肥後技研、森工業、木崎建設は3度目        平成21年8月6日〜10月8日新聞掲載
 熊本県は7月31日、平成21年度「熊本県優良工事等表彰者」を発表した。県が発注した20年度完成工事を対象に審査したもので、20件を優良工事として決定し当該工事の施工業者と現場代理人・主任(監理)技術者25人を表彰した。
 施工者の技術力を積極的に評価し、他の模範となる特に優良な工事を施工した者を表彰することで、技術と施工意欲の更なる向上を図るとともに、当該施工者の社会的評価を高め、建設産業の振興に繋げる狙い。18年度からはじめ、今回が4回目。


土木部、 農林水産部、 教育庁、 県警本部所管から20社25人
工事成績80点以上の約300件から選定
 選考の対象となったのは、県内業者(JVを除く)が施工した請負金額250万円超、工事成績評定点80点以上の県発注工事。ただし、施工業者が前年度と前々年度に完成した県発注工事で、評定点65点未満の工事があった場合や、監督処分・指名停止措置を受けた場合、事故報告があった場合などは除く。
 これまでは、品質、施工管理、安全対策、高度技術、創意工夫、環境対策―の6部門ごとに優良工事を決めていたが、今回から「農林水産部所管」「土木部所管」「その他の知事部局所管」「企業局所管」「教育庁所管」「県警本部所管」―の6部門とし、発注金額や発注件数等を参考に部門毎の表彰件数を決めるよう改正した。
 20年度に完成した請負金額250万円を超える県発注工事は約3000件。このうち、工事成績評定点が80点以上の工事約300件について内容を審査した。今回表彰者の部門ごとの内訳は、農林水産部6件、土木部12件、教育庁1件、県警察本部1件。発注機関別では、阿蘇地域振興局が5件と最も多く、次いで鹿本地域振興局と芦北地域振興局が各3件、菊池地域振興局は今回が初めて。
 今回、表彰者のうち、肥後技研梶A叶X工業、竃リ崎建設―の3社は3度目。諫山工業梶A叶剿{建設、大仁産業梶A坂田建設梶A株g多野建設、株後建設社、渇コ村組―の7社は2度目の表彰となった。現場代理人と主任(監理)技術者はすべて初受賞。
 県庁行政棟新館2階AV会議室であった表彰式には、施工業者の代表者らと現場代理人・主任(監理)技術者が出席した。村田信一副知事が、蒲島県知事のお祝いの言葉を代読。表彰部門ごとの代表者・現場代理人・主任(監理)技術者に表彰状を授与し、1階ロビーで受賞者とともに記念写真を撮影した。


 
蒲島知事からお祝いの言葉
 本当におめでとうございます。心からお慶び申し上げます。常日頃の皆様方の技術、品質の向上、安全管理での高い意識が、今日の表彰に繋がり、是非、誇りとしていだければと思っています。
 公共事業の執行にあたりましては、条件付一般競争入札の導入や、価格と品質を総合的に評価する総合評価方式を導入するなど入札制度の改革に取り組んでおります。こういった状況のなかで、今日、優良工事等表彰を受けられたわけで、まさに他の模範となる工事、責任者の方々を表彰することで、施工者の社会的な評価を高めて建設業界の振興に努めようとするものでございます。また、施工者だけでなく、優良工事を技術、現場管理の両面から支えられた主任技術者等の方も表彰させていただきました。
 総合評価方式では、本日の表彰実績を評価点に加算することで皆様のご努力を高く評価させていただきたいと考えております。今回の受賞を機にさらに研鑽を積まれ、今後とも他の模範となるような工事を施工していただくように切にお願い申し上げます。生まれて良かった、住んで良かった、これからもずっと住み続けたい熊本を作るためにも皆様方のご努力が生かされていくものと思いますので、是非ともご協力をお願いします。
最後に、皆様方のご発展とご健勝を心からお祈り申し上げ、お祝いのご挨拶とさせて頂きます。
=表彰式でのあいさつ(村田副知事代読)より抜粋
<09年8月6日号12面>

