究所(服部正太社長CEO)、五洋建設(村重芳雄社長)、鉄建建設(神田志義社長)、東急建設(山田豊彦社長)、飛島建設(池原年昭社長)の5社。
パイルド・ラフト基礎は、直接基礎(ラフト=基礎スラブ)と杭基礎(パイル)を併用して建物を支持する新しい基礎工法。支持力はラフトで確保し、杭は沈下を低減する。
直接基礎と比較して、全沈下量や不同沈下量を低減でき、支持杭基礎に比べて負担荷重が小さい杭が必要な性能を確保できる。杭の仕様(杭径、杭長、杭本数など)を合理化できるため、基礎工事費を削減できるのも特徴。
解析は、弾性理論解と有限要素法による解析を組み合わせたハイブリッド(混合)法を採用。入力データの作成は一般の建築構造設計者でも容易にできるという。
モデルデータと計算結果は、表計算ソフトで扱えるデータ形式で入出力が可能で、市販の構造設計プログラムとデータのやりとりできる。
6社は、今後「hy−PR研究会」を設立し、軟弱地盤地域に建設される中低層建物はもちろん、超高層建築物にも有効な基礎工法としてパイルド・ラフト基礎を提案していくことにしている。
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《鹿島、天然骨材と同レベルの再生骨材を製造 高度リサイクル技術開発》 2007.03.19
鹿島(中村満義社長)は、天然骨材と同レベルの高品質再生骨材を製造できる高度リサイクル技術をコマツ(坂根正弘社長)、大東土木(柳瀬茂夫社長)と共同で開発した。鹿島道路を事業主体とした再生骨材の製造・販売の事業化についても検討を始めている。
再生骨材は、ドラム本体を仕切り版で細かく区切り、破砕とすりもみ用の鋼球を装てんした「機械式すりもみ装置」で製造する。
処理能力は1時間当たり40d程度。粗骨材と細骨材の2種類が再生できる。質量比は投入原料(40〜5_)100%に対し、粗骨材35%、微粉を含む細骨材45%、集塵微粉20%程度。
再生粗骨材はJISA5021のコンクリート用再生骨材Hの規定値を満たし、再生細骨材はJISA5308附属書1の生コン用骨材の緩和規定値を満たしている。
同社は、たとえば中低層住宅のような設計強度が36ニュートン以下の建築物であれば、再生粗骨材を構造用コンクリートとして、また、再生細骨材は地価躯体などに用途を限定した上で、構造用として利用できるとみている。
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《武蔵工業大学ら、戸建て向けの免震システムを共同開発》 2007.03.19
武蔵工業大学(中村英夫学長)、東洋ゴム工業(片岡善雄社長)、東急建設(山田豊彦社長)は1日、戸建て住宅用免震システムを共同開発したと発表した。支承材などを使わず、高減衰積層ゴムだけで高い免震性能を発揮するため、工期短縮とコスト低減ができるという。東急建設では初年30棟を目標に、今夏にも販売を開始する。
今回、武蔵工業大学の西村功工学部助教授らが開発したのは、支承材、復元ゴム、減衰装置といった従来の免震装置を一元化したもの。特殊な配合技術による高減衰積層ゴムを採用することで、地震力を3分の1から4分の1程度にまで低減できる。
高減衰積層ゴムはベタ基礎に設置(建築面積66平方bで2階建て延べ132平方bの建物の場合、12基が必要)。この上に鉄筋コンクリートスラブを置き、建物を支持することになる。
免震システム(積層ゴム、スラブの設置、施工費を含む)の本体価格は延べ床面積坪当たり8万円台。販売エリアは首都圏の1都3県とする。
当面は東急建設が施工するものの、技術を広く普及させるため、ハウスメーカーや工務店向けの技術コンサルタントなども検討している。
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《戸田建設、「制震天井システム」を開発》 2007.03.01
戸田建設(加藤久郎社長)と西松建設(國澤幹雄社長)は、このほど継続使用が重要な生産、医療施設などのBCM(事業継続管理)対策のニーズに応える「制震天井システム」を開発した。
「制震天井システム」は、制振ダンパー(粘弾性体ダンパー)を使用した制震天井。地震時に天井落下による機器や製品、建物や設備などの被害を防止する。天井内にブレース材を設置する必要がないため、設備機器や配管などのレイアウトにも自由度があり、制振ダンパーは現地で容易に取り付けられるという。
両社は、西松建設愛川衝撃振動研究所の大型3次元振動台を用いて性能実験を実施。大地震時にも損傷を受けず、揺れも小さいことを確認済み。 コストは、IT関連工場の必要な部分(全体の10%程度)に制震天井装置を採用したと仮定した場合、従来工法の天井に比べて、全体工事費が多少増える程度で済むという。
両社は同システムを受注活動に活用していくことにしている。
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《五洋建設&スカイコム、「携帯電話を活用した建設現場管理システム」を共同開発》 2007.02.07
五洋建設(村重芳雄社長)とスカイコム(荒武捷二社長)は、「携帯電話を活用した建設現場管理システム」を共同開発したと発表した。生コンクリートの強度管理を効率化させるため、携帯電話とインターネットサーバーを活用する。試験の結果、職員の現場管理に費やす時間を1日当たり10%以上縮減できたという。6月には地場の中小建設業者向けにシステム販売を開始する予定。
生コンクリートの強度管理は、非常に重要な業務で、かつ実地での数値の転記や一覧表作成など職員にとって負荷がかかるとされている。
そこで両社は、職員の所有率が高く(新たな設備投資が不要)、誰でも使用できる携帯電話に着目し、システム開発を行うことになった。
携帯電話で入力されたデータは、インターネットを介してそのままデータベース化される。自動作成できる帳票は▽一覧表(現場試験+強度試験結果)▽現場試験工程能力図▽現場試験結果計算シート―など。
同システムを導入することによって、1日当たり約2時間かかっていた管理業務が不要になるとしている。
スカイコム社がシステムを販売。1現場当たりの新規導入コストは10万円、サービス費用は月額5万円となる。2007年度中に50社の導入を目指すとしている。
問い合わせは五洋建設広報部(電話03・3817・7550)、またはスカイコム事業本部マーケティング担当(電話03・5807・6011)まで。
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《フジタ、光触媒舗装「フォトロード工法」の温度低減型を開発》 2007.02.07
フジタ(網本勝彌社長)とフジタ道路(淵上雅彦社長)は、排ガス中の窒素酸化物(NOx)を処理する光触媒舗装「フォトロード工法」について、表面温度を低減できるタイプを新たに開発したと発表した。兵庫・尼崎市の物流施設「プロロジスパーク尼崎」の外構道路に初めて適用し、その効果を確認できたという。
フジタ、フジタ道路、太平洋セメント、石原産業の4社で共同開発したフォトロード工法は、光触媒を含む特殊なセメント系材料を道路表面に吹き付けてコーティングするもの。
排ガス中のNOxは中性の硝酸カルシウムに化学変化して道路表面に付着した後、雨水によって無害な硝酸イオン、カルシウムイオンとして洗い流される仕組みだ。これまでに約1万9000平方bの施工実績がある。
今回開発したのは、従来型のフォトロード工法に表面温度を低減させる機能を付加したもの。従来のコーティング材に遮熱性薬剤を添付することで太陽光の赤外線成分を反射させ、舗装表面温度の上昇を抑制させる。
プロロジスパーク尼崎で行った測定試験では、約8度低減できたとしている。
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《鹿島、軽量屋根ユニット『エコーディオン・ルーフ・システム』開発》 2007.02.07
鹿島(中村満義社長)、新日鉄エンジニアリング株式会社(羽矢惇社長)、太陽工業株式会社(能村光太郎社長)の3社は、大規模な廃棄物最終処分場にも適用可能な軽量屋根ユニット「エコーディオン・ルーフ・システム」を共同で開発した。
システムは、屋根ユニット、ケーブル梁、支柱、ステイ部材、基礎(杭、アースアンカーなど)で構成。屋根ユニットは、等間隔に配置された軽量トラス間にV字形状をした膜パネルを張り、軽量トラスの両端をケーブル梁の縦ケーブルに固定して吊り下げる。風荷重・雪荷重・地震荷重は、屋根ユニット、ケーブル梁、支柱、ステイ部材、基礎を通じて地盤に伝達する。
屋根ユニットの幅は10b、ケーブル梁の支柱間スパン長は40〜80b程度で、大スパンの施工も可能。ユニットごとに工場製作して現場まで運搬。現場では油圧ジャッキなどを用いてガイドレールに沿わせてユニットを展開する。山間部・谷間部など施工条件の悪い現場でも安全・合理的に短工期で施工できる。
3社は、埋立て完了後の既設処分場や廃止処分場の被覆化を含め、最終処分場の環境保全対策の一つとしてこのシステムの適用を積極的に施設運営者と管理者に提案していく方針。
問い合わせは、鹿島広報室(電話03・3404・3311)。
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《戸田建設、「TOエコガード」を開発》 2007.01.29
戸田建設(加藤久郎社長)は、建設工事現場で風による土ぼこりの発生や降雨による濁水流出や法面浸食を防止する「TOエコガード工法」を開発した。
「TOエコガード工法」は、粉じん・濁水防止剤を水で希釈して地表面に散布し、土の表面に被膜を形成したり、土の表面を凝集させて微細土粒子の飛散や流出を防止する工法。粉じん・濁水防止剤は、天然高分子樹脂を主成分にしているため人体や動植物にも安全だという。
粉じん・濁水防止剤は、特殊な機械や難しい作業を必要とせず、家庭用ジョウロ・噴霧器などでも散布でき、散布個所が乾燥固化すれば、すぐに効果を発揮する。
同社の性能試験では、効果は6カ月以上続き、連続3時間、雨量が1時間当たり100_の降雨時でも濁水の発生は見られなかったという。
この工法は盛土・切土、法面、区画整理などの造成工事や休眠地などに適用できることから、
同社は国や地方自治体、区画整理組合が事業主体のこれらの建設工事で積極的に活用していく考え。
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《飛島建設、「次世代型吸遮音パネル」を開発》 2007.01.29
飛島建設(池原年昭社長)は16日、溶融スラグや石炭灰(クリンカアッシュ)などを使用する「次世代型吸遮音パネル」を開発したと発表した。産業副産物を有効活用する循環型社会に対応した製品として、自社案件での使用実績を重ねていく方針。
産業副産物を利用した吸音材はこれまでにも存在していたが、特定の供給元や製造工場が必要なこと、運搬コストが高いことなどが課題とされていた。
そこで同社では、独自技術「吹付型吸音工法」を応用し、特別な設備を使わずにコンクリート系材を製造するノウハウを開発。これにより、▽主要材料として入手しやすい産業副産物の利用▽コンクリート二次製品工場などでの製造▽材料・流通コストの低減−などが可能となったという。
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《奥村組ら3社、扁平型断面シールド工法の掘削実験を実施》 2006.12.26
奥村組(奥村太加典社長)ら3社は、都市トンネルの施工を目的とする「扁平型断面シールド工法」の掘削実験を実施したと発表した。実験を通じて工法の性能や経済性を確認できたとして、今後、積極的に営業展開していく。
同工法は、石川島播磨重工業(伊藤源嗣社長)、石川島建材工業(藤本幸男社長)の2社と共同開発したもの。シールド工法と都市部山岳工法の境界領域でトンネルを施工することを目的としている。
こうした境界領域では、地上の建築物に近接することが多い。このため、山岳工法を適用する場合は、地下水位の低下や地盤変状などが懸念される。従来のシールド工法を適用すると、山岳工法よりコストが高くなってしまうという。
そこで、@掘削断面を縮小(円形断面比)Aトンネル覆工に扁平形状のセグメント採用−の両技術を採用することで、周辺環境の負荷軽減と低コスト化を目指すことにした。
奥村組相模原工作所(神奈川・相模原市)内での実験では、模擬地盤を設けた上で、実験機(実用機の4・5分の1スケール)による性能確認を実施した。
今後は、大都市近郊に建設が予定されている高速道路トンネル工事に対して、同工法の適用を提案を進めていく。
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《清水建設、耐酸性材料「アシッドガードを初めて適用》 2006.12.26
清水建設(野村哲也社長)が、テイヒュー(佐藤重孝社長)、三菱マテリアル資源開発(後藤貢社長)と共同で開発した耐酸性材料「アシッドガード(Acid
Guard)」が、休廃止鉱山の水路補修現場で初適用された。耐酸性に優れたアシッドガードは、下水施設などに使用すると、構造物の耐久性を向上させ、施設の長寿命化によるライフサイクルコスト低減が可能になるという。
アシッドガードは、通常のセメントモルタルに比べて3倍以上の耐酸性があるのが最大の特徴。「現場練り」ができるほか、強酸性の水中でも固まるなど、施工性にも優れている。
また、材料コストも従来の耐酸性材料に比べて5分の1以下にできるという特徴もある。
今回アシッドガードが初適用された現場は、秋田県の休廃止鉱山たい積場内の水路補修工事。適用現場では、アシッドガードを使って劣化した水路の底板部分40bを補修。ペーハー2・5の酸性水に耐えられる水路として使用できることを確認した。
