新幹線開業後に活発化!                           平成22年1月1日新聞掲載
平成28年度の完成目指し14年度から促進中、総事業費約550億円
 九州新幹線鹿児島ルートが平成23年春の全線開業に向けて工事が進む一方で、在来線の高架に向けた動きが活発化している。在来線の高架化は、平成28年度の完成を目指し14年度から事業促進中で、市街地での踏切による交通混雑解消を図る狙い。総事業費は約550億円。これまで用地買収、2次仮線の発注を終えており、新幹線開業後の23年度からは一般部の構造物建設に本腰を入れる見通しとなっている。

 鉄道高架化(JR鹿児島本線等連続立体交差等)事業は、鹿児島本線の北島踏切から坪井川橋梁付近までの約6`と、豊肥本線の熊本駅から坪井川橋梁付近までの約1`が対象区間。構造形式は、一般部がラーメン高架橋・桁式高架橋(複線)。駅部は、熊本駅がラーメン高架橋(島式2面6線)、上熊本駅が桁式高架橋(島式1面2線)。熊本県が事業主体となってJRに委託して工事を進める。
 現在、鹿児島本線は1次仮線で運行しており、23年度までには新幹線高架下に2次仮線を施工する計画(発注済み)。高架構造物については、在来線を運行しながらの施工条件であるため、既に熊本駅部について基礎を施工中。一般部の施工については新幹線開業後の23年度から本格化するもよう。
 今後の整備スケジュールは、鹿児島本線で23〜25年度上り高架橋施工、25年度上り線切替、26〜27年度下り線高架橋施工、27年度下り線切替。豊肥本線は、28年度に高架橋施工・切替―を予定している。この連続高架に伴い、除去される踏切・陸橋・地下道は、鹿児島本線17カ所、豊肥本線3カ所の計20カ所。一方、新設される交差道路は、鹿児島本線13カ所、豊肥本線2カ所の計15カ所にのぼるという。

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