鰹助建設(菊池市) 
菊池管内予防治山事業火山地域第4号工事

高木 聖一氏(現場代理人・主任技術者)

――常に崩落や落石などの危険と隣り合わせだったとか
 険しい山間部での落石防止工事でしたが、今回は、浮石が多く見つかったことから、1日の作業前には目視やハンマー等で必ず調査し、危険な個所があれば、アンカーとワイヤーロープで固定してから取りかかりました。現場直下には道路や家屋もありましたので、第3者に対する配慮も常に考え、安全対策に神経をすり減らした業務でした。
――評価につながったのは何だと分析しますか
 早い施工≠フ実現と思います。その一つとして、資材運搬に使用するモノレールの延長を当初計画より延伸することを提案し、結果、円滑な作業で施工期限のおよそ3カ月前に竣工検査を受けることができました。地元住民の方は早期完成を望んでいましたし、要望に応えることができ大変嬉しいです。
 また、社員、協力会社の力なくして受賞はないと考えます。私一人では到底無理なこと。すべての人に感謝したいですね。
――仕事上心掛けていることは
 業界に入り26年間、様々な現場に携わりましたが、いつも誠意をもって、相手のことを考えながら仕事に取り組むことを忘れません。地元をはじめ、発注者、作業者のそれぞれの思いを汲み取る…。顔と顔をしっかり合わせ、話し合うことが大切です。

【工事概要】
 ▽場所/菊池市龍門字中片地内▽概要/落石防止工(固定工)ロープ設置1182・3平方b、落石防止工防護柵152b▽着工/平成20年8月12日▽竣工/21年3月10日
〈09年8月24日号2面〉

株注サ組(相良村) 
球磨工業高校運動場北側法面改修工事

西 真次氏(現場代理人・主任技術者)

――特に安全管理に留意されたとか
 現場直下にある道路を通しながらの作業でしたので、大型土嚢を用いるなど落石や飛石による事故防止対策を徹底しました。工事期間中、隣接する個人所有の畑を借用したのですが、地権者の方との交渉なども貴重な経験になりました。
――工業高校という現場ならではの取り組みもあったそうですね
 建設工学科の生徒さんを対象に、現場見学会や工事説明会、安全帯の着用体験などを実施しました。みんな興味深そうでしたよ。校内の掲示板にも、工事スケジュールや完成予想図などを紹介した工事ニュースを貼ってもらうなど、業界のアピールにも努めました。
――西さんご自身も球磨工業高校のOBだとか
 平成9年に土木科(現・建設工学科)を卒業したのですが、まさか母校の工事に携わるとは、夢にも思いませんでした。私が教わった先生もいらっしゃったので、不思議な気持ちでしたね。工事を終えた時は、正直ホット≠オました。
――今後の抱負などお聞かせ下さい
 2回、3回と優良工事の表彰を受章したいですね。そのためにも、より一層の技術力向上を図り、地域の方とのコミュニケーションを大切にしながら、与えられた一つひとつの仕事を大切にしていきたいと思っています。
【工事概要】
 ▽場所/人吉市城本町800▽概要/掘削工1100立方b、モルタル吹付816平方b、簡易吹付法枠600平方b、排水工31b▽着工/平成20年12月24日▽竣工/21年3月27日。
〈09年8月27日号2面〉

長田建設(大津町) 
宇城警察署城南交番新築工事

石井 直良氏(現場代理人・主任技術者)

