熊本県建設業協会荒尾支部
支部長 吉村 厚司氏
建設業の「やり甲斐」発信が使命

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 5月の通常総会で熊本県建設業協会荒尾支部の新支部長に就任した吉村厚司氏(吉村建設代表取締役)。荒尾市建設業協会長も務める吉村氏には、これまで以上の荒尾の発展に向け、活躍が期待される。総会挨拶で「今後の協会の形や未来を見据えたアクションを進めていく」と意欲を見せた吉村支部長に、抱負や取り組むべき課題などを聞いた。





――就任の抱負を
 熊本地震の復旧復興で建設業も少しは潤っている。だが一時的なもので、その後の保証があるわけではない。
荒尾市もそうだが、これから人口減少に伴い生産人数が減っていく可能性が非常に高い。そのような中で、建設業が持続可能な職業として生き残っていくためにも若手が魅力を感じ、働きたいと思える業界を作っていきたい。
 建設業のやり甲斐は、インフラ整備や維持管理で市民に必要とされ、貢献し、喜ばれ、感謝されること。それが我々の生き甲斐やエネルギーの源になっていると私は思う。
将来を担う多くの若者達に、このやり甲斐をどう伝えられるかが鍵。3K(キツい、汚い、危険)と言われている建設業だが、その3Kを大きく上回る`やり甲斐a`建設業の魅力aを発信していくのが使命だと考えている。

――取り組んでいくべき課題は
 未来を見据えると今のままの会社経営では難しいと考える。将来的に公共工事の予算が減っていく中でも、健全な経営ができる体制の構築・整備に本気で取り組んでいく。
 また、行政との信頼関係をつくりつつ、地域格差の改革等も行っていきたい。

――継続的に県と意見交換会を開かれていますが
 これからも安定な工事量の発注を望むが、それとともに発注・受注者の枠を越えた官民一体の「まちづくり」ができる協力体制を作っていきたい。
お互いの立場から良い意見を交えることで、効率の良い未来の創造ができるのではないかと思う。

――支部活動について
 イメージアップや魅力発信、インターンシップの受け入れ、安全パトロール等は継続して行う。また、荒尾支援学校のARA・SHIまつり舞台づくりボランティアや地域貢献活動を通じ、これまで以上に荒尾の発展に協力していくつもりだ。
2018.6.21掲載

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