杉・檜樹皮繊維を使った土壌改良材「シダソイル」
   グラウンドの「水捌け抜群」。施工実績で証明
(株)櫻井工業(熊本市) 東家 稔和氏


 (株)櫻井工業(櫻井琢磨社長)が施工・販売している杉・檜樹皮繊維を使った土壌改良材が熊本県内の学校関係に使われ始め、「水捌けが抜群」とその効果に絶大な信頼が寄せられている。既に熊本市内でも四校のグラウンド、テニスコートで施工。"子供たちの飛び跳ねるグランドに生命を"の理念で開発された土壌改良材で、これまでにないグラウンドが"いのち"を宿し始めた。
 この工法は、シダソイルと呼ばれる特殊加工を施した杉・檜の樹皮繊維を改良材として既存の土に混合するだけ。自然素材をリサイクルすることで環境にやさしいことが施工実績に拍車をかける。残土処分も軽減できるほか、工期も大幅に短縮。コスト縮減にも貢献している。
 「ホコリが立ちにくいので都市部の施工は喜ばれる。透水能力が向上し、保水性もあるため水捌けが良いのが最大のメリット。雑草が生えにくいのも特長のひとつ」と話すのは櫻井工業スポーツ事業部担当の東家稔和常務。
 今年施工を終えた合志南小学校では、途中雨により中止寸前だった運動会が、見る見るうちに水溜まりがなくなり、再開できたという。校長先生からは「みんな見とらした。宣伝効果は抜群だったですよ」とお褒めの言葉も。
 熊本県内では、これまでテニスコート、グラウンド、公園広場・通路を対象に、13年度3,115m2、14年度5,350m2、15年度1万2,982m2、16年度2万4,939m2−の施工実績を持つ。営業努力のみならず口コミで広がり、着実に業績を伸ばしている。
 製造元である(株)環(かん)バリューチェーン事業部の三宅忠夫部長は「我々の根底理念は環境とリサイクルに貢献できる商品の開発。確かな施工能力と技術力で商品が普及していることには満足している」と商品の品質管理と施工能力の信頼性に自信を覗かせる。
2004.06.17掲載

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