――局面の屋根が目を引きますね
 この建物の特徴です。構造が平面・立面的に出入りが多いうえ、局面の勾配屋根ということで、構造計算の確認に予想外の時間が掛かり、着工が1カ月遅れてしまいました。
 県警本部や設計・監理事務所担当者と問題点を協議。打合せを繰り返し、指導を受けながら、無事、工期内に発注者の竣工下検査を終えることができました。
――その他に苦労された点は
 建物の外壁は、コンクリート打ちっ放しに吹付仕上げ。内壁がコンクリート打ちっ放しに塗装。階段床もコンクリート一発仕上げと、品質の精度を求められていました。そのため、技術力のある下請業者の選定にも配慮しました。
――これまでの経歴を
 準大手建設会社の大阪支店に勤めた後、県内の建設会社に入り、一級建築士の資格を取得しました。今の会社に勤務して3年になります。現場代理人・主任技術者等を任せられるようになって約30年。その間、公共工事や民間工事など多くの現場を経験させて頂きました。
――今回の受賞について
久しぶりに担当した県発注工事で、このような表彰を受け自信になりました。今後も、安全管理や品質管理に努め、施工管理能力を高めて、会社に貢献していきたいと思っています。
【工事概要】
 ▽場所/下益城郡城南町下宮地新田455ノ5▽概要/建築工事1式(電気・機械設備含む)、RC造2階建延べ127・45平方b▽着工/平成20年9月25日▽竣工/21年3月13日。
〈09年8月31日号2面〉

給繻專y木(山鹿市) 
菊鹿東部1期地区農業集落排水事業第1号工事

児玉 将晃氏(現場代理人・主任技術者)

――工事を振り返って苦労された点は
 当初から工期が短く、落成式と供用開始の日程が決まっていたので、遅れることが出来ない状態での着工でした。現場が輻輳し、多い時は工事3件、元請9社での作業でしたから、発注者と施工業者での定例会、施工業者だけでの工程会議を毎週実施し、お互いの工程が順調に進むようにしました。雨も非常に多く苦労しましたが、一日も早い利用を待ち望んでいらっしゃる地域の方々の顔を思い浮かべながら施工しました。
――仕事上心がけていることはありますか
 若かった頃は、安全への配慮や施工上の注意点など厳しく言ってばかりいたこともありましたが、今は現場に任せています。現場の状況を一番知っているのは作業者の方。信頼関係の中で良好な作業環境をつくりだすように心がけています。
――今後の抱負などお聞かせ下さい
 建設業に携わって約20年。平成12年に一級土木施工管理技士の資格を取得して河川や道路などの工事に携わってきましたが、一つとして同じ作業環境、施工内容の現場は無く、新技術や新工法への対応など、まだまだ勉強の連続です。今回の受賞は、発注者と現場作業員の方の協力のおかげ。経験を積み重ねて技術を取得して、また受賞できるように頑張ります。

【工事概要】
 ▽場所/山鹿市菊鹿町木野地内▽概要/U型側溝布設222b、植栽工一式、場内アスファルト舗装工1816平方b▽着工/平成20年10月16日▽竣工/20年12月10日。
〈09年9月3日号2面〉

興亜建設工業(長洲町) 
大開地区経営体育成基盤整備事業第1号工事

西辻 大樹氏(現場代理人・主任技術者)

――施工にあたって地元と綿密に打ち合わせたとか
 地域住民や農業従事者が利用しやすい道路を造るため、施工前に10回ほど話し合いの場を設けました。「路肩の砂利部分まで全て舗装してほしい」「整地もしてもらいたい」などの要望を受け、発注者と協議した結果、工事内容を変更して舗装範囲の一部拡大や整地工を追加しました。手間はかかりましたが、その分地域に貢献できたと自負しています。
――その他に苦労された点は
 工期が農繁期と重なり、工程調整が大変でした。パイプライン置換工もあり、期間が短かったので、沈下しないようにするのが大変でした。対策として、水田に水が入っていないか点検したり、転圧を頻繁に行いました。
――経歴と今後の抱負を聞かせてください
 平成18年から現場代理人として農業土木などに携わっています。まだ経験も浅く、今回の工事では多くのことを勉強させてもらいました。受賞ももちろん嬉しいですが、地元住民から「走りやすくなった」などと感謝してもらえたことが何よりの励みになっています。今後も、社訓である「熱意・誠意・創意」を念頭に社員一丸となって高品質の施工を行い、地域の皆さんに喜んでもらえるよう努力していきたいです。
【工事概要】
 ▽場所/玉名市横島町大開地内▽概要/表層工延長2400b、厚み4a、面積1万889平方b、区画線工4893b、整地工一式▽着工/平成20年5月26日▽竣工/20年12月26日。
〈09年9月7日号2面〉

