熊本県建設業協会玉名支部青年部 久保勝部会長
親会・青年部が一丸となって業界発展へ


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 今年で設立20周年を迎える熊本県建設業協会玉名支部青年部(久保勝部会長)。2月には20周年記念事業として、新玉名駅開業イベントに参加協力し、駅前広場にシンボルツリー(ケヤキ)3本を植樹した。節目を期に国交省の助成事業を活用した「薬草栽培」を計画するなど、地域業界の発展のために日々まい進している。





〈青年部の目的は 若手の育成≠セ。メイン事業として勉強会や研修旅行、春・冬年2回の献血―などを継続的に実施している。新規事業にも意欲的で、今年は荒玉地域の熊本県議会議員との勉強会も開始。国交省の「建設企業の連携によるフロンティア事業」にも応募し、「薬草栽培」にもチャレンジする〉
 このほど九州新幹線が開業し、乗客が新玉名駅で降りたくなるような地域づくりが重要となる中、玉名地域では薬草を活用した町おこしが盛んになっています。幸い会員には土地所有者や農業従事者がおり、そのノウハウを活かして薬草を育て、石けんや化粧品など様々な関連製品づくりなどを構想しています。薬草、温泉、ラーメン…。玉名には多くの魅力があることを多くに人に知ってもらい、この地を訪れてほしい。
〈入会条件は、45歳までの支部会員であること。32人からスタートし、現在は厳しい環境下で19人となっているが、入会希望者もおり、23年度からは20人での出発となる〉
 各事業への参加率はほぼ9割を誇っており、非常にまとまった組織であると自負しています。我々は後 2年で卒業となりますが、それまでにしっかりと若手を育て、会員同士の結束をより固めていきます。もちろんOBとなっても青年部の協力や相談にいつでも応じる考えです。
〈清田克彦事務局長は、久保部会長とともに23歳の時から20年間、青年部に所属。設立時から参加していることで全ての活動内容を熟知しており、役職に就いてからも苦労することはないという。自らの役割を「社長世代と若手世代の橋渡し」ととらえ、親会との連携を常に念頭に置いている〉
 青年部は、業界最盛期を覚えている社長らと現状しか知らない若手を結ぶ「つなぎ役」としての役目も担っています。親会である熊本県建設業協会玉名支部の事業にも、フットワークの軽さを活かして能動的に取り組んでおり、支部全体が一丸となって業界を盛り上げています。親会が我々を信頼し、事業の一端を任せてくれるおかげで年若い部会員も各関係機関に赴くことが多く、沢山の人々に顔を覚えてもらうことができ、まさに人的ネットワークの足がかりになるのが青年部の活動かもしれません。


【メモ】
建設企業の連携によるフロンティア事業
 国土交通省が創設したもので、地域建設業による新たな市場開拓の取り組みを支援する事業。複数の建設業が新たに人材を雇用しながら、成長分野での新事業に連携して取り組むことに対し、1000万円を上限に国費で助成する。
2011.3.17掲載

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