秋の叙勲で旭日双光章を受章した
(株)戸上建設 代表取締役会長 戸上英一氏


戸上英一氏 小学生の時「建設業をやりたい」という夢を抱く。高校で建築科を専攻し、卒業後、地元の建設会社に。「いつか自分の会社を」という強い思いで一心不乱に仕事に打ち込み、25歳で自ら会社を興した。
 もちろん公共工事をすぐに受注できるものでは無かった。しかし、1件の林道開設工事をきっかけに状況が一転する。岩石がごろごろあり、しかも急斜面なため重機を使うのも困難な県境の現場。誰もが入札を辞退するなか請け負った。
 最初は、ただただ唖然として立ち尽くし、猪と出会いながらも社員一丸となって懸命に工事を進めた。まもなく、その仕事ぶりを見ようと同業者が現場を訪れるようになり「林道工事なら戸上さんのところに」という評判が広まる。以後、あちこちで林道工事を手がけることになった。「危険な現場でヒヤリとすることもあったが、多くを学ばせてもらった」。戸上建設の原点だ。
 建設業協会の理事、鹿本支部長に就いてからは、協会と地域のために尽力する。菊池川が氾濫し山鹿市街部が浸水した大水害の時には、仕事もそっちのけで復旧活動に。鹿本建設会館の建設計画では、反対意見もあるなか、会員の意見をまとめ建設に漕ぎ着ける。
 次代を担う若者には「努力と融和をもって、忠実に仕事をこなしていけば、自ずと人に信用されるようになる。厳しい業界ではあるが、それは今も昔も変わらない。頑張れ」と応援する。
 県外大手の建設会社に孫が勤務。「跡継ぎがいて楽しみですね」との問いに「こんな時代だから都会がいいのでは」と地域建設業の現状を憂う。昭和6年生まれの74歳。山鹿市石在住。
2005.11.24掲載

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