竃野組(芦北町) 
二十五(A)急傾斜地崩壊対策工事

田中 誠也氏(現場代理人・主任技術者)

――現場の印象は
 現場は危険個所ということもあり、工事期間中の安全対策に万全の注意を払いました。30数戸が集まった小さな集落で、このうち今回の対策工の対象となったのは8戸。区長さんをはじめ地元民の協力により、スムーズに完了できたことが何よりも有り難いことです。
――特に気遣った点は何ですか
 狭い町道を利用しての資材搬入だったので、住民との話し合いを十分にとることに努めました。大型車が通れない個所もあり、住民も含め現場が一体となって連携したことが良かったと思います。何より地元の協力があったのは、弊社が長い年月で培ってきた地域貢献という財産≠ェあったことも大きいでしょう。
――独自の組織も組み上げられたと
 今回の工事では、芦北地域振興局管内で点在する急傾斜地崩壊対策事業だけでの安全協議会をつくって統一した技術、安全対策等に取り組みました。発注者の意向を各現場に伝えるとともに、メンバー間で交流することもでき、自分の現場にないものを発見できたことは非常にためになりました。
――経歴をお願いします
 地元の高校を卒業後、自動車関連会社を経て、東海道新幹線の保線に従事したこともあります。7年前にUターンして、この会社にお世話になっています。先輩の指導を仰ぎながら現場技術を磨いているところです。花嫁も募集していますが、こればっかりは先輩の指導では…?。
【工事概要】
 ▽場所/芦北町立川地内▽概要/斜面対策工・施工延長184・1b、擁壁工(重力式)109・1b、擁壁工(もたれ式)50・5b、簡易吹付法枠工302平方b▽着工/平成20年9月18日▽竣工/21年3月27日。
〈09年9月10日号2面〉

轄r木建設(菊池市) 
菊池東部地区中山間地域総合整備事業第2号工事

高山 杉雄氏(現場代理人・主任技術者)

――現場の地形に合った施工提案をされたとか
 起伏の激しい地域で田面の高低差が大きくなるため、土の配分、高盛土工の施工、排水路の設置等に十分留意しました。
 特に、排水路の落差工(ほ場間の落差)については、高低差が大きい場合、開水路では区画割したほ場面に隅切りが発生し、狭小面積による営農支障も懸念されます。従って、暗渠管の使用を発注者、地権者に提案し、真四角に整った、使い勝手の良いほ場を造り上げました。
――管理において工夫したことは
 現場の高さを加味し、トータルステーション(TS)の三次元座標管理を導入。測量・丁張出しや出来形管理の作業がスムーズになったほか、完成図面の作成、三次元対応ソフトによる法面展開図の作成などが容易に早く出来ました。
 TSを用いた出来形管理は、国土交通省が推進を訴えていますし、今後更に県内の工事で導入・拡大が進めばと思います。
――受賞の感想を
 既成概念に囚われない施工と管理を目指したことが評価につながったようです。業界は、総合評価方式など技術重視へと変わりつつあり、そのような中、受賞は会社の財産。私自身もこれに満足することなく、更に向上心を持ち、スキルアップに励むことを今後も忘れません。
【工事概要】
 ▽場所/菊池市木庭上原地内▽概要/区画整理工4・6f▽着工/平成20年10月1日▽竣工/21年3月24日
〈09年9月17日号2面〉

叶剿{建設(阿蘇市) 
黒川都市広域基幹河川改良工事他合併

井 英樹氏(現場代理人)・佐藤 勝克氏(主任技術者)