同社は、補修部分には劣化計測用のメジャーを埋め込んでいる。長期的に渡って状態の把握をしていくことにしており、今後は、酸性対策が必要な下水施設、温泉施設及び食品工場などへの適用を積極的に事業者らに提案していく考え。
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《住友大阪セメント&YRPユビキタス・ネットワーキング、電脳コンクリートを開発》 200612.13
住友大阪セメント(渡邊穰社長)とYRPユビキタス・ネットワーキング研究所(UNL、代表・坂村健東京大学教授)は4日、ICタグ(ucodeタグ)を活用した「電脳コンクリート」を開発したと発表した。強度試験や履歴管理にITを活用することで、建築のトレーサビリティ(追跡可能性)を確立できるとしている。
コンクリートの強度試験では、試験体の内容(打設日、現場名など)や強度といった各種データの書き込みが人力で行われている。年間約1000万本に上る試験体ごとの作業となるため、効率化や正確性の向上が求められていた。
今回、開発した電脳コンクリートの場合は、コンクリート打設後にタグを挿入し、養生、強度試験を行っていく。試験の終了後はデータがタグに自動書き込みされる仕組みだ。
製品化の際にもタグが装着される。養生、出荷前試験、出荷、納品、施工、メンテナンスなどあらゆる段階で品質管理を行うことが可能だ。情報は携帯情報端末(UC=ユビキタスコミュニケータ)で読み取ることができる。
さらに、ビルやマンションなどに利用されるパネル状の電脳コンクリート「ICTコンクリートパネル」に装着したタグには、▽設計会社、施工会社▽コンクリート製品の諸元▽施工方法▽維持管理用データ――が記録されており、施設の利用者・居住者に対して情報を提供することになっている。
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《鹿島、TBMシステム開発 地質を評価、支保工を選択》 2006.12.13
鹿島(中村満義社長)は、TBM(Tunnel
Boring Machine)工法でトンネルを施工する際、切羽前方の地質状態や地山を高精度に評価し、鋼アーチ支保工、吹付けコンクリートなどの支保パターンを適切に選定するシステムを京都大学の青木謙治教授と共同で開発した。
システムは、削孔検層で得られた切羽前方30b〜40bの地質データやTBM掘削時に得られる大量のデータを新たに採用。多変量解析や地球統計学など、さまざまな分析手法を活用して即座に分類・解析。切羽前方地山の脆弱(ぜいじゃく)部出現の確率や地質に応じた支保パターンなどの分析結果を分かりやすくTBMのモニターに表示する。
このため、従来はTBMテールから地山が出現した後に坑壁観察をして決定していた支保パターンを前もって選定・準備。地山が現れたと同時に適切な支保を建て込むことができるようになったことから、作業工程に大きな影響を及ぼす地質トラブルを未然に回避できるようになった。
同社はこのほど京都府道路公社発注の「宮津第12トンネル工事」(避難坑)で、同システムを国内で初めてTBMの地質予測に適用。今後はTBM工法で掘削するトンネル工事を安全・合理的に実現するため、本システムを積極的に採用していく方針。
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《飛島建設、高周波誘導加熱技術を活用した除去式アンカー開発》 2006.12.11
飛島建設(池原年昭社長)は高エネルギー加速器研究機構と共同で、高周波誘導加熱技術による除去式アンカーを開発したと発表した。「PC鋼より線」を確実、短時間で切断除去できるのが特徴。今後、建築、土木の幅広い現場への適用を目指す。
都市部では近年、仮設土留めの支保工として除去式アンカーを使用するケースが増えている。民地境界の侵害などを防ぐためだ。しかし、従来の工法には▽引き抜き時に特殊なウインチが必要▽除去できないアンカーが発生する▽除去費用が高い――などの課題があるという。
今回の工法に活用する高周波誘導加熱技術は、被加熱体の外周に誘導コイルを配置、高周波電流を流すと、非加熱体の表面に高周波磁束が発生する仕組み。
除去式アンカーは「アンボンドPC鋼より線」、アンカーの緊張力を支持地盤に定着し荷重を支える「耐荷体」、高周波コイルによる「除去装置」で構成する。
アンカーを引き抜く際には、地上部からコイル部へ高周波電流を通電させ、緊張状態のままPC鋼より線を加熱切断させることになる。
同社では「東名阪自動車道植田南工事」で試験施工を実施し、その性能を確認できたとしている。
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《アキレス、トンネル裏込補修用ウレタン注入工法「アキレスTn−p工法」》 2006.12.11
アキレス(本社・新宿区は、中田寛社長)は、40倍の高倍率発泡を可能にしたトンネル裏込補修工法ウレタウン注入工法「アキレスTn−p工法」を開発、全国で本格受注活動を本格的に始めた。
道路、上・下水路、鉄道などのトンネルの覆工コンクリートの背面には空洞が生じやすい。特に、現在と違った工法で施工された古いトンネルはなおさら。空洞により、覆工コンクリートに変形を来たす可能性があり、崩落事故などにつながりかねない。
空洞の充填(じゅうてん)補強の際の注入剤としては、モルタル系がほとんどで、一部発泡ウレタンが使用されているのが実情。
アキレスでは、モルタル系注入剤は非常に重量があり、固化時間を要し、施工設備が大掛かりなため、距離の長いトンネルでは使用しにくく、発泡ウレタンはモルタル系注入剤の欠点は補うもののコスト高になる欠点があると、指摘している。
「アキレスTn−p工法」は40倍の高倍率発泡を可能にしたことで、従来の30倍発泡に比べてコストと注入時間が4分の3に軽減される。また、水中でも発泡硬化するため、湧水の多い現場での使用にも最適。また、発泡のための施工設備もL900_×W600_×H900_とコンパクトな仕様で狭いトンネルでの作業にも適しているという。
アキレスでは、初年度は5000立方b、今後5年間では5万立方bの販売を目指す。
1`cあたりの価格(材料のみ・税抜き)は、100〜1000立方b未満−1200円、1000立方b以上−1000円。
◇問い合わせ先−断熱資材事業部断熱資材販売 部販売第3課(電話03・5379・4520)
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《清水建設、尿素の働きでコンクリートのひび割れ防止 「クラレス」を開発》 2006.12.07
清水建設(野村哲也社長)はこのほど、尿素の働きで、ひび割れを防ぐ画期的なコンクリート技術「クラレス」の開発・実用化に成功した。ひび割れの原因であるコンクリートの乾燥収縮を大幅に抑制し、ローコストで施工できるという。
粒状の尿素をコンクリートに混ぜると、尿素が液化し、この分だけ、コンクリート内部に含まれる水分を減らすことができ、水に比べて蒸発しにくいため、コンクリートからの蒸発量が減少する。「クラレス」は、こうした尿素の持つ性質に着目した。
この結果、コンクリートの強度や耐久性を低下させることなく、乾燥収縮を最大で50%低減、コンクリートのひび割れをほぼ防ぐことができるようになったという。
また、尿素という安価で扱いやすい素材を使うため、乾燥収縮低減剤を添加する方法に比べて、材料コストを最大40%低減できるという特徴もある。
同社は、橋梁や道路トンネルをはじめとするさまざまな土木構造物ヘの適用に向けて、この技術の採用を事業者らへ働き掛けていく考えだ。
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《建設システム、土木施工CAD「DC−CAD3
A納図(エーノート)」》 2006.12.05
建設土木業界向けパッケージソフトで高いシェアを誇る建設システム(本社・静岡県富士市)は、デキスパートシリーズの新製品となる土木施工CAD「DC−CAD3
A納図(エーノート)」を11月22日にリリースした。
A納図は、土木施工CADとしてはあまり見かけない「入力台数無制限」のシステム。OCF検定(SXF・Ver.2.0)にも制限事項無しで合格しており、電子納品にも完全対応できる。
大きな特長として、1点目は「操作性」。現場主体の土木施工業者が、簡単にイメージ通り作図できるようナビゲート機能を搭載している。
2点目は「専門性」。CADとしての汎用機能に加え、電子納品や設計変更、各種測量計算など土木施工業者には必須となる機能を多数盛り込んでいる。
3点目は「連動性」。デキスパートシリーズのオプションソフトとの連動も強化されている。
A納図は、全国1万8000社のユーザーが、日々建設システムに寄せる機能要望を充分に盛り込んだ土木施工業者のための専用CAD。さらに、専門インストラクターによる出張サポートや電話サポートも充実しているため、導入後のアフターフォローも安心である。
問い合わせ先は同社本社(静岡県富士市石坂312ノ1、電話0545・23・2600)
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《飛島建設、「TDRショット工法」鉄道構造物に適用 本格的に営業展開へ》 2006.12.05
飛島建設(池原年昭社長)は、コンクリート構造物の断面修復工法「TDRショット工法」を鉄道構造物に適用し、その性能を確認したと発表した。硬化促進剤を使用することで安定した厚付けが可能となり、施工の安定化やローコスト化などが実現できるという。今後、道路橋の補修工事などに対して積極的に営業展開していく方針だ。
TDRショット工法は、中性化、塩害、凍害、アルカリ骨材反応などによって損傷を受けたコンクリー構造物断面を湿式吹き付けで補修するもの。ポリマーセメントモルタルを用いる従来の湿式方式や乾式方式などに比べ、▽施工の効率化やローコスト化が実現できる▽早期強度の増進が早く、振動下での施工に強い−などの点で優位性があるとしている。
同社は「低コストで施工性に優れる」をコンセプトに据え、2003年度に研究を開始。道路橋補修の実績を重ねる一方で、05年には新幹線高架橋の補修工事に適用した。この結果、鉄道振動下の工事でも十分な品質と施工性能を確認できたという。
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《東邦レオ、木杭活用の低コスト地下支柱を新開発》 2006.11.27
「樹木地下支柱」の開発・販売を手掛ける東邦レオ(本社大阪)は、都市の景観性を維持し、偏芯構造によって樹木を強力に支持する木杭式地下支柱「フィット・スーパーマグ」を開発し、11月20日販売を始めた。
特に狭い場所や景観性を重視する場合、街路樹などに移植された樹木の転倒防止には、支柱が表に出ない「地下支柱」が活用されている。地下支柱は鉄素材が中心だったが、低コストで支持力の強い地下支柱の要望が多い。そこで同社では造園分野で一般的な「木杭」に着目。真上には引き抜き易いが斜め上には引き抜きにくい「偏芯力」を利用した「偏芯構造」を独自開発した。
「フィット・スーパーマグ」は、倒れる力に対し@根鉢への横圧抵抗力A木杭抵抗力B金属抵抗板による抵抗力−の3つの抵抗力で強力に樹木を支える。また必要な部材を最小限にまとめて安価を実現、施工も簡易で特別な機械も不要。土中に打ち込んだ木杭は、やがて腐食して強度を失うため、金属抵抗板によるダブルの支持構造とした。根鉢の肩部に固定材を集中し、樹木の生育による幹の首締め現象が現れにくい。
仕様は、樹木の高さに合わせて5種類。販売価格は3〜5mの樹高に対応するMG−1で9,800円より(木杭の費用を除く)。従来の同型の地下支柱に比べ、4割の費用で地下支柱が実現できる(同社比)。3年後の目標販売額として3億円を目指す。
問合せは同社(電話03・5907・5600)。
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《清水建設、「HySJET(ハイエスジェット)工法」を開発・実用化》 2006.11.20
清水建設(野村哲也社長)はこのほど、複合型深層混合処理機を使って軟弱地盤を改良する3軸式複合型深層混合処理工法「HySJET(ハイエスジェット)工法」を開発・実用化した。
「HySJET工法」は、大径3軸式機械攪拌(かくはん)と、高圧噴射攪拌の両方が一台で処理できる複合型深層混合処理を使う点が最大の特徴。
使用する複合型深層混合処理機は、攪拌翼の直径を1200_に大径化した回転軸を3軸1列に搭載した。
まず、回転軸を3軸同時に、軟弱地盤に所定深度まで貫入させ、改良体中央部をもみほぐす。その後、セメントスラリーを回転軸の各ノズルから噴射しながら、改良部域の上部まで回転軸を引き上げ、改良体中心部での固化と、改良体外周部での攪拌、固化を繰り返して改良地盤を造成する。
例えば、20bの深さの地盤を地表面まで改良する場合の1日当たりの施工量は約400立方b。従来の複合攪拌工法に比べて、施工能力を50%高めることができ、工期は30%、コストも20%それぞれ縮減できるという。
同社は、現在、特許出願中。今後は、各種構造物の基礎地盤の改良などに、同工法を積極的に活用していくことにしている。
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《三菱樹脂・アクアス、冷却水管理装置内蔵の角形開放式冷却塔を発売》 2006.11.16
三菱樹脂梶i本社東京)とアクアス(同)は、三菱樹脂の角形開放式冷却塔「ヒシクーリングタワーRiシリーズ」に内蔵可能な冷却水管理装置「マイガードICB−HT」を共同開発し、11月1日から同装置を内蔵した角形開放式冷却塔の販売を始めた。
