建設業労働災害防止協会 安全衛生表彰 功績賞
 太陽開発(株)(八代市) 職長 石本 栄一氏

 「意思の疎通で快適な職場環境へ」


太陽開発――受賞の抱負をお聞かせ下さい
 弊社では、平成17年度に建災防熊本県支部から優良賞を頂き、同時に自分自身も職長として表彰された経緯がある。今回の受賞もうれしい反面、責任が重大になったことを痛感する。一段と気を引き締めていくよう心がけている。
――安全衛生について特に気を付けていることは
 職長と働く人との和を大切にしている。何事も人あってこそ。意志の疎通を常に取ることが安全な環境へとつながるのでは。また、現場では「自分の持ち場以外の仕事はするな」と言っている。朝のミーティングでその日の作業手順は打合せ済みなので、余計な行動は危険をはらむだけではなく施工計画にも影響する。必要な場合は職長の了解をとってもらうことをお願いしている。
――これまでどんな仕事に従事されたのですか
 弊社が携わる土木工事は一般土木と港湾土木。それぞれ作業内容は全く違っており、約30年間のキャリアがある。港湾土木は地に足が着いていないこともあって非常に特殊な仕事。若い頃、波が荒い時などは台船(作業船)からバランスを崩して海の中に落ちたこともあった。そんな経験が安全衛生活動の教訓として活きている。
――今後の取り組みについてお願いします
 まずこれからも無事故無災害を貫くことが重要だ。そのためには危険をなくすことで、我々のスローガンは「危険ゼロ」。危険なところに近づかないよう徹底していきたい。労務者の方々も高齢化しているので、その対策についても考えていかなければならないと思っている。  
2007.10.25掲載

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