橋梁のジョイント部に使用する新しい工法                 平成19年8月30日新聞掲載
−国内初、山王(株)が試験施工

 橋梁のジョイント部に使用する新しい工法が、県道熊本港線の熊本港大橋近くでこのほど公開された。国内で初めての試験施工で、道路管理者の熊本土木事務所をはじめ、北海道や長崎、宮崎の業者らが視察した。施工は熊本市の山王(株)。
 この製品は、「マトリクス502」というアスファルト質のプラグ式ジョイント。弾力性があるのが最大の特徴で、従来のアスファルト質のプラグタイプに比べ優れた保持性と耐久性を持っているという。アメリカのフリーウエイでも使用されており、施工後6年経過しても、クラックや段差が発生しないことが証明されている。
 施工手順は、バックアップ材を挿入後、プライマーを塗布し、遊間プレートを設置。マトリクスバインダー骨材を投入・転圧し完了。マトリクス502のバインダー骨材の調合は専用の機械で温度管理され、一定の品質が確保されている。
 山王鰍ナは「コストをかけずにジョイント部を改良する画期的なもの。まだ試行段階だが、実績を重ね、この工法のよさをPRしていきたい」と話す。
 ジョイント部は、走行時の快適性を妨げるだけでなく、騒音の発生、雨水浸透による劣化の促進など、道路管理者にとって頭の痛い問題。この解決策の一つとして期待される。


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