冷却塔内部で循環使用される冷却水は、蒸発や飛散、大気中の異物混入などで水質が悪化し、冷却塔自体の性能低下の一因ともなる。そのため冷却水の腐食防止・除菌のための薬液注入や水質管理の機能を持つ冷却水管理装置を別途外付けで設置するのが一般的で、冷却塔の設置工事以外に冷却水管理装置の基礎工事や配管工事が必要となる。
そこで冷却塔メーカーの三菱樹脂は、水処理装置大手で冷却水管理装置でも豊富な実績を持つアクアス社と共同で冷却塔内部に内蔵可能な冷却水管理装置を設計・開発した。
今回発売した「ヒシクーリングタワーRiシリーズ」は、あらかじめ冷却水管理装置を冷却塔に内蔵し、センサや薬液注入用ホースなど既に接続されており、従来のような冷却水管理装置の基礎工事・配管工事が不要で、工事簡略化によるコスト削減・工期短縮、省スペースが可能となった。
設計積算価格は、冷却塔と冷却水管理装置を個別に購入した場合の合計価格と同額に設定。冷却水管理装置「マイガードICB−HT」の形状については共同で特許を出願している。
問合せは、三菱樹脂広報室(電話03・3283・4006)、またはアクアス産業設備課(電話03・3783・4857)。
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《タカギ、新型蛇口一体型浄水器「コンバージェンス」を発売》 2006.11.15
業界で初めて蛇口一体型浄水器を開発した潟^カギ(城寿雄社長、本社北九州市)は、11月1日にフラグシップモデルとして新型蛇口一体型浄水器「コンバージェンス」を発売した。
蛇口一体型浄水器は、蛇口の先端に浄水器を内蔵。一見浄水器には見えないスタイルは、余計な場所をとらず、シンクの上下が広々と使え、仕事の邪魔にならない。デザインコンセプトは、和とモダンの「融合」。レバー部のモチーフとして「ししおどし」をイメージして和風を取り入れ、全体のデザインに高級感を醸し出しモダンを意識した。
水流は原水ストレート・シャワー、浄水シャワーの3段切替構造で、ゴミや鉄錆を除去する「ミクロフィルター」、カートリッジ内の雑菌による腐敗を抑える「殺菌セラミック」、カルキ・カビ臭を除去する「抗菌繊維活性炭」、ゴミ・水垢などを取り除く「ストレーナ」で構成。
本体価格は6万3000円(クロムメッキ)で、カートリッジは3900円(鉛除去タイプ)。ろ過流量は毎分2・5g。問合せは同社第二営業部(電話03・3517・5254)。
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《鹿島、「ウォータースクリーン」を土木分野に初適用》 2006.11.14
鹿島(中村満義社長)は、ホーチキ(藤本二郎社長)と共同で開発した「ウォータースクリーン」を、土木分野では初めてシールドマシン解体作業時の仮設備として、国土交通省中部地方建設局が発注した春日井共同溝瑞穂工に適用した。
ウォータースクリーンは、特殊なノズルをライン上に設置し、微細な水粒子を放水することで、水の幕を形成し、熱や煙を遮断する効果がある。両社はこの効果に着目。シールドマシン解体時に発生する煙の拡散を防止し、作業環境の改善、周辺環境への影響を低減する効果を検証した。
その結果、水の幕(ウォータースクリーン)を構成する約200ミクロンの微細な水粒子が、シールドマシン内部の潤滑油が燃焼する際に発生する煙粒子を捕捉し、洗い落として拡散する煙量を減少させる効果があることを確認。
また、地上開口部の煙濃度を測定したところ、ウォータースクリーンを使用することによって、開口部から排出される煙量を最大で約8割低減することも確認できたという。
同社は、今後、建築物、道路構造物、鉄道構造物などの防火区画技術だけでなく、シールドマシン解体工事などの仮設分野までも視野に入れ、さまざまな分野で「ウォータースクリーン」を積極的に提案していくことにしている。
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《清水建設、「Tヘッドバー」鉄道高架橋への適用性能確認》 2006.11.14
清水建設(野村哲也社長)は、第一高周波工業(梶尾諄社長)はこのほど、両社が開発した機械式定着鉄筋「Tヘッドバー」の鉄道高架橋への適用に向け、2年間にわたって実施してきた大型試験体を用いた性能実験などを完了した。今回の実験で適用範囲を鉄道高架橋にも拡大する見通しが立ったことから、両社は鉄道高架橋での普及を目指していく考えだ。
実験では、鉄道高架橋は配筋の高密度化が著しいため、列車の通過によって「繰り返し荷重」が働く鉄道高架橋の「疲労性能」に着目。Tヘッドバーが従来の鉄筋と同等の疲労性能を持つことを確認した。大型試験体を用いて、機械式定着鉄筋材の疲労性能を確認したのは、国内ではこれが初めてだという。
両社は、鉄道構造物への展開をさらに加速するため、専門機関による技術審査証明を取得することも計画。2006年度200万本、6億円、3年後400万本、10億円を販売を目指している。
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《鹿島、電子デバイス工場用簡易増設型フィルタ「OAレスキュー」開発》 2006.11.07
鹿島(中村満義社長)は、既設の外調機に簡単に低コストで取り付けられる電子デバイス工場用の簡易増設型フィルタ「OAレスキュー」を開発し、建設工事が既存クリーンルームに及ぼす影響を極力排除することができるようにした。10月からACST−CS(大阪市、大束昌三社長)を通じて本格的に販売を開始している。
フィルタは、建設工事の際に発生する分子汚染物質(有機ガス、NOx・SOxなどの無機物質)がクリーンルーム内に入り込むことを防止する。既設の外調機へ簡易に、低コストで取り付けられることが最大の特長。また、周辺からの汚染源(農薬散布、火山性ガスなど)へも適用可能だという。
30%の除塵性能を持ち、ほとんどのクリーンルームに適用できる。従来の常設ケミカルフィルタに比べてコストも半額程度に低減。従来、講じていた汚染源との距離をとる、風向きを考慮する―といった工事上の制約がなくなるため、工期の短縮も可能だという。
今後は、電子デバイス工場の増設工事などを行う場合だけでなく、一時的な汚染物質対応が必要な場合など、適用の効果が期待できるケースもあることから、OAレスキューを積極的に適用。発注者にも採用を働き掛けていく方針。
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《戸田建設、鋼管コッター工法をオープンに》 2006.10.23
戸田建設(加藤久郎社長)は、自社開発の耐震補強工法「鋼管コッター工法」を他社でも施工できるように10月10日付けでオープン化した。
「鋼管コッター工法」は、既存躯体のかぶり部分に円筒状に溝を掘って鋼管を挿入する工法。従来、施工の大きな問題とされていた「騒音」や「振動」の発生を抑え、「粉じん」も発生させない環境づくりに配慮しているのが特徴。
また、他の工法に比べても低コストでの施工が可能といわれている。
この工法は、2003年に建築技術性能証明を取得して以降、同社の耐震補強工事の標準仕様になっているが、同社独自の特許工法であるため、これまでは公共工事で採用する場合は、受注後VEなどによる設計変更を行っていた。
一方、学校や病院の耐震補強の遅れから、対策工事を促進する必要性が指摘されており、地方自治体からは、地元の建設会社でも施工できるようにしてほしいとの要請も出ていた。
オープン化に当たっては、設計事務所に対する講習会や設計指導のための指針を準備。現在6社で全国をカバーしている鋼管コッター工事の認定専門施工会社を段階的に増やしていく。
ただ、今回のオープン化は、鉄筋コンクリート耐震壁に限定。今後、鉄骨ブレースによる耐震補強やその他の応用工事などにも対象範囲を広げていく考え。
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《メガシステムの『FireX−NS10』、住宅用火災警報器で初のグッドデザイン賞》 2006.10.23
(株)メガシステム(本社東京)の『FireX−NS10』が、(財)日本産業デザイン振興会が主催する「2006年度グッドデザイン賞」(Gマーク:商品デザイン部門)を住宅用火災警報器部門で初めて受賞した。
今年6月からの住宅用火災警報器の義務化に先立ち、従来のビル用火災警報器の機能中心のデザインでは、インテリア性が重視される日本の住宅にはそぐわないとの観点から、開発の初期段階からデザイナーを交え「シンプルで美しいデザイン」を追究。グッドデザイン賞では「設置場所となる住宅の天井への調和が考えられたシンプルかつ癖のない美しいデザイン。機能面を損なうことなく和・洋室が混在する日本の住環境と防災装置の関係の在り方に誠実」という高い評価を得た。
この製品は同社と米国ランコ社が日本向けに新開発したもので@インテリアを損ねないフラットスタイルA本体・内蔵電池とも最長10年間保証(国産品は本体が1年保証、電池は無保証が一般的)B365日24時間体制のサポートCメーカー直販により国際価格で提供−などが特長。
問合せは販売総代理店の(株)メガシステム(電話03・5324・6263)へ。
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《戸田建設、各種工法で国道直下トンネル掘削完了》 2006.10.6
戸田建設(加藤久郎社長)は15日、東北新幹線延伸・高館トンネル工事(戸田・佐伯・森・畑中JV)で、帯水砂層のある土砂地山を対象とした国道下のトンネル掘削に各種補助工法を適用し、国道の沈下抑制と切羽の安定を実現、無事に国道直下の掘削を完了した、と発表した。
高館トンネルは、片側2車線の国道直下約10bを斜めに交差する。このため、掘削による影響範囲は75bに及び、国道の沈下抑制と天端部からトンネル上部にかけて位置する帯水砂層の地下水対策が重要な課題だった。
地下水位低下対策として、集水能力が高い大深度真空排水(スーパーウェルポイント)工法と、止水目的の薬液注入工法(二重管ストレーナー工法)を併用。トンネル天端プラス6bの当初地下水水位から3〜4bを低下させた、という。
薬液注入は、1ブロック延長を標準12bとし、改良高さはその都度、地下水位高さに合わせて変更。国道の沈下抑制対策では、切羽前方に長尺の先受け鋼管を打設し、鋼管の先端部に全ロストビットを装着させ、有孔部には逆止弁を取り付けて流砂を防止。
このほか、国道路面の計測にノンプリズム方式による自動計測を採用し、路面変位を測定。さら路面状態を24時間体制で監視した。
同社では、これら工法の適用で、国道部の表面沈下量を30_未満などを実現したと説明している。
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《飛島建設、大空洞の施工が可能に 「限定充填工法」》 2006.10.6
飛島建設(池原年昭社長)は、地下空洞が原因で発生する埋没・沈下を防ぐ「限定充填工法」について、高さ3bを超える大規模空洞への適用を可能とした。地下空洞は全国各地に数多く分布していることから、今後、積極的に営業展開していく方針。
限定充填工法は、空洞の地表面に道路などを施工する際、建設予定範囲の地下空間を安定させる災害対策工法の一つ。作業は、@端部充填材を空洞内に充填A対象とする空洞範囲の境界線上に連続した隔壁を形成B内部に中詰充填材を充填−の順で進める。
ただ、採石場跡のような高さのある大きな空洞では、大量の隔壁充填材が必要で、境界外に流出する充填材量も多くなるなどの課題があった。
そこで、端部充填材の構成材料(特殊水ガラス)を替えることで充填材に急硬性を付与することにした。NATM工法の吹き付けコンクリートで使う急結剤を適用する。これにより、充填剤の流動性低下と自立性向上が図れる。
すでに、空洞の高さが3bを超える大谷石採石場跡(宇都宮市)で同工法による工事(市道640号線道路保全工事)を実施。事後検証などを通じて性能を確認した。
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《鹿島、防災ツール「RDMS」開発 商業ビルに初適用》 2006.10.6
鹿島(中村満義社長)は、リアルタイム防災システムのツールの一つとして開発したRDMS(Real−time
DisasterMitgation System)を「秋葉原UDX」に適用した。商用ビルへの適用は初めて。同社は今後もメニューの拡充を図っていく方針だ。
秋葉原UDXに設置したRDMSは、地震が発生すると、建物内の6カ所に設置された地震計が建物の揺れを計測。1階の防災センターのサーバーで直ちに階層別に建物の応答(負荷)をシミュレーションする。この結果から建物や設備の危険度を判定し、最大加速度分布や震度などの地震情報と設備機器の点検の要否や点検個所、優先順位などの防災管理サポート情報を防災センターのモニターに表示。同時に、管理者や事業者の携帯電話などにも同様の情報をメールで送信する。
RDMSは建物や施設の種別、用途、事業者のニーズに応じてさまざまな使い方ができる。特に、不特定多数が訪れる高層ビルや、地下街のような密集度の高い大型施設のほか、病院や防災拠点となる危機管理中枢施設、さらには業務の途絶を避けたい生産施設や情報通信施設などに導入することで、直後の素早い初動を支援し、建物・設備の異常を発見するなど、早期の機能復旧をサポートできるという。
問い合わせは同社技術研究所、先端・メカトロニクスグループ(電話042・489・3074)。
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《飛島建設・恒和化学工業、コンクリ構造物の耐久性向上「コンフィックスSM−9」を実用化》 2006.10.6