――品質管理など苦労された点は
 冬場でのコンクリート打設でしたので、ひび割れなどが出ないよう養生作業には特に気を使いました。工期的にも厳しい現場でしたので、矢板工事を2班で作業するなど知恵を出し合い工期短縮を図りました。無事故で竣工することが出来たのも、協力会社など携わった作業員の方々の高い安全意識のお陰です。
――地域住民の方と積極的にコミュニケーションを取られたそうですね
 川の大切さを改めて知ってもらいたいと思い、色々と企画しました。地元の阿蘇西小学校には環境美化標語を募集し、選ばれた川をきれいに≠護岸ブロックに設置しました。ブロック張に着色したブロックを使用し、文字を作りましたが、阿蘇地域では初めての試みだそうです。児童や先生から「思い出に残る」と喜んで頂けたことが印象に残っています。
 地域住民の方には、広報紙『無田遊水地だより』を毎月1回発行しました。どんな工事をしているのか、進ちょく状況、現場スタッフの紹介などを掲載。計5回発行しましたが「顔が見えて安心できる」などの声を頂いています。
――今後の抱負などお聞かせ下さい
 今回の受賞には驚いています。この賞を励みに新技術の勉強、資格取得などスキルアップを図り、今後も地域の方や発注者の方に喜ばれる誠実な仕事をしていきたい。[井]
 今の若い人は私達の時代に比べ、デスクワークが増え、現場での経験が少ない気がする。学んだ技術と現場には誤差があり、一つとして同じ現場はありません。これからは後進の指導に力を入れ、井君のような優秀な人材を育てていきたい。[佐藤]
【工事概要】
 ▽場所/阿蘇市赤水▽概要/鋼矢板護岸182・3b、コンクリート打設1075立法b、張ブロック1188平方b、かごマット519平方b、根固めブロック355個▽着工/平成20年9月3日▽竣工/21年3月25日。
〈09年9月21日号2面〉

株後建設社(小国町) 
蛭石川砂防激甚災害対策特別緊急工事

田中 弘法氏(現場代理人)・北野 初喜氏(主任技術者)

――平成17年の激甚災に指定された現場でしたが
 想像以上に倒木や落石が多く、安全管理の周知徹底を図ることが最初の作業でしたね。施工期間も梅雨時期と重なり、2次災害の恐れもありましたから。作業も増水により型枠が流されるなど出戻りが多く、工程を組み直すことも度々あり、自然と向き合いながら作業する難しさを思い知らされた現場でした。
――地域住民から感謝状を頂いたと
 現場周辺に民家は無かったのですが、近くの農道が崩れ、利用出来ない状態でした。このため、受注工事には盛り込まれていませんでしたが、農道70bの復旧作業も行いました。自社の理念に掲げる「地域社会発展への貢献」を果たしたと思いますし、地域の方に喜んでもらえたことが何よりです。
――自然保護にも取り組まれたようですね
[田中]蛭石川には、ヤマメが生息し、釣りシーズンになると県内外から多くの人が訪れます。釣人らが山に入った時、突然、砂防ダムが目に入るので、景観に配慮して植樹や芝張などを施しました。また、現場周辺にはヤマメの稚魚が生息していましたので、作業員に協力してもらい上流に放流しました。釣りが趣味な私にとって、自然保護に協力できたことを嬉しく思います。
――受賞の喜びを
[北野]自社に勤めている息子が2年前にこの賞を受賞しています。まさか、親子で受賞できるとは思いませんでしたので、大変驚いています。まだまだ息子には負けられないという気持ちがあります。体が続く限り、地域や会社に貢献できるよう頑張っていきたいです。
【工事概要】
 ▽場所/阿蘇郡小国町上田▽概要/透過型砂防えん堤1基=堤長72b、堤高8・5b、コンクリート量1901立方b▽着工/平成20年1月22日▽竣工/20年12月24日。
〈09年9月28日号2面〉

大仁産業(南小国町) 
国道442号地域連携推進改築(道路改良)工事

佐藤 旭氏(現場代理人)

