熊本県瓦工業組合 エコガーデニングを製作                 平成22年2月8日新聞掲載
ものづくりフェアにあわせて出展
 県農業公園で開催中のものづくりフェア(熊本県職業能力開発協会青年部主催)にあわせて出展された『廃瓦を利用したエコガーデニング』が話題となっている。県内の瓦事業者40社でつくる熊本県瓦工業組合(大矢野種康理事長)が製作したもので、来場者からは「きれい!」「このようなガーデニングは初めて見た」「一般家庭でも施工可能か」―などと好評を博している。
 ガーデニングは、公園の一角(旧食堂裏)約15坪の広さに桟瓦や丸瓦、のし瓦などおよそ1000枚を使って製作。旅≠テーマに羅針盤や山、魚と亀、波をあしらった海などを色とりどりの瓦で表現している。同組合青年部の瓦楽会が主体となり1週間で作った。
 製作のきっかけは、組合のPRを兼ねたエコ活動への取り組み。組合企業の倉庫には変形した瓦や割れた瓦など市場に出せない廃瓦が多く眠り「産廃が減らせ、何か環境に優しいことはできないか」(大矢野理事長)と思いついた。また住宅着工が減少する中で、今後は屋根だけではなく、組合員の新たな活路を見い出すために取り組んだ。
 大矢野理事長は「今回のガーデニングは大規模なものだが、畳1、2枚の小スペースでも可能。文化会館や図書館など公共の場で要望があれば見本施工したい」と話している。
 作品は常設され、ものづくりフェアの期間中以外の公園開園時も見学できる。








ガーデニング設計者の話
 岡本 泰文氏 (有)岡本シンホウ産業・甲佐町


癒しの空間を提供
 廃瓦を使ったガーデニングは九州でも珍しい。ほとんどの組合員が初めての試みで製作には苦労したが、羅針盤、海、山、通路など分野ごとに各企業の個性がぶつかり合って面白い作品ができた。
 また、今回の出展を皮切りに、組合内による一企業一作品の「瓦ガーデニングコンクール」も開催する。市場に反応があれば、ゆくゆくは製品として提案していきたい。
 瓦はもともと土から出来ているもの。瓦ガーデニングは眺めていて癒しの空間を提供できる。是非一度、農業公園に足を運んでほしい。

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