飛島建設(池原年昭社長)と恒和化学工業(小島松秀社長)は、高性能表面含浸材「コンフィックスSM−9」を実用化した。コンクリート構造物の耐久性を向上させるとともに、優れた撥水(はっすい)作用を発揮させるのが特徴。
コンフィックスSM−9は、特殊シラン系化合物とシリコーン樹脂をハイブリット化した表面含浸材。従来、複数の材料を使用していた、撥水処理と劣化抑制が1種類の材料で施工できるようになる。
また、新築、使用中を問わず、比較的簡易な塗布処理で構造物の長寿命化、維持・保全を行えることから、維持管理のトータルコスト低減も期待されている。
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《鹿島、高層ビルの壁面緑化もできる 「バーティカル・グリーン・システム」開発》 2006.09.11
鹿島(中村満義社長)は、高層ビルなどでの高所での壁面緑化でも安全に管理できるよう、キャットウォークと面格子を一体化させた「バーティカル・グリーン・システム」を開発した。
「バーティカル・グリーン・システム」は、室外に設置されたキャットウォークの下にプランターを組み込み、面状の格子にツル植物などをはわせて緑化する。
植物の維持管理の作業は、十分な強度を有する面状の格子の内側に設置されたキャットウォークから行えるため、高所作業車などは必要なく、高層ビルでも安全かつ容易に管理を行うことができる。プランターは二重箱構造にすることで、排水を適切に処理できるようにしたのも特徴。
これまでの緑化システムは、屋外側から見た意匠性を重視していたが、同システムは室内側からの景観も考慮。採光を過度に妨げないような植物を選択し、質感の高い面状格子とつる植物のマッチングを楽しめるようにした。
従来システムで1平方b当たり13〜20万円だった施工コスト(潅水工事まで含む)も、1平方b当たり10万円にまで低減できるという。
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《戸田・西松建設、「繊維補強覆工コンクリート」を共同開発》 2006.09.11
戸田建設(加藤久郎社長)と西松建設(國澤幹雄社長)は、トンネル覆工コンクリート「繊維補強覆工コンクリート」を共同開発した。
「繊維補強覆工コンクリート」は、新たに開発したポリプロピレン短繊維(長さ40_、換算直径0・7_)をフレッシュコンクリートに混入し、コンクリート片の剥落防止効果を高める曲げ靭性能を与えた。
また、繊維に油剤などを付着させるなどしてファイバーボールの発生を抑制。繊維の断面は十字に、延長方向にはエンボス加工を施してコンクリートとの付着強度を強化した。
新しいポリプロピレン短繊維は、これまでの同等品と比較して単価を5〜10%安価に設定しているため、全体工事費の低減も可能だという。
同社と西松建設は、トンネル覆工コンクリートにとどまらず、コンクリート片剥落防止対策の一つとして橋梁、高架橋等の各種構造物や建築構造物への適用も視野に入れ、国土交通省など発注者へ技術提案していく考え。
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《鹿島、地盤改良工法「アドヴァンソイル工法」を開発》 2006.09.11
鹿島(中村満義社長)と不動建設(高橋昭夫社長)は、新築建物の基礎下に骨材を混合した流動化処理土を埋め戻し、基礎地盤を構築する地盤改良工法「アドヴァンソイル工法」を共同で開発、都内の建設現場で適用した。すでに日本建築センターの建設技術審査証明を取得済み。今後は大都市市街地での既存建物解体を伴う現場で積極的に採用していく。
「アドヴァンソイル工法」は、通常、外部のプラントで製造した流動化処理土を現場に搬入、不純物を取り除いたコンクリートガラを場内の製造プラントで混練、打設し、支持層から新設する基礎下までを埋め戻して基礎地盤を構築する。
出来上がった地盤改良体は、1平方b当たり1000`ニュートン以下の長期許容支持力が得られ、また、コンクリートガラの再生利用量はラップルコンクリートを用いたときの2分の1になることから、二酸化炭素排出量に換算して37d、材料コストは5割削減できるという。
両社は同工法を適用したプロジェクトで、流動化処理土だけの場合と同等以上の性状を確保できることも確認済みで、特に建物をスクラップアンドビルドで建設する際、既存の地下外壁、基礎スラブなどの躯体を残す場合に大きなコストメリットが期待できるという。
問い合わせは鹿島広報室(電話03・3404・3311。
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《戸田建設、木質系舗装「グリーンウッド舗装」を開発中》 2006.9.11
戸田建設(加藤久郎社長)は、建設工事で発生する伐採材を粉砕したウッドチップを利用した木質系舗装「グリーンウッド舗装」の開発を進めている。
グリーンウッド舗装は、建設工事に伴って発生した伐採材をその場でチップ化し、結合剤を添加して混合、撹拌(かくはん)した後、厚さ3〜5a程度に敷きならして転圧する。
天然素材を使用するため周辺環境と調和。透水機能もあって、アスファルト舗装ほどには表面温度が上昇しないため、ヒートアイランド現象の抑制効果も期待できるという。
同社は、歩道や公園・ダム湖畔・河川堤防などの遊歩道、散策路のほか、病院・学校敷地内などの歩行者用通路などへ適用を事業者に提案していく考え。
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《清水建設、「ウェル・イン・ウォール工法」を開発》 2006.8.22
清水建設(野村哲也社長)はこのほど、掘削域の地下水制御と周辺地盤地下水流動の保全の両方を可能にする「ウェル・イン・ウォール工法 」をサンエー工業(浦矢鉄夫社長)と共同で開発した。両社は、土木・建築両分野でさまざまな種類の地下構造物への適用を事業者に提案していく考え。
「ウェル・イン・ウォール工法」は、山留め壁内部に、独自の機構を持った井戸ユニットを組み込むのが特徴。
ユニットは、内部に集排水の役割を果たす井戸機構「ウェル」を地山側と掘削側に1本ずつセットで配置。両ウェルがバルブを介して通水管つながれた構造になっている。
施工中に地下水位制御対策を行う場合は、バルブを閉じ、掘削側ウェルからポンプを使って掘削域の地下水をくみ上。
また、施工後に地下水流動保全対策を行う場合は、バルブを開放し、上流側の山留め壁と下流側山留め壁に設置したユニット部分を地下水が通過する仕組み。
ディープウェルを設ける必要がなくなるため、従来のディープウェル工法に比べて3割程度はコスト縮減できるという。
同社は、首都高速道路中央環状新宿線代々木換気所工事(東京都渋谷区)などの数現場で地下水位制御対策としての効果を、東京都環状第8号南田中トンネル(東京都練馬区)では地下水流動保全対策としての効果を検証済み。
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《奥村組・IHI・石川島建材工業、扁平型断面シールド工法を開発》 2006.8.22
奥村組、石川島播磨重工業、石川島建材工業の3社は、「扁平型断面シールド工法」を開発した。洪積層を主体とする、比較的硬質な地盤を対象に低コストで施工できるのが特徴。
大都市圏近郊で整備が予定されている高速道路トンネルの中には、「平野部の軟弱な地盤」と「丘陵地の比較的硬質な地盤」をまたがるケースがある。シールド工法と山岳工法の境界領域にトンネルを整備するイメージだ。
こうした区間では、地上に建築物が近接することが多い。このため、山岳工法を適用する場合、地下水位の低下や地盤変状などが懸念される。従来のシールド工法を適用すると、山岳工法よりコストが高くなってしまう。
扁平型断面シールド工法は、@掘削断面を縮小(円形断面比)Aトンネル覆工に扁平形状のセグメント採用−の両技術を採用することで、周辺環境の負荷軽減と低コスト化を実現した。
今後、強度確認を目的とする試験などを実施し、実用化を目指す。
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《戸田建設、「グリーンウッドソイル緑化工法」開発》 2006.8.18
戸田建設(加藤久郎社長)は、建設工事で発生する伐採材・伐根・竹などを粉砕した未分解チップを利用した法面緑化工法「グリーンウッドソイル緑化工法」の開発を進めている。
「グリーンウッドソイル緑化工法」は、産業廃棄物となる伐採材・伐根材・竹などの有効利用、産廃の低減につながるだけでなく、法面緑化基盤材として粉砕後未分解のまま利用できるため、数カ月発酵させて堆肥化する工法と比較した場合、短期で施工できるという。
また、保水・保肥能力の高い材料や発酵を緩やかにする材料を使用し、未分解チップを使った緑化の欠点だった発芽阻害・生育障害を克服。さらに、従来、使用していた厚層吹付機械をそのまま利用できるため、特別な設備は必要ないという。
現在、同社の環境ソリューション部は、つくば市の技術研究所敷地内で長期試験を実施中。今後は、国や地方自治体、宅地造成区画整理組合、民間などが発注する法面緑化工事への積極的な採用を働き掛けていく考え。
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《清水建設、ユニット型壁面緑化システム「パラビエンタ」開発》 2006.8.18
清水建設(野村哲也社長)は、軽量・ローコストなユニット型壁面緑化システム「パラビエンタ」を、みのる産業(岡山県赤磐市、生本純一社長)と共同で開発した。両社は8月から、事務所ビルや学校、商業施設向けなどに販売を開始。初年度1億円、3年後5億円の売り上げを目指す。
「パラビエンタ」は、植栽基盤に軽量な熱融着培土を採用。これにポリエステル繊維を混ぜて蒸気で加熱し、厚さ5aのスポンジ状に成形することで一般的な緑化ユニットに比べて2分の1に軽量化した。保水性・排水性に優れ、軽量な薄層構造でも多様な植物を生育させることができるという。
システムは@熱融着培土をステンレス製メッシュ枠に収めた60a角の緑化ユニットA各緑化ユニットを壁面に沿って設置するための薄型鋼製枠―で構成。
施工は、緑化ユニットを薄型鋼製枠の任意の場所に置いてボルトで固定する。緑化ユニットの組み合わせパターンや好みの植栽植物を選んで、壁面を自由にデザインできる。また潅水チューブと潅水タイマー、施肥装置を組み合せて、潅水・施肥を自動化できるという。
標準設計価格は、設置工事費や潅水装置を含め1平方b当たり8万円。
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《清水建設、「長寿命カッタビット」を開発 掘進距離従来の3倍》 2006.8.18
清水建設(野村哲也社長)はこのほど、磨耗が少なく、従来の3倍の距離をシールド掘進できる「長寿命カッタビット」を開発・実用化した。カッタビットを交換することなく、長距離シールド工事を施工でき、工期の15%短縮を実現した。同社は、長距離・高速施工が求められる道路トンネル工事などでの採用を事業者らに提案していく考え。
「長寿命カッタビット」は、超硬合金製チップが素材。耐磨耗性で非常に優れたE2材を耐衝撃性を有するE5材で包み込むことで、両素材の長所を兼ね備えたチップとした。
耐磨耗性は従来の3倍。磨耗が大きい礫質土などの掘削現場では、これまで1・5〜2`が限度だった掘削距離が3倍以上の5〜8`を掘削することができる。
例えば、延長5`の長距離シールドトンネルを掘削する場合、従来カッタビットは2回以上の交換作業が必要だったが、「長寿命カッタビット」は無交換で施工できる。立坑築造や地盤改良などの工程がなくなったことから、工期を15%縮減できるようになった。
こうした性能は、都市部の地下鉄工事現場における実掘削で確認済み。洪積層の粘性土・シルト、礫質土、砂質土と多様な地質・地盤でも摩耗は従来ビットに比べ3分の1〜4分の1と少なくなり、欠損個所がないことも確認済みという。
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《鹿島と熊谷組、集合住宅の床構造仕様で住宅品確法の特別評価取得》 2006.7.31
鹿島(中村満義社長)と熊谷組(大田弘社長)は、それぞれの集合住宅用床構造仕様について、「住宅の品質確保の促進等に関する法律(住宅品確法)」に基づく国土交通大臣の特別評価方法認定を取得した。両社は申請に必要なデータの測定を分担、実験データを共有化した。
鹿島が特別評価方法認定を取得した仕様は、木質系直貼りフローリング仕上げの床と200〜290_の空気層を持つ二重天井を組み合わせた構造。特別評価方法認定を取得したことによって品確法における規定(重量床衝撃音対策等級)の「等級4」を表示することができるようになった。
一方、熊谷組が特別評価方法認定を取得した仕様は、防振ゴム支持による乾式二重床と直天井を組み合わせた構造。同様に特別評価方法認定を取得したことによって「等級5」を表示することができるようになった。
今後、両社はそれぞれが認定取得した床構造仕様を集合住宅の音環境制御、コスト低減の有効なツールとして位置付け、相互利用することにで発注者や設計事務所などからの多様なニーズに対応していく方針だ。
問い合わせは、鹿島広報室(電話03・3404・3311)。
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《鹿島、現地で発生した竹廃材を緑化マルチング材に再利用》 2006.7.24
鹿島(中村満義社長)は、兵庫県発注の船越トンネル(余部工区)工事の現場で、自生する竹を法面保護工の緑化用マルチング材として再利用した。静岡県焼津市のタック(澁谷弘治社長
静岡県焼津市高崎)が開発した「植生リードマルチング工法」を適用した。鹿島が法面保護工の緑化基盤材として竹を100%使用したのは初めて。
