九州建設青年会議
野大介会長
「入りたい建設業」をつくる

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 九州・沖縄5県の建設業協会青年部などで構成する九州建設青年会議。先月20日に開かれた通常総会で、野大介氏(野組)が新会長に就任した。12月には、熊本が幹事県となり開催する「全国建設青年会議第24回全国大会」を控える。大会への意気込みや今後の運営方針を聞いた。



―就任の抱負を

 他県との連携強化を図るため、情報の共有化を第一に進める。SNSを活用した広報活動を積極的に行い、各県の様々な取り組みを共有することで、お互いに高め合い成長できるような体制を構築する。
 また、九州一丸となって取り組んでいくため、青年会議に入っていない他県青年部への働きかけも行っていく。私達の取り組みを理解して頂き、九州は一つだ≠ニいう想いを持って頂けるよう努める。
―青年会議として取り組むべき課題・打開策は
 働き方改革・ICT・キャリアアップシステムなどの取り組みは、もはや当たり前だ。しかし、当たり前をこなすにも、やはり人が居ないと始まらない。中長期的な経営基盤の安定を目指し、若手を中心とした入職促進に注力していくべきだ。
 何よりも重要なのは、業界・行政が連携し、官民一体となって問題解決に当たること。今後、九州地方整備局等とのさらなる連携強化を図っていく。
―開催を12月に控えた「全国建設青年会議第24回全国大会」について
 東日本大震災をはじめとした、災害対応や災害復旧が主なテーマだった昨年度とは打って変わり、今年度は「未来の建設業を担う子ども達」にスポットを当てる。これからの建設業は、新3K(給料が良い、休暇が取れる、希望が持てる)でも言われているように、子ども達が希望を見出だせる入りたい建設業≠ノしていかなければならない。
 保護者の業界に対する理解促進や地元建設業の受入環境整備など、課題は山積しているが、全国の青年部が思いを一つにして、学び合い成長できるような大会にしていきたい。
―会員へのメッセージを
 10年20年後の未来の建設業は自分たちが支えていくんだという気概を持って、青年会議の取り組みに協力してほしい。
 青年部活動で得た知識や経験を自社に持ち帰り活かしてもらうことで、成長の環が全国に広がっていくことを期待している。
2019.7.15掲載

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