――評価につながった点は何だと思われますか
 要望に対する対応の早さだと自負しています。どの現場でもそうですが、行政との橋渡し役だと思って、施工中は週に2〜3回ほど地域住民の方を訪ねています。そういった活動によって苦情もなく、工期内に完成出来たことが評価されたものだと感じています。
――どんな要望がありましたか
 現場周辺には温泉宿が点在しており、工事による排水を温泉に流れ込ませないでほしいとのことでした。このため、排水個所に土嚢を積み上げ沈砂地を造り、流出を抑制しました。さらに工事個所では湧水もあり、仮設U字溝や暗渠排水工の設置で対応しました。騒音や交通災害への配慮にも気を配りました。
――エコ活動にも取り組まれているそうで
 作業中に発生する大きな石などは出来るだけその現場で再利用しています。それにより産廃費用を抑えられるなどの相乗効果も生まれています。社内では、町内外から廃油や天ぷら油を回収し、バイオ燃料(BDF)を製造しています。現在、2dトラックや社用車などに使用していますが、1年分は十分まかなえています。微力ながら、建設業として地球環境に貢献できるよう今後も取り組んでいきたいと思っています。
――受賞の喜びを
 私以上に家族が大変喜んでくれました。近々、お祝いをしてくれるそうで照れくさいです。今は、1級土木施工管理技士の試験に向け勉強中ですが、合格して二重の喜びを味わいたいですね。
【工事概要】
 ▽場所/阿蘇郡南小国町満願寺▽概要/掘削工1万940立方b、路体盛土工3255立方b、路床置換3260平方b▽着工/平成20年2月6日▽竣工/20年9月30日。
〈09年10月1日号2面〉

渇コ村組(西原村) 
阿蘇管内特定流域総合治山事業(火山地域)第8号工事

坂本 雄二氏(現場代理人・主任技術者)

――山間部での災害復旧工事でしたが
 着工して約1カ月間は積み重なった流木・倒木の処理を行ったのですが、チェンソーを使っての作業は特に気を配りました。木が跳ねて怪我をする危険性がありましたので、毎朝のミーティングでKY活動を実施したり、作業を行う際には必ず声を掛け合うなど安全管理の周知徹底を図りました。
――その他注意された点は
 雨が降れば、数時間後には上流から大量の水が流れてくると地元の方から聞いていましたので、作業道具などの整理整頓を常日頃から行うよう指導しました。私が若い頃に資材などを流された経験がありましたので。
――評価につながったポイントは
 普段から心がけている早く綺麗に≠実践できたことだと思います。発注者の方も大変熱心に指導され、携わった全ての人が良いものを造ろうという雰囲気が現場にはありましたね。完成後に発注者の方から「これまで見たことが無いくらい良いものが出来ている」と言われた時は嬉しかったです。
――経歴や今後の抱負をお願いします
 入社21年目になります。これまで道路、河川、急傾斜地崩壊対策、橋梁など数多くの現場に携わってきましたが、どれも思い出深い工事ですね。今回の受賞を励みに、今後も地域の方に喜ばれる仕事をしていきたいです。
【工事概要】
 ▽場所/阿蘇郡小国町北里字天狗岩C▽概要/谷止工2基(1045・6立方b)、山腹工0・03f▽着工/平成20年3月18日▽竣工/20年10月30日。
〈09年10月5日号2面〉

叶ヤ城商会(天草市) 
上島中央2期地区広域営農団地農道整備事業第11号工事

泉博 康氏(現場代理人)・宮本 真吾氏(主任技術者)