現場は、地域高規格道路「鳥取豊岡宮津自動車道」の一部で一般国道178号線のバイパスとして建設されている道路トンネル。今回は2900平方bの法面に約10aの厚さで施工した。
50_以下のチップに粉砕し、半年間仮置きして発酵を促進した竹(マルチング材)と貴重な郷土種(ウツギ・タニウツギ・ナガバモミジイチゴ)を混合し、郷土種による自然の復元を可能にした。
問い合せは、同社関西支店兵庫船越トンネル(余部工区)JV工事事務所(電話0796・34・0080)。
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《フジタ、10〜15%のコスト低減 ローコスト食品工場モデル「フーイック」》 2006.7.13
フジタと芦田工務店(京都市)は、坪当たり55万円のローコスト食品工場モデル「フーイック」を開発した。従来の同種工場を建設する場合に比べて、約10〜15%のコストが低減できるとしている。
フーイックは、フジタが開発した合理的構造方式「超ローコストファクトリー(FLF)」をベースに、芦田工務店の持つ衛生管理ノウハウを活用したもの。
主な特徴として、@FLF工法によるローコスト化A従来工法より約1・5カ月の工期短縮B無柱化大スパンによりフレキシリビリティのある計画を実現CHACCP(食品品質管理手法)などへの対応が可能な施設仕様−を挙げている。
標準モデルは、一部2階建て延べ3507平方b(冷凍庫・冷蔵庫設備や杭、排水処理、外構工事一式を含む)。
今後は、「中食分野(弁当・惣菜・菓子・パン)」を中心に営業展開していく方針だ。
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《フジタ、セグメントの動きを無線で計測 SRW計測システム》 2006.7.13
フジタとFBS(東京・渋谷区)は、シールド掘進時に生じるセグメントの動きを無線で連続計測する「シールドセグメント・リアルタイム・ワイヤレス(SRW)計測システム」を開発した。シールド機の移動に伴うケーブルの盛り替えが不要となるのが主な特徴。実用化に成功すれば、工事の進捗に影響を与えることなく計測作業を行えるようになる。
特徴としてはこのほか、▽センサーの盛り替え時間を短縮でき、シールド作業員による設置も可能▽任意に計測個所を設定でき、随時センサーの盛り替えが可能▽リアルタイムでの計測が可能−を挙げている。
フジタではシステムの実用化を目指し、横浜市緑区で施工中の「高速鉄道4号線恩田川工区土木工事」で実証試験をスタートさせた。
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《飛島建設、省エネとCO2削減 飛島式省エネ床下ピット》 2006.7.10
飛島建設は、鉄筋コンクリート造建物の床下ピットを省エネルギーの観点から有効活用する「飛島式省エネ床下ピット」を考案、実用化に成功した。地熱を利用し、冷暖房効果を得る仕組み。省エネ効果のほか、二酸化炭素(CO2)の削減も見込んでいる。
省エネ目的で地熱を利用する技術としては、地中10bを掘削してピットを作るタイプや、建物の周りに管を埋めるタイプなどがある。しかし、コスト・効果面で課題がある。コスト面で有利な浅型の床下ピット利用でも、臭気や地下部分の防水対策がネックとされている。
今回の省エネ床下ピットは、建物の構造体自体を地熱の蓄熱体として考え、防水などの施工品質を確保することでこれらの課題を解決した。
具体的には、吹き抜けから取り入れた外気をピット全体に通り抜けさせ、室内に送り込む。ピット内には蓄熱体を設置する。
実用化に向けては、「財団法人日本自動車研究所移転用地管理宿泊棟新築工事」に同工法を適用し、省エネ効果を確認した。
それによると、年間の省エネルギー量は9600`h。100本の40h蛍光灯を1年間点ける電気量に相当する。CO2削減量は年間で14dに上るという。
今後の課題としては、▽蓄熱体の改良改善▽効果的な蓄熱体システムの考案▽設計制度の向上−を挙げている。
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《戸田建設、「発泡セラミックス緑化工法」を開発》 2006.7.10
戸田建設(加藤久郎社長)と鶴見コンクリート(伊藤伸泰社長)は、発泡セラミックスを用いた水路壁面などの緑化工法「発泡セラミックス緑化工法」を共同開発した。
「発泡セラミックス緑化工法」は、水路の壁面などに設置して、これまで緑化が困難とされていたコンクリート垂直壁面などを緑化する。植生基盤とする発泡セラミックスには播種などの手を加えなくても、自然に飛来した種子が根付いて生育することを確認している。
発泡セラミックスは、二酸化珪素(けいそ)と酸化カルシウムを主成分とする鋳鉄スラグに粘土を配合して粒状に練り混ぜ、約1000度で燃焼させた材料。
植生基盤材として高い含水率(発泡セラミックスの乾燥重量比で約50%)を持ち、発泡セラミックスの下部を水位以下に設置すると、常時、水分を吸収、保持し、垂直面でも安定した植物の生育環境を創造することができるという。
施工も簡便。発泡セラミックスのサイズは30_×300_×300_、1枚当たりの重量は約2・5`と軽く、ハンドカッターなどによる切断加工もできる。コンクリート面への設置は、モルタルや樹脂接着材を使用する。
同社は、発泡セラミックスの水質浄化効果も確認中で、水路や河川、公園などの緑化材料やビオトープ材料として、国や地方自治体、民間の工場などへも提案していきたい考えだ。
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《錢高組、テノックス、東洋テクノら、矩形ケーシングを用いた掘削工法「SPRED工法」を開発》 2006.7.10
錢高組、テノックス、東洋テクノの3社は、矩形(くけい)ケーシングを用いた掘削工法「SPRED工法」を開発した。汚染土壌を掘削除去する際、円形ケーシングに比べて余掘り量を低減できるのが特徴。
現在、面的に広がった汚染土壌の掘削除去や、浄化壁の構築を行う場合、円形ケーシングが多く使用されている。円形断面のため余掘り量が多く、汚染土壌処分のコストアップにもつながっている。
そこで、矩形断面で掘削を行うことにより、余掘り量の低減を図った。コストダウンだけでなく、汚染土壌搬出量、浄化資材使用量の低減も期待されている。
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《奥村組ら3社、分岐合流部を地中接合する「CV拡幅工法」》 2006.7.4
奥村組、日立造船、新日本製鉄の3社は、道路トンネルの分岐合流部を地中接合する「CV拡幅工法」の実証実験を完了させ、その実用性を確認した。今後、積極的に技術提案していく方針。
CV拡幅工法は、先行構築した本線トンネルを拡幅シールド機で直接掘削し、ランプ部の分岐合流部を接合する技術。拡幅シールド機は連続的に傾斜拡幅し、再び標準断面に傾斜縮幅する機能を持つ。テールシール部もスライド式により拡幅・縮幅し、止水性を確保する。
実証実験では、テールシール部の作動状況を確認。良好な結果が得られた。
同工法の適用範囲は、道路トンネルのランプ合流部のほか、▽道路トンネルの非常駐車帯▽曲線部の視距拡幅部▽共同溝の分岐部▽電力洞道のケーブル接続部−など。
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《フジタ、積極展開へ「FS・ディフェンス」の施工性を確認》 2006.7.4
フジタは、積水化学工業と共同開発した積層ゴム免震装置の3時間耐火被覆構法「FS・ディフェンス」を実プロジェクトに積極的に提案することになった。大阪・寝屋川市で建設中の「(仮称)香里園駅前プロジェクト(住宅棟)新築工事」でその施工性などを確認できたため。
F・Sディフェンスは、積層ゴムや基礎、柱の一部をケイ酸カルシウム板で囲い、中央の水平スリットで上下を分割したもの。スリット面にシート状の熱膨張耐火材を取り付けることにより、火災時に免震装置の熱劣化を防げる。
免震装置に耐火被覆を施すことで、デッドスペースとなっていた免震階を有効利用することも可能となる。香里園駅前プロジェクトでは、免震階を自転車置場として利用する。
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《ハザマら、トンネル分岐合流部を非開削施工「ウイングプラス工法」》 2006.6.30
ハザマ、JFEエンジニアリング、青山機工の3社は、都市道路トンネルの分岐合流部構築工法「ウィングプラス工法」の実証実験を完了した。ジャンクションなど分岐合流部を非開削で構築できるだけでなく、工期短縮やコスト低減も見込める。今後、大都市圏の道路プロジェクトをメーンターゲットとして営業展開を図る。
工法開発の背景には、トンネル構造の道路工事が大都市圏で増加していることがある。分岐合流部(トンネル出入口、ジャンクション)の施工に当たっては、用地確保や交通阻害といった問題が発生しており、非開削工法による構築が求められている。
そこで、シールド胴体部からアーチ型掘進機を張り出し、トンネル構築と同時に分岐合流部の拡幅施工に必要な防護工を造成するウィングプラス工法を開発した。
特徴として挙げているのは、▽トンネルに沿って連続的に先受アーチを造るため、高い止水性が得られる▽シールド掘進しながら先受アーチを造るので、防護工の工程を約25%短縮できる▽先受アーチを造成することにより大規模な地盤改良を省略でき、切り広げの工費を20〜35%低減できる−など。
実証実験では、アーチカッターの掘削性能や先受アーチの打設性能などを確認した。
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《フジタ、スクリュー垂直揚土システムを国内初の実用化》 2006.6.30
フジタは、泥土圧シールド工事で発生した大容量の掘削土を省スペース、高効率で搬送する「スクリュー垂直揚土システム」を構築し、国内で初めて実用化した。今後、大深度シールド工事への活用に向け、積極的に提案していく考えだ。
特徴は、@10bクラスの大断面シールドに対応できる大容量揚土能力(一般的な垂直ベルトコンベアの約2倍)A狭い立坑にも対応した省スペースシステムB揚土高さの変更が可能Cポンプ圧送と比較して、運転時の騒音・振動が小さいD密閉式のため土砂の飛散がほとんどない−の5点。
同システムは、複線トンネル(延長835b)を泥土圧式シールド工法で構築した「高速鉄道4号線恩田川工区土木工事」で実用化に成功。
計画当初、掘削土はポンプ圧送で揚土する計画だったが、立坑が狭あいな場所に構築されているため、運搬・処理の負担増、騒音・振動の発生などの課題が生じた。そこで、スクリューコンベアを使って垂直に揚土するシステムを開発、施工に当たることになった。
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《大日本印刷、電子線コーティングの鏡面仕上化粧シート「PIAFORTE」発売》 2006.6.28
大日本印刷(本社、東京・新宿区、北島義俊社長)は、キッチン収納や室内ドアなど向けに独自の電子線(EB)コーティングした鏡面仕上げ化粧シート「PIAFORTE(ピアフォルテ)」を開発、6月中旬から販売を始めた。
EBコーティングは、塗工樹脂(液体)に電子線を照射し、樹脂に含まれる原子を重合反応させ、樹脂を硬くさせる技術。傷や汚れ、日光などに強い品質安定に優れた製品になるという。
「PIAFORTE」は、非塩ビ(オレフィン系樹脂)フィルムを使用し、色や柄の印刷を施した上にEBコーティング。@塗装加工と比べ傷が付きにくく目立たないA汚れが染み込みにくく、布などで簡単に汚れが落とせるB耐光性を付与してあるため、色あせにくく、鮮やかな色合いが長持ちする−−といった特徴を説明している。
同社では今後、キッチン、家具、建材各メーカーはじめ、住宅メーカー、設計事務所などにも積極的に販売促進し、2006年度で10億円の売上げを見込んでいる。
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《鹿島、超高強度繊維補強コンクリート「サクセム」開発》 2006.6.28
鹿島、電気化学工業、住友電工スチールワイヤー、三井住友建設の4社は、強度や靱性(じんせい)がこれまでのコンクリートの常識を覆す次世代の新材料「サクセム(登録商標、SUQCEM:SUper
high-Quality CEmentitious Material)」を開発した。4社は広く技術を公開。サクセムの普及を図っていく方針だ。
サクセムは、通常のコンクリートの10倍の曲げ強度を持ち、鉄筋による補強が不要な超高強度繊維補強コンクリート。
設計基準強度は驚異の1平方_b当たり180ニュートン(普通コンクリートの5〜8倍)、曲げ強度1平方_b当たり30ニュートンを実現した。
プレミックス結合材と混入させた長さの異なる2種類の特殊鋼繊維が引張応力を負担するため、構造物に鉄筋を配置する必要がなくなった。また、自己充填性が高く、耐久性に優れるため、部材を極限まで薄くすることができる驚異的な構造性能と優れた施工性を効率的に実現。さらに非常に緻密な構造になっているため、内部に水が入りにくく、耐久性にも非常に優れているという。
4社は「サクセム設計・施工マニュアル技術委員会(委員長、丸山久一長岡技術科学大学副学長)」を設置し、土木学会「超高強度繊維補強コンクリートの設計・施工指針(案)」に示される各種性能を満足し、同指針に準拠した設計・施工が可能であることを確認済み。
05年11月には愛媛県西条市の道路橋「アクアタウン橋梁」の上部主桁に適用したところ、従来の中空床版桁と比較して桁1本当たり約35%重量を減らし、主桁の全体重量を約26%軽量化。同時に運搬・架設設備費を軽減、下部工の縮小も可能にしたという。
