阿蘇地域振興局 25日に供用開始                             平成20年3月27日新聞掲載
 阿蘇地域振興局が、平成13年度から事業着手している国道387号地域連携推進改築事業「西里バイパス」の2工区(L770b)が25日午後1時に開通した。小国町西里の大分県境と同町戸井の口を結ぶ全長2520bの幹線道路。同振興局では、全線開通に向け、残る1工区(L1300b)についても今後、着実な整備を図っていく方針だ。


芹原大橋、七曲トンネルなど770m
 国道387号地域連携推進改築事業「西里バイパス」は、13年度に事業化。現道の幅員が狭く、見通しの悪い線形が連続しているなど車両の通行に支障を来していることから全幅10bの2車線道路を整備し、安全性を確保する。また全線開通すると、所要時間が約10分短縮する見込み。
 総事業費は約25億円。計画区間は、小国町西里の大分県境と同町戸井の口を結ぶ全長2520b。県境側から1300bを1工区(改良区間)、戸井の口側から770bを2工区(新設区間)に設定。一部区間450bについてはバイパス化が決まる前に整備を終えている。進ちょく率は事業費ベースで約96%(19年度末見込み)。
 今回開通した2工区(770b)は15年度から工事をスタートし、20年3月に完成。事業費約18億円を投入し、道路新設404bと主要構造物の芹原(旧西里)大橋226b、七曲(旧西里)トンネル140bを建設した。構造物の内容は、橋梁の上部工が6径間ポステン連結T桁橋。下部工がA1橋台・逆T式、A2橋台・箱式、P1〜P5・張出式橋脚。トンネルは、NATM工法で掘削した。
 未開通区間の1工区(1300b)の事業費は約7億円。15年度から着手し、これまでに県境側から400b区間の暫定盛土工を実施した。現在は、6月をメドに軟弱地盤個所の載荷盛土工5万8000平方b(約300b)と水路断面確保のためボックスカルバート(約30b)の設置を進めている。
 阿蘇地域振興局は、近く暫定盛土区間を含む1300bの道路改良に着工する。20年度は1300bの舗装工事に取り組み、1工区間の整備を終える考え。全線の供用開始は21年4月を予定している。





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〜供用開始に寄せて〜
熊本県阿蘇地域振興局 黒田幸一局長
 国道387号は、大分県宇佐市と熊本市を結ぶ146`の国道であり、全国有数の観光地である中九州地域において、地域間の交流や連携を図るうえで大変重要な幹線道路です。
 今回開通する西里バイパス区間(770b)は、現道の幅員が約4bと狭いうえに、通称「七曲」と言われるカーブが連続しており、交通の難所となっていました。このため、平成13年度から国道改良事業により芹原大橋(226b)や七曲トンネル(140b)の建設など、隘路の解消に取り組んできたものです。今回の一部供用開始により、同区間の安全で快適な交通が確保されるととともに、路線延長も約1`ほど短縮されることとなります。
 また、残りの大分県境までの未改良区間1・3`についても、早期の全線開通を目指して事業を推進しているところであり、これらの道路の整備は、今後、小国地域の産業、経済、観光等の振興に大きく寄与するものと期待しております。
 最後になりましたが、開通に当たって、格段のご協力をいただきました地権者、関係行政機関の皆様に心から感謝申し上げますとともに、優秀な施工技術を発揮いただいた工事関係者の皆様のご尽力に対し、御礼申し上げます。

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