熊本県建設業協会芦北支部
支部長 佐藤一夫氏
原点回帰し積極的に行動

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 熊本県建設業協会芦北支部の新支部長に佐藤一夫氏(佐藤産業社長)が就任した。先月の通常総会で7期14年務めた坂田信介前支部長からバトンを受け、「会員企業、支部、そして地域の安全安心に繋がるよう頑張りたい」と第一声を発した。会員減少、担い手不足、発注量減少など対応すべき課題は山積している。支部の役割や活動方針を聞いた。





―支部長就任にあたっての抱負は
 坂田前支部長の運営方針を継承しながら、支部活動が会員企業の経営に貢献できるようさらに活発化させ、地域の安全安心に努めていきたい。個人的には若さゆえの善し悪しがあると思うが、経験豊富な相談役・副支部長の助言を頂きながら、若さとベテランが融合した運営を目指す。

―芦北管内の現状と課題、課題解決への道筋は
 平成元年に82社だった会員数が、現在40社と半数以下にまで減少していることが一番の課題。協会員各社については「発注量が年々減少している」「技能者不足」「社員の高齢化」「新規雇用への不安」「入職希望者がいない」等々、建設産業が抱える課題全てが当てはまる環境にある。経営計画が立てにくいため、人材・設備投資など積極的経営を躊躇せざるを得ないのが現状だ。課題克服のために皆で議論しながら対応していきたいと考えている。

―今後の支部活動について
 継続事業は、見直しにより改善し、さらに良い事業としていきたい。新たな取り組みについては、支部役員や会員からいろんな意見を聞き、計画・実行していく考えだ。支部の存在意義やすべき事について原点回帰し、積極的に行動していく。

―震災の影響、復興需要収束後の見通しは
 当地域は震災の影響が少ない地域だったので復興需要はなかった。会員企業の中には、積極的に被災地の復旧へ取り組んだ企業もあった。だが、数年後におおよその復旧事業が完了する。神戸などの復旧・復興需要が終わった後の顛末を参考にすれば、県内がどういう状況になるのか、最悪のケースも考えられる。その対応として今年度から、生き残るために何をすべきか、何が出来るのかを考えたい。

―支部会員へのメッセージを
 支部長として任命していただいたからには、浅学非才を顧みず、皆様の期待に応えられるよう努めていきます。
2018.6.18掲載

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