問い合わせは鹿島広報室(電話03・3404・3311)。
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《戸田建設、煙突の除染・解体ロボを実用化し有効性を実証》 2006.6.28
戸田建設(加藤久郎社長)は、焼却施設の煙突内面に付着したダイオキシン類を除染、レンガを解体するロボットを実用化し、千葉県と福岡県内の現場に適用して有効性を実証した。煙突用の汎用機として焼却施設の解体現場に適用していく。
ロボットの高さは3・78b、重量は約1d。煙突適応内径は0・88〜3・2b、噴射圧力は1b当たり20〜60パスカル。除染効率は1日当たり約210平方b(実績値)、レンガ解体効率は1日当たり約70平方b(実績値)。
ロボットは、噴射ノズルが煙突内径の変化に追随できる構造。噴射距離を一定に保ち、煙突の構造や汚染状況に応じて均一に効率よく自動で除染できる。
あらかじめ降下速度や降下時間、旋回速度と旋回時間を制御プログラムにインプットして自動運転でき、解体アタッチメントを装着、備え付けた2台のテレビカメラの映像を確認しながら、遠隔操作によってレンガを解体できる。
ロボットは、開閉式の4本の上部アームと2本の下部アームを持ち、煙突内で上部アームを突っ張って安定を保ち、噴射ノズルや解体アタッチメントを装着した下部アームが旋回して除染し、レンガを解体する。噴射ノズルには揺動機構を取り入れ、噴射幅を広げることで除染効率を向上させた。
ロボットは煙突頂部からウインチにより吊り下げ、ロボットの設置撤去時以外クレーンは不要。また、収納治具を考案し設置撤去の時間を短縮し、収納治具をガイドにして煙突最頂部も施工できる。
問い合わせは同社環境ソリューション部(電話03・3535・1613)。
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《奥村組、ダム湖の浚渫土を対象とする脱水工法「スラリー連続脱水システム」を開発》 2006.6.2
奥村組は、ダム湖の浚渫土を対象とする脱水工法「スラリー連続脱水処理システム」を開発した。浚渫土を効率的に固化処理、または再生利用できるのが特徴。実際の実現場への適用を進めていく方針。
開発の背景には、全国のダム湖で起きているダムの機能障害がある。堆積(たいせき)土砂の増加が原因とされ、治水・利水機能の維持、堆積土の有効利用などの観点から対策が急がれている。
同システムは1次スクリーンと縦型スクリュープレスで構成。浚渫土砂に含まれる砂などをスクリーンでより分けた後、スクリュープレスでスラリーを圧縮・脱水する。
フィルタープレスを用いた機械的脱水方法に比べ、処理スペースの削減やコストの縮減が図られる。また、含水率70〜90%のスラリーをコーン指数400以上(第3種建設発生土相当)に処理することから、盛り土や埋め戻しの材料として再利用が可能。
今後、泥土圧シールド工法で排出される掘削土砂の減容化や、泥水シールド工法の泥水処理設備への応用など、他工種での実験を行う考え。
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《清水建設、新型セグメント継手「クイック・R・ジョイント」を開発》 2006.6.2
清水建設は、シールドトンネルの高速施工を可能とする新型セグメント継手「クイック・R・ジョイント」を開発した。セグメントを締結する際に自ら位置調整する機能を持つ。従来に比べ、セグメントの組み立て時間を40%縮減できるのが特徴だ。
シールドトンネルのセグメントはこれまで、ボルト止めで締結されてきた。近年になり、アタッチメントタイプの継手をセグメント端部に収めた「内面平滑型セグメント」の採用が増えているものの、継手位置を合わせるのに時間と手間がかかっている。
クイック・R・ジョイントは、これらの課題を解消するために開発した。時間短縮のほか、コスト削減も特徴に挙げている。ボルト継手に比べ20%、これまでのアタッチメント継手に比べ5%の削減が可能になる。
同社では今後、長距離化する道路シールドトンネルなどでの採用に向け、事業者らに提案していく考え。
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《フジタら3社、SRパイルアンカー工法を開発 施工簡略化、コストダウンを実現》 2006.5.12
フジタ、ジャパンパイル(大阪市)、岡部(東京・墨田区)の3社は、既製コンクリート杭の杭頭半剛接合工法「SRパイルアンカー工法」を開発した。建物基礎との接合部を半固定状態にすることで、地震時の杭の損傷を防ぐ。また、コストダウンや施工の簡略化も可能としている。
既製コンクリート杭は、▽杭頭を基礎内に径と同じ長さをのみ込ませる▽杭頭に溶接などで接合した異形鉄筋を基礎コンクリートに定着させる−などの工法が一般的に採用されている。これらは杭頭が固定されているため、地震時に損傷してしまうケースが多い。
SRパイルアンカー工法は、基礎コンクリートとの付着がない鋼材と定着版で構成するアンボンドアンカーを杭頭に接合、基礎との固定度を緩和する。アンカーの定着筋が伸びることで、杭頭と基礎梁にかかる力が低減される。
このため、杭種の変更や杭径のサイズダウンが可能となり、コストを抑えられるという。基礎梁の配筋量も削減できる。
また、杭頭へのアンカー接合はスタッド溶接、またはねじ込みで済むため、施工も容易になるとしている。
同工法は日本建築センターの一般評定(BCJ評定−FD0229−01)を取得済み。3社では月内にも「SRパイルアンカー工法研究会」を設立させ、全国的な普及を進めていく。
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《清水建設、新型セグメント継手開発 シールドトンネルの高速施工が可能に》 2006.5.12
清水建設(野村哲也社長)は、締結の際に自ら位置調整する機能を持ったシールドトンネルの内面平滑型セグメント用の新型継手「クイック・R・ジョイント」を開発・実用化した。シールド機の掘進性能の向上に伴い、セグメント組立て時間の短縮技術は、シールドトンネルの高速施工に不可欠となっていることから、長距離化する道路シールドトンネルなどでの採用を目指していく考え。
「クイック・R・ジョイント」は、コア部分にテーパー状の円筒形回転体を採用。締結の際に自ら位置調整する機能を持たせ、位置決めからワンタッチの締結を可能にした。機械操作で精密に位置合わせしなくて済むため、セグメントの組立て時間はボルト継手と比べて40%、アタッチメント継手と比べても10%縮減。継手に関するコストはボルト継手よりも20%、アタッチメント継手と比べても5%縮減できるという。
問い合わせは同社広報部(電話03・5441・1111)。
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《レアックス、現場でアスベスト含有を判断 PVSスクリーニング法開発》 2006.4.25
レアックス(札幌市、亀和田俊一社長)は、建材中のアスベスト含有を現場で簡便に判定(スクリーニング)するシステムを開発した。
公定法に基づく分散染色法での定性分析やX線回析法による定量分析は、結果が出るまで1〜2カ月を要するケースもあるといわれているが、このシステムはアスベスト含有の有無をその場で判定できるため、作業時間と廃棄処分に伴うコストを大幅に削減できるという。
同社はアスベストが繊維状鉱物で光学的異方性を示す特徴がある点に着目。偏向判定装置(PVS)と照明調整装置、画像表示用パソコン、試料準備キットでシステムを構成した。総重量は約20`。現場にはアルミトランクに格納して持ち込むことができる。
同社は検出下限確認実験を行い、吹付け建材中のアスベスト含有は重量比で0・01w%、スレートなどのボード状建材中のアスベスト含有については同0・1w%以下まで確実に判定できることを実証。
基本的には公定法とクロスチェックすれば、吹付け材やスレートなどの成形材は前処理無しで、木毛材、石膏ボードなどセルロース繊維を大量に含む建材は簡単な前処理を行えば、ほぼ100%判定が一致することを確認しており、06年3月25日にJISA1481に規定された消光角の計測にも対応している。
ただフロアタイルのように、微細な繊維を含むものはX線による定性分析との併用が必要になることから、当面は公定法を補完する現場スクリーニング法として市場への浸透を図りながら、06年3月31日、独立行政法人新エネルギー・産業技術開発機構(NEDO)に採択された「緊急アスベスト削減実用化基盤技術開発」を通じてシステムの完成度を高めていく。
また、位相差顕微鏡やX線回析法によるアスベスト分析業務を始めている同社は、このシステムを使った解体現場や不動産評価などの業務を展開したい考えで、システム導入者を中心とした分析・解体・処分業者のネットワーク化と、全国的なサービス体制の構築を急ぐ。
問い合わせは同社(電話011・780・2222)。
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《錢高組など4社、泥水・浚渫土を減容する「アクアセパレート工法」》 2006.4.18
錢高組、エーケーケミカル、ハイモ、ホージュンの4社は、高濃度泥水・高含水浚渫土の減容化処理システム「アクアセパレート工法」を開発した。共同で開発した粉末凝集剤(アクアセパレート)を汎用的な脱水装置に用いることで、泥水や浚渫土を効率的に減容できるとしている。
特徴は、@高濃度泥水・高含水浚渫土処分量の減容A産業廃棄物処分費用・固化処理費用の低減B現地条件、処理容量に応じた施工システムを有するC連続処理が可能D脱水処理が容易−など。
比重1・30の高濃度泥水を小型遠心分離機によって脱水処理(固液分離)したモデル実験では、40%の減容化を実現し、コスト縮減にもつなげることができたという。
4社では今後、高濃度泥水や高含水浚渫土の廃棄処分が問題となっているシールド、推進、基礎、浚渫の各工事に提案していく。2006年度から本格的に営業展開し、07年度までの受注を目指す。
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《戸田建設、非開削「T−アンダーパス工法(T−UPS)」開発》 2006.3.24
戸田建設(加藤久郎社長)は、ボックス推進と地中土留壁を併用した非開削アンダーパスの汎用的構築技術「T−アンダーパス工法(T−UPS)」を開発した。都市部での立体交差化で積極的に提案していきたい考え。
T−UPS工法は、密閉型機械式ボックス推進機でトンネル上部構造体のみを分割構築・結合し、両端部のエレメントから仮設の地中土留壁を構築して門形構造を形成。内部土砂を掘削した後、トンネル側壁と底版部を場所打ち鉄筋コンクリートで構築して短形トンネルを完成させる。
密閉型機械式ボックス推進工法による分割構築法を採っているため、掘削マシン制作費を抑えることができ、土被り部が薄くても安全に施工できるという。
また、地中土留壁方式を併用しているため、ボックス推進をトンネル上部だけに限定でき、ボックス推進機の使用に伴う作業を大幅に簡略化できるという特徴もある。
同社が計画延長80b、4車線道路への適用を想定して試算したところ、これまでのハイプルーフ工法と比べてコストを約15%縮減、工期を約30%短縮できたという。
問い合わせは同社土木工事技術部(電話03・3535・1524)。
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《スラブ補強工法研究会、PC鋼棒緊張による新工法開発》 2006.3.24
鴻池組、五洋建設、錢高組、大日本土木、飛島建設、高周波熱錬の6社で構成する「スラブ補強工法研究会」は、PC鋼棒を緊張させることでスラブ補強を行う新工法を開発。錢高組東北支店社屋のリニューアル工事に試験適用し、補強効果などを確認した。コンバージョンやリニューアル工事を対象に実用化を目指す。
既存のスラブの補強方法は、H鋼による小梁の増設やスラブ下面からの鋼板の貼り付けなどが一般的で、剛性不足からたわみが生じていた。また、床下に配管などがある場合は、工事前に撤去し復旧する必要があった。
研究会では2005年4月から、こうした施工上の課題を解決し、コストダウンを図れるスラブ補強工法の開発を進めてきた。
開発した新工法は、スラブの下面に2本の鋼製束を設置し、スラブの一方の端部から鋼製束の頂部を通って反対側のスラブの端部をつなぐようにプレート、PC鋼棒を配置。PC鋼棒をターンバックルで緊張させることでスラブを補強する。
従来のH形鋼補強や鉄板貼り付け工法に比べて、配管を撤去する必要がなく工期も短縮でき、部材が軽いため作業の安全性も向上するという。
研究会では今後、補強部材の仕様を検討し、設計手法やコストの分析を行い、工法の実用化を目指す。
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《大成建設・アクシス、多段ミラーでアトリウムに太陽光を取り入れる採光システム「T−Soleil」開発》 2006.3.20
大成建設(葉山莞児社長)は、アクシス(東京・江戸川区、川口隆社長)と共同で、多段式のミラー装置の組み合わせによって、建物のアトリウム空間に、太陽光を取り入れる採光システム「T−Soleil」を開発。病院などアメニティー空間が求められる建築物への導入を提案していく。
同システムは、建物の最上部(天窓)から取り入れた太陽光を、自動的に太陽の位置を追尾するミラー装置によって、建物中層部の2次ミラーに定点照射する。2次ミラーには指向性・拡散性を持つミラーを採用し、下層部の3次ミラーに照射するとともに床面にも光を伝える。3次ミラーには可動拡散ミラーを用い、室内の奥まで光を行き渡らせる。