――苦労した点はありますか
 現場は、施工ヤードが狭く勾配があったため、大型車両が入りづらい状況でした。少しでもクレーン車両やポンプ車両を施工地点まで近づけるために、土のうを積み重ねて足場を確保しました。
 また、埋め戻し作業では、土のうに入れた土砂をクレーンで吊しながら少しずつ運搬するなど、多くの手間と労力が伴いました。
――徹底した施工管理だったとか
 橋梁などの重要構造物は、綿密な施工管理が求められます。県の管理基準値では、高さや幅など他の業種よりも厳しく設定されていますが、社内の基準値を更に厳しくしたことで、高い品質を確保することができました。
――施工期間中は地域貢献活動をされたとか
 広域農道での路面清掃や草刈り、地山崩壊個所での復旧作業に取り組みました。この他、地元住民からの要望で、立木伐採や雑石運搬なども行いました。
――今後の抱負は
[泉]今回の表彰に満足することなく気を引き締めながら、今後も完成度の高い仕事をしていきたいです。
[宮本]再度表彰されるように、多くの現場を経験してスキルアップを図っていきたいです。
【工事概要】
 ▽工事場所/天草市有明町楠甫▽概要/A1橋台土工一式(床堀、基礎整正、埋戻他)、A1橋台橋梁下部工一式(躯体コンクリート、均しコンクリート他)、法面保護工(植生シート人工張芝)▽着工/平成20年6月18日▽竣工/平成20年10月31日
〈09年10月8日号2面〉

表彰者は次のとおり(敬称略)
施工業者名 現場代理人 主任(監理)技術者 表彰部門 工事名 発注機関
諫山工業 上村 剛正 同左 土木部所管 田迎木原線緊急地方道路整備(木部川橋床版工)工事 熊本土木事務所
肥後技研 福岡 亮 大鶴 好之 土木部所管 熊本高森線単県舗装補修(臨道債)工事 熊本土木事務所
興亜建設工業 西辻 大樹 同左 農林水産部所管 大開地区経営体育成基盤整備事業第1号工事 玉名地域振興局
給繻專y木 児玉 将晃 同左 農林水産部所管 菊鹿東部1期地区農業集落排水事業第1号工事 鹿本地域振興局
株g多野建設 松永 元男 同左 土木部所管 上内田川総合流域防災事業(舗装)工事 鹿本地域振興局
挙。掛建設 松嶋 洋一 同左 土木部所管 国道325号沿道環境改善(梶屋橋舗装工)工事 鹿本地域振興局
鰹助建設 木 聖一 同左 農林水産部所管 菊池管内予防治山事業火山地域第4号工事 菊池地域振興局
轄r木建設 高山 杉雄 同左 農林水産部所管 菊池東部地区中山間地域総合整備事業第2号工事 菊池地域振興局
渇コ村組 坂本 雄二 同左 農林水産部所管 阿蘇管内特定流域総合治山事業(火山地域)第8号工事 阿蘇地域振興局
叶剿{建設 井 英樹 佐藤 勝克 土木部所管 黒川都市広域基幹河川改良工事 他合併 阿蘇地域振興局
叶X工業 若宮 誠二 同左 土木部所管 山内川野川砂防激甚災害対策特別緊急工事 阿蘇地域振興局
株後建設社 田中 弘法 北野 初喜 土木部所管 蛭石川砂防激甚災害対策特別緊急工事 阿蘇地域振興局
大仁産業 佐藤 旭 権藤 豊高 土木部所管 国道442号地域連携推進改築(道路改良)工事 阿蘇地域振興局
太陽開発 角心 昭 同左 土木部所管 八代港統合補助金(港湾施設改良費統合補助)浚渫工事 八代地域振興局
坂田建設 河路 博 同左 土木部所管 水俣港港湾公害防止対策(土砂処分場)工事 他合併 芦北地域振興局
竃野組 田中 誠也 同左 土木部所管 二十五(A)急傾斜地崩壊対策工事 芦北地域振興局
竃リ崎建設 瀧本 隆盛 同左 土木部所管 佐敷港統合補助金(港湾施設改良費統合補助)工事 芦北地域振興局
叶ヤ城商会 泉 博康 宮本 真吾 農林水産部所管 上島中央2期地区広域営農団地農道整備事業第11号工事 天草地域振興局
株注サ組 西 真次 同左 教育庁所管 球磨工業高校運動場北側法面改修工事 教育庁施設課
長田建設 石井 直良 同左 県警本部所管 宇城警察署城南交番新築工事 県警本部会計課

[目次]