自動追尾式ミラーによって、季節によらず年間を通じて任意の方向へ太陽光を取り入れることができ、採光部には可動スクリーンを設置して直射日光を制御。グレア(まぶしさ)を防ぎ拡散性を持つミラー素材を用いて、開放感のある穏やかな光空間を創出する。
システムを採用した場合、通常の天窓の3倍程度の照度が得られ、照明用電力は20〜30%削減できるという。
病院や学校などの新築ほか、吹き抜け空間を持つ既存施設、北側に面した居室へ光が届きにくい建物などでの採用を提案していく。
問い合わせは広報部(電話03・5381・5011)。
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《中村建設ら、ボイラー・バーナー用省エネ・有害排出ガス低減装置「インパル・ウェイブ」》 2006.3.16
中村建設(本社・静岡県浜松市中沢町71ノ23)と福田道路(本社・新潟市川岸町1丁目53ノ1)、イケン技研(本社・静岡県浜松市曳馬4丁目13ノ14)の3社は1日、東京・千代田区の日本工業倶楽部会館でボイラー・バーナー用省エネ・有害排出ガス低減装置「インパル・ウェイブ」の新製品発表会を開催した。同装置は燃焼効率を向上させ燃費の大幅削減を可能とするもので、特約店100店程度を募り、全国展開する。
会見した中村建設の中村信吾社長は「温暖化とともに環境対策が叫ばれているが、新装置はアスファルト合材プラントや、温水プール、温室でのバーナー・ボイラー燃焼を約10〜15%効率アップさせた。重油が大きく値上りしており、コストダウンにも応えられるものとして、世に出していく」と意気込みを語った。福田道路の高橋英治専務も「ビジネスチャンスとして考え、販路拡大に全力をあげる」とした。
新装置は、イケン技研(藤井健二社長)が10年前から研究開発に取り組んできた。アルミ製空洞容器に、多種類の鉱石と特殊金属を混合ブレンドした粉末を焼成、結合させたセラミックに接触することでマイナスイオン(活性)化し、燃料効率を大幅にアップさせることに成功。燃料タンクから、燃焼室に至る燃料パイプに設置、通過させることで重油などの燃料改質が可能となり、燃費が大幅に削減されるシステム。
藤井社長は「これまでの実証実験で燃費の向上、有害な排気ガスの低減を実施。大型から小型まで対応できる」と強調している。
これまでに静岡県磐田市にあるリサイクル合材工場や新城市にあるゴルフクラブ浴場の風呂ボイラーで実証を積み、一般的に使われるA重油での燃焼率を上げ、8〜15%の燃費削減ができたとしている。
タイプは大型・中型・小型用があり、アスファルト合材工場、温水給湯ボイラー、温室などを用途として採用を働き掛ける。
問い合わせ先=中村建設新技術推進室(電話053・471・3421)
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《鹿島らの10社、杭頭半固定工法「キャプテンパイル工法」開発》 2006.3.16
鹿島をはじめとする「キャプテンパイル工法研究会」は、大口径の場所打ち杭までカバーできる杭頭半固定工法「キャプテンパイル工法」を開発、2005年12月に日本建築センターの一般評定を取得した。同社が02年12月に開発した杭頭半固定工法「キャプリングパイル工法」を場所打ち杭にも適用できるよう、拡張・発展させた。
同工法は、プレキャストコンクリート製のリング(PCリング)を杭頭にかぶせて杭と基礎とを接合。PCリングを介して地震時に生じる上部構造からのせん断力を杭に伝達する。
杭頭中央部に鉄筋(引張定着筋)を配置することで、杭に生じる引張力に対応。地震時に建物の杭頭にかかる応力に応じて引張定着筋の要否を決める。
建物規模や形状、構造種別にとらわれることなく適用でき、引き抜き力が大きくかかる超高層ビルにも適用できる。
場所打ち杭、鋼管巻き場所打ち杭の杭径800〜3000の範囲まで適用できる。既製杭用として用いられているキャプテンパイル工法と合わせるとほぼ全ての杭種・杭径をカバー。同一建物で在来一般工法とも併用できるという。
引張定着筋はシースグラウト挿入方式を採用すれば、杭コンクリ−ト打設後の杭余盛りコンクリ−トはつりが容易になるなど、他の杭頭半固定工法に比べて施工性が良いのも大きな特徴。
杭頭接合部の要素が少ないことから、在来工法と比べて杭・基礎の工事費で1割程度のコストを縮減でき、杭・基礎部の工期は在来工法に比べて1割近く低減できるという。
研究会は第三者への実施許諾も段階的に実施し、シェア拡大を図っていく考えだが、当面は本工法を実施する施工会社を加盟10社と協会が許諾した施工会社に限定する。06年4月をめどに「キャプテンパイル協会」を発足させ、設計・施工の指導・協力、工法の改良・改善を行っていく。
研究会加盟9社は次の通り。
高周波熱錬、奥村組、五洋建設、戸田建設、飛島建設、西松建設、長谷工コーポレーション、松井建設、三井住友建設。
問い合わせは鹿島建築設計本部構造設計統括グループ(電話03・6229・7310)。
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《清水建設、超節水トイレユニットシステムを開発》 2006.3.8
清水建設(野村哲也社長)とINAX(杉野正博社長)は、オフィスビルなど非住宅建物向けの超節水大便器ユニットシステム「シーラV」を共同で開発・実用化した。両社は4月1日からリニューアル工事や新築工事の受注に活用していく。
既存ビルで使われている一般的な便器は13〜15リットルの洗浄性能が主流。これに対し、今回開発した超節水大便器ユニットシステム「シーラV」は、真空装置や圧送装置などの特殊な付帯設備を設置することなく、6リットル洗浄できるのが最大の特徴。
非住宅建物向けのトイレシステムとしては、最高水準の節水性能を持ち、既存・新築を問わず建物に設置できる。
延べ床面積1万4000平方bの一般的なオフィスビルをモデルとして試算した場合、上下水道費用を年間約600万円節約できるため、トイレ回りの改修費用を10年程度で回収することができ、CO2量に換算して年間5dを削減できるという。
問い合せは清水建設広報部(電話03・5441・1111)、INAXマーケティング広報室(電話03・5381・7429)。
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《五洋建設、貫入設置型NDR工法を開発》 2006.3.7
五洋建設(鉄村和二郎社長)は、鋼製函体でドライ環境をつくり橋脚の耐震補強を行う「NDR工法」を発展させ、函体設置前の水底の掘削土量を削減させ、汚濁水の流出を防止する「貫入設置型NDR工法」を開発した。養殖場に近い河口付近の橋脚補強工事など、濁水拡散の抑制が求められる現場での採用を提案していく。
従来のNDR工法では、水底の橋脚基礎底部の土被りが大きい場合、函体設置のために橋脚周辺を掘削しなければならず、掘削土量が多くなればコストと工期がかさみ、汚濁防止膜の設置などで作業の手間が増える傾向があった。
開発した貫入設置型NDR工法では、油圧ジャッキとジェットポンプを用いて、函体内部だけを掘削して函体を沈設させ、土水分離装置と汚水処理装置によって濁水を処理し、周辺水域への濁水拡散を防止する。
コスト面では従来のNDR工法と同等だが、掘削土量は約20%削減され、掘削土量が多い現場では工期の短縮が見込まれるという。長さ40b、幅20bまでの橋脚サイズに適用できる。
同社では、模擬実験で函体圧入と函体内掘削の基本動作性を確認、函体姿勢を制御しながら濁水を拡散させず施工することに成功しており、今後も実験規模を拡大し早期実用化を目指していく。
問い合わせ先は広報部(電話03・3817・7550)
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《鹿島、「上水道ネットワークの広域復旧戦略シミュレータ」を開発》 2006.3.6
鹿島(中村満義社長)は、想定地震に関する地震動の予測結果を取り込み、上水道管路網の被害予測や復旧戦略、復旧期間を予測することができるパソコン用ソフトウエア「上水道ネットワークの広域復旧戦略シミュレータ」を開発した。
シミュレータは、日本水道協会などがまとめた水道管路網の地震被害予測を基に過去の地震で蓄積された復旧経験と広域ネットワークの解析技術(経路探索技術)を応用した。応急復旧戦略を事前に検討できるほか、管路被害を効率的に応急復旧するための人員配置や優先復旧順位などの考え方を訓練・習得できる。
地理情報システム(GIS)の技術を活用し、自治体が管理する全ての管路網(本管から小管)を画面上で広範囲に確認でき、入出力情報を可視化情報として提供する。
復旧戦略の算定は、被害予測をする範囲の構造物、管路、設備データを事前に入力。被災個所、被災程度、管種、管径などの被害予測を基に優先復旧拠点、復旧人員、給水人口、管の重要度(本管、支管)などの復旧を予測する。
また、入出力情報をビジュアル化して被害予測や復旧戦略、復旧期間を算定し、地震直後に選択する復旧戦略によって地域全体の応急復旧期間がどのように違うのか、というシミュレーションもできる。
シミュレータは同社が文部科学省から受託した「大都市大震災軽減化プロジェクト」のサブテーマ「シミュレーション活用方法の開発」に取り組む過程で誕生したという経緯も踏まえ、管路網の耐震化対策の検討や震災対応の経験が少ない自治体の防災教育・訓練ツールとしての活用を提案していく。将来的には、水道PFIに参加する際の事業の災害リスク評価ツールとして活用したい考えだ。
問い合わせは、同社研究・技術開発本部(電話0424・89・7296)。
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《清水建設、超大断面道路トンネル用 「SR-JP工法」開発》 2006.3.6
清水建設( 野村哲也社長)は、超大断面道路トンネルの分岐合流部を非開削構築する「SR-JP工法」を開発した。
SR-JP(Shield Roof Pre-supporting System
for Junction as Permanent structure)工法は、構造安定性に優れたSR-J工法の要素技術・機構を活用、進化させた。
具体的には、SR-J工法の凍土工法を止水凍結に限定した防護工として使用し、ルーフシールド間を掘削・接合・コンクリート充填して、本設覆工を兼ねた高剛性複合リングを構築する。
SR-J工法では別途に必要だった本設覆工工事が不要になるため、コストも工期も10%を縮減できるほか、複合リングの高剛性化によって地表面沈下量を20%低減することが可能だという。
また、同工法は道路トンネル分岐合流部構築技術ではあるものの、SR−J工法と同様に地下鉄シールド工事での駅舎部の構築など、あらゆる地下大規模構造物の築造に使える。
同社は、大都市部の大断面道路トンネルなどでの採用に向け、道路事業者らに積極的に提案していく考え。
問い合わせは同社広報部(電話03・5441・1111)。
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《戸田建設とケミカル工事、劣化部位だけ除去「ウォータージェット回収システム」開発》 2006.3.3
戸田建設(加藤久郎社長)とケミカル工事(堀越邦臣社長)は、既設コンクリート構造物の健全部を保持し、劣化部位だけを除去する「ウォータージェット回収システム」を開発した。 既存の工法は、コンクリートの健全部にまでマイクロクラックを生じさせ、構造物の性能を低下させてしまっているため、システムは、はつりロボットに搭載された噴射ノズルを用いてコンクリートへ高圧水を噴射し、劣化部位だけをはつり取る。はつりガラ(スラリー含む)と噴射水の跳ね返りを回収カバーに溜め、バキュームで吸引・回収する。
回収カバーとバキューム装置を組み合せたことで、はつりガラ・噴射水の回収率が約90%(鉄筋表面まではつり取る場合)と大幅に向上。
飛散養生と片付けなどの準備作業を大幅に軽減できるという。
また、使用機械重量が400`以下のため、床、斜部、壁、天井―とあらゆる部位のはつり作業ができ、足場上のはつり作業も可能だという。
同社は東京地下鉄などの地下鉄道や高速道路6社などの道路事業者にシステムの採用を働き掛けていく考え。
問い合わせは戸田建設環境ソリューション部(電話03・3535・1372)。
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《戸田建設、高強度材料使った制震柱を開発》 2006.3.3
戸田建設(加藤久郎社長)は、高強度材料を用いた新しい制震柱を開発し、従来に比べて大幅に制振性能を向上できることを構造実験で実証した。
制震柱は、制振デバイスを柱中央に組み込んだ戸田建設の特許工法。高層住宅に適した制振部材である反面、その大きさの制約から、地震時のエネルギー吸収能力(減衰力)には限度があり、地震時の揺れを低減する効果(制振効果)を向上させるには、その設置数を増やすことが必要となっていた。
このため、従来のタイプよりも制振デバイスのパワーアップを図るため、低降伏点鋼のサイズを増大させるとともに、制振デバイスの取り付けにU字筋を併用して、接合強度を強化。
さらに、地震時に厳しい応力が作用する場合を想定し、RC造間柱に鋼繊維を混入した高強度コンクリートを使用してひび割れを抑制し、制震柱の減衰力を大幅に向上させた。
今回の新しい制震柱の開発によって制震柱の無い場合に比べて、大地震時の揺れを30〜40%程度低減できるとみており、また、従来の制震柱と同等の制振効果を求める場合は、設置個所数を6割〜7割程度にすることが可能となることから、設置コストを20〜30%程度縮減することができるという。
同社は、新しい制震柱を高性能超高層RC造住宅「Super
HRC(スーパー・エイチ・アールシー)システム」の制振メニューに加え、積極的に超高層住宅市場での採用を働き掛けていく考え。
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《若築建設、鋳鉄枠組木材漁礁を中心とした大規模漁礁システムを開発》 2006.2.16
若築建設(彦坂義助社長)は13日、積み上げた鋳鉄枠に間伐材を固定した鋳鉄枠組木材漁礁、コンクリート漁礁、パイプ漁礁を組み合わせた大規模漁礁システムを開発した、と発表した。
間伐材漁礁は、コンクリート漁礁に比べて魚を集める効果が優れているといわれるが、フナクイ虫などの食害で2〜3年で消滅してしまう。
今回のシステムは、鋳鉄枠を再度引き上げるなどで、間伐材の補充ができるため、間伐材漁礁としての効果を持続することができる。コンクリート漁礁、パイプ漁礁も組み合わせることで、稚魚から成魚に至る魚の成長に合わせた多様な空間を創出できるという。
このほか、造成場所に応じて漁礁システムの規模を適切に設定できるなどの特徴を挙げている。
2003年からシステムを長崎県対馬市美津島町高浜地区沖合に設置し、実証実験を行っている。その結果、漁礁周辺では、ハタ、クエをはじめとした多くの魚が観察されるなど、魚が育つ空間としての機能が確認されたという。
同社では、大石建設(長崎県生月町、松永和夫社長)と共に、システムの特許の実施権(特許第3684502号「鋳鉄枠組み木材漁礁」)を受け、島原鉄工所(長崎県島原市、内島敬二社長)を加えた3社で、全国展開を図ることにしている。
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《清水建設、川田テクノから配筋検査システム「筋太くん」を販売》 2006.2.7
清水建設(野村哲也社長)は、同社が開発した配筋検査支援システム「筋太くん」を、川田テクノシステム(吉居孝雄社長)を通して販売する。
「筋太くん」は、設計段階で作成したCADの構造データを、施工段階の配筋検査に利用して、鉄筋工事の品質管理を行うアプリケーションソフト。携帯パソコンを使って、配筋検査の準備から記録の整理、報告書作成まで一貫して行う。
携帯パソコン上で、平面図から検査対象の検査部材を選択すると、断面の配筋データが表示され、配筋情報が瞬時に確認できる。検査記録は自動保存され、撮影した画像データは対応する配筋情報と関連付けて保存される。
設計・監理者、発注者などに対して、鉄筋工事の品質管理状況を分かりやすく報告でき、電子納品も可能。配筋検査にかかわる業務時間を削減し、作業所での躯体品質管理業務を効率化する。
また、設計監理者だけでなく、事業者に対しても配筋状況をリアルタイムで報告。マンション事業者が、購入者などに対し配筋検査結果を公表する際、迅速に客観的なデータを提示できる。
清水建設は、開発から1年半で150以上の現場に適用。鉄筋工事の品質管理に要する時間を「従来の半分以下に削減できた」と説明している。
2006年4月から販売を開始。ゼネコンや設計事務所などを中心に、年間使用料18万円から提供する。初年度の販売数は500セットを見込んでおり、オプションで技術支援および研修も実施する。
問い合わせは、川田テクノシステムICTソリューション部(電話03・3806・0912)。
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《清水建設、高層建築の外壁改修技術「リファインファクトリー」開発》 2006.2.7
清水建設(野村哲也社長)は日本ビソー、コシハラと共同でこのほど、従来できなかった超高層ビルの外装リファイン工事を可能にし、外壁をガラスファサードに一新する改修技術「リファインファクトリー」を開発した。
「リファインファクトリー」は、足場を組むことなくビル営業を続けながら、上階から下階へ向かって一階ごとに施工階を区切り、既存外装のPC板の取り外し作業と、ガラスカーテンウォールなど新外装材の取り付け作業を行っていく。
建物最上部の架台から、外周養生を目的とする外部吊り「養生ステージ」、作業員が乗って作業を行うための「ゴンドラ足場」、取り外したPC板や新外装材などの資材を搬送するための「資材搬送システム」を吊り下げ、取付け・取外し作業と資材搬送が自由に行えるようにした。
工期は20階建ての事務所ビルの場合、PC板外壁をガラスカーテンウォールにリファインするケースで最短1年。外装リファイン工事だけならほぼ3分の1、内装・設備改修を含めてもほぼ3分の2で済むという。
外装のリファインと合わせて、設備改修工事や内装工事など全面的なリニューアルを行うため、建替えに比べてほぼ半分のコストで既存建物を最新の新築建物と同等の外観・機能に変えることができるだけでなく、建物基礎や躯体をそのまま使用するため7〜8割のCO2排出量を削減できるという。
また、ビルの営業を続けながら施工できるため、テナントの退去や新たな募集が不要で、施工中のテナント収入も確保できるというメリットもある。
同社は今後、既存中高層建物を中心にリニューアル需要が拡大すると見込んでおり、今年度内の中高層ビル用リファインファクトリーの技術完成を目指している。
問い合わせは、清水建設広報部(電話03・5441・1111)。
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《大成建設など、アマモ場の自然繁殖工法を開発》 2006.2.6
大成建設(葉山莞児社長)は、三重大学、三重県産業支援センターと共同で、移植用マットの設置と移設だけでアマモ場が再生できる『自然繁殖工法』を開発した。
アマモ場は、魚介類の産卵場や稚魚の餌場、生育場として、沿岸域の生態系に重要な役割を果たしているが、埋立てや水質の悪化などで全国的にアマモ場が減少しており、全国各地で再生事業が進められている。
しかし、従来のアマモ場の再生方法は、株や種子を採取して直接移植するため、潜水作業などの労力を要する上に、貴重な天然アマモ場にダメージを与える問題があった。
今回開発した自然繁殖工法は、第1段階で天然のアマモ場に移植用のマットを設置し、自然落下したアマモ種子をマット上で発芽させ、アマモを定着させる。第2段階で
アマモが定着したマットを移動させて移植する。マットは1〜2年で自然に分解する天然素材を使用する。
同社では、環境にダメージを与えず、効率的に移植ができ、従来の移植工法に比べて、コスト・工期とも2分の1以下になる説明している。
工法の実証実験は、三重県の英虞(あご)湾で、地元の漁業協同組合、英虞湾再生コンソーシアムの協力を得て、同県地域結集型共同研究事業の一環として実施された。
問い合わせは広報部広報室(電話03・5381・5011)。
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《五洋建設・極東工業、水中橋脚基礎を効率的に耐震補強する「SuperNDR工法」を開発》 2006.2.6
五洋建設(鉄村和二郎社長)と極東工業(長谷部正和社長)は、締め切り用の函体と小口径杭を併用して既設橋脚基礎の耐震補強を、ドライ環境下で効率的に行う「SuperNDR工法」を共同開発した。従来の鋼矢板による仮締め切り工法に比べ、「20〜30%のコスト縮減が図れ、3〜4カ月かかっていた現場施工期間も半月程度に短縮できる」と説明している。
同工法は、浮力調整可能な二重鋼板ユニットでつくった作業用鋼製函体(NDR函体)を用いて、橋脚を取り囲んで仮締め切りし、内部を排水してドライ空間を確保する。
補強用小口径杭(マイクロパイル)を函体の底版を貫通させてを打設。マイクロパイルの頭部を既設橋脚に結合させて橋脚基礎補強を行う。
函体は工場製作のため現地での締め切り工程が大幅に短縮でき、水域占有面積も小さくて済み、航路などへの影響を最小限に抑えられる。基礎補強と同時に橋脚の補強工事も行える。
函体はユニット分割が可能なため、あらゆる寸法・形状の橋脚に対応。他の工事に転用でき、鋼矢板による仮締め切り工法に比べてコストダウンが図れる。
2社では、現場状況から施工が困難とされ、耐震補強の対象から外されてきた水中構造物の基礎部について、同工法の採用を提案していく考え。
問い合わせは、五洋建設東京支店技術部(電話03・3817・8863)、極東工業事業開発本部技術企画課(電話03・3269・
4623。
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《鹿島、簡易で高精度な地下水モニタリングシステム開発》 2006.1.20
鹿島(中村満義社長)は、土壌汚染浄化工事や地下構造物工事を行う際に不可欠な地下水のモニタリングシステムをアメリカのベスト社と共同で開発した。一つの観測孔で複数地点の水圧測定と地下水の採取ができる簡易で高精度な地下水モニタリングシステム。
システムは、同じ計測機器で採水と水圧測定の両方を行うことができるようにした。二重管構造とした観測パイプに窒素ガスを圧送するため、従来の電気式ポンプを利用したシステムよりも簡便で効率的に採水を行うことができ、地下水を空気に触れさせず、変質しない正確なモニタリングが可能だという。
また、観測地点を遮水材で仕切って一つの観測孔で複数地点の採水・水圧測定ができるようにしたほか、傾斜孔へも容易に挿入(そうにゅう)・計測できるようにし、必要によってバルブ・水圧計部を取り外すせるようにした。
従来、低透水性岩盤は、精度の高い水圧測定が困難だったが、観測パイプ内を遮水する機能を加えることで、低透水性岩盤であっても高精度に水圧測定が行えるようにした。
こうした工夫を加えたことで多様な現場条件に応じ、数b〜最大800bの大深度、鉛直から45度の傾斜孔まで適用可能な汎用性の高いシステムになった。
同社は水平孔への適用を想定した改良を重ねながら、地下水汚染・土壌汚染分野やトンネル、地下空洞のプロジェクト、さらにLPG地下岩盤タンク、放射性廃棄物処分場プロジェクトなど、地下水管理を必要とするあらゆる工事にこのシステムを採用していく方針。
問い合わせは同社研究・技術開発本部技術研究所岩盤・地下施設グループ(電話0424・89・7137)。
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《戸田建設・ジオスター、新形式の連続立体高架橋構築法「すいすいSWAN(スワン)工法」開発》 2006.1.20
戸田建設(加藤久郎社長)とジオスター(篠原喜代司社長)は、連続立体高架橋構築法「すいすいSWAN(スワン)工法」(Segment
Wings for an Arched New-bridge)を共同開発した。プレファブ工法のため従来工法の約2分の1に工期を短縮、省力化を図ることができるという。
「すいすいSWAN工法」は、従来の梁・スラブ一体構造に対して、開腹型アーチ橋形式を応用したスラブ・アーチ梁のフルプレキャスト化によって急速施工を実現。アーチ梁の曲線美が映えた景観配慮型の新しい高架橋形式を生み出した。
同工法の基礎杭と地中梁の施工は場所打ちコンクリート。地上部はすべて運搬の制約から短辺幅3b・重量30d以下となるように考えられた@スタンドA半割アーチ梁B横梁・スラブ―の3部材で構成したプレキャスト部材を組み立てて構築する。
スタンド部材は、従来工法における柱の役割を果たすとともにアーチ梁を支持。半割アーチ梁にはアーチ形状が有する耐荷性能と柔らかな曲線が醸し出す景観特性を併せ持たせた。
さらに左右の半割アーチを一つのピースとして製作。横梁とスラブの役割を担う横梁・スラブ部材はアーチ梁上に設置するようにするなど、橋の剛性とともに景観性の確保に配慮した。
同工法にはこのほか、基本的に高架橋幅員内の作業スペースで施工でき、従来のラーメン構造に比べて断面をスレンダー化、躯体重量を軽減できるという特徴があり、工場製作の部材を多く使用することによって高品質で環境に優しい施工を実現した。
戸田建設は、新形式の連続立体高架橋の急速構築技術として発注者に積極的な採用を働き掛けていきたいと考えており、設計体系の整備を完了したことから、ジオスターとともに実物大供試体による組立試験を行うことにしている。
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《戸田建設・西松建設、コンクリート片の剥落を防止する「PPネットライニング工法」開発》 2006.1.11
戸田建設(加藤久郎社長)と西松建設(國澤幹雄社長)は、既設コンクリート構造物の劣化に伴う、コンクリート片の剥落(はくらく)防止を目的とした「PPネットライニング工法」を共同で開発した。
この工法は、コンクリート構造物表面に新しいポリプロピレン製の3軸繊維メッシュをエポキシ樹脂で含浸・接着させ、コンクリートの劣化に伴う剥落を防止する。
繊維メッシュ繊維の厚さを従来の3分の1(メッシュ本体部で0・2〜0・25_、メッシュ交点部で0・5〜0・6_)にしたことで現場での曲げ加工が容易になり、施工性が向上した。
繊維メッシュは新しいポリプロピレン製の3軸繊維メッシュを採用。繊維メッシュの表面には特殊処理を施すことで含浸樹脂との付着性能を向上させ、高い押抜き性状が得られるようにした。
工事費は含浸樹脂の使用量を抑えたことによって、従来工法と比較して30%程度の低減が可能になったという。
両社は、この工法を高架橋(高欄、張出スラブ、主桁、橋脚)や、擁壁などの既設の土木構造物、建築構造物の外壁やスラブなどの剥落防止にも適用できると考えている。
現在、戸田建設技術研究所内(茨城県つくば市)で実証施工を行い、長期暴露試験を実施中。今後は高速道路各社などの道路管理者や、JR東日本などの鉄道各社へ同工法の採用を提案していくことにしている。 問い合わせは戸田建設環境ソリューション部(電話03・3